ホテルプルミエール箕輪 |
■地区 : 福島県猪苗代町
■カテゴリー : リゾートホテル
■こんな方に
ヤング◎ 熟年△ ファミリー△ グループ○ ハネムーン△ ビジネス×
■ここが素晴らしい
箕輪山の中腹、標高1000mの高原に建つ「ホテルプルミエール箕輪」。スキー目的で利用された方が多いと思うが、それ以外の目的でも充分に満足できる豪華ホテルである。
まず、吹き抜けのロビーが素晴らしい。映画の1シーンに出てきそうな雰囲気だが、ここでは定期的に各種の生演奏が行われ、たいへん優雅な気分に浸れる。その周りを回廊風に取り囲む客室(97室)は、ベージュ系の色でまとめられたシックなインテリア。派手さはまったくないが、広さも42平米と充分で、1泊ではもったいない居心地の良さがある。
唯一の問題はレストランで、夕食が原則として予約制になっていること。特に満室に近い状況では希望のレストランに空きがない場合もある。席数を増やすのはなかなか難しいのだろうが、なんとかシステムを考えてもらいたいところである。
付帯設備としては直営のゴルフ場があるほか、館内には大浴場もある。アロマテラピーも本格的。ホテルとしても、スキー以外での楽しみ方をいろいろ提案していて、その一部はホームページ上でも公開している。ちなみにホームページでは空室状況も確認できるのだが、お盆以降はまだ空室があるようである。宿泊料金が10%OFFになるクイズもやっている。
■宿泊料金
スタンダードツインでおひとり16000円〜(1泊2食)、デラックスツインは2000円増し■アクセス
JR福島駅より送迎バスあり、磐越道猪苗代 IC より30分、東北道福島西 IC より40分■連絡先
TEL:0242-64-3300 FAX:0242-64-3842■ホテル公式ページ
http://www.stt-aoyama.co.jp/minowa/
▼読者投稿(1)
ホテルプルミエール箕輪には7月24日に1泊しました。予約は、インターネットを見てクイズに正解すると10%OFFということで、メールで予約をお願いしましたが、前日ということもあり電話をかけました。すると、空き部屋が1室しかなく、景色が悪いということでした。景色の80%が屋根だというのです。なので平日料金の10%引きということで1泊2食付き14400円ということでした。
実際、ホテルについて部屋を案内されると、やはり屋根ビューでした。それからベッドカバーにしみがついていて、がっかりしました。部屋自体は広くて落ち着ける雰囲気なのに、なぜ屋根ビューの部屋をつくるんだろう。ベッドカバーにしみがついているのになぜ交換しないんだろうと思い、がっかりしました。
プールやジャグジーの施設もありましたが、別料金で1人1000円とられます。ホテルグランデコが無料だったことを考えるとせこいと思いました。また、アメニティ(シャンプー、石鹸)等も安いものを使っていました。食事はとてもおいしかったですし、従業員の対応も良かったです。トータル評価で14400円だったら、こんなものかなぁという感じです。でも、これが景色の良い部屋でベッドカバーにしみがなければきっと満足したと思います。
(Aさん)
■作者コメント
私の勝手な推測ですが、泊まられた部屋はふだんは添乗員が使うことを前提にしているのではないかと思います。リゾートホテルではあまりないのですが、団体向けの温泉旅館などでは必ず「添乗員部屋」があります。一般の方はその存在すらご存じないと思いますが、4畳くらいの広さにベッドとトイレがあるだけ、という部屋です。当然ながら、窓からの景色は「屋根ビュー、がけビュー、せいぜいよくて駐車場ビュー」といったところです。ホテルであれ、旅館であれ、眺望はよいに越したことはないのですが、設計・建築上のさまざまな制約の中で、どうしても「裏部屋」ができてしまいます。そういう向きに添乗員用の部屋を造るわけです。そう考えれば、今回の「屋根ビュー、ベッドカバーのしみ」は少しは納得できます。しかしながら、その部屋を一般のお客さんに提供するとなれば話は別です。眺望はしかたがないとしても、ベッドカバーのしみは問題。なぜ前もって対処しなかったのか不思議です。
いただいたご意見に反論するつもりはありませんが、プール・シャグジー利用の1000円を「せこい」と言ってはホテルが少しかわいそうではないでしょうか。むしろ無料にしている周辺ホテルを誉めるべきだと思います。
▼読者投稿(2)
このホテルは昨年末(1998年)に利用しました。仕事の都合でかなりぎりぎりになっ てから予約したのですが一泊だけ予約が取れました。このぎりぎりがいけなかったのでしょうか。まず夕食のコースは(確か和食、中華、イタリアンの三択だったような記憶があります)イタリアン以外に空きはない、とのことでした。主人はお肉がまったく食べられないのでチェックインの際その旨を伝えた所、ちょっととまどいながら「フランス料理、という訳ではないですし、あくまでもイタリアンでパスタメインのお料理ですから、お肉は出ません」と言われ、納得しました。
とにかく混んでいて、夕食の時間もかなり遅かった上、宴会場のような臨時のホールで食べました。そしてメインはお肉でした。サービスが悪い、ということではないのですが、従業員同士の連携がないように思いました。
その旨はアンケートに書いて渡しましたら後日、不手際を詫びるお手紙と共に、ホテル内のフィットネスクラブ無料券が送られてきましたが、なんとなく対応がちぐはぐで笑ってしまいました。この券を利用する為にまたはるばる福島まで行かなくてはならないんですよね、これでは。ただホテル内のバーは雰囲気も従業員の方もとても好印象でした。でも、多分プルミエールを利用することは無いと思います。
(Mさん、女性、30代)
■作者コメント
トラブルのお詫びに何をもらえれば納得するのだろうか?(自分自身に問うているのです。)ホテルとしても、まさか現金を返すわけにもいかず、結局は宿泊優待券やレストランの割引券、プール利用券など、要するにもう一度行かないことには利用できないものになってしまうのでしょう。それならテレフォンカードの方がよほどましかな?
フィットネスクラブ無料券の是非はともかくとして、みなさんはこの「アンケート」を利用されたことはあるでしょうか? これに対するホテルの対応はさまざまで、お礼状だけでなく、季節の情報や宿泊プランの案内などを頻繁に送ってくるホテルがある一方で、まったく無視するホテルも少なくありません。それを考えれば、たとえフィットネスクラブ無料券でも送ってくるだけまだ誠意のある方ではないでしょうか。
▼読者投稿(3)
プルミエール箕輪を利用した時の感想を述べさせていただきます。SKIをするので冬にしか利用したことはありませんが、出来た当初から憧れていました。流石にバブル当時に出来たホテルでとっても豪華。お部屋も広く、ホテル内のインテリアも豪華。外にSKI場がなければ「ここはどこ?」と錯覚を起こしてしまいそうでした。リフトに乗る時も、「宿泊者専用レーン」が設けてあって並んでいる人達の横をスィーッと通り過ぎほとんどリフト待ちナシでした。
夕食は、ダイニングに行くのにチョットかしこまってしまう感じです。SKIで来たからといってなめてかかってはいけません。(スウェットとかパジャマ状態では大恥かきます)不思議なご家族が居ましたネ。そのドレス持ってきたの?パンプスも?パパはそのジャケット持ってきたの?みたいな・・・ でも、ホテル側はホントはそーゆー家族がもっと来て欲しいのかな。
昼間は、滑りに来た宿泊者以外の方もドカドカとホテル内に入っていました。食事をしたり(ほかのSKI場よりはお高い気がします)、休んだり。夜の静けさが嘘のようでした。
出来た当時に比べて今では宿泊料金も少し安くなってるようですし、スノーボードもOKになりました。今まではカップルやファミリー向けのSKI場だった気がします。山頂の方は、相変わらず昔のまま。古い趣が残っています。(SKI好きの方はお分かりになると思います)
近辺のホテル(猫魔とかグランデコ、アルツ)とは、また少し違った客層(よりハイグレード)を求めている気がします。中途半端にならないように望んでいます。SKI場のコース設定には少し不満はありますし、長期宿泊にはムリがあるので(金額的にも設備的にも)冬の「週末」また宿泊したいなぁ。と、長々と感想を述べさせていただきました。
(S・Yさん)
■作者コメント
なんだかんだと言っても、結局はスキーでの利用が中心になるようで… 一般のリゾートホテルとして見れば多少の問題点はあっても、スキーのホテルとして見ればやはり超一級のホテルと言えるでしょう。
*このページの内容はメールマガジン No.059(1999.08.10発行) に掲載したものに加筆・修正したものです。