ニセコスキー&局めぐりの旅  1999年2月10日(水)〜15日(月)

 

【目的】

 大学時代の友人とスキー&札幌市,小樽市の分室,英文字付き出張所の訪問.

 

【行程】

[2月10日(水)]:晴れ

   01594 ゲートシティ大崎,01593 品川インターシティ,01338 新小岩駅前,01323 小岩駅前,

   05116 北八幡,05290 市川鬼越,10003 東中山駅前,05227 西船橋駅前

 

 北海道への出発日の2月10日は,うちの会社も入っている2つのビルで新局の開局があった.1つはゲートシティ大崎局,もう1つは品川インターシティ局である.これは行かない手はない,と思い,また3月末までに半日休暇をあと1回使わないとその半日休暇が消滅してしまう,ということもあり,会社を早退することにした.

 まず,11:40からの昼休みに歩いてゲートシティ大崎局訪問.局はゲートシティ大崎(GCO)の3Fにある.うちの社員の誰かに会うと思ったが,知り合いがあまり多くないセクションが入っているビルなので,以前ちょっとだけ関わりのあったF課長を後ろから見かけただけだった.同業者も来ておらず,10分足らずの間に貯金の処理と,ハガキに和文印,欧文印,ローラー印を押してもらった.帰りに1Fの薬局で翌日からのスキーで使う日焼け止めを購入し,12:15頃後片づけのために職場に戻った.

 若干の残務をこなした後,13:00の社内バスで品川インターシティ(SIC)へ移動し,B棟1Fの品川インターシティ局へ行くと,ペトロニウスさんとたかたさんが見えていた.ペトロニウスさんの処理に何かトラブルがあったようで,しばらくたかたさんと話をしながら待っていると,先輩,後輩,同期と立て続けにやって来て,みんな「今日はこっちで仕事??」って訊いてくるので言葉を濁しながらも肯定しておいた.SICはGCOとは違い以前一緒に仕事をした仲間が多いビルなので,誰かに会うとは思っていたが,あの短時間で3人も以前の同僚に会うとは思わなかった.

 13:40頃品川インターシティ局をあとにし,当時2つ残っていた未訪マルチのうちの1つ,"10"をゲットするために東中山駅前局を目指す.途中,総武線沿線の何局かにも寄りたいと思ったので,都区内フリーきっぷ(\730)を購入しておいた.

 どこで降りるか考え,まず新小岩駅下車.駅付近で2局くらい行けるかと思っていたが,新小岩駅前局しか行けなかった.次に降りた小岩駅も同様に小岩駅前局しかなく,期せずして駅前局が2局続いた.

 次からは,都区内フリーきっぷの経路外となる.次に降りた本八幡駅から京成の鬼越駅まで歩く間に2局訪問し,15時を過ぎたので,鬼越駅から京成の電車で東中山駅へ向かった.目的の東中山駅前局は駅を出てすぐだった.

 東中山駅前局訪問後は西船橋駅まで歩き,西船橋駅前局を訪問してこの日の局めぐりを終了した.いつものことだが,16時を過ぎるとお腹が空き,秋葉原にできたと聞いていたCoCo壱に行こうと総武線各駅停車で向かったが,どちら側の出口に出ればよいかがわからず,電気街側に出てみたがハズレだった.

 この日は羽田18:15発の飛行機に乗る予定になっていたので,のんびりしているわけにもいかず,CoCo壱は諦めて,京浜東北線で蒲田へ向かい,軽く昼食を取った後,京急で羽田空港へ向かった.

 羽田では30分ほどしか時間がなかったが,友人と合流後,アルコール燃料を補給した.満員のANA73便で千歳へ向かい,千歳で2時間ほど待って全員が揃ったところで,遅い夕食.ニセコにある友人の別荘に着いたのは日付が変わって1:30だった.

 建物の玄関は2階部分にあるのだが,階段は雪で埋まってしまっていた.入るためにいきなり除雪するとは思っていなかった.階段を掘り出して,荷物を運び込んだら2:30をまわったが,「乾杯」となることは当然のことだった.未明になって就寝.

 

[2月11日(木・祝)]:晴れ

 初日から飛ばしたためか,起きたら11時.朝食兼昼食を取って,お昼過ぎにニセコチセヌプリスキー場へ出発.1993年以来7年連続でニセコに来ているにもかかわらず1度も滑ったことがないスキー場である.4時間券でナイターまで滑ればいいと思っていたが,この日はナイター営業はなく16時に終了.始動が遅かったのでわずか2時間半しかない.しかも,圧雪されているコースは1本だけで,今シーズン初滑りでいきなり苦手な新雪に突っ込む気にもなれず,1本の圧雪コースで流した.3台の無線で連絡を取り合っていたが,無謀にも新雪に突っ込んだ友人S氏が,ふかふかの雪の中に無線機を落とし大騒ぎになったが,現場に居なかったので状況はよくわからない.幸いにも無線機は発見できた.

 リフト券は全く元が取れず,回数券で回せばよかった,と思ったが,元々安いスキー場なので,まあいっか….

 早々と別荘に戻ると,雪かきが待っていた.2階玄関の下の倉庫にある除雪機の掘り起こしに2人がかりで奮闘し,1時間半ほど除雪機で遊んだので,翌日は上腕が筋肉痛だった.今年は例年になく雪が多い.

 何とか雪かきも終わり,予算の都合か,一気に改装されずに,毎年少しずつきれいになっていく雪秩父温泉に浸かった.別荘に戻った後は,この日もビール漬けだった.

 

[2月12日(金)]:晴れ

   90161 倶知安南,90054 倶知安,90302 倶知安北,90080 小沢,90251 国富,90138 前田,

   90005 岩内,90147 岩内駅前,90732 岩内大浜簡易 (:宝)

 

 この日は平日である.友人Y氏はこの日は仕事で倶知安の法務局,岩内の裁判所に行くとのことで,これまた1回も滑ったことがないニセコいわない国際スキー場で滑ることに.しかし,岩内に10:00までに着きたい,と言っていたのに相変わらず始動が遅い.

 夏であれば,昨日のチセヌプリスキー場の前を通って山越えで30分ほどで岩内まで到着できるのだが,冬期はチセ〜岩内間通行止めで,倶知安をまわらなければならない.

 倶知安に向かう途中,R5の経路上に倶知安南局を発見し,待ってもらっている間に訪問した.服装は,靴こそ普通の靴だが,スキーウェアに毛糸の帽子をかぶった,およそ局めぐりとは思えない格好である.

 次は倶知安局で止めてもらった.友人は法務局に行っている,とのことで〒訪問後は歩いて法務局まで行って合流.さらに,倶知安駅前のパチンコ屋に行く先輩U氏を,Y氏が送って行く間に,倶知安北局で降ろしてもらって訪問した.

 U氏を降ろした後,倶知安北局前で拾ってもらって,岩内を目指す.途中,通り道にあった(かかしの絵)かかしのふるさとと宝の小沢局,(かかしの絵)かかしのふるさとと同じコピーだが絵が異なる宝の国富局,お宝街道かと期待したがハズレだった前田局に寄ってもらった.小沢局では「強盗お断り」の貼り紙がしてあり,複数の局で入口に身長がわかるような紙が貼ってあった.最近物騒なことがあったのだろうか??

 岩内町に入る目標の10:00はとっくに過ぎているが,裁判所に寄って,ある結果だけを確認.5分もかからなかった.その後,さっさとスキー場に行けばよいものを,岩内局と,線路がなくなっても駅前局を名乗っている岩内駅前局と寄ってもらって,「せっかく岩内まで来たのだから寿司だ」となり,ちょっと早い昼食を取った.上寿司\1,900で,ウニ,イクラ,数の子,鮑他かなりお得だった.

 食後もまだスキー場には向かわず,最後に予期せぬ宝だったようこそ!の文字の入った岩内大浜簡易局に寄って,13時少し前にようやくニセコいわない国際スキー場到着.この日のY氏は気持ち悪いくらい協力的で,成果は8局(うち宝は3局)も訪問できた.^o^;

 ここではスキー板1本で片足で滑り降りるトレーニングに励む集団がいて,ちょっと危なくて怖かった.それにしても決して緩やかではない斜面をよく滑れるものだと感心した.

 このスキー場は日本海を見渡すことができ,素晴らしい眺望だった.コース脇で板を外して海を見ながらアルコール燃料の補給を行った.

 フード付きのリフトが16時に終了したところで,短いリフトを2,3本滑ってこの日のスキーは終了.来た道を折り返し,倶知安で食材の買い出しを済ませ,パチンコ屋に大枚貢いだU氏の回収した.そして,その後我々のためにシェフ役を買って出てくれた,室蘭に住む学生で,バイトの関係でワインにやたらと詳しいゾムリエ(偽物のソムリエの意味らしい)K氏と合流して別荘に戻った.

 この日は近くの鯉川温泉で湯に浸かり,戻ってからはメインディッシュが2品出てくる豪華な食事とワインづくし(7人で8本あけてしまった…)だった.

 居間でそのまま眠ってしまい,どうやってベッドに戻ったのか記憶がない.記憶がなくなったのは初めてかも知れない.

 

[2月13日(土)]:晴れ

 この日は晴れてはいたがやたらと風が強く,リフトが動いてなさそうだった.仕方なく,昼間は私,U氏,Y氏,K氏と積み木をしながら確率と中国語の勉強.他のメンバーもプレステ,読書で過ごした.ちなみに,確率のお勉強では前日パチンコで負けたU氏の1人負けだった.

 夕方になってだいぶ天候も回復してきたので,この日のうちに夕方のニセコエクスプレスで東京まで戻る友人S氏をニセコ駅まで見送りに行った後,ニセコ国際ひらふスキー場でナイターだけ滑った.途中,雪の重みに耐えかねて屋根が落ちている家があった.

 とにかく寒く,凍えながらのスキーだった.涙が凍るのではないかと思うくらい….滑っていても体が温まってこず,とにかく早くフード付きリフトに乗りたい,と思いながら滑っていた.2時間くらい(?)滑って,別荘に戻った.

 スキー後,運転しなければならないY氏のスキーブーツは凍り付いて脱げなかった.

 この日は遅くなってしまったので,温泉はナシだった.鍋で夕食,鍋にはもちろんビールだった.

 

[2月14日(日)]:晴れのち雪

 この日はキロロスキーワールドで7年ぶりに滑った後,札幌市内のY氏の事務所に泊まることになっている.

 朝7:30頃起床,シャワーを浴びた後,普段より早めの朝食.まあ,ニセコではまともな時間に朝食を取ることはないので,「早め」と言っても,8時は過ぎているのだが….

 使った部屋,キッチン,トイレetc.の掃除,後片づけの撤収作業の後,キロロに向かって出発.途中凍結もなく,13時過ぎ頃到着したが,暗雲が立ちこめている.

 ここでは7年前に食した「キロッケ」をもう1度食べたい,と思っていた.これは,見た目はコロッケなのだが,ころもの中には餅が入っていて,さらにその中にいちごジャムサンドイッチされている,という聞いただけではとてもまずそうなものだが,食べると病みつきになるものである.前回,帰る時間には売り切れていたので,早めに買おうと思って探したが,売店,レストランとも係員は「キロッケ」を知らなかった.すっごく残念だった.いつなくなったのだろう??

 この日もとても寒い.まあ,スキーに来たのでしばらく滑っていたが,前日のひらふよりも寒く,風が強い.鼻の中まで凍りそうで,帽子で覆っていた耳も痛くなってきた.どうにもならなくなって,レストランで暖をとって復活させたが,その後さらに風が強くなり,2,3本滑るともうダメ状態になった.16時にはゴンドラ,山の上部のリフトが終了したので,我々も帰ることにした.

 キロロは駐車場も有料,リフト券もわりと高めなのだが,リフト代はなぜか1人あたり\750だったので,余裕で元を取ることができた.^o^; このからくりは完璧にはわからないと思う.

 下の方でもマイナス15度と,とっても涼しく,この日の夕食は温かいものにしよう,ということになった.で,Y氏の案内で,夕食は地元の人しか行かないような店でラーメンを食した.その後,荷物を降ろすためいったん事務所へ行き,健康ランドのような温泉(毎年行っているのに名前失念)に浸かり,閉店(1:00)まで寝ていた.

 

[2月15日(月)]:晴れ

   90001C 札幌中央・簡易保険事務センター内分室,90098 札幌北二条,90497 札幌北二条中,

   90522 北海道郵政局内,90538 札幌植物園前,90501 札幌北一条中,90565 札幌大通公園前,

   90353 札幌川沿八条,90087A 札幌南・札幌逓信病院内(無出),90159 小樽奥沢,90228 小樽奥沢三,

   90218 小樽入船,90002A 小樽・小樽貯金事務センター内(無出),90201 小樽緑二,90129 小樽緑町,

   90262 小樽花園二,90301 小樽産業会館内,,90130 小樽駅前,90523 新札幌駅デュオ

 

 朝8時ちょっと前に起床.この日は平日だが,会社の方は個人別休日を入れてある.この日の最大の目的は90001C,90087A,90002Aである.

 軽い食事の後,スキー板,バッグを送るために二条市場の近くにある宅急便の営業所へ出向き,身軽になって局めぐりスタート.ヤマト運輸まで送ってくれたY氏は,そのまま合同庁舎へ行くというので,そのまま車で第1の目的の札幌中央局簡易保険事務センター内分室へ.その間もY氏は待っていてくれて,その後札幌北二条局訪問.そして,札幌北二条中局近くの三和銀行へ行くというU氏を送って行ったところで,私もY氏の車を降りた.

 ここから徒歩で中央区内を5局訪問後,大通駅地下街のNTTで掲示板をチェック.そして,札幌逓信病院を通る定山渓行きのバスに乗るために地下鉄で札幌駅へ向かった.実際は,大通駅,すすきの駅の近くからでもバスに乗れたのだが,バス停がどこかわからなかったので仕方ない.さらに,乗ろうとした11:00発のバスは1つ手前のバス停を左折してしまう便で,逓信病院前を通らない.

 札幌駅付近は未訪局が少なく,仕方がないのでそのまま11:00発の定山渓行きで藻南公園下車,札幌川沿八条局を訪問する.そして,たまたま来た市営バスで逓信病院に向かった.1日乗車券を買っているので,短距離でも気にすることなく乗れる.

 札幌南局札幌逓信病院内出張所のATMで定額貯金の預入を済ませ,無事に90087Aをゲットすることができた.用事が済めば長居は無用で,たまたま来た真駒内駅行きのバスに乗って,地下鉄に乗り継いで札幌駅に戻った.

 札幌駅からは13:00発の小樽行きJR高速バスに乗って,小樽へ向かう.停車停留所のテープを聴きながら,地図とにらめっこし,小樽奥沢局近くの奥沢口下車と決めると,眠くなってちょっと眠った.

 小樽奥沢局からは徒歩で小樽市内をめぐったが,雪も残っているためか,山手に向かってかなり坂がきつく感じ,また,近道だと思って入り込んだ路地では除雪などされているわけはなく,またほとんど踏み固められてない道もあって,かなり辛かった.途中,雪が深くなって迂回を余儀なくされたことも2,3度はあった.

 小樽入船局から,そのような路地を抜けながら小樽局小樽貯金事務センター内無人出張所へ向かった.札幌南局の無出と同様,ATMで定額貯金の預入を済ませ,スタンプをもらおうと事務センターの受付で事情を話すと,応接間に通された.時間は15時を過ぎており,あまり長居はしたくない,と思っていたのが通じたのか,事務的にスタンプを押してくれてすぐに解放された.

 全ての目的は終わったので,あとは16時まで小樽市内をまわるだけである.4局ほど訪問し,最後はたまたま16時直前に小樽駅前局にいたので,16:02発の快速エアポート164号に間に合った.期待していなかったのだが,最後に1時間営業時間がずれている新札幌駅デュオ局の訪問をすることができた.この日の成果は17局+無出2ヶ所で,宝はなかった.

 千歳19:15発のJAS116便のレインボーシートで帰途についた.


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