Vol.45 2007年12月24日号

新刊 「挑戦する酒蔵―本物の日本酒をもとめて」出版!!

世古一穂(金沢大学大学院教授 / (特非)NPO研修・情報センター 代表理事)

 

 酒蔵環境研究会(世古一穂代表幹事)が2年間かけて取材編集した「挑戦する酒蔵」(税込み1400円)が農山漁村文化協会(農文協)から出版されました。

 明治時代には全国で一万を超える酒蔵がありましたが、現在は千を切ってしまいました。一方、大手酒造メーカーは近代技術を駆使して米粒や米ぬかを使ったまがい物の"日本酒"を造っています。古来、杜氏や蔵人が培ってきた伝統の酒造技術はどこへ行ってしまったのでしょうか?

 東大名誉教授の坂口謹一郎氏は「日本の酒」(岩波新書)の中で米と麹から造られる日本酒を「一大芸術的創作」と評しています。

 本書では、伝統技術を守り続ける蔵、純米酒や熟成酒一本の蔵、まちづくりに賭ける蔵などを取り上げ、本物の日本酒の奥の深さや魅力、酒造技術の素晴らしさを紹介します。 ※本書の執筆は、酒蔵研の世古一穂(金沢大学教授)土田修(中日新聞記者)吉岡幸彦(姫路市職員)が、写真は写真家の中島秀雄が担当しま した。

■本書で取り上げた七蔵

 1、 全量純米宣言の蔵! 福光屋(石川県金沢市) 主な銘柄福正宗

 2、 毎日が大吟醸造り! 桝田酒造(富山県富山市) 主な銘柄満寿泉

 3、 アミノ酸で勝負だ! 大木代吉本店(福島県矢吹町) 主な銘柄自然郷

 4、 反骨の長期醸成酒! 白木恒助商店(岐阜県岐阜市) 主な銘柄だるま正宗

 5、 生もと造り一筋で! 大七酒造(福島県二本松市) 主な銘柄大七

 6、 スローフードの酒! 男山本店(宮城県気仙沼市) 主な銘柄蒼天伝

 7、 能登復興に賭ける! 数馬酒造(石川県能登町) 主な銘柄竹葉

  ※本書の注文は、〒160-0014東京都新宿区内藤町 1-6御苑ハイツ305、NPO研修・情報センター内、

  酒蔵環境研究会=tel:03(5363)9016、fax:03(5363)9026 、 sakagular@yahoo.co.jp =へ。

 お申し込みの際、@住所A氏名B注文冊数C電話・メールアドレス−を明記して下さい。

 

 



 

 

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