ハイドライド1・2・3
(T&Eソフト)


古参のRPGファンなら知っているであろう、RPGの古典的名作です。
「1」「3」はMSXで、「2」はPC−8801mk2FRでクリアしました。

 

とにかくこのゲーム、何かと泣かされた思い出が多いです。

「1」では、3人目の妖精の出現方法がわからずさまよい、
「2」では、最後の敵「EVIL-CRISTAL」の倒し方を見つけられず、
「3」では重量制限に泣かされました。

特に「3」の重量制限にはまいりました。
このゲームでは、「持てるアイテムの重量」と「装備できるアイテムの重量」がグラム単位で決まっており、
それを超過した場合は動きが鈍くなり、ついには動けなくなるのです。
お金の重さで動けなくなるゲームなんてあんまり見た事ありません。
まあ斬新と言えば斬新なのですが、はっきり言ってうっとうしいだけでした

 

このゲーム、その他にも「200階建ての塔」ってのを売り言葉のひとつにしてましたが、
同じ景色が延々と続くだけじゃ10階だろうと200階だろうと変わりゃしませんし、
見た目は同じなのに殺してよい敵と殺しちゃいけない敵が混在してて、いちいち識別するのが面倒だし、
暗闇を照らすランプの油はすぐに切れるので周りが見にくい事この上ないし、
新要素がことごとく裏目に出てる変な作品でした。
確かこのゲーム、発売時期が「ソーサリアン」と一緒でしたが、
これじゃあの名作にたちうちできませんよ。
事実、「ソーサリアン」があれほどの大ヒットになったのに対して、
「ハイドライド3」はあんまり話題にならずに終わってしまいました。

 

でも、無愛想な「1」「2」のエンディングに対して、「3」のエンディングは凝ってて良かったです。
どう見ても「ネバーエンディング・ストーリー」のパクリでしたけどね。


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