INTERVIEW
- -シャネルはあなたにとってなんだったのでしょう
- 「ああ、すばらしいイメージがふたつあるの!シャネルは伝説的で、魔法のようだった。まず"No.5"だけつけて裸で寝るっていうマリリン。それからテレビで"Dim
Dam Dom"の再放送をしたときにココ・シャネルを観て、わたしすっかりとりこになったの。彼女の態度にはすごく自由が感じられた。彼女はああいうきっぱりとした態度を示していたの、『女であれ!』って。すべての女性に向かって。こういうことなの、『よけいなことを言ったり、説明したりしても役に立たない、でも自分が女であること、その重大な切り札を捨てて生きてはだめ』」
- -ココ・シャネルもあなたを選んだと思いますか
- 「彼女が生きていたとしても、わたしを思い浮かべるとは思えないわ。『ココ』のモデルをやらないかって言われたときでさえ、ほんとびっくりしたんだもの。わたしにしてみれば、自分にそんな話が来るなんて考えられなかった。だから、マドモアゼル・シャネルがわたしをどう思うかなんてわからないわ!」
- ※「Cut」1994年5月号より抜粋
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