某ホテルマンより |
▼読者投稿
二度と泊まりたくないホテルはよい企画だと思います。実際、コンプレインとして表面化しないサービスの方手落ちが多いのではないでしょうか。お客様のお叱りを承れればよいのですが。黙って次回からの来店がいただけないお客様をホテルはもっと恐れるべきだと思います。弊社も思い当たる節が多々ございます。現場で気が付いていても、組織が邪魔をする場合もあるでしょう。外部の客観的意見があって初めて改善される事の方が多いようにも思います。
広報販促の仕事をしておりますが、俗に言うホテルの専門誌は全てホテルの方ばかり見て編集しているように思えてなりません。業界誌なのだから仕方ないのでしょうが。もっと CUSTOMER/GUEST の側に立ってホテルを批判し誉める、そのようなメディアがそろそろ育ってくる頃だとも思っていました。これからも、必要で充分な叱咤激励を賜りたく、また、賢く素敵にホテルを使っていただける、ホテルにとっても良質なお客様を育てていただけるようにお願い申し上げます。
■作者コメント
このコーナーの趣旨をよくご理解していただき、たいへん嬉しく思います。すべてのホテルスタックの方々がこういう思いで利用者と接してくだされば、もっとサービスの質が向上してくるでしょう。
■読者の意見
○Aさん
某ホテルマンさんのご意見を読みました。私はホテルやレストラン勤務ではありませんが、好きで「ホテレス」を読んでいます。これはホテルレストラン向けですので、言われてみれば確かに顔の向きはホテルレストラン側に向いていて、露骨な批判記事はないような気がします。最近再開した洞爺のウィンザーが破綻した頃もさかんに誉めている記事を目にしていたので、潰れて本当に驚いた事を覚えています。
これと対局的かなと思うのがホテルジャンキーズクラブです。会員なのでクラブの会誌も読んでいますし、時どきHPも見ますが、こちらはちょっと偏っているかなと思われるほどホテルが好きな人が自分だけの方向を向いている感じがします。わたしは、会合にも参加しないし、クラブレートの宿泊もしない幽霊のような会員ですが、小学生が大学に入ってしまったような違和感を少し感じています。サービス側と自分と双方に均等に向かっているような会とか本とかあったら、それが一番いいのになと思います。
週間ホテルレストラン(オータパブリケイションズ)
http://www.ohtapub.co.jp/
ホテル・ジャンキーズ
http://www.hotel-junkies.co.jp/
*このページの内容はメールマガジン No.153(2002.03.08発行)・No.154(2002.03.15発行) に掲載したものです。