シェラトンモアナサーフライダー |
▼読者投稿
最近行ったハワイのホテルのことですが、あまりのひどい対処の仕方にあきれてしまいました。それはホノルルの「モアナサーフライダー」です。歴史もさる事ながら、由緒正しく、ハワイでは一流といわれ、楽しみにしていました。ロビーはとても素敵でしたが客室の質素さにはすこしびっくりしてしまいました。
それはさておき、ここからです。夕食後、気分よくホテルに戻ってきて気が付いたこと、日本から持ってきた「マイバスローブ」がないのです。多分、ハウスキーピングが間違えてもっていたのだろうと思い、とりあえずフロントに電話しました。その対応の悪かったこと! 時間は夜中の1時ごろでしたが、気づいたのがこの時間。たどとどしい英語しか話せない私も悪いかもしれないけど、一応被害者なのにまるで私のミスのように攻められました。
それからしばらくして、2人のガードマンらしき人が部屋をたずねてきました。盗難届を作成するためにです。一通り、部屋を物色して盗難届の用紙を渡されました。そこには連絡先、紛失したもの、状況等。。たかが、バスローブ、しかし友人から頂いた思い出の品です。
なのにホテル側が言ったことは
「もし出てきましたら連絡します。」
それで終わろうとしました。
「もし出てきたらでは困ります。出てこなかった場合は?」
「おいくらぐらいでした?その金額を弁償するというかたちで・・」
「値段ではないです。思い出の品でしたから。」
「とりあえず、連絡しますので」
といいつつその場は終わりました。あれから2ヶ月以上経ちますが、電話の1本もありません。。。今更クレームも言う気はありませんが、こういう時の対処の仕方でホテルの真価が分かりますよね。私も旅行が好きでいろいろ行っていますが、こんなひどい思いをしたのは初めてでした。もう2度とモアナサーフライダー、いやシェラトングループには泊まりたくないです。
(Kさん、女性、20才代)
■作者コメント
シェラトンモアナサーフライダーは、ハワイ通でなくとも知っている有名ホテルです。今はワイキキに林立するシェラトンホテル群の一角となっていますが、1901年開業という歴史ある高級老舗ホテルです。本館は白亜のコロニアル調の建物で、その独特な雰囲気には今なお多くのファンがいますが、現実には日本人客でごったがえし、静かさ・優雅さを味わうのは難しいようです。サービスのレベルも他のワイキキのホテルと似たようなもので、今回のようにあくまでも事務的に済まそうとする姿勢は日常茶飯事ではないでしょうか。
■関連サイト
Sheraton Moana Surfrider
http://www.moana-surfrider.com/
*このページの内容はメールマガジン No.120(2001.06.22発行) に掲載したものです。