第12話「鉄人、『ヴァルキリープロファイル』を語る」


6月終わりから7月初め、私はろくにテレビも新聞も見ず、サイトの更新もせず、
毎日毎日
仕事しては帰ってゲームという日々を繰り返していました。
「ジルオール」以来、私を久々にハメてくれたゲーム…それがヴァルキリープロファイルでした。

 

もともと、変にウケ狙いが多い最近のゲームCMの中ではまれなセンスの良いあのCMを見た時から、
なんとなく欲しいなーとは思っていました。
でも、ナンダカンダと先送りにしているうちに、購入が遅れに遅れ、結局プレイしたのが6月の下旬…遅すぎ。
もっと早くやっておくべきでした。
一見オーソドックスなファンタジーRPGのようでいて、かなり斬新で楽しめるシステムだったのです。

 

このゲームは、北欧神話における最後の大戦「ラグナロク(神々の黄昏)」間近の世界を舞台としています。
プレイヤーは戦乙女ヴァルキリーとして、最後の戦いに備え、強い戦士の魂を集めるために人間界「ミッドガルド」へ
旅立ちます。
そしてそこで、死にゆく戦士達の魂を集め、その魂を鍛え、神の戦士「エインフェリア」としてその魂を神界に送ります。
そうするうちに、やがてラグナロクを迎え…という展開でゲームは進んでいきます。

 

まぁ要するに「仲間を集めてモンスターと戦って鍛える」という、当たり前すぎるほど単純なゲーム内容ですが、
このゲームの場合は、その「モンスターと戦う」という部分に微妙なアクション要素が加えられている
点がけっこう楽しいのです。
このゲームの戦闘モードは、パーティーメンバー4人で戦うのですが、ボタンを押すタイミングで攻撃ヒット数がつながって
加算されていきます。
いわゆるコンボというやつですが、こうしてヒット数を多く稼ぐほど、経験値やアイテムも多く手に入りやすくなります。
この「ヒット数稼ぎ」が面白いのです。
初めはちょっと戸惑うかもしれませんが、慣れると面白いようにヒット数を稼ぐことができます。
また、ヒット数を一定数稼ぐことで、キャラごとの強力な「決め技」を出すこともできます。
これがまたセンスのいい演出で、非常に目を楽しませてくれます。
そんなの「FF」だってそうじゃないか、と思われるかもしれませんが、個人的にはこっちの方がいいです。
何しろ「マジックポイント」などというセコイものはありませんので、好きなだけ強力な魔法や技が使えますしね。
とにかく、一度やってみれば、このゲームの独特の戦闘システムの面白さがわかると思います。
経験値稼ぎも楽ですし、強制戦闘も少ないですから。

 

そして何よりも、このゲームは登場人物が魅力的&死に様色々で最高です。
最初に述べたように、このゲームでヴァルキリーが集めるのは、あくまで「死んだ人間の魂」です。
つまり仲間はみな死んじゃった人なわけで、その死ぬまでのシーンが登場人物ごとにバリエーション豊富で魅力的なのです。
自ら命を絶つ者、策略にはまって死ぬ者、あえて死地に飛び込む者、何かをかばい死に逝く者…どれも印象的です。
私が気に入ってる死様は、自ら無力な村人の手にかかって死んだ倭国の侍、蘇芳(スオウ)と、
臆病者の汚名を着せられ非業の死を遂げた元騎士、ジェイクリーナスです。
おまけに、これらのキャラクター、みんな戦闘モードではカッコイイ声でしゃべりまくります
声優の無駄遣いをしているゲームが多い中、久しぶりに声優を効果的に使ったゲームに出会えました。
これがいっそう戦闘モードを盛り上げてくれるんですよねぇ…。

 

欠点としては、仲間集めとクライマックス以外のイベントが少ない点と、死様イベントでイマイチ説明不足が目立つ点、
それとエンディングがアッサリしすぎている点、この3つでしょうか。
「あれ?これでこのイベント終わりなの?」って感じることがしばしばありましたから。
そこまで望むのはゼイタクかもしれませんけどね。

 

さて、これだけ長々と語れば、あなたも少しは興味が湧いてきたのではありませんか?
さあ、さっそくヴァルキリープロファイルの世界を味わってみましょう!
たぶん楽しめると思いますよ。
そして最後に、私の最も気に入っているヴァルキリーの名ゼリフ(CV:冬馬由美)でシメ!

「一緒に、生きましょう」


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