Divine     Arf                          
 神聖闘機 seed 

プロローグから第二十五話までのあらすじ

A・C・C歴・・・月と衛星都市、そして地球。
三つは決して平等と平和に包まれてはいなかった。

地球の民は月と衛星都市に住む者をルナと呼び、
月、衛星都市の者は、地球に住む者をバインと呼び、
互いに互いを蔑んでいた。

そしてEPMと呼ばれる地球の強力な組織機構は、
その圧倒的な武力によって、月や衛星都市の人々を抑圧する。

月の約200メートル下で発見された強力な鉱石シオンを見つけだしてからは、
その勢いは増す。

しかし、シオンには大きな欠点があった。
人為的に変化させられたとき、
それはフィールドを形成してあらゆる機器を破壊してしまうのだった。
そして月連絡シャトルの爆発と言う形で、見事にその恐ろしさを証明する。

EPMの抑圧がそれにより若干解放されてきたとき、
宇宙の人々は、地球よりの独立を叫んだ。

その指導者的な立場が、
衛星都市「
カナン」のカル家の人々であった。
カル家には幼い二人の兄妹がいた。
パッシュとルイータである。

彼らは地球の月、衛星都市寄りの王国「アルファリア」と共に、
その独立運動を高め、世界もそれに習い始めていた。

アルファリアの王家キッス。
当時の王女はエメラルド=キッス。

しかし

たった一つのニュースが
その全てを破壊してしまう。

「シオンは人型で安定する。」

これにより完成されたシオン鋼戦闘人型通称Arf(アルフ)は、
そのパワーバランスを担う兵器として産まれる。

新たな抑圧に「カナン」は強硬手段に出る。
アルファリア王国はそれを止めるために宇宙に話し合いの場を設けた。

しかし、その直後「カナン」の衛星維持システムに異常が生じ、
カナンは宇宙より消滅した。

そして、その嫌疑はEPMによってアルファリアにかけられたのである。
Arfによって、アルファリアは48時間で滅亡し、
パッシュ=カル、ルイータ=カル、エメラルド=キッスの三人の子は、
生死も分からず行方がしれなくなった。

 

数年後。

月、衛星都市独立を叫ぶ狂信的テロ組織「ノア」に対し、
Arfのみで構成されるEPM所属特別防衛機関「
φ(ファイ)」はその権力を増大させた。

総帥ルシターン=シャトは、最強の兵士と呼ばれるレルネ=ルインズと共に、
その力を次第に伸ばしていった。

月に於いてもう一つ組織が立ち上がる、
非テロを掲げる独立支援組織「
モーント」である。
その指導者
リヴァイ=ベヘモットは、
その裏に暗躍する
ロキと呼ばれる男、
そして、総合企業「
エターナル0」の代表フレイヤと共に、
アーク」と呼ばれる計画を進行していた。

EPMの軍事最高顧問ゴート=フィックはその力の増加と共に、
月、衛星都市の完全なる隷属化を狙っていた。

 

そして、そんなさまざまな思惑渦巻く時代に、それが現れる。

L−seed(エルシード)である。

彼らの目的は一つ「全ての兵器と命を兵器としている兵士の破壊」

全てを破壊し尽くすL−seedを駆るのはマナブ=カスガ

そして、彼の所属する組織こそ、
古より続く人類の監視者「
Justice(ジャスティス)」だったである。

彼の妹フィーア
Justiceの医師Dr.サライ
L−seedを創った
Prof.ヨハネ

そして、Justice当主ヴァス=カスガ

アル・イン・ハント」と呼ばれる計画を進めるJustice。

そんな頃、マナブは闘いの日常から離れたところで、
一人の恋人を見つける、その名は、

エメラルド=ダルク

彼らが行った「月読(ツクヨミ)」という軍の慰問部隊の歌の舞台で、
そこにいた「月読」の者達は、彼女の正体を怪しむ。

その頃L−seedの力を目の当たりにした、レルネは密かに闘志を燃やす。

そしてエメラルドの前に、フレイヤが現れたとき、
安らかな日常が終わり、全てが始まった。

エメラルドはエメラルド=キッスであり、
彼女は、ルイータ=カルとして、宇宙に上る。

マナブに訳も告げずに、別れだけを与えて・・・・

傷心のマナブを想うフィーア。

 

そんな頃、

ロキらが計画していた、アーク用のArfがついに地球に飛来する。

彼らはアーク・アルフと呼ばれ、通称WA(ダブルエース)そう呼ばれた。

T−Kaizerion(テラズカイゼリオン)
パイロット:プラス=アキアース

Dragon knight(ドラゴンナイト)
パイロット:セイン

70−Cover(セヴンティーカヴァー)
パイロット:トルス=シューベル

T−Wolf(ツインウルフ)
パイロット:サーシャ=シズキ

T−Kaizerion、Dragonknight、70−Coverは、
地球飛来後、L−seedと遭遇してしまう。

その出会いがまた新たな始まりを意味していることを、誰もが何となく感じていた。

セインのDragonknightとの闘いの中、
偶然発射されたトルスの70−Coverの武器に貫かれるL−seed。

そう

時が来た。
新たな姿が生まれる時が。

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