新宿ワシントンホテル |
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1年ほど前でしょうか、新宿ワシントンホテルに2泊しました。チェックインしたのが夜の10時くらいでした。だいぶ飲んでいましたのでその時には気がつきませんでしたが、朝になってみると、取っ手のところに赤褐色の汚れがついていました。たぶん、血液だと思うのですが・・・よく見てみるとバスの天井にもとびちった同じような汚れが見えました。フロントに電話をかけて夜部屋に戻ってみると汚れた部分は清掃されていました。
この汚れがなんなのだったか証明はできませんが、飛び散り方からみると明らかに液体です。しかも、赤褐色ですので血痕以外考えられないのですが・・・ いったい、私の宿泊以前にどのような状況があったのでしょう。想像すると無気味です。どうして天井まで血がとびちったのか?その人は無事だったのか?などと想像が勝手にふくらんでしまいます。
で、フロントに電話をかけた翌日、つまりチェックアウトの日にももう一つ事件がありました。ベッドサイドの時計を見ると羽田空港行きのバスまでに時間がありました。そこで、私はゆっくりと支度をしていました。しかしです。自分の腕時計を見てびっくりしました。バスの出発時間の10分前ではありませんか。ベッドサイドの時計が30分ほど遅れていたのです。あわてて荷物をまとめて、途中、だいぶ走ったりいたしました。それでもなんとかぎりぎりのタイミングでバスにのることができました。
前々日は正確だった時計がなぜこの日には遅れていたのか、それはわかりません。でも、フロントにクレームを付けた意趣返しに清掃係りの方に時計をさわられたのではないかと、私は疑っています。まあ、時計をさわられたかどうかはともかく血痕のようなものの存在自体が無気味ですのでもう新宿ワシントンホテルには宿泊いたしません。
(H・Sさん、男性、40才代)
■作者コメント
私自身は新宿ワシントンにはかれこれ10年ほどご無沙汰していて、「意外に小ぎれいなホテル」という印象が残っていたのですが、やはり10年も経てば状況は変わるようです。赤褐色の汚れが血痕であるかどうかは別としても、そんな「すぐに目につく」部分の汚れを放置しておくのは大問題です。
最近は多くのビジネスホテルが「サービスはぎりぎりまで切り詰めてコスト削減」に必死ですが、その結果がこれでは本末転倒。「もう宿泊いたしません」となれば「コスト削減」以前に「売り上げ削減」です。
■関連サイト
新宿ワシントンホテル本館
http://www.wgh.co.jp/sinhon.html新宿ワシントンホテル新館
http://www.wgh.co.jp/sinsin.html
*このページの内容はメールマガジン No.056(1999.07.26発行) に掲載したものに加筆・修正したものです。