虹に触れたくて
ずっとずっと飛び続けてた
もう何年も
安らぎを忘れてた
いつでも風に逆らって
虹だけを見て飛んでた
それでも幸せだった
疲れる意味さえ知らない程
くたくたになりながら…
あるとき一陣の風が
私の翼に吹きつけた
台風にさえ逆らって
飛んできた筈なのに
もう飛ぶ力すらとっくに
失っていた事に気づいて
 墜ちた…
包み込む花びらの上に
虹は近くに見えてるの
 ほんの少し、休ませて…せめて
あの虹に近付くために飛べるだけ
もう一度墜ちたら飛び上がれないから
 これ以上花に安らぎを求められない
虹に包まれるために生まれてきたと信じてる限り…


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