東京都離島の旅 Part2　　2001年5月1日(火)〜4日(金･祝)

【目的】

　東京都内の離島の完訪に向けて，大島支庁を完訪する．

【行程】

［5月1日(火)］：晴れ

　　　03259 浦和別所，03109 浦和岸町，03612 大宮��島屋，

　　　03321 大宮総合行政センター内(改称局再訪)

　この日から浦和市，大宮市，与野市の3市が合併して，さいたま市が発足した．そして，この合併に伴い，1990年2月に訪問済みの大宮市役所内局が大宮総合行政センター内局と改称されたため訪問した．そして，大宮総合行政センター内局で面識のある方とお会いし，CoCo壱大宮駅東口店の場所を聞いたので，昼食はそこで済ませた．

　その後は出勤し，夕刻まで仕事をして，オフ会に出席．そして，オフ会の盛り上がりに後ろ髪を引かれる気持ちで竹芝桟橋に向かった．途中，コンビニで翌日の朝食と，荷物に入れ忘れたため，タオルを購入しておいた．

　そして，今回，行程をともにする島本部長さんと合流して，竹芝22:00発神津島行の東海汽船『さるびあ丸』2等座敷に乗り込んだ．

［5月2日(水)］：曇りのち雨

　　　01779 神津島，01791 式根島，01773 新島，01793 若郷

　大島でかなりの人が下船し，空席が目立つようになった『さるびあ丸』は，途中，利島，新島，式根島と寄港し，神津島には定刻9:30に対して若干遅れ，9:50頃到着した．折り返しの『さるびあ丸』は11:00発なので時間的には余裕で，折り返しの船の乗船券を購入した後，神津島局へと向かった．

　しかし，当方のガイドブックに載っている地図に記載されている神津島局は移転していて，旧局舎らしき建物があるだけだった．それでも地元の人に聞いて迷いながらも何とか訪問した．新しい神津島局は，オタア･ジュリアの墓のすぐそばにある．神津島局では通常貯金と，離島ということで\100定額小為替と風景印押印を依頼した．1局しかない神津島村完訪!! ^o^;

　港に戻って，神津島11:00発竹芝行に乗船．次の目的地は式根島である．式根島へはわずか50分ほどであるが，乗船手続きが必要で，乗船時に乗船名簿を提出した．帰りは椅子席で過ごした．

　式根島の野伏港にはほぼ定刻の11:50頃到着し，小学校の方向に向かって徒歩15分ほどの式根島局を難なく訪問した．ここでも神津島局と同様の依頼をした．港までの戻り道に地元のスーパーがあったので，昼食を調達した．

　次は新島で，式根島12:50発新島経由下田行神新汽船に乗船．神新汽船は月曜，木曜，土曜は今回のプランで使うことができる下田→神津島→式根島→新島→下田で運行されるが，火曜，金曜，日曜は下田→新島→式根島→神津島→下田と逆回りとなる．そして，水曜は運休である．この日は水曜日だったのだが，GWということもあって臨時便が運行されることを東海汽船のホームページで見つけ，休暇を1日だけ取れば↑の4局を訪問できることもあって，島本部長さんに声をかけた次第である．

　若干遅れて来た神新汽船は予想に反して満員で，新島までデッキで過ごした．と言っても，時間は20分程度だが…．そして，新島に到着すると，満員の乗客のほとんどが我々と同様に下船した．

　新島港から本村にある新島局まではちょっと迷い，遠回りをしてしまったので，徒歩で30分程かかってしまった．新島局は住民センターの隣にある．新島局でも先の2局と同じ依頼をした．

　新島には新島局の他に若郷局がある．本村から若郷へは，前年の群発地震の影響で道路が崩壊し，ずっと船でしか行けなかったので，この旅の実施を見送っていた．

　新島局訪問後，向かいの住民センターで若郷への行政連絡バスの時刻を確認したが，使える便がなかったので，若郷局までタクシーを使った．レンタカーを使うよりも安いためである．

　ちょっと話がそれるが，訪問当時の行政連絡バスの時刻は，

となっていて，若郷へは3便6本の設定がある．料金は無料!! ^o^;

　話を戻して，タクシーで向かった若郷局への仮設道路は崩壊前の道路から羽伏浦方面にしばらく走った後，遙か上に入口が見える新島トンネルに強引にくっつけた道路のようで，ものすごい勾配だった．そして，仮設道路の入口のところに，「自転車通行禁止」と書かれていた．まあ，自転車で登れるような坂ではないが…．新島トンネルを越えると崖が崩れている箇所があちこちで見られ，無惨な状態だった．これが若郷の集落に入っても続いた．

　そして，15分ほどで到着した若郷局でも前の3局と同様の依頼をして，式根島，新島に分かれている新島村3局を完訪!!

　時間は15時にもなっていなかったが，もうまわる局はない．帰りは急ぐ必要はないので，16:40発の行政連絡バスを待ちながら海岸に出てみたり，付近を散策してみたが，特に見所があるわけでもなく，前にも書いたような状態でもの悲しい雰囲気さえ漂っていたので，あとは行政連絡バスに乗ることができる若郷消防詰所前で読書をして過ごした．若郷のもう1ヶ所のバス停の若郷診療所前は復興工事のためバスが停車できないようで，立ち寄らないとの掲示があった．途中で雨が降り出した．

　かなり早発したバスで本村を通り越して，この日の宿の新島温泉ロッジのすぐ近くまで送ってもらった．乗客は我々だけだった．

［5月3日(木･祝)］：雨のち曇り

　この日は朝から雨で，風が凄い．朝食の最中，欠航が頭をよぎったが，宿の人が「神津島行は出たので多分大丈夫」と仰っていたので，安心していた．この日は12:15発の竹芝行で戻る予定になってる．

　港では祭りをやっているとのことで，無料で特産の食べ物が振る舞われていたので，かなり早めに港まで送ってもらった．本来は海岸の近くにテントが用意されていたので，そこで振る舞われるはずであったが，雨のために港の待合所の隣の建物で行われていた．

　ただ，雨のため乗船手続は中断されたままで，気が気ではない．ほどなくこの日の船の全便欠航が決まり，帰る手段を失った．

　仕方がないので，新島温泉ロッジにもう1泊することにして，宿の人に迎えに来てもらった．そして，昼過ぎには雨が上がり，晴れ間が見えてきたので，島を歩いてみようと外に出てみると，無情にも沖合を通過していく『さるびあ丸』が見えた．ただ，欠航が前日でなくてよかった，とは島本部長さんと共通の認識だった．

　途中，本村まで40分ほど歩き，中華料理店で昼食．そして，空港まで行ってみようとさらに歩いた．空港に着くと，この日は臨時便で10便ほど運行が予定されていたのだが，天候不良のためずっと欠航で，たまたまこの日の第1便となった調布からの新中央航空の便がちょうど到着するところだった．時間は15時頃である．展望デッキ(というほど立派なものではないが…)に上がるとほどなく着陸してきたが，風で左右に大きく揺れていた．左右と言っても機体を軸に主翼が上下に揺れる状態ではなく，操縦席が左右に揺れていて，このままでは滑走路を外れると目を覆った．そばにいた子供が悲鳴をあげていたが，何とか体勢を立て直し，強引に着陸した．やっとこの日の新聞が到着した．

　この後，また雨が降り出したので，港までタクシーで戻った．そして，港で翌日の船の予約を確認して，雨が上がった頃を見計らって海岸沿いの湯の浜露天温泉に浸かった．ここは水着着用である．

　そして，宿に戻ってからも温泉に浸かった．

［5月4日(金･祝)］：晴れ

　この日は晴れている．やっと帰れる日である．＼^o^／

　朝食後，新島ガラスアートセンターを見学し，港でお土産として購入．そして，この日は港のテントで振る舞われていた特産の食べ物をいただいた．

　そして，前日乗る予定だった12:15発竹芝行『さるびあ丸』に乗船した．この日は港の状態が悪くて通過することが(他の島に比べて)多い利島にも寄港できるほど穏やかだった．

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