サッカモー号デフ粉砕!

 もうご存知の方も多いかと思いますが,4月の初めにサッカモーが2000年ジムカーナのシーズンインに備えてタマダで練習していたところ,運悪くか神の仕業か噂にしか聞いた事のなかった「デフ粉砕!」の洗礼を受けてしまったようです。事情徴収(笑)したところによるとパイロンコースで3本目くらいを走行中,サイドターンをした後クラッチを繋いだ瞬間嫌な感触と共に「ガタガタ」と音がし出し,明らかにこのまま走りつづけたらヤバイ状態になったらしいです。>こわいですね〜(^^;。

 その日途方にくれたサッカモーは,現地にいたハルーカの助けを得て中上君の家まで予備のデフを取りに行ってもらったり、八本松にてエンジンチューン中の千田さんにデフの取り付け出張サービスをお願いするなどしてなんとか自走して帰って来れたようです。普通なら完全に現地に車を置いて帰る状況ですが,何とかしてしまうのがJ58Gのおそろしいところですな(^^;;;;。

 ではバラしたデフ見てみましょう(^^)。

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 LSDのケース部分。開けてびっくり!,バックリふたが取れたように破断しています。当然再起不能っす(^^;。でも,あんまりキレイに割れていたので,ばらしたサッカモーと千田さんは壊れていた事に始めは気が付かなかったらしいです(笑)。

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 ケースをばらして内側を見るとクラッチ板の爪の接触部である半円状の溝の磨耗状態もひどく爪の厚さの段が出来ており,かなり激しい使われ方だったのが想像されますね。また,赤い四角の部分がケースの破断面で下に拡大してみました。

hadanup1.jpg (16306 バイト)
 ご覧のように典型的な鋳鉄の疲労破断面になっていました。外周の光って見える部分が最後までくっついていた所で,その内側の少し黒い部分がストレスがかかり徐々に割れていった部分ですね。この場合のストレスとはLSDが利いた時のことなのでどうしようもありません(笑)。

hunsai2.JPG (22291 バイト)
 クラッチプレートも外側の4つの爪が粉砕しご覧の様な状態。

hunsai7.JPG (18222 バイト)
 クラッチ板の当たり面も何故かクラックが入っていました。


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