隠岐國局めぐりの旅  2002年5月12日(日)〜14日(火)

 

【目的】

 島根県の島を完訪する.

 

【行程】

[5月12日(日)]:晴れ

 2002年10月よりJALとJASが経営統合し,日本航空システムとして生まれ変わることが発表された.それにともない,マイレージのルールも統合され,おそらくJALのルールに統合されると予想されるため,以前から温めていた隠岐行きを急ぐことにした.つまり,現在は10,000マイルで搭乗できるITM-OKIも,統合時には15,000マイル必要になると考えた次第である.(実際は2003年3月31日手配分までは10,000マイルでOK.それ以降は未定.)

 というわけで,今回はITM-OKIのFFP無料航空券利用を軸に,HND-ITMの往路はJALのバーゲンフェア,復路はJASの火曜ウルトラ割得を利用するプランとした.ITM-OKIはJAS便ではないのでバーゲン型の割引運賃がなく,この時期は3週割得で日曜の往路が\14,680,火曜の復路が\14,210,さらに航空保険特別料金\1,000が加えられ,計\29,890もかかるので,10,000マイルで搭乗できるFFP無料航空券はかなりお得だと思う.^o^;

 さて,隠岐行JAC461の伊丹発時刻は8:45と早く,羽田から乗り継ぐには羽田6:50発JAS201か,羽田7:05発JAL101に乗らなければならない.この日はJALのみバーゲン運賃の設定があったので,羽田7:05発JAL101に乗ることにして,自宅を5:05頃出発した.羽田空港には6:20頃到着.

 羽田7:05発JAL101は日本代表サポーターズ号(写真左:伊丹空港で撮影)だったが,機内ではサービスのドリンクにも手を伸ばすことなく爆睡だった.

 伊丹にはほぼ定刻の8:05頃到着し,乗り継ぎのカウンターでITM-OKIの搭乗券を受け取った.なぜか羽田では発券できなかったものである.FFP無料航空券でも航空保険特別料金2区間分(\1,000)は徴収されると思っていたが,ホントに無料だった.\^o^/

 伊丹では,隠岐行JAC461の前に同じゲートからコウノトリ但馬行JAC491があったが,JAC491には2人しか乗らなかった.それに対して,隠岐行JAC461は団体客も乗っていて,満席だった.

 伊丹8:45発JAC461は懐かしいYS-11で,1991年8月にISG-OGN(当時は南西航空)で乗って以来の利用である.さらにその前はOSA(現在のITM)-KCZで何度となく利用している.

 話を戻して,隠岐行JAC461は伊丹出発時に5分ほど遅れ,隠岐到着も5分ほど遅れた.機内ではプロペラ機特有のかなりの騒音にもかかわらず,爆睡だった.隠岐空港にはレンタカー会社の人が迎えに来てくれていた.

 空港から10分ほどのレンタカー営業所で手続きの後,この日は日曜日ということで,〒の下見&観光に出発.まず,この日の夕方に乗る予定だったので,高速船の運行状況を確認するために,西郷港に行った.この日は快晴で,余裕だと思ってはいたが….

 そして,西郷局から五箇局方面に下見を開始したが,県別マップル(以後,地図と略記)に記載の〒マークが間違っていたので,この時は中条局を見つけることができなかった.

 そして,翌々日の予定コースどおり,五箇局から時計回りに下見していった.途中,ものすごくわかりにくい局もいくつかあったが,篠原さんの局めぐり記(以後,局めぐり記と略記)をプリントアウトして持参していたので,難なく発見することができた.感謝感謝!!

 14時過ぎには都万村の那久簡易局まで,中条局を除く島後16局の下見を終え,その後は名水&温泉である.都万村には名水百選の「壇鏡の滝湧水」(写真下)があり,那久簡易局からほど近い.那久簡易局から都万局の方向に400mほど戻ったところで県道は大きく右に曲がるが,そこを標識に従って左前方の側道に入って行く.あとは案内板に従って10分ほどのところだった.

 今回は飛行機利用だったので,ストーブを持って来ることはかなわず,その場で珈琲を飲むことはできなかったが,おいしい水をたっぷりいただき満足だった.あとは滝を眺めたりして,マイナスイオンも十分に補給した.^o^;

 そして,島後を一周して五箇局まで戻り,その向かいにある隠岐温泉GOKA(\500)でしばし休憩の後,帰り道で中条局の下見をしてから,17時過ぎにレンタカーを返却した.日曜日は西郷町内(島後内??)のガソリンスタンドが休業とのことで,ガソリン代はちょっと高めの@\10/kmの距離精算となった.そして,西郷港まで送ってもらった.

 西郷港18:13発の高速船「レインボー2」(写真左)はほぼ定刻に出航し,この日に泊まることになっている西ノ島・別府港に向かった.

 乗船券は島前まで往復乗船券(急行料金込みで\3,080)を買っておいたのだが,往復運賃は本土(境港等)発の復路1割引に対して,島発は復路3割引と割安だった.また,復路はフェリー利用の運賃体系になっていて,高速船に乗る場合は急行料金を当日追加する仕組みだったので,翌日はフェリー利用だったのだが往復割引になった.^o^;

 別府港には定刻の18:58に到着し,港には出雲空港経由で境港からフェリーで先行していた島本部長さんが迎えに来てくれていた.別府港へ向かう途中,島本部長さんが乗られ,翌日,当方も乗る予定の「フェリーおきじ」とすれ違った.

 この日の宿はGWも終わり空いていて,ツインルームを別々に用意してくれていた.そして,海の幸たっぷりの食事をいただき,早めに就寝した.

 

[5月13日(月)]:晴れ

   53069 知夫,53035 浦郷,53137 美田,53073 別府,53064 菱浦,53139 海士,

   53820 知々井簡易,53755 御波簡易,53071 崎 (:宝)

 この日は,島前3島9局の局めぐりである.別府港8:04発の島前内航船「いそかぜ」(写真左:来居港で撮影)で知夫里島・来居港に向かう.途中,中ノ島の3つの港に寄港することになっていたが,実際には1つしか寄らなかった.

 来居港にはほぼ定刻の8:31頃到着した.

 来居港に降りると前方に崖がそびえ立っていて,道はループを描いて登っていたので,知夫局(写真左)までは港で客待ちしていたタクシーを利用(\810).帰りは歩いたが,旧道を使えば登りも大したことはなかったことに気がついた.

 知夫里島(知夫村)1局を完訪.^o^;

 そして,来居港10:30発の「いそかぜ」に再び乗り込み,次は西ノ島・浦郷港へ向かう.浦郷港にはほぼ定刻の10:52頃到着した.

 浦郷港から徒歩5分ほどの浦郷局(写真左)を訪問.ゴム印は隠岐の文字が入った宝だった.

 浦郷11:00発の町営バスには間に合わず,次の美田局まではタクシーを利用した.海岸線が入り組んでいて,思っていたより距離があり,料金は\1,440もかかった.

 美田局もゴム印は隠岐の文字が入った宝だった.ただ,残念なことに,局舎撮影を失念してしまった.^_^;

 そして,美田局近くの大津バス停12:17発の町営バス(\200)で,前日泊まった別府に戻った.なお,「いそかぜ」や「フェリーびんご」,西ノ島町営バスの時刻は,西ノ島町のHPで調べておくとともに,隠岐汽船からいただいた資料で確認しておいた.

 別府局(写真左)は別府港前の道から内陸側に1本入ったところにあった.ゴム印は隠岐の文字が入った宝だった.

 西ノ島(西ノ島町)3局を予定通り完訪した.\^o^/

 別府港13:15発の「フェリーびんご」(写真左:菱浦港で撮影)で中ノ島・菱浦港に向かう.

 そして,菱浦港ターミナル「キンニャモニャセンター」内の海士町観光協会でレンタカーを借り出した.3時間で\4,900(保険料,税込み)だった.海士町役場にメイルで問い合わせ,紹介してもらったものである.ガソリンは満タン返しなのだが,GSではお金は支払わず,「キンニャモニャセンター」でかなり高めの@\20/kmの距離精算だった.

 菱浦局(写真左)は港の前の道と平行に走る1本内陸側の道沿いだった.

 右側の軽自動車は我々が使ったレンタカー.^_^;

 局めぐり記とは逆に中ノ島を時計回りにまわることにして,県道317沿い左側の海士局(写真左)を訪問.

 知々井簡易局(写真左)は県道317から港に降りて行き,海に出たところにあった.途中,旧局舎らしき建物があるが,局めぐり記に写真があったので騙されずに済んだ.^o^;

 局めぐり記では取扱時間が15時までとなっているが,掲示の1つに16時までとあり,受託者に確認するも「16時くらいまでやっているけど」とよくわからなかった.

 御波簡易局(写真左)は県道317沿い左側にあった.

 中ノ島ラストの局は崎局(写真左)で,局めぐり記には「わかりにくい」という記載があったので,覚悟してかかったが,崎バス停に集落の地図があったので,難なく訪問できた.

 崎局へはバス停を右折し,左前方に入っていく路地を入ると,あとは狭路を注意しながら左側を見ていけば見つかるはずである.写真はその路地側から撮ったもので,路地に面しているわけではない.

 中ノ島(海士町)5局,島前3島9局を予定通り完訪した.\^o^/

 中ノ島にも名水百選の「天川の水」(写真上,左)があり,〒の後にもちろん喉を潤した.^o^;

 この日は中ノ島・菱浦に泊まってもよかったのだが,翌日の高速船が欠航したら島後に戻れなくなるので,菱浦港17:00発の「フェリーびんご」で西ノ島・別府港に17:15に戻り,別府港17:30発の「フェリーおきじ」(写真左)に乗り継いで島後・西郷港に向かった.

 西郷港には宿の人が迎えに来てくれていた.1泊\7,000の民宿だったが,食事は素晴らしかった.^o^;

 

[5月14日(火)]:晴れ

   53060 五箇,53835 郡簡易,53741 久見簡易,53099 中村,53072 布施,53160 大久,

   53764 東郷簡易,53007 西郷,53807 西郷東町簡易,53813 西郷有木簡易,

   53162 中条,53224 磯,53790 今津簡易,53734 隠岐加茂簡易(貯金非扱い),

   53828 津戸簡易,53829 那久簡易,53106 都万 (:宝)

 

 この日は,島後17局の局めぐりである.8時ちょっと過ぎにレンタカー会社の人が迎えに来てくれて,(2日前にも借りていたので)簡単な手続きで出発.五箇局から時計回りでまわることにしている.

 五箇局に早く着きすぎたので,新福浦トンネルを越えて,ホテル海音里の奥にある深浦滝(写真左)に行った.

 2日前の壇鏡の滝ほどの規模ではないが,水の音が心地よかった.

 この日1局目の五箇局(写真左)は県道44沿い北側にあった.若干のフライングで処理を終えた.

 R485に戻り,R485沿い西側の郡簡易局(写真左)を訪問.

 局めぐり記を読んでいたのだが,「印鑑を忘れた方がいたのでは??」という質問を投げるのを忘れてしまった.^_^;

 R485から久見の標識に従って左折し,久見簡易局(写真左)を訪問.〒は道路から死角になるが,左手に農協があり,その向かいになる.

 五箇村3局完訪.^o^;

 R485に戻って西郷町に入り,中村局(写真左)を訪問.場所はR485沿いではなく,R485が左折して橋を渡るので,橋を渡ってすぐの交差点を左折し,すぐに右折すると(つまりはR485の1本海側の道の)左側にある.

 次は布施局(写真左)で,R485に戻って布施村に入ると,西郷方面は右折の標識があるので,そこを左折すると右側にある.

 布施村1局を完訪.^o^;

 R485は布施村が起点で,島後の東半分を4分の3周するように走っている.ここから先は県道47となる.

 再び西郷町に戻り,次は大久局(写真左).県道47沿い左側,旧局舎(平成12年10月23日移転)を越えて橋を渡ったところにある.

 2日前の下見の際に大型観光バスと出くわして,離合をした場所.^_^;

 次は東郷簡易局(写真左)で,ここは局めぐり記のおかげで何とか発見できたが,県道47沿いではないのでわかりにくい.

 隠岐水産高校まで行ってしまうと行き過ぎで,東郷川を渡ってすぐ,1本海側の道沿いで,県道47からでも左側に見える.

 我々は県道47の東郷川を渡ったところに車を停めて訪問した.

 次は西郷局(写真左)で,西郷港まで戻ると看板が出ている.元普通局(平成13年7月1日降格)で,隠岐随一の大きさである.

 この後,正午が近いということで,近くのスーパーで食料を調達しておいた.^_^;

 西郷局からいったん内陸部の中条局を目指す.まず,西郷東町簡易局(写真左)は,県道323沿い右側にあった.

 次は西郷有木簡易局(写真左)で,県道323沿い右側にあった.ここは局めぐり記記載の通り,お客さんの出入りが絶えなかった.

 次は中条局(写真左)で,2日前の下見の際,地図の〒マークが誤っていてちょっと迷った局である.場所はR485沿い右側,気温表示器(というのか??)の右側にあった.

 この先,R485を西郷港方面に折り返し,海沿いに戻った.

 次は磯局(写真左)で,県道44から県道43(空港方面)に入ったところ,右側にあった.

 次は今津簡易局(写真左)で,篠原さんが訪問された直後に移転(平成13年11月12日移転)しているので,局めぐり記にも記載がない.ただ,局めぐり記の「保育園の近く」という記載がヒントになって難なく訪問できた.感謝感謝!! ^o^;

 場所は県道43を空港方面に進むと左側に保育園(当方が訪問したときは門扉に看板がなかった)があるので,次のT字路を左折した左側の公民館内にあった.

 ここでお手洗いを拝借し,広い駐車場で先ほど買い込んだ昼食を取った.

 次は隠岐加茂簡易局(写真左)で,県道44から加茂方向に左折し,バス停をそのまま直進すると右手にある.ここは貯金非扱いなので,定額小為替を振り出した.

 島本部長さんは貯金非扱い局は訪問対象とされていないのだが,当方と同様に定額小為替を振り出された.その後,離島では貯金非扱い局も訪問されている!?

 なお,為替印はセルフ押印で,当方が2人分の小為替に押印した.

 ここで,西郷町10局を完訪した.^o^;

 県道44に戻って都万村に入り,津戸の標識に従って県道316を左折.津戸簡易局(写真左)は県道316沿いにはなく,局めぐり記がなければかなり迷ったと思われる.

 次は都万局だが,時間は13:45頃と余裕で,最後に訪問予定の那久簡易局(写真左)が(今日だけ)14時で閉まったら困ると考え先行した.実際はそのような心配は無用だったが….

 場所は県道44沿い左側,小学校の向かいにある.

 今回の旅の最後は都万局で,県道44沿い東側にあった.

 そして,この日の予定の島後4町村17局(内1局は貯金非扱い)を完訪し,平日2日間で隠岐4島26局を予定通り完訪した.

 また,大根島(架橋島)は1994年に既訪のため,島根県の〒がある島5つが完訪となった.\^o^/

 15時ちょっと前にレンタカーを返却し,空港まで送ってもらった.そして,隠岐16:00発JAC462(写真左)で隠岐を後にした.

 JAC462は隠岐を5分ほど早く離陸し,伊丹には定刻17:00に対して10分ほど早く到着したので,大阪中央局空港内分室で風景印をもらうことができた.^o^;

 乗り継ぎが伊丹17:30発JAL108だとミッキー号だったのだが,我々は伊丹18:00発JAS208にしていたので,ちょっと残念だった.(翌月,北海道に行った際に偶然ミッキー号に乗ることができた.)

 ただ,その1時間の乗り継ぎ時間に飲んだビールはとても美味しかった.

 

【最後に】

 今回の隠岐行きに際し,篠原さんの局めぐり記を参考にさせていただき,また,西ノ島町役場のOさん,海士町役場のAさんに色々と教えていただき,おかげさまで大成功を収めることができました.

 この場を借りて御礼申し上げます.m(_ _)m


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