神道大教とは?
明治3年には大教宣布の詔が仰せられ、神社をはじめ有識者・僧
侶が一緒になり、神道を国民の隅々まで教化(布教)しました。
明治8年には、神道事務局が設立され、仏教とは切り離した神道
独自の教化が繰り広げられました。
しかし不平等条約の撤廃や、関税自主権の回復、列強(先進国)
への仲間入りを目
指す政府は、他国と同様政教分離を掲げなければなりませんでし
た。
その為、神社神道と教派神道に分け、列強の仲間入りを果たしま
した。
その教派神道の中で中心の存在が神道大教です。
ですから他の教派神道(黒住教・金光教など)とは違い、教祖(霊
能者が多い)がいません。
古事記に記載されている、最も重要な神様を明治以来御祭神とし
て、大教院にお祀り 致しております。
御祭神は扇森稲荷大神を除く
天之御中主神・高御産巣日神
神産巣日神・伊邪那岐神
伊邪那美神 ・天照皇大神
天津神・国津神・八百萬神
本部は 東京都港区西麻布4丁目9番2号
電話03−3407−0524
神道大教の教義 四大信条(天徳・地恩・清浄・光明)とは?
天徳(宇宙観)
大宇宙のリズム正しい整然とした運動は、皆、総べて天之
御中主神の思召しによる営みで、人間生活や万物の移り変
りの中にもその御意志を知る事が出来る。
まさに天之御中主神こそは、宇宙万物の創造主であり、そ
の修理固成、生々発展の根本的な中心生命力である。
地恩(世界観)
天之御中主神の御神徳は、陰陽二つに分かれて産霊二神
と化し、生々化育の御霊能となって神を生み、自然現象を
生じ、万物が生まれ育ちゆく。だから、あらゆるものの中に
神性が宿り、心を澄ませばそのお働きを眼で見る事が出来
る。
即ち、天之御中主神の御神徳は万神の御神徳となって現わ
れ、又、万神の御神徳は天之御中主神御一神の御神徳とな
って帰一する。
清浄(処生観)
人は自分の生命維持の為に、人間同士で醜い葛藤を起こし、
罪や穢をつくる事があるが、本来その魂は神の分霊であるか
ら禊や祓い、鎮魂等で常にその罪穢で曇った眼や心を取除か
なければならない。
光明(人生観)
斯うして本当に自分が神の御子だと悟った時は、仮令自分が
苦境にあっても心は常に楽しく明るく、どんな者にでも感謝の
心を忘れないだろう。
この感謝の心こそが、この世を地上の楽園とする為の最も大
切な要素である。