新発見考古速報展が開かれました。

日 時 : 2000/6/7〜7/20
場 所 : 江戸東京博物館  (JR総武線・両国駅の西口を出て、北方向に少し進み、東に進むと、右のような光景が見えます。)
主 催 : 文化庁
 
小鹿坂遺跡・長尾根遺跡(埼玉県秩父市、旧石器):50万年前の原人の遺跡
冠遺跡(広島県吉和村、旧石器):石器接合資料
オバルベツ2遺跡(北海道長万部町、旧石器):ナイフ形石器文化
水迫遺跡(鹿児島県指宿市、旧石器):火山灰の下から発見された住居と道
大平山元T遺跡(青森市蟹田町、草創期):草創期土器
松ヶ崎遺跡(京都府舞鶴市、前期):前期の食物の出土
新田U遺跡(岩手県遠野市、前期):大型住居
道訓前遺跡(群馬県北橘村、中期):華麗な土器
和台遺跡(福島県飯野町、中期):人物を描いた土器?
三内丸山(6)遺跡(青森市、中期/後期):クマ形土器、クマ付土器・・・
船泊遺跡(礼文島、後期):貝玉などの装飾品、大陸と交易があった
下宅部遺跡(東京都東村山市、後期):漆塗土器、飾り弓
カリンバ3遺跡(北海道恵庭市、後期):シャーマン埋葬の副葬品
  1. 松ヶ崎遺跡出土品で重要なのは、堅果類などの食物です。何を食べていたか推測できます。
  2. 船泊遺跡では、種々装飾品が発掘されました。イモ貝など、千葉以南でないと採取できない貝で作られた装飾品があることから、装飾品或いはその原料を日本国中から集め、大陸に輸出していたことがわかります。 なお、「北の島の縄文人」という企画展が、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で、2000/7/4〜8/27の間行なわれています(対象:礼文島・浜中2遺跡、船泊遺跡)。
  3. カリンバ3遺跡で、シャーマンと思われる4人の埋葬状態が発掘されました。そのレプリカ?が展示されています。小輩にとって、最も関心があるのは、帯や布片です。他に、漆塗り櫛や勾玉などの副葬品が出土しています。この発掘遺跡は、遺跡そのものを掘りだし、博物館などに保存する計画があります(加曾利貝塚公園の貝層の断面観察設備と同様)。 パチパチ。
  4. 旧石器時代の遺跡ですが、水迫遺跡が発掘されました。住居/道が発掘され、人間がどのように生活していたか解明してくれます。
  5. 小鹿坂遺跡は日本最古の石器が発掘されたとして、有名なところです。
  6. 飛鳥時代の遺跡ですが、亀形石のレプリカが展示され、庭園遺跡のプレゼンテーション ビデオが定期的に映され、担当者の解説があります。亀形石発見当初は、酒船石との関連が強調されましたが、亀形石に水が送られたのは、酒船石からではなく、近くの井戸から水が送られたようです(小輩は、酒船石は亀形石に水を送るための装置であると報道された時に、酒船石にどうやって水をくみ上げたのか、そのことが不思議でした。酒船石は丘の上にあります。今回の展示会で疑問が解けました。しかし、酒船石の機能について疑問は残ります。)。斉明天皇の異常ともいえる命令によって、当時としては超近代的な建造物が作られたことを示しています(現代でも同じようなことがあると考えさせられます)。

 この展示会は日本中を巡回して行なわれます。

 @2000/6/27〜7/20 江戸東京博物館 D2000/11/11〜12/6 宮崎県総合博物館
 A2000/7/30〜8/26 旭川市博物館 E2000/12/13〜2001/1/14 和歌山市立博物館
 B2000/9/3 〜10/1 岐阜市歴史博物館 F2001/1/21 〜2/18 埼玉県立博物館
 C2000/10/8〜11/4 香川県歴史博物館

トップページに戻る