ドラッケン
(Infogrames)
フランス(だったと思う)からの移植RPG。
当時としては珍しいポリゴンっぽい3D画面が印象的で買ってしまいました。
やめときゃよかったのに。
ストーリーはと言いますと…
最後のドラゴン王族を一人の武者が殺してしまったために、魔法の力が失われ世界は滅亡の危機に瀕します。
それを回避するために、ドラゴンの死に呼応して出現した謎の島へ赴き、
世界を滅亡から救う手がかりをつかむ、ということが目的です。
私はこのゲーム、意地と根性と伊達と酔狂でクリアしましたが、
結局、主人公達がどうやって世界を救ったのかまったくわかりませんでした。
誰か説明できる人がいたら教えてください。
それにしてもこのゲーム、とにかく変な所で苦労させられました。
まず、最初の城に入るのが大変です。
城門には跳ね橋がかかっており、堀の中をなぜかサメが泳ぎ回ってます。
タイミング良く橋を渡らないとサメに食われて一発死です。
なんとかタイミングを覚えて城の中に入りますが、ここからがまた大変。
このゲーム、4人でパーティーを組み、1人をリーダーとして行動するのですが、
屋内では他のメンバーがなかなかリーダーの後をついてきてくれません。
あちこちの障害物に引っかかって立ち往生するありさま。
結果、一人一人を手動でコントロールしながら進むしかありません。
おかげでやたらにテンポが悪くて、なかなかゲームが進みませんでした。
他にも、外では360度自由に動けるのがかえって仇となって迷いやすいし、
(目印が少なくて現在位置がつかみにくい)
能力値UPアイテムを捨てると、能力値がなぜか装備前よりさらに低下してしまうし、
(ちゃんとデバックしてくださいよ、これぐらい)
説明書ではやたらすごそうに書いてある魔法は、ヒーリング以外あんまし役に立たないし、
(おかげで魔法使いがほとんど役立たず)
壁とかに刻まれてるヒントらしきメッセージは、抽象的すぎてさっぱり訳わからないし、
(思わせぶりな事ばかり書いてあるが全く意味なし。真剣に考えるとバカを見る)
おまけに、夜、外で休んでいるとお星様が敵になって襲ってくるし、
(斬新と言えば斬新だけど…)
もう洋ゲーの悪い部分だけを嫌と言うほど味わせてくれます。
よくもまあこんなゲームをクリアできたもんだと、自分で自分をほめたくなります。
評価できる点?
うーん…確か4カ国語表示ができたことかなあ。
なーんの役にも立たないけど。