3. There's Close Relationship Between Violence and Aids
http://allafrica.com/stories/200411290188.html
Nairobi (ケニア)
女性や少女に対する暴力はHIV/AIDSの感染に高い危険性がある。2003年のエイズレポートによると、女性と少女に対する暴力、及び女性の生活の現実を考慮に入れた包括的なHIV予防アプローチが不足しているという。この地域では、エイズ感染の57%が女性であった。女性は性的暴行、強姦などの危険にさらされており、また、若い女性は経済的な援助を受けるために年上の男性と性関係を持たされる。また、夫やパートナーからエイズを感染させられる女性も多く、これらの人たちは相手に対してコンドームの使用を申し出られないという。女性たちを様々な暴力から救い、男性が自分の行動に責任を持つことが、HIV/AIDSの予防には必要である。政府、開発パートナー、政策策定者などが暴力とHIV感染のリンクを考慮して政策を進めていかなければ、この問題は解決しない。
コメント
暴力とHIV/AIDSの広がりの関連性は、予想がつくことであったが、こういうふうにUNAIDSのレポートで述べられることで、解決に向けて少しすすむのではないかと期待する。感染症はその病気だけに対して対処療法的に扱っていても、解決しないのは自明の理である。特に、貧困、ジェンダーなどが絡むHIV/AIDSの感染の抑制はまず人間の関係性からリフォームしなくてはならない。そうは分かっていても、個人で行動するのはなかなか難しい。政府やNGO/NPO、国際機関などが揃って動くことで仕組みを作ることから人の気持ち、行動を変えて行くしかないと思う。
まず、啓蒙を、などといっていては、はっきり言ってHIV/AIDS対策では遅いのだ。ここで大きな問題は、女性が多く感染しているということだ。子どもを産む性である女性が感染で激減していく、また子どもに垂直感染させて行く、それで私たちの未来は拓けないのだ。
( all Africa .com より) |