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ホテルJALシティ松山

▼読者投稿

今回は、愛媛県松山市にオープンしたばかりのJALシティ松山です。建物は一般的でこれと言って普通のビジネスホテルでした。平日に宿泊したのですが、開業して10日目でした。慣れないこともあったとは思いますが、お金を支払う方としては、非常に気分の悪い出来事でした。

朝食はバイキングでした。入口で部屋番号と名前を聞かれ食事を始めました。するとどうでしょう。朝食券をもっていなかった人のテーブルに来て食事中にもかかわらず、伝票にサインを求めているでは有りませんか。一人で食事をされていた年配のビジネスマンが箸を置きサインをしています。

それ以前に他の人が、豆腐を食べるのに醤油を頼んでいました。持ってきた醤油入れには、中身がなくまたバタバタと従業員が動いていました。私は、ミルクを飲もうと思いましたが、どこにもグラスがありません。グラスが用意されていません。目の前の棚にグラスが置かれているのですが、そこは私達が入れない場所でした。「グラスを下さい」と言うと奥に入ってしまい、中々出てきません。もう一人のビジネスマンと立ちぼうけです。少したつと奥から出てきて目の前の棚からグラスをくれました。

準備が出来ていなくて朝から気分が悪かったのにパンを食べている最中、今度は私にサインを求めて来ました。お絞りもナプキンもないところでしたし、私は、「今食事中です。後でも出来る事をなぜ先にするのですか。」と言っても立ったまま。上司から言われているのか伝票を差し出したままです。常識の範囲を超えていると思いました。今度は、「私は食事中です。やるべき事を先にしなさいよ。」きつく言うとやっと立ち去りました。

車で移動していたのですが、駐車場を整備する老眼鏡をかけたおじさんも伝票をルーペで見ながらモタモタしていました。あまりホテルにはいませんでしたが、「一事が万事」だと思いました。前日に、高知県の旭ロイヤルホテルに宿泊しましたが、食事の内容も良く駐車場の方もスムーズに気持ち良く出発できたので、余計にJALシティ松山が、プロとして失格だと思いました。松山は楽しい思いでばかりでしたので残念です。

 

■作者コメント

「一事が万事」はまったくその通りです。一度不快な思いをしてしまうと、あとは何かにつけて粗が見えてきます。開業間もないという事情もあるのでしょうが、開業直後だからこそいい印象を持ってもらうことが必要なんですが…。もっとも、JALシティそのものはビジネスホテルに分類されるホテルです。サービスが事務的になってしまうのはやむをえないでしょう。

 

■関連サイト

ホテルJALシティ松山
http://matsuyama.jalcity.co.jp/

 

*このページの内容はメールマガジン No.093(2000.09.23発行) に掲載したものです。

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