「シーちゃん」だったはな その1

2001年1月21日、我が家に小さな家族が増えました。

この1年くらいの間、私が「犬ほしい〜」ってずーっと言ってた。
ホントは私はネコがほしかったんだ。ホントは。
でもダンナさんがネコアレルギー。決してネコが嫌いなわけではないんだけど、クシャミが止まんなくなっちゃう。気の毒なくらい・・・。
で、犬にしようということになったんだけど、住まいはペット禁止の古い団地。だけど暗黙の了解として「近所に迷惑をかけなければ大目に見ましょう」という空気のもと、結構な世帯の人が犬やらネコやら飼ってるのを知ってたから大して気にしなかったけど(^^;)

里親探しの会場に行ったこともあるし、ペットショップにもずいぶん行きました。
保健所にも行こうと思ったのですが、場所がわからず行かれずじまいで・・・。

そんな1月も下旬にさしかかった21日の夕方、何度かお邪魔していたペットショップにその日も行きました。デートコースのひとつのようなものです。 犬はほしかったけど、購入の予定はありませんでした。だって、普通に考えてデートで犬買ってきちゃうなんて事しないでしょ?
それに本当に飼うんだったら私はゴールデンレトリバーかポメラニアンがよかったんです。
大きい犬をヘッドロックして遊びたかったり、ポメラニアンみたいなふわふわに顔をうずめたかったんです。

なのに、なのに……、ダンナさんはある一匹のシーズーに目も心も奪われてしまいました。
「シーズーにこんなかわいい顔はいない!」と一目ぼれ。しかも「飼うなら絶対メス!」と決めていた彼。まさにもってこいでした。

ショーケースから出されたそのシーズーは、ほんとにおとなしく手のひらサイズで私やダンナさんの手の上でまったりしていました。
「これだけおとなしかったらうちでも飼えるね」とうれしそうなダンナさん。「この犬を逃したらこんないい犬にはもう会えないよ」と。
悩んだなぁ、30分くらいずっとそのシーズーを抱っこしたり顔見たり・・・。
私の悩みように、お店の人も「何度も来てくれてるからお二人を信用して1週間預けてもいいですよ」とまで言ってくれました。
だって15年くらい一緒にいるわけでしょ?私のほしかった子じゃないとかわいがることができないと思ってたんです。

だけどダンナさんの「この犬を逃したら・・・」という言葉に半ば納得してましたので、私もOKを出しました。
私は「あれだけすすめたんだから面倒はダンナさんがちゃんと見るだろう」と思っていました。
それなのに、あぁそれなのに・・・、「飼い主の名前はアナタでいいのね」って聞いたら「お前の名前かいとけ」って。
お店の人は「シーちゃん、新しいおうちが決まってよかったね」って言ってた。

私は私でゲンキンなもので、飼い主欄に名前を書いたときからすっかりオーナー気分。ダンナさんがショップの人と備品の確認をしている間に名前を決めちゃいました。名前の候補はいくつかあったけど、「はな」って呼んだら「なに?」ってこっち向いたから、帰りの車の中で、シーちゃんはすでに「はな」として我が家の一員になりました。