第14話「鉄人、夏コミ初体験」


夏コミ。
人によっては夏休み最大とさえ言えるイベント。
前回の冬コミに続き、ついに私は夏コミまで体験することになりました。
なんか
引き返せなくなったような気がしますが、とりあえず大丈夫でしょう、たぶん。

 

 

今回は前回と違い、ゲーム関係中心の2日目に行くことができたので、非常に楽しみでした。
また、今回はオフ会で知合った方々と共に見て回ることにもなっていましたし、
私のサイトと相互リンクしている方がサークル参加したりしていますので、前回よりも色々楽しめそうです。
ただ一つ心配なのは
暑さ
聞くところによると、とにかく夏コミの会場は人の熱気と夏の暑気でハンパじゃなく暑いらしいので、
ただでさえ北国育ちで暑さに弱い私は、冷凍ミネラルウォーターと熱さまシート、ついでに冷凍タオルを用意しました。
また、今回の同行者の一人である某氏の護衛を依頼されていた(と私が勝手に思っていた)ので、
ついでに警棒も装備しておきました
これで対策は万全です。
結果的には全部よけいな準備でしたが。

 

 

様々な意味で準備万端の私は、さしたるハプニングもなくスイスイと新幹線から京葉線を乗り継ぎ、現地に到着。
しかし、冬コミの時もそうでしたが、仙台で新幹線に乗った時から
「この人、ひょっとして夏コミに行くのかな?」と思った人は
やっぱりほぼ間違いなく会場まで一緒でした。
なぜなんでしょうかね、アレ。
つくづく不思議に思いました。

 

 

そんなこんなで新木場で待ち合わせた方々と合流し、後は会場まで一直線。
思ったほど外は暑苦しくもなくて一安心です。
でも、またあの行列に並ぶのか…と思ったら、なんかズンズンと皆さん正面から入っているみたいです。
…あれ?
正面から直接会場入りしていいの?
並ばなくてもいいの?
冬コミの時は、なんか広い駐車場みたいな所で4列縦隊でしたが?

予想外の状況にとまどう私に、同行者のひとりが教えてくれました。

「午後は正面からも入れるんだよ」

なんだとォッ!?
じゃ、冬コミの時、欲しい本があるわけでもないのにわざわざ午前中に行って行列待ちしていた私って?
会場入りするには、絶対並ばなければならないという先入観にどっぷり浸かっていた私って?





やっぱり…ドシロウト。

 

 

会場内に入ると、さすがにムッと来る熱気が充満していましたが、思ったほど暑苦しくもなくて拍子抜けでした。
熱さまシートも冷凍タオルも無用の長物、冷凍ミネラルウォーターに至ってはまだ完璧な氷状態です。
むろん警棒など邪魔なだけで、下手すりゃ不審人物にされてしまうのでポケットの中。
相変わらず私がする準備というものは
役立たずのオンパレードです。
とは言え、過去の参加者の方に言わせると
「今年は極楽」なくらい快適な環境らしいですが。
台風が来た時なんかは、そりゃもう凄まじいものだったそうです。
よくは知りませんが。

 

 

でも、会場入りしてからは楽しかったです。
ネットで知りあった方々と直接お話しできましたし、いろんなサウノベ本手に入れられましたし、
七曜会のバッジ手に入れましたし、とんでもなく凝ったオウガ本も手に入れられましたし…。
それにしても、買ったサウノベ本10冊のうち
半数近くがアレ系ってのはどういうことなのでしょう。
誤解のないように明言しておきますが、それらは知合いのサークルの方から買った本なので、別に私がそういうのを
好きというわけではありません。
たぶん。おそらく。

 

 

…それにしても、あの会場、ビール1杯500円ってのはチト高いような気がします。
おかげでたった3杯しか飲んでないのに1500円…うげ。
つーか
真っ昼間から酒ガバガバ飲んでんじゃねえよ俺。
同行者の方々の呆れたような視線が痛かったです。

 

 

とにもかくにも、そうして無事夏コミ2日目も終了しました。
その後、新木場の駅近くの焼き鳥屋で一杯ひっかけ、皆さん大いに盛り上がりました。
やっぱアルコールは会話の潤滑油です。
なんか掲載するのはマズイような内容の話もあったようななかったような…。
ま、私はよく覚えてないですけど。
覚えてないったら覚えてないの!

 

 

そんなこんなで、日帰りの私は、途中で皆さんに別れを告げ、東北新幹線の最終便で帰りました。
ですが、新幹線の終電には間に合ったのに、仙台に着いてからの在来線の終電に見事に乗り遅れてしまいました。
そして公園でヤケ酒をあおり、夜の街をフラフラ1時間近く
彷徨したあげく、タクシー代5000円払うハメに陥りました。







学生ん時から進歩してねえなあ、俺。


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