鉄人迷宮6:


グリーングリーンと聞いて、皆さんは何が思い浮かびますか?

 

「ある日〜パパと〜ふたりで〜♪語り〜あったさ〜♪」という歌が思い浮かんだアナタ、普通です。
「ある朝〜に目覚めて〜♪恋をした〜僕らはぁ〜♪」という歌が思い浮かんだアナタ、重症です。
今回は、2001年10月に発売されたエロゲー、グリーングリーンの魅力について語りたいと思います。

 

 

 

ちなみに、一応言っておきますが、私は決してエロゲーマニアではありません。
本当に数えるほどしか持ってません。
持ってねえっつってんだよ!
ヤんのかコラァ!
(↑逆ギレ)

 

 

 

このゲームの舞台は、緑豊かな山奥の全寮制男子高「私立鐘ノ音学園」。
山奥ゆえたいした娯楽もなく、野郎だらけの悶々とした学校生活を送っていた主人公達。
そんなだらけた日常をふっ飛ばすような事件が、突如彼らに降りかかります。
来年度から共学制の話が持ち上がり、試験的に1ヶ月だけ女子が編入することになったのです!
思わぬ幸運に喜び半分、困惑半分で浮かれ騒ぐ主人公達。
しかし、それは編入してきた女子も同じ。
互いに異性とロクに話もしたことのない者同士、最初はギクシャクしたり、
つい暴走してセクハラじみたことをしてしまったり、ケンカになったりすることもありましたが、
しだいに互いは親密になっていき、いつしか恋が芽生えていきます。
しかし、編入期間は一ヶ月。
そう、この恋には、必ず別れが訪れるのです…。

 

 

 

…というのが、このゲームのメインストーリーです。
ドタバタコメディの前半部と、やたらシリアスな後半部とクライマックス。
ネタバレになりますが、主人公は、誰と恋仲になっても、様々な形で「別れ」を迎えることになります。
それも、単に編入期間が終わって別れる、などという単純な形だけでなく、
時には不思議な別れを、時にはどうしようもなく悲しい別れなどをすることになります。
中にはシャレにならないくらい鬱なのもあります。
うう…最後のメール…辛かったなぁ…(これ以上は自主規制)。

 

 

 

…などと上でつらつらと書き連ねましたが、
メインシナリオなんざどうでもいいです、
正直言って。
なぜなら、このゲームの最大の魅力は、
主人公の悪友達のキャラ立ちにあるのですから。
もうなんと言うか、完全に学生の時にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ってしまいました。

 

 

 

皆さんの友達にはいませんでしたか?
本当は意味も良くわかってないくせに、必死に覚えたての下ネタを使いたがる奴、
親父や兄貴が隠し持ってるエロ本やエロビデオをこっそり持ち出して見せびらかす奴、
修学旅行で女子の部屋に侵入することに命をかける奴、
写生会などで校外に出ると、どこからかしわくちゃのエロ本を拾ってくる奴…。

このゲームには、そんな「必ず周囲に一人はいた変な友達」が出てきます。
こういう意味で「ノスタルジア」を感じさせるゲームは
あまり見たことがありません。
あと、私自身がその「変な友達」の
条件に全部当てはまっているような
気がしますが、たぶん偶然でしょう。

 

 

 

これはあくまで個人的な感想ですが、変に後半部を泣き狙いの内容にするくらいなら、
いっそ最後まで前半のドタバタノリで突っ走ってもらいたかったです。
クライマックスが近付くほどシナリオが盛り下がる
気がしたのは、はたして私だけでしょうか…?
何事もハンパは良くないと思います。

 

 

 

でも、総論としては、買ってたぶん損はしないのではないでしょうか。
全キャラとも、ちゃんと声優をフルボイスで使ってますし、
目パチ口パクも一応ちゃんとやってます。
(ホントはこんなの、声優使うならちゃんとやって当たり前なんですけどね…)
少なくとも、手抜きで作ったゲームではないと思いますので。

 

 

 

で、最後に。
バッチグー最高ッ!
総長最高ッ!!
おまえら面白すぎ!!
さあ、この意味を知りたければ君もプレイしよう!


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