
![]()
男と女
その1
想い合う男と女の間には、必ず頂点というものが存在する。
しかし、頂点に上り詰めたと思っても、更なる上が存在することもある。
従って、当人同志というものはその頂点に気付かない。
そのことは、後になって分かることである。
どこかで互いのバランスのずれを感じた時から
急激に下ってゆくものだ。
男と女の情の過程は面白い。
出会いから頂点までは、登山のようなもので
登頂にゴールすれば、後は下山するだけである。
もちろん、これは恋愛感情での問題で
人間としての情を意味するのではない。
まれに、登頂まで辿り着かず、恋愛感情で
一生を過ごす夫婦がいるようだ。
羨ましいカップルである。
その2
恋愛に付きまとう嫉妬心。
恋愛には必ず嫉妬心が付きまとう。
一般には相手の浮気心であったり
相手の魅力により、異性が近づいてくる場合に
起こる。
そして、相手を思えば思う程、その気持ちが
大きくなるのは否めない。
嫉妬の対象が異性なら気持ちの持ち方が
比較的容易ではあるが、対象が思う相手の場合がある。
それは、存在が大きすぎるということである。
自分など足元にも及ばない、素敵な人
立派な人、輝いている人。
そういう「個」ではないものに嫉妬心が沸くことがある。
自分には不似合いだと諦めるか、うじうじ悩むか。
どちらも違う!
自分が変わるしかない。
人の心は、他人によって変わるものではない。
たとえきっかけが他人であったとしても
決断は自分が下し、踏み出すも踏み出さないも
すべてが自分自身の決断によって決まる。
嫉妬心の克服はここにある。
自分が弱いと決め付けている人は論外。
強くなれると信じて行動する人こそが
嫉妬心に打ち勝つことができる。
全ては自分自身との戦い。相手を信じる前に
自分を信じている人は強い。
結果がどうあれ、兎に角強いのである。
もしも嫉妬心が湧き上がったら
自分の強さを信じよう!!
その3