賭博黙示録カイジ。
この名を聞いて魂が震えた方は相当ヤバイです。
知らない人は幸せです、今回ばかりはマジで。
賭博黙示録カイジ…
それは、命がけのギャンブルに生きる人間達の生々しすぎる生きざまを描いた人生マンガ。
あまりに社会というものの核心をついた名ゼリフの数々は、一度覚えたら忘れられません。
私が文部大臣なら、間違いなく教科書に指定します。
それくらい素晴らしい名ゼリフが多いのです、このマンガは。
危険な意味でマイハートわしづかみ。
脳髄にしみこんで離れません。
「金っ!金はな…命より重いんだッ!
世間の大人どもが本当のことを言わないのなら、オレが言ってやる!
金は命より重い…そこの認識をごまかす輩は、生涯、地を這う…」
「人は…目の前のわずかな金のために相当のことは耐えられるのだ」
「とどのつまり、この世の正体は金の獲り合い。
その争いが終るのは、企業なら破産…個人なら死去。
つまり存在する限り、人は際限なく金を奪い合っていく」
「奴等の精神は、まるで病人。
その病気とはつまり…どんな事態に到ろうととことん真剣になれぬという病だ。
自分が特別な存在であることは人間なら当たり前だが、奴等はあまりにそれに溺れすぎ…
自分の空想と現実をごちゃまぜにする甘ったれだ。
根っこが腐ってるとしか言いようがない」
「99.9%、人は人を救わない…。
なぜなら、人は人を救わなくとも…痛まない。痛まない。痛まない!」
もォ最高。
大魔人佐々木がスローボールに見えてくる超ド級ストレート言語表現。
両手を挙げて降参です。お見事バンザイ。
なんか生きてるの辛くなってきました。
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