腰下組み付け 補器類編

これからは補器類関係の組み付けに入ります(^^)。

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まずはオイルポンプから。
クランクシャフトのオイルシールと右の写真のOリングを新品と交換します。Oリングの方は組み付け忘れ易いので注意しましょうね。
BPの場合,オイルポンプのブロック側の合わせ面にガスケットの設定が無いので,液体ガスケットを塗って組み付けます。
使用するボルトは3種類の長さがありますので注意して組みましょう。一番上が20mm,両端が50mm,その他が30mmとなっていますね。
各ボルトの締め付けトルクは全部18.62〜25.48N・m(1.9〜2.6kgf・m)となっています。

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次はウォーターポンプです。
ホントはオイルパンを組み付けた後からで良いのですが,オイルポンプと同じフロントセクションなので一緒に組み付けちゃいます(^^;。
こちりらはメタルガスケットを使用してます。もちろん新品に交換します。
締め付けトルクはポンプ本体を締め付けるM8ボルトはオイルポンプと同じ18.62〜25.48N・m(1.9〜2.6kgf・m)です。

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 こんな感じになります(^^)。
タイミングベルトのテンショナー(向かって左側のローラー)はとりあえず仮締め程度で良いでしょう。アイドラー(向かって右側のロ−ラー)はタイミングベルトの調整の時に動かす必要が無いので本締めしちゃいます。
締め付けトルクは37.24〜51.94N・m(3.5〜5.3kgf・m)です。(ちなみにアイドラーも同じです。)

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 お次はリヤカバー。
このオイルシールは良くオイル漏れし易いとこですね(^^;。
もちろん新品にしますがNA8CとNB8Cでは品番が異なっています。
とある情報ではNBのオイルシールの方が高回転でのオイル漏れに強くなっているとの事なのでNBの方を使用しました(^^)。
リヤシールの締め付けトルクは7.84〜10.78N・m(0.8〜1.1kgf・m)です。M6のボルトなのでトルクが低いですね。

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今度はMBSPの組み付けです。
バッフルプレートと同じように脱脂した後に液体ガスケットを写真の様に塗り付け,シリンダーブロックに張り付けます。

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左の写真がMBSPとメインベアリングキャップを縫い付けるボルトです。ボルトの頭はトルクス形状なので専用のボックスが必要になりますが,無かったので普通の12角のボックスを使用しました。ちょっと掛かりが浅くなるので滑らない様に注意が必要ですが,案の定ちょいとなめてしまいました(^^;;;。皆さんはちゃんとした工具を揃える様に(笑)。
こいつの締め付けトルクは15.68〜20.58N・m(1.6〜2.1kgf・m)です。

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MBSP(メイン・ベアリングキャップ・サポート・プレート)とベアリングキャップはこんな感じに組み付けられます。
ベアリングキャップに縫い付けたMBSPがブロックとオイルパンの間で固定されようになり,ベアリングキャップの剛性を向上させる仕組みです(^^)。

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オイルストレーナーです。
MBSPを採用してもストレーナーはNA8Cのものがそのまま使えます(^^)。
根元のガスケットを新品にして組み付けます。(このガスケットも忘れがちですが,こいつを忘れるとオイルパンからオイルを吸わなくなりエンジン全損に成りかねないので十分注意しましょう(^^;。)
ストレーナー取り付けボルトとナットの締め付けトルクは7.84〜10.78N・m(0.8〜1.1kgf・m)です。

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MBSPを組み付ける時に塗った液体ガスケットが固まらないうちにオイルパンを組み付けます。
上の写真はオイルパン・ガスケット。MBSPを使用する場合はNA8Cと形状が異なるのでNB2用のガスケットを使う必要があります。
写真の上側がフロント側,下がリヤ側です。

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 オイルポンプとリヤカバーのシール面に液体ガスケットを塗り,そこにオイルパン・ガスケットを組み付けます。
その後,オイルパン・ガスケットとMBSPのオイルパンとの合わせ面にも液体ガスケットを塗り,オイルパンをかぶせます。

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オイルパンの取り付けボルトを取り付け2〜3回に分けて内側から順に締め付けていきます。
規定トルクは7.84〜10.78N・m(0.8〜1.1kgf・m)です。

オイルパン締め付けボルトを再使用する人は,ボルトに固着している古いシール剤を予めきれいに取り除いておきましょう。
おいらは回転式の真鍮ブラシをボール盤で回転させてボルトのシール剤を取りました(^^)。普通の真鍮ブラシでこすってもなかなか取れないのよねー(^^;。

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今回は水冷式の純正オイルクーラーもNBのものと換えるので一緒に換えたオイルフィルタージョイントパイプを締め付けなくてはいけません。しかいこのパイプはスタッドボルトと同じように工具を掛けるところが無いのでわざわざナットをもう一つ購入してダブルナットの要領で締め付けました(^^;。
規定トルクは29.4〜39.2N・m(3.0〜4.0kgf・m)ですが,こんなでかいボックスが無くトルクレンチが使えなかったので手ルクレンチでOKとしました(^^;。

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そしてオイルクーラーを取り付けます。
ブロックとクーラーの間にもガスケットがあるのですがこれはまだ大丈夫そうだったので再使用しました。
この部分はエンジンを車体に載せてからでも交換が可能なので,オイルが漏れてきてからでも良いかなって考え(^^;;。
この締め付けトルクも29.4〜39.2N・m(3.0〜4.0kgf・m)でしたが,ボックスが無かったのでトルクは見れてません(^^;。

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腰下最後はエンドプレートの取り付け。
6速ミッションを載せる予定なのでNB8Cのものを使用します。
と言ってもセルモーターの取り付け穴が1ヶ所だけなが穴になっているだけですが(^^;。
短いM6一個で固定。規定トルクは7.84〜10.78N・m(0.8〜1.1kgf・m)です。

これで腰下部分はほぼ完成っす(^^)。


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