2. 東アフリカでの鳥インフルエンザを防ぐために警告が発せられた
Minister Alerts On Bird Flu
http://allafrica.com/stories/200510310927.html
Kigali ( ルワンダ ) 感染症を担当する健康国務大臣が国内の鳥インフルエンザの発生の可能性について公に警告を発した。病気が発生してから対策するよりも、発生を未然に防ぐほうが扱いやすいとして、鳥の輸入を禁止し、人々を支援する政策のフレームワークを作成した。
鳥の開始の迅速な報告は、鳥インフルエンザ発生を抑える適正な方法である。また、鳥インフルエンザが発生したら、抗ウィルスのワクチンを多量に獲得するとしている。
渡り鳥などを介して、東アフリカに鳥インフルエンザが到着する可能性があり、その場合には自然界や農場において広範囲に広がるかもしれないと最近言われている。
また、人々が動物のすぐ近くで暮らしているので、鳥類がウィルスに感染したら、人間の間で広がる危険性が高い。
ウィルスは調理で死ぬので、鳥インフルエンザにかかった鳥類の肉を食べても死ぬことはないが、鳥に触れることは人間にウィルスを感染させる可能性がある。また、怪死した鳥を報告せずに、食べてしまう可能性もある。
( all Africa.com より)
コメント 鳥インフルエンザが人間に感染し、新型インフルエンザに変化して、大流行をするという予想が立てられ、日本でも64万人の死者が予想されている。その数について賛否はあるだろう。今回はそのことには言及しない。
私がここで取り上げたいのは、薬の特許の問題である。開発途上国でエイズが流行しているなか、先進国ではエイズに対する薬が多数開発され、それを処方することでウィルスと共生することが可能になっている。それらの薬が高価なために、貧しい国々の人々は手に入れることができない。そのため、特許が切れた薬であるジェネリクス ( 後発医薬品 ) 薬を製造して使用したり、特許を無視して開発途上国の中で製造したりする動きが出ている。
鳥インフルエンザの流行に対しても、影響を小さくできるといわれる薬タミフルの備蓄に世界中の国々が奔走している中で、やはり貧しい国々では十分な備蓄ができないという問題が出てきている。
そのため、特許よりも人命を優先して、ローカルに製造を考えている国も出てきている。
医学は人の生命を守るために発展してきたものだが、多くの場合お金がある人たちが優先され、貧しい国々の人たちは病気が蔓延しても、薬どころか環境や栄養も劣悪な状態に置かれる。こういう状況を改善するのにめに、
NGP/NPO が力を発揮するのだろう。
|