タイトル

《ホームページ作者のプロフィール》

 50才のカメラマンです。おもにコマーシャル関連の仕事をしています。年の功でいろんな仕事をしてきました、編集関係の仕事もやりました。ホームページを創るときは、少しでも役に立って、面白い物をと決めていました。パソコンを始めて2年弱、48才からの挑戦でした。独りでコンピュータ雑誌を二ヶ月ほど買い、勉強して何とかなるかと思いこみ、暮れの30日に現金を懐に秋葉原に出かけ、安くて有名な店に飛び込みました。どうせ買うなら、出来なくて途中で投げ出せないように、安物は買うまいと決めていました。

マック8500に,メモリーを272MBのせて、モニターはナナオのフレックスキャンE65T,プリンターはアルプスのMD2300S、スキャナJADE,MOも外付けといっぺんに購入しました。無謀ですね。考えたらワープロもいじったことのない人間が、いきなりパソコンセットを持つのですから、まるで江戸時代の武士が、外国から送られた機械を動かせと上から命じられたようなものですね。

年あけの5日に来ました。段ボールがおおきいですね。店で見ていると小さい気がしますが、自分の事務所で開けると軽自動車を買ったつもりが、4WDのチェロキーですね。モニターを載せると机がいっぱいで他のものは載らない、自作でテーブルをつくり、マニュアル片手にスカジーを繋ぎました。パソコンのマニュアルというのは最悪ですね。悪口になりますが、官庁の人間が文句が出ないように、何でもかんでも詰め込んだような、おまけに日本語の良くわからない二世がつくったようですね。言葉を、または単語を知らなけねば理解できない本で、私はこれを神の怒りをかったバベルの塔になぞらえ、パソコンバベル本と呼んでいます。

さて、悪戦苦闘してなんとかソフトをインストール(組み込み)、シャンペンをわり勇んでパソコンの大海に船出しました、あー、やりましたね。画面が真っ黒、うんともすんともいわない。汗がどっと吹きでましたね。恋する乙女が恋人に言った言葉を思い出すように、パソコンにしたことを頭の中で巻き戻してみました。そうだ、おもしろがってシステムフォルダーのファイルを開けたり閉めたりしてました。後から考えればこれですね。ノートンさんの本を買い、必死になって2時間かけて復旧しました。それ以来、ノートンさんには足を向けて寝ていません。

一年かけて少しフォトショップがいじれるようになりました。これからですね。ホームページを創ろうかなと思ったのは、写真を中心にしたホームページが良いなと……。嘘つけ出来たホームページは文字だらけでないか。すみません。では何故、「ドードー」をホームページのテーマにしたのか。

昔、絶滅動物の本に関わり合ったことがあり、もともとある程度は詳しかったこともある。そのなかでもドードーは特異であった、歴史では人間が輝いてきた大航海時代であること。19-20世紀をリードしてきたヨーロッパの近代化を押し進めた植民地化、覇権主義の縮図の舞台であったことである。

歴史を各分野でマクロ的にみれば、または百科辞典的にみるならば、ただ一つの項目で200-300字で収まるものである。 歴史はこのように見るものではない。水平な連続した積み重ねである。ドードーはたまたま見つかったのでなく、航海上の大事な島に住んでいた偶然と、中継地に都合の良い食料となり食べられた。島の自然は、資源として伐採され、開墾され、砂糖などのプランテーションとなった。つまり、島の自然すべてが人間の手により変えられてしまったのだ。
東京都ほどの大きさしかない島は、人の自然への勝利、その成果とも言うべきシンボルとなった。チャールズ・ダーウィンも、その手記で大英帝国の植民地の手本と見て賞賛していた。司馬遼的言い方を許されるならば、島は文明という絨毯で全てを覆い尽くされ、まるで形を変えてしまったのだ。この時代の自然と文明との関係がここにある。とでもおっしゃるのではないでしょうか。

なるべく多くの事柄を入れたいために文字が増えた。まだ言い足りないこと、まちがいもある、徐々に修正していきたいと思います。

これらとは別にやりたいことがある。言葉を、詩を生んだイメージを再生(再現)してみたい。 例をいえば、松尾芭蕉がよんだ俳句の舞台を写真で創りあげることだ。「奥の細道」に「象潟の雨に西施が合歓の花」と言うのがある。今の象潟の風景から、この俳句の持つイメージを連想することは不可能である。絶句はしても俳句は出てこない。では松尾芭蕉に俳句を読ませた、輝いていた風景とはいかなるものであったか、再現できないか。

また、誰かの詩に『ダッタン海峡を飛んでいった蝶』の透明感あるイメージを創ることは出来ないか。 山崎正和の言う「劇的なる精神」、人をバーチャル空間に引き込めるほどのイメージをもつ写真でもできれば本望なんですが。

別な言い方をするなら、司馬遼太郎の中に、竜馬が配下の元泥棒に、箱根道で初めて富士山に出会い感動する場面の台詞。感動しない元泥棒に、「見慣れている風景かも知れないが、何度でも感動しないおまえの精神が泥棒にしかなれなかったのだ。」という趣旨の台詞がある。何か人の琴線に触れるバーチャルフォトでもできれば……。 こんな事を考えています。                                            1999.06.14 ka-zu(2002.04.08加筆訂正)

  作者のホームページ http://www.photo-make.co.jp      
                

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