MBSP&オイルパン

NB8CのマイチェンよりBPにはMBSP(メイン・ベアリング・サポート・プレート)なるものが採用されてた。
これはその名の通り,クランクシャフトの各ベアリングキャップを連結させる事でベアリングの支持剛性を向上させ,回転系のフィーリングUPとノイズ低減に効果があるそうな。
今までも一部のファミリアにも採用されていたもので特に新しいものではないのだが,コストの関係からか今までロードスターには付いていなかったのだ。
しかし,コストに厳しいご時世の中あえてコストUPさせてまで採用されたのだから,それなりに効果があるのでしょう(^^;。回転系のフィーリングUPは今回のおいらのコンセプトにも合っているのでおいらもコストUPを覚悟で採用することにしましょう(^^;。

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これがMBSPです。NA8Cのバッフルプレートの代わりに取り付けるようになります。

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ちなみにこちらがNA8Cのバッフルプレート。
全然形が違います。

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こちらはバッフルプレートとMBSPの厚さの比較。
上のバッフルプレートの0.8mm厚に対し,下のMBSPは2mmもありいかにも剛性がありそう。
しかし,めちゃ重いっす(^^;。

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この様にシリンダーブロックのオイルパンの合わせ面とベアリングキャップの座を連結するようになっています。

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元からNA8のBPのベアリングキャップにもMBSPの取り付け座が付いているのだ(^^)。
ロードスターのB6にはこの座は無いのでファミリアのMBSPの移植等は出来ないでしょうね。

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ちなみにMBSPを流用するともれなくオイルパンもセットで換えるはめになります(^^;。>結構高くつくっす(泣)
左が新型NB用で右がNA8C用。
オイルの溜まる部分の形状は全く同じですが,MBSPとバッフルプレートの厚さの違いとMBSPの張り出している部分の逃がし形状が異なっています。

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他にもう一つ,ドレンボルトのネジ部の作りが違っていました。
左がNA8Cで弱いアルミに直接ネジを切らずにネジの切られたスチールブッシュを打ち込む事によって,ドレンボルト脱着時のネジ部の耐久性を確保していますが,右の新型のオイルパンではアルミに直接ネジを切っています。明らかにコスト削減のためでしょうねぇ(^^;;;。

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今回は何も加工しないというのも寂しいので(笑),オイルテンプセンサーの取り付けを出来るようにPT1/8のネジを切っておきました。
直接オイルパンにネジを切っているのでセンサーが奥まで入りオイルの温度を正確に測れるようになるのだ...多分(^^;。

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そう言えば変更点がまだありました(^^)。
新型のオイルパンの左右面の後下部に座とネジが追加されています。

何の為かというと..これ

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エンジンマウントブラケットが延長されシリンダーブロックとオイルパンを連結する様になっており,ミッション取り付け部の剛性を向上させている様です。
エンジンマウントブラケット自体は大して高価じゃないので,MBSP&オイルパンを流用した人は,一緒に換えると良いでしょうね。
どの程度効果があるかは知りませんが(^^;;;。

#実際の組み付けは,「組み立て編」にて公開予定です。


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