ブレーキのオーバーホール

その1

毎年シーズンOFFになると,みんないろいろいじっているようなので,
今年はおいらもちょいといじる事にしましたのでこのシーズンOFFの
作業メニューを紹介していく事にしますね。

ブレーキのオーバーホールは7年前にやったきり(汗)でしたので,
このシーズンOFFに一番やりたかったメニューの一つでした。
まあ,パット交換の度にグリースアップはやっていたのでキャリパーの
固着とかは無かったのですが,ローターの錆がひどくなっていたこともあり,
いまいちフィーリングが悪かったし,キャリパー自体も錆びてきて見た目も
悪くなってきたので念入りにやる事にします(^^)。

0501brake01.jpg (39600 バイト)
まずはとにかく全バラにします。
ばらした部品を入れておくトレーは4つ用意しましょう。
100均のトレーとかで十分です(^^)。

0501brake02.jpg (36226 バイト)
シール類もはずしたら灯油でひたすら洗浄します。
ガンコな汚れ(サビ)は真鍮ブラシや柔らかめのワイヤブラシを
併用して落としていきます。
おいらのキャリパーは以前に使った事のあるホークと言う
パットのせいで鉄粉がかなり付着し,それが錆びて
固まっていたのでかなり大変でした(^^;。
この錆びの塊を取りたかったのがO/Hの目的でもありました。

ちなみにシール類がついた状態では絶対に灯油で洗わないように!
キャリパー関係のシールゴムは灯油が着くとすぐにのびのびに
なってしまうので注意して下さい。

0501brake03.jpg (33576 バイト)
一通り洗浄し終わったところ。
エアブローで灯油を吹き飛ばした後,乾かしてやります。

0501brake04.jpg (30842 バイト)
まだ部分的に鉄粉の錆びが残っていますが
この辺でくじけました(^^;。

0501brake05.jpg (29652 バイト)
裏の方は錆びはきれいに落としましたが,
新品時の緑色のコーティングが剥がれていましたので
このままではすぐに錆びてきそうです。

0501brake06.jpg (32156 バイト)
ホイールのスポークの間から見え易い爪の部分も
コーティングが剥がれていました。

0501brake07.jpg (27868 バイト)
んで,今回はマツダのディーラーオプションにも設定されている
(と言っても,もろスリーボンドの製品ですが)
キャリパー専用の塗料「防錆カラーリングコート」を使って
キャリパーの錆止めを行ってみます。

普通の耐熱塗料でも良いと思いますが,耐久性等が優れているかも
知れないという期待を込めて2,500円くらいと非常に高い買い物をしてみました(^^;。
でも,硬化剤を使っていないのでパーツクリーナーとかには
あまり耐えられないでしょうけど。

0501brake08.jpg (37247 バイト)0501brake09.jpg (38437 バイト)
スプレータイプではなく,キャップに仕込まれた刷毛塗りなので
室内作業でもOKです。
ただし,買ってきたまま塗ろうとすると,塗料の粘度がやや高いようで
塗りにくかったのでトルエン系のラッカーシンナーで薄めて重ね塗りを
するようにして塗装しました。
3度塗りくらいでちょうど良い感じでしたね。

※室内で塗装する場合は換気に充分注意して下さいね(^^)。

0501brake10.jpg (41688 バイト)
シール類を新品にし,全部を組んだ状態で記念撮影(^^)。
シールやピストンの組み方は色んなHPで出ているので
ここでは紹介しません(^^;。

0501brake10b.jpg (36777 バイト)
キャリパーの撮影後にちょっと目を離したら,
子供の遊び道具となっていました(汗)。
せっかく塗った塗装が剥げるのでやめてね(^^;。

その2へ


戻る