篠原98型山岳作業用レイバーぴっけるくんをスクラッチする

機動警察パトレイバー初期OVAに登場した「ぴっけるくん」。
特車2課第二小隊が初出動し、捕り物を演じたレイバーでもあります。
そんな「ぴっけるくん」を1:72スケールでスクラッチしたいと思います。

2009/04/16
毎回の製作パターンなんですが、CADで作図。胴体部分はただの箱なので
作るのも問題無し。が、しかし「ぴっけるくん」はアニメの登場メカには珍しい三脚型。
まず腰に相当するパーツの形状が把握出来ません。
設定画を見る限り腰パーツは四角を45度回転させた形状らしいのですが
当然脚が生えてる三つ叉パーツに角度が合いません。
同じ形状の脚が3本あるのでこの機体は正面の概念は無いはずなのです。
つまり胴体部分が正面を向けばそちら側が正面になるわけで
作業を行うのには効率的なのです。
でも三つ叉の上に四角いパーツが付く事で正面が出来ちゃうのです。
(CADの図面を見てください)
これは悩んでも仕方なく割り切って図面を引きました。

さらに三つ叉のつま先も悩みどころ。真上から見て120度間隔に爪が生えるわけですが
これも形状把握が難しく図面上ではパスして、六角大王で実際に線をつなげて
作りました。
人で言う下腿部は円錐状のパーツです。このような角度付きのパーツは作るのが
結構大変。旋盤で削り出せば良いんですがトップスライドという旋盤の
アタッチメント工具を持っていないためどうした物かと悩みました。
結果的にMODELAで削り出す事に。

図面と六角のCGを見て貰いましたがこの時点でどれ位の大きさに
成るのかまだ決めていません。ノンスケールで線をつなげただけなのです。
このあと、六角大王でサイズを指定し72スケールに合わせると
約14センチくらいになることが判明。中々に背の高いメカです。