ノートPCにWindows XP Professionalを入れてみました。使い心地などをレポートしてみたいと思います。
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1.動作環境(PCのスペック)
Panasonic CF-B5V
Intel Celeron 500MHz / HDD: 10GB (うちC: 3.5GB、D: 6.5GB) / RAM: 192MB (当初128MB)
2.インプレッション
(1) インストール
インストール作業は単純そのものです。今回はLANを使ってe-oneのCDドライブからインストールしたので、転送の遅さ(10Base-T)からか、インストールにかかる時間は非常にかかりました。1時間半くらいかかったと思います。
ちなみにインストール後NTFSに変換したのですが、こちらはすぐ完了しました。
(2) サイズ・ファイル構成
Cドライブにアップグレードインストールしました。Me時代には1GBくらい空きがあったので、楽勝だろうと思いインストールしましたが、インストール後の空きはなんと200MBに!!ソフトのアンインストール・ドライブ移動やページングファイル(スワップファイルですね)の移動、休止状態(ハイバネーション)のサポート解除、そしてWindows保護ファイルの移動で工面しましたが、それでも900MB程度です。
あと、システムの復元機能があるのですが、その復元ファイルが相当サイズを食います。それを削除したら100MBくらい空いたこともあります。また、復元ファイルは定期的に(たぶん終了時の「設定を保存しています…」というのがそうでしょう)作られるため、断片化が非常に激しいです。7〜8回使った(起動した)後、Norton Speed Diskを使って断片化率を測定したら、なんと「39%断片化」!!そして断片化しているファイルを分析したところほとんど全部は_restoreフォルダのファイル。ある程度システムの環境が整って、絶対復元しなくても大丈夫!!という場合は、システムの復元フォルダの領域を制限したり、サポート解除したりする(こっちはオススメしません)といいでしょう。ただし、断片化に関してはシステム関係のファイルが断片化しているわけではないので、放っておいても大丈夫と言えば大丈夫です。
CPU(Pentium300MHz以上)やRAM(128MB以上)に推奨環境を用意してあるWinXPですが、HDDも最低限総合5GBはないとキツイと思います。
(3) 起動
起動が何%だか速くなった、という触れ込みだったと思いますが、それはたぶんWin2000と比べた場合のことです。WinMeから比べると、あまり変わらない、という印象です。ただ、店とかで起動してみた人は分かると思いますが、最初「ようこそ」画面が出るので、その分余計なプロセスが加わったような感じがするのかもしれません。実際は速くなってるかも。
(4) 動作
起動後の動作は、Meに比べると、よく言えば丁寧な感じがします。XPを使った後だと、Meはファイルのアクセスが雑な感じがします。ハードディスクの音がMeでは「カリカリカリ…」という感じだったのが、XPだと「プルルルルルルル…」といった感じで、アクセス回数が倍以上になったような感じです。このあたりが9x系(Me)とNT系(XP)の違いでしょう。9x系は開いているファイルを一括で管理していて、NT系は開いているファイルは独立して管理している…だったかな?だから、XPは3つソフトを動作させても、それぞれのパフォーマンスがあまり落ちません。その辺が「しっかり起動している」という安心感につながっているのでしょう。また、起動しているプログラムの管理が独立しているので、一つのプログラムに問題が起きても、システムそのものは動いている(フリーズしない)ので、いつでもプログラムを強制終了させることが可能です。9x系だと、こういう時にシステムそのものがフリーズして、カーソルが固まっちゃったり、ブルーバックが出たりするんですよね。あと、プログラムが問題を起こすと、「ご不便をおかけして申し訳ありません」というメッセージが出るので、「ま、許してやろう」という気になりますよね(「強制終了します」ってのが冷たい、っていうクレームが付いたんだろうなぁ。^^;)。
ただし、その分それぞれのソフトの起動は遅いです。気分的には、前に使っていたLaVie(MMX Pentium200MHz機)と同じような感じです。OSの作りが激変して、CPUへの負荷が大きくなったのでしょう。ただ、待ち時間さえ気にしなければ、起動した後にフリーズすることがないので、安心して使えます。また、一旦起動してしまえば、その後の動作は快適そのものです。
(5) ユーザーインターフェイス
画面の見た目が新しい、というのはまぁ色使いが大きなウエイトを占めているのですが、この色使いなどは従来の見た目で使うことも可能です。また、店なんかで見てみると分かりますが、フォルダを開いたりすると左に関連項目みたいなメニューが表示される点が新しい点ですね。これは最初は余計なお世話だと思いましたが、使ってみると意外に使いやすいです。色々な点で使い勝手はかなり向上していると思いました。
(6) 新機能
ソフト以外の新機能として、今回いいなと思ったのは、まずはシステム復元ツール。XP導入初期は互換性の問題が結構大きく、Meで使えていたものでXPでは使えなくなるものもあります。そういうときの対処としてWin2000用のドライバをインストールしたりするのですが、それでもダメ(というか、それで問題が大きくなることもあり)な場合は、一旦変更前に戻す必要があるわけですが、この復元ツールにより、簡単に変更前に戻すことができます。Meにもありましたが、あっちは元が9x系ですからあまりお世話になる必要がありませんでしたね。ただ、復元ポイントの作成に使われるディスク容量が結構大きいのが難点です。
それから、あとはカメラウィザード。Meはカメラ本体との接続のみ認識だったと思いますが、XPではメモリカード系に対応しています。僕はPCカード型のスマートメディアリーダを使っていますが、スマートメディアを挿入しただけで、スマートメディア内の画像ファイルの一覧をサムネイル付きで表示し、その一覧にチェックを入れるとチェックされた画像を特定のフォルダにコピーしてくれる、というものです。しかも最後にそのフォルダを開いてくれる(開いたフォルダもサムネイル・プレビュー付き)ので、HPを持っている人には使いやすい機能だと言えると思います。
また、画像ファイルに関しては、印刷機能も大幅に強化されています。画像のプレビュー(右クリックでもいい)で「印刷」を選ぶと、印刷ウィザードが起動して印刷するファイルの選択や用紙サイズ、縦横の指定や画面の分割といった様々な設定が可能です。また、用紙サイズに合わせて画像をリサイズしてくれたりと、画像印刷のためだけに画像処理ソフトを起動する必要がなくなったと言えます。
ただ、タスクトレイのアイコンは、アクティブなもの以外は隠れる、という機能がありますが、隠れるだけで終了はしません(^^;)。メモリを空けるために終了したいときとかはとても不便です。そういうときはこの機能をオフにしましょう。
(7)結論
とりあえず、どうしても最新のOSを使ってみたい、という人には、「新しい」という感じはするので導入してみてもいいと思います。ただし、少なくともWindows2000でまともに使えるパソコンでないと、使えなくなる内蔵ハードウエアが多数出ることになると思います。e-oneはモデムとCD−ROMが使えなくなるようです。コレは超致命的。この辺が信用できず、ノートにインストールしたのは結果としては大成功でした。インストールする前に、メーカーのHPを訪れてWindows2000対応キットがあるかどうかを確認してください(超重要)。
はっきり言ってしまうと、今のところXPは必要ありません。Meで充分、というか今のところ最新スペックのパソコンでなければMeの方が快適でさえあります。しかし、これから先のWindowsは少なくともこのXP(NT系)をベースにして発展していくことは確実ですから、その前準備として導入しておく意味は充分あると思います。あと、よっぽどのことがなければHomeで充分です(^^;)。
3.互換性
さて、NT系であるXPにとって、一番心配なのは互換性だと思います。そのままで使えるもの、アップデートプログラムを必要とするもの、インストールし直さなければ使えないもの、使えないもの、インストールされている分だけお知らせします。
(1) ソフト
・そのまま使えるもの
Internet Explorer 6.0 / Lhaplus / LhaBox / ほぼ時計 / Adobe PhotoDeluxe for Buisiness / MP TAGTAG
らくちんCDラベルメーカー 2001 Light / Lose Your Marbles (Plus!98) / QuickTime 4.0 / realplayer 8 basic
Singer Song Writer Lite 3.0 / TMIDI Player 3.8.6 / YAMAHA MIDRadio Player / とらもに / 筆ぐるめ 4.0
Microsoft Office 2000 / ラベル屋さん98 / FrontPage Express / Adobe Acrobat Reader 5
YAMAHA MidPlug Control・アップデートを必要とするもの
JUSTSYSTEMアプリケーション…そのままでも問題ないですがサイトからアップデートが出ています。
Roland VSC 3.0…Win2000/XPで使用するには3.2へのアップデートが必要。
Logicool マウスウェア…WinXPで使用するには9.41へのアップデートが必要。・入れ直せば使えるもの:Win2000とMeで使うファイルが違う場合は入れ直すと使えるものがあります。
Adobe PageMill 3.0: 入れ直さないと日本語環境にならない。
Norton SystemWorks 2002: 9x系と2000では根本から違うらしく、入れ直すと使えます。
まいと〜くFax: Windows用のFaxがあるから要らないかも。・使えないもの
リッチ・テキストコンバータ2000R2(入れ直すと使えるかも) / YAMAHA S-YXG50 / パーティションコマンダー6
その他DOSベースのプログラム(FATのままだったら使えるかも)・参考までに、12/17/2001現在の最新のバージョン情報(ネットでアップデートできるもの)
少なくともこれ以上のバージョンであればXPで問題なく使えるはずです。
Internet Explorer 6.0 / Netscape Navigator 6.2 / Quicktime 5.0 / Singer Song Writer 3.50.1.2
TMIDI Player 3.8.6 / Roland VSC 3.22 / Logicool マウスウェア 9.41 / Logicool iTouch 1.82
ミュージックCDデザイナー 3.07 / Adobe Acrobat (Reader含む) 5.05 / YAMAHA MidRadio Player 2.1.2
YAMAHA MidPlug Control 1.10J / UNLHA.dll 1.63 (1.70b)(2) ハードウエア
ハードウエアに関しては、Meのドライバでは基本的に使えません。ただし、XPに入っているドライバで大抵はなんとかなります。それで動かないものに関しては、メーカーのページに行って対応を確認しましょう(ホントは入れる前にね)。XPには対応していなくても、Win2000のドライバがあれば動くこともあります。ただし、それをやる場合は各々自己責任の下でやってください。ちなみに、僕はこれでシステムの復元ツールにお世話になること数回(^^;)。
・BIOSについて
PCのメーカーのページに行けばまぁ書いてあるとは思いますが、Meや98のままのBIOSでは動かない可能性が大です。その場合はBIOSアップデートが必要になりますが、アップデートは慎重に。失敗するとウンともスンとも言わなくなります。・アップデート(Win2000用ドライバ)を必要とした外付けハードウエア
Panasonic KXL-RW10AN (CD-RW) / Kyocera KUS-P10 (−H゛用USBコネクタ)(3) Panasonic CF-B5V内蔵ハードウエアについて(他の機種にも関連あるかも)
・Wireless Comm Port (携帯接続ポート) / HotKey Driver: WinXP対応キットで対応。
・サウンドデバイスYAMAHA AC-XGドライバは、XPインストール時に"Intell AC'97"とかいうのになりますが、これだと内蔵MIDI音源が使えません。PanasonicページからWin2000対応キット(XPではない)をDLし、ドライバを入れ替える必要があります。S-YXG50が使えないので、それと同等の音質のMIDI音源として機能するAC-XGは使わない手はありません(同時発音数は減りますが)。他社のPCにもAC-XGを使っている機種がありますから、同様の方法で入手しましょう。
・プライベートキーについての注意点
(1) WinXP対応キットで対応します。Win2000用だとログオンした後でドライバの不適合でWindowsが強制終了します。システムに悪影響はないですが精神的ダメージが特大です(^^;)。もしそうなったらプライベートキーをログオン前に抜いてログオンし、システム復元をしましょう。(2) プライベートキーをアップデートすると、「ようこそ」画面と自動ログオンが使用できません。起動の度にCtrl+Alt+Delを押さないとログオンできなくなります。コレはメンドウ、という人はアップデートしない方が賢明です(アップデートしないと認識されないので)。アップデートしなくても、キーによるコンピュータの起動の制限だけはできます。