PEBBLE BEACH GOLF LINKS 〜スタドラーに挑戦〜 |
C | |
セガ | 8.3 | |
95/2/24 | 8800 | |
サターン最初のゴルフゲーム。老舗のT&Eソフトだけに、そつなく出来てる。 ショットが難しいのでいつもイージーショットでやっていた。それでもミスショットするときはする。ショットパワーMAXの次がパワー0というのはあまりにもつらい。ファミコンのゴルフのように、パワーゲージが伸び縮みしてくれたほうがいい。 ナイスショットとかするとスタドラーが誉めてくれる。で、スタドラーって誰。 プレイヤーを選べるが、女の人ばかり使ってた。能力差があるわけではないし、パッティングのときのしゃがみ姿とかセクシーだし。 |
マスターズ 遥かなるオーガスタ3 |
C | |
T&Eソフト | 8.4 | |
95/5/22 | 5800 | |
ぺブルビーチの続編。ほとんど進化はない。それどころか女性ゴルファーがいなくなってしまった。キャディーはいるけど、色気なし。風力が弱まって、ぺブルビーチよりは簡単になったかも。 |
バーチャルバレーボール |
D | |
イマジニア | 4.0 | |
95/7/21 | 7800 | |
サターン唯一のバレーボールゲーム。バーチャルという接頭語とガタガタのポリゴンが時代を感じさせる。なんでもサーブ権を持っている側にしか点数が入らないという、我々が慣れ親しんできたルール自体がいつの間にか変わっているようだ。このゲームは変更前のルールだ。しかし、試合開始時のサーブ権をじゃんけんで決めるというのは公式ルールではないと思うが・・・。 ポリゴンが粗く、動きも荒く、見た目がかなり悪い。フレームレートが低いため、肝心のボールの動きが滑らかではない。しかも背景にボールが溶け込んで見にくいことがある。 選手たちは自動で動き、全く操作することは出来ない。やることはタイミングを合わせてボタンを押すだけ。通常球技のゲームでは、インパクトの瞬間に合わせてボタンを押すと思うが、このゲームでは放物線を描くボールが頂点にある頃にボタンを押す必要がある。そのせいで、「球技をプレイしている」という感覚がまるで無い。格闘ゲームライクなコマンド技があるが、クイックもオープン攻撃も見た目や効果があまり変わらないのはどんなものか。わざわざコマンドを使い分けて技を労するより、相手のスパイクをブロックで叩き落したほうが楽なので(CPU戦)、実質意味が無い。コマンドによる攻撃の選択、というアイディアは悪くは無いとは思うが。 きちんとした用語解説があったりして真面目に作ってあるとは思うが、プレイして面白みが無いのも事実。ポリゴンが綺麗で、私がバレーボールを大好きで、他にプレイするゲームが無ければ、もっとこのゲームをやり込んだかもしれないが、3つも現実に反する仮定が必要というところにかなり無理がある。 |
ファイプロ外伝 ブレイジングトルネード |
D | |
ヒューマン | 6.1 | |
95/8/25 | 6800 | |
スプライトのプロレス。見た感じはスーパーファミコンレベル。ちなみに「ファイヤープロレスリング外伝」ではなくて「ファイプロ外伝」である。ファイプロってそんなメジャーな単語なのか? キャラクターが架空のものである点、相手の体力ゲージを0にしたら確実にフォールか固め技で勝てるという格闘ゲームライクな点が、生粋のプロレスファンから嫌われているのだろう。しかし、私にはサタマガで9点を取った「ファイヤープロレスリングS」と今作に、大差があるようには思えない。プロレスゲームはよく、組んでからのタイミングで技がかかったり技をかけられたりするのだが、そんなインビジブルなもので勝敗が決まるので、まるで納得がいかない。たとえこちらの技をかけるタイミングが悪かったとしても、「どうせコンピューターはインチキしてんだよ」と思っておしまいである。正しいタイミングの練習なんて、馬鹿馬鹿しくてやってられない。 ロードがやたら長いのも難点。チュートリアルモードがあるが、ボリューム不足で何の役にも立たない。 プロレスゲームは基本的にギャルゲーと同じ、萌えゲーなのだろう。私にはそういう要素が欠けているので苦しいところ。 |
キング・オブ・ボクシング |
D | |
ビクターエンターテインメント | 7.5 | |
95/10/20 | 5800 | |
ポリゴンカクカクのボクシングゲーム。まあそれはそれで味がある。必殺パンチとかあるが、なにも考えずに連打しているだけで先には進める。一応最後までクリアしたが、全てTKO勝ちで、爽快感ゼロ。 トレーニングしてキャラを強くすることが出来る。まるでマークIIIのロッキー3だ。隠れでカンガルーとかいるが、それがなんだというレベル。 パンチアウトとかキングオブボクサーとか、ボクシングゲームは数あるが、一番面白かったのは電卓のやつだった。 |
セガインターナショナルビクトリーゴール |
D | |
セガ | 7.4 | |
95/10/27 | 4800 | |
スプライトを使ったサッカーゲーム。出来は悪くはなさそうだが、サッカーゲーム初心者(メガドライブで持ってはいたが)な私にはついていけなかった。結局CPUに1勝もしないまま売ってしまった。もっと初心者でも入り込みやすいモードがあれば良かったのに。 |
ザ・ハイパーゴルフ 〜デビルズコース〜 |
E | |
ビック東海 | 8.5 | |
95/12/15 | 5800 | |
T&Eソフトのゴルフはもう飽きたので(4本所有)、他のメーカーのゴルフでもやってみようと思ったのだが、中身は全くT&E製品と同じだった。真似しているとかそういうレベルではなく、ゲーム内容からキャラクター、BGMまで全く同じ。いったいどういう事だ。 ゲーム自体は普通のゴルフ・・・と言いたいところだが、コースがむちゃくちゃ。崖の上にグリーンがあったり、グリーンがでこぼこしていたり、正気の沙汰とは思えない。はっきり言って、ゴルフゲームの面白さは全く無い。どんな距離でも1オンしてしまうスーパーショットなどもあるが、全くもってばかばかしい。ファミコン時代からプレイしてきたゴルフゲームの中でダントツでつまらない。 パワーゲージが伸び縮みしてくれるのはまあいいかな。 |
松方弘樹のワールドフィッシング |
C | |
メディアアクエスト | 8.0 | |
96/2/2 | 5800 | |
大海原でのトローリングを題材にした釣りゲーム。題名の通り、松方弘樹が出演している。ムービーは汚いものの、量は豊富で、松方弘樹大活躍。特にギャグを言っているわけではないのだが、ムービーを見ているだけで楽しくなってしまう。不思議な男だよ、松方って奴は。 トローリングなど一般人にはなかなか出来るものではないが、チュートリアルが丁寧で、ルールからなにから詳しく教えてくれるのが初心者には親切。ただしゲームの出来は今ひとつ。魚がポリゴンで描かれているが、やけに小さくて迫力がない。1000ポンドを越える巨大魚でも、まな板の上のサバぐらいにしか見えない。それから、プレイにやけに時間がかかるのも減点。魚がかかるのにも時間がかかるし、魚がかかってから釣り上げるのにもかなり時間がかかる。船の5メートル以内に10秒間魚を保持しておけば釣ったことになるのだが、たとえ9秒たっても魚がその気になれば、いとも簡単に距離を離されてしまう。しかも魚にスタミナという要素がないため(いや、あるにはあるが、どんどん回復してしまうため「疲労が蓄積して魚がへばる」ということはない)、船に接近→離脱→接近→離脱・・・を何度も繰り返しているといいかげん切れそうになる。トーナメントモードでは自由にセーブが出来ないため、きちんと時間が取れないとプレイが出来ないのも難。経験値という要素があって、魚を釣って経験値を上げることによって、レベルアップして魚が釣りやすくなっていく。一見親切な要素のようだが、逆を言えば経験値を上げなけりゃまともに釣りが出来ないということ。10時間くらいはプレイしてそこそこ大物も釣れるようになったが、突然データがセーブできなくなったので(たぶんカートリッジの不調)、そこで断念。まあそれほど一生懸命やるほど面白いゲームではなかった。 トローリングの他に、湖でのブラックバス釣りのモードもある。こちらもきちんと作り込んであるが、カジキ釣りで精神力を消耗したので、こちらは触りだけしかプレイせず。 全体的に決して悪い出来ではないが、ゲームとしての面白さは「シーバスフィッシング2」のほうがずっと上。松方弘樹のファン以外にはそちらをお勧めする。 |
デカスリート |
C | |
セガ | 8.3 | |
96/7/12 | 5800 | |
要はポリゴン化したハイパーオリンピック。
ゲーム内容自体はほとんど昔と変わらないが、ポリゴン化したことによって臨場感が激増した。モーションもやけにリアルで好印象。
ただしキャラはどうにも濃くて受け付けない。もうちょっと万人受けするキャラにしてもらっても・・・。
ゲームとしてつまらなくはないのだが、もっと面白くするための詰めが全然甘い。種目毎の難易度がばらつき過ぎで、ファーストプレイで世界記録が出せたり、ファールばかりだったりする。そんなんじゃ、一人プレイで記録を目指す気には全然なれない。 せっかくライバルキャラがいるのに、全然ゲームの進行にかかわってこないのはどういうことか。ライバルキャラと得点を競い合うようにすれば、一人プレイが10倍は面白くできたはず。 対戦も二人までしかできないのは大いに不満。トラックで4〜6人同時プレイができれば、盛り上がることは必定なのに。 DCで、ポリゴンを綺麗にして、上記の調整をして、シドニーオリンピックに合わせて発売できれば、それなりにヒットすると思う。まあセガは絶対やってはくれないだろうが。 タイトル画面は心霊写真のようで怖すぎ。 |
グレイテストナイン’96 |
C | |
セガ | 8.3 | |
96/7/19 | 5800 | |
きわめて普通の野球ゲーム。画面こそ次世代風だが、ゲーム内容は元祖ファミリースタジアムと大差ない。続編の「ロックオンシステム」「なりきりモード」の新鮮なゲーム性が改めて理解できる。 ともかく野球ゲームとしては可も無く不可も無し。発売当時に買っていたらそれなりにプレイしただろう。時間を経てプレイさせるだけの魅力には乏しい。 守備をコンピューターに任せることが出来るが、どうせなら送球や進塁もコンピューターにやらせたい。野球ゲームで面白いのはバッティングと投球だけなのだから。バッティングや投球がCボタン、進塁がB、帰塁がAというのはどう考えてもやりにくい。通常使うボタンがCなら進塁をC、帰塁をBにすべきだろう。 くさい球を投げると結構CPUが引っかかってくれるのが嬉しい。昔の野球ゲームの一人プレイは打たせて取る、というパターンが多かったが、このゲームでは3振を狙うのが楽しい。 このゲーム、1イニングを自由に設定できる。昔から9イニングは長すぎると思っていたので、5イニングぐらいに出来るのは評価できる。1イニングに設定して、サドンデスマッチもまた緊張感がある。ペナントレースも30、60、130試合から選ぶことが出来る。それでも面倒な人は、トーナメントモードが手軽。セパ入り乱れたトーナメントモード、気楽に遊ぶにはもってこいだ。 |
ステークスウィナー |
D | |
ザウルス | 6.9 | |
96/12/20 | 5800 | |
競馬ゲーム。どのジャンルに入れようか迷うところだが、取りあえずスポーツに。ジャケットにはアクションと書いてあるが。 スタミナ配分をしながらボタン連打で馬を走らせる、良くあるシステム。グラフィックはスーパーファミコンレベルだし、ゲーム性はファミコンのファミリージョッキー並。コースにアイテムが落ちているって、いったいどういうこと?ゲームの肝は「見せ鞭」という特殊コマンドで、ゲーム中に注意することは見せ鞭の入力とマイナスアイテムを取らないことだけ。何時間か続けてプレイして、G1にも勝てるようになったが、全く面白みを感じることは無かった。 ダービースタリオンのように馬の交配も出来るが、本編がつまらないことにはどうにも。 |
ファイヤープロレスリングS 6MEN SCRAMBLE |
D | |
ヒューマン | 9.1 | |
96/12/27 | 5800 | |
ファイヤープロレスリングといえばスーパーファミコン時代からのプロレスのブランドで、特に今作は高い評価を受けている。サタマガの点数も9点台だ。しかし、私にはさっぱり面白くない。 ボタンを押すタイミングで技がかかるのだが、私はCPUにやられっぱなし。10回ぐらいプレイしても、思うように技が出ないし、ぜんぜん勝てる気がしない。モードがいくつもあったり、レスラーが150人もいたり、膨大な技の数があるようだが、そのほんの一部を味わっただけで挫折。350ページもある攻略本まで準備したのだが、面白さの片鱗に触れることさえ出来なかった。どうやら、プロレスゲームを楽しむには特別な才能が必要なようだ。私には、キンニクマン(FC)とかダンプ松本(MkIII)のほうが楽しかった。 |
ファンキーヘッドボクサーズ |
C | |
吉本興業 | 6.7 | |
97/1/10 | 5800 | |
コミカルなポリゴンボクシング。キャラの顔がま四角で、吉本の芸人を使っているところが特徴。 ゲーム性はあまり高くない。パンチのリーチが分かりづらく、単純な上下の2択戦術、ガードが強いのでほとんど意味の無いスウェー、簡単に見切られる必殺パンチ、などなど。吉本の芸人が出ている割にはそれほどギャグが無い。 しかし、CPU戦は割と面白かった。パンチが左ジャブ、右フック、左ボディー、右ストレートとどんどんつながるので、CPUをぼこれてストレス発散。CPUがあまり強くない上、期間が限定されているものの結構長く、例え負けてもトレーニングでパラメーターを上げれば良く、何度も再戦して倒せばいいやというイージーさ。インターバル中の、ボタンのタイミングで体力が回復できるアイディアもいいと思う。まあ長持ちするソフトではないが、一回クリアするだけならこんなのもいいのでは? 必殺パンチは、あまりにも出が遅く隙も大きいので、対戦ではまず使えないだろう。もっとも必殺パンチなんてそんなものだろうか。「リングにかけろ」だって、必殺パンチのモーション中にみんなしゃべってたし。そもそも対戦なんてしないだろうし。 |
ZAP! SNOWBOARDING TRIX |
C | |
ポニーキャニオン | 8.0 | |
97/2/21 | 5800 | |
スノボー。内容はまあ、レースゲームと思ってもらえば間違いではない。車のレースと違うところは、アクセルが無く、重力に従って加速していくところ。そのため、思った方向に進まないことがよくあり、それが面白いとも言えるし腹立つとも言える。 ジャンプ時にトリックを決めることもできるが、ゲーム性に関係がなく完全に自己満足の世界。一応トリックの得点を競うモードはあるのだが・・・。 グラフィックはなかなか綺麗で、スピード感もある。谷間を疾走するシーンなどフォースを使えって感じ。コースは3(4)つしかないが、それぞれ特徴的な地形があって面白い。 視点が低いため、先の見通しが悪いのが難点。いきなり谷底に落ちたりするし。ゲレンデに滑った跡が残らないのが残念。リプレイが今一つカッコよくないのが、こういう「カッコよさ」を追求するゲームとしては残念だ。 |
WWF インユアハウス |
D | |
アクレイムジャパン | 4.7 | |
97/2/21 | 5800 | |
実写取り込みのプロレスゲーム。WWF(現WWE)と言えば、プロレスを知らない私には一時ボディビル会を引っかき回した胡散臭い団体というイメージしかないのだが、このゲームも胡散臭さ炸裂の出来だ。余談だがWWFのボディビルの最初の大会でのチャンプ・ギャリーストライダムはとてつもなくマッシブなフィジークだった。あからさまにステロイドバリバリではあったが・・・。 で、このゲーム。相手の体力ゲージを0にすれば勝ちというルールはプロレスっぽくないが、私には分かりやすくていい。コマンド入力で飛び道具などもあるようだが、取り敢えずキックを連打していればCPUには勝ててしまう。ゆえにゲーム性は低め。CPUとの2対1などの変則マッチも出来る。 組んでからの技をかけるタイミングとか、打撃・投げ・組み技の3すくみだとか、プロレスらしい部分がほとんど無いのがプロレスファンには評判の悪い理由だろう。CPUのアルゴリズムとか技の威力などもかなり適当で、2D格闘としても面白いわけではない。実写キャラがちょこまか動いているのはコミカルで面白いのだが。 |
スペースジャム |
D | |
アクレイムジャパン | 4.8 | |
97/2/28 | 5800 | |
実写のマイケル・ジョーダンとバックス・バニーなどのアニメキャラが3対3でバスケをするという、どこかトチ狂ったゲーム。最も元ネタの映画があるらしいが。 キャラクターの動きなど悪くは無いが、ごちゃごちゃしていて今ひとつ面白くない。例えばシュートに失敗したとき、乱数で失敗したのかボタンを押すタイミングが悪かったのかがさっぱりわからないため、練習する気にもなれない。 ハーフタイム中にミニゲームを行ってパラメータを上げたりするのだが、なぜバスケ中にミニゲーム?ただミニゲームは意外と面白いのもある。 一言で言えば子供向けゲーム。ただ私はバスケという球技自身が嫌いなため、このゲームが楽しめなかったのかもしれない。 |
ワイアラエの奇蹟 〜Extra 36 Holes〜 |
D | |
T&Eソフト | 8.8 | |
97/2/28 | 6800 | |
T&Eのマンネリゴルフソフト。コースが増えたからって何だって。進化はボール視点が多少スピーディーになったぐらいか。前作のグラフィックの使い回しがひどい。そのくせ前作より1000円高い。 女性ゴルファーが増えたが、なぜか1作目ほど色気がない。新要素にスーパーショットがあるが、パワーマックスを狙うことがハイリスク過ぎて、ほとんど意味がない。 まあ前作・前々作を持ってないなら買ってもいい。 |
Jリーグ ビクトリーゴール’97 |
C | |
セガ | 8.3 | |
97/3/14 | 5800 | |
ビクトリーゴールシリーズ第5作目。’96から選手がフルポリゴンになり、サターンゆえにポリゴンは粗いものの、良く動いて臨場感を盛り上げてくれる。 シリーズが長いだけに、操作性なども良く画面も見やすい。レーダーマップが視認しやすいのが好印象。操作系はシンプルでありながら、色々な技も駆使できそうだ。実況もプレイを盛り上げてくれる。難易度も控えめで、旧作に比べて点が入りやすく、素人プレイでも十分楽しめる。 もし私がサッカーファンだったら、このゲームにB、もしくはA評価を与えたかもしれない。しかし残念ながら私はサッカーがどうにも苦手で、プレイしていても今ひとつノリきれない。ゲームとしては十二分の出来なので、サッカーが好きな人にはお勧めできる。 |
シーバス・フィッシング2 |
B | |
ビクター/ビクターソフト | 8.4 | |
97/4/25 | 5800 | 借物 |
釣りのゲームなんて面白いのかと思ったが、これが結構面白い。何しろグラフィックがリアル。時と共に移り行く海辺の風景、主役であるスズキをはじめとした魚たち、釣り人と魚のファイト、がポリゴンを使ってリアルに描き出され、臨場感抜群。 個人的には遊びで魚やミミズを虐殺する釣りというスポーツが嫌いだ。しかしゲームなら誰も傷つけずに釣りの醍醐味を楽しむことができる。ゲームとは偉大なメディアだ。 釣りのレクチャーや用語解説、果ては魚料理のレシピまである親切さ。初心者でも安心だ。とにかく入れ食いで、実際の釣りのような忍耐力は要求されない。 魚がルアーに食いつくところが見れるので、合わせは簡単。まあ相手の牌が見えるいんちき麻雀のようなもの。そのため、釣り上げるまでの「どんな魚が釣れるのかな」というわくわく感には乏しい。しかしその分、暴れるスズキの勇姿を迫力満点で堪能することができる。 トーナメントモードがあって、初級、中級、上級となるにしたがってノルマが上がっていく。時間が長くなるだけでやってることは同じなので、ちょっと単調か。上級で2位になったところで休止。 |
ステークスウィナー2 最強馬伝説 |
D | |
ザウルス | 8.2 | |
97/5/2 | 5800 | |
競馬ゲーム。前作とどこが違うのかよく分からない。馬の交配には前作より力が入っているようだが、やはりメインの競馬ゲームが面白くない。アイテムを見てから判断できないので、前作よりランダム要素が強まってしまったような気がする。ランダムアイテムで勝ったり負けたり、全く馬鹿馬鹿しい。連打も面倒。もっと調教を頻繁にやらせてほしい。 |
全日本プロレス FEATURING VIRTUA |
D | |
セガ | 8.6 | |
97/10/23 | 5800 | |
ポリゴンを使った、かなりリアルなプロレス。このゲームの評価は難しい。もしかしてプロレス好きな人だったら、満点なのかもしれない。残念ながら私は面白さを理解することができなかった。言うなればアニメに興味のない人がくりいむれもんを見てしまったときの違和感を感じたということか。 実在のレスラーに混じってウルフやジェフリーもいるが(ウルフは実在するか)、まあ別にいいかなって感じ。プロレスファンはどう思うのだろうか。 FEATURINGモードという、自分のレスラーを育てていくモードがあるのだが、あまりにも難しい。50試合以上やって勝率は2割ぐらいだった。自分が強くなっているのか分からないし、技もぜんぜん増えないので、挫折してしまった。もっと首を鍛えろ!! それにしてもロードが異常に長い。せっかく入場時の音楽とか聴きたくても、スキップしてしまうのもやむを得ないか。 |
スティープ・スロープ・スライダーズ |
C | |
ビクター/パック・イン・ソフト | 8.5 | |
97/10/23 | 5800 | |
スノボー。ZAP!のほうはタイムアタック的な要素が強かったが、こちらのほうはトリックがメイン。 画面は綺麗だが、ちょっと残念。3Dエンジンもできた、トリックのモーションも作った、テクスチャーも貼った、リプレイのプログラムも組んだ、BGMも入った、さてここからどうやって面白くしようかというところがごっそり抜けている。はい自由に滑ってください、トリックをかましてくださいと言われても、目標が無いので意欲が湧かない。確かにトリックが決まればかっこいいけど、一度見たらもういいや。とりあえず隠れキャラを出すのが目標なんだけど、すぐに全員出せてしまう。 リプレイを編集することができたりして凝っているのだが、一度セーブしてからいろいろやらなきゃいけないので面倒くさい。せっかくサターンはボタンが沢山あるのだから、リプレイ中にリアルタイムでカメラの変更などができたらいいのに。 |
ザ・スターボウリング |
D | |
ユーメディア | ― | |
97/11/13 | 6800 | |
数少ないボーリングのゲーム。と言うかサターンではこれとスターボウリング2だけか。同名のテレビ番組とは全く関係がない。 ボールや投げる位置、方向を決めてから、パワーゲージをタイミングよく止めるという、T&Eのゴルフライクなつくりになっている。ゴルフと違って、コースの違いや風向きなどの要素がないため、同じように投げれば毎回同じようにピンが倒れるようになっている。そのためにパワーゲージをリアルタイムで止めるようにしているはずだが、微妙なタイミングの違いはあまり反映されずに、大体同じタイミングなら全く同じ投球になってしまう。投球位置がデフォルトで、投げる方向を2段階右、最大にカーブをかけてタイミングぴったりなら、必ずストライクが取れる。もちろん口で言うほどには簡単ではないが。 ボーリングゲームの他に、声優ゲーとしての一面も持っている。5人の声優たちとボーリングをして、途中の選択肢を選んで好感度を上げていくというもの。かなりイージーな出来で、声優ファン以外にはつらい。そもそも声優って声は可愛いが、顔は・・・。知っているのはサクラの声優だけだったので、とりあえず彼女でクリア。クリアするとレーンを選択できるよう(宇宙とかメルヘンとか)になるが、何の意味が?ちなみに120点ぐらい取れば、ラスボス以外は楽勝で勝てる。レベル低いよ君達。 声優ゲーの影に千葉繁あり、と言うことで今作も彼が製作にかかわっている。声優を芸能人並にメジャーにしたいというのが彼の希望なのかもしれないが、安直な作品ばかり乱発しているうちに、声優ゲー=クソゲーになってしまい、声優ゲーそのものがポシャってしまった。今作も、もう少しボウリング部分を作り込んだら、結構遊べるゲームになっただろう。 |
ZAP! SNOWBORDING TRIX’98 |
C | |
ポニーキャニオン | 8.0 | |
97/12/18 | 5800 | |
スノボー。SSSに比べると動きが粗いような気がするが、慣れてしまえば気にならなくなるレベル。ゲーム性はSSSより上。前作のようにいきなり谷に落ちることがなくなって、恐れずにがんがん滑れてかなり気持ちがいい。LRボタンを使ってエッジを立て谷間をすいすい曲がっていくところなど、ブレーキボタンで減速してコーナーをクリアするレースゲームと一味違った躍動感・一体感が味わえる。SSSに比べてかなりトリックのタイミングがシビアになっており、「スノーボードは甘くないぜ」と言う監修のプロボーダーの声が聞こえるようだ。 今作は5人のライバルと10戦を競っていくモードがメイン。レースごとの順位によってポイントがもらえ、それによってパラメーターを上昇させることができる。面白いモードではあるが、これがかなりシビアになっていて、もらえるポイントは前回同じコースを走ったときにもらったポイントとの差になっている。つまり、前回4位だとすると、3位以上にならなければポイントはもらえない。RPGのように時間さえかければパラメーターが上がっていくものではなく、「スノーボードは甘く」以下同文。上述のルールにより、いくらプレイしてももらえるポイントの上限は決まってしまっている。何よりも問題なのは、あるコースの前回の順位が低かったので、そこで点を稼ごうとしても、そのコースにたどり着くためには他のコースを全てプレイしなければならないこと。もし1〜9戦で1位を取っていたら、10戦をやるためには、決して得点のもらえない1〜9戦をやらなければならない、ということ。またこういうゲームでリスタートできないのはつらい。ミスしたらリセットというのは精神的にきつい。 上述の問題が無かったらB評価は確実なのだが。おしい。 |
ジュンクラシックC.C.&ロペ倶楽部 |
D | |
T&Eソフト | 8.3 | |
97/12/18 | 6800 | |
前作ですらほとんど進化が無かったが、今作も何も進化が見られない。ここまで同じプログラムで引っ張られると、怒りを通り越してある意味感嘆してしまう。3年近く前に出たぺブルビーチとの違いは、スタドラーが出てるかどうかということぐらいだ。 いちおうコースがポリゴンで表現され、ボール視点がイライラしないで済むスピードで描画されるようにはなったが、やはりポリゴンのコースは味気ないため、通常の固定画面でプレイしてしまう。 いままでのソフトと違って、コースやプレイヤー、キャディーが日本製になった。別にパツキンフェチではないが、そこいらにいそうなお姉ちゃんに「ナイスパー!」と言われるよりは、青い眼のお姉様に「NICE PAR!」と言われたほうが嬉しい。オーガスタとかの由緒あるコースではないので、全体的にチープな感じが漂っている。 T&Eソフトはこの操作系に絶大な自信を持っているようで、ぺブルビーチの頃から全く進歩が無い。私的にはパワーゲージの動きがもうちょっと遅くてもいいし、パワーマックスの次がパワーゼロというのもあんまり好きじゃない。それに、MAP上でどちらの方向に打とうとしているのか、さっぱり分からないという前からのウィークポイントが全く改善されていない。トーナメントの成績によって特殊なクラブが手に入るそうだが、全くもってばかばかしい。 今までのシリーズをどれも持っていなければ買ってもかまわないが、どれか1本でも持っているならこのゲームを買う必要は全く無い、と断言できる。 |
ザ・スターボウリング Vol.2 |
D | |
ユーメディア | 3.8 | |
98/1/15 | 6800 | |
ザ・スターボウリングの続編。と言うかマイナーチェンジ版と言うか、登場する声優が変わっているだけで、後はほとんど変わっていない。特に肝心のボウリング部分は待ったく進化していない。ストライクを取れるパターンも同じ。ピンを倒すミニゲームが入ったが、これを一生懸命やる人っている? 一日目〜二日目〜タイマン勝負〜トーナメントというゲームの流れが全くいっしょ。別に悪い展開ではないが、続編なんだから少しぐらい進歩してくれなくては。 |
ウィンターヒート |
C | |
セガ | 8.7 | |
98/2/5 | 5800 | |
基本的にデカスリートの上っ面を変えただけのもの。しかしなかなかアレンジが上手くできていると思う。例えばクロスカントリーでは勾配があったり、スケートでは遠心力の要素が加わったり、など。ポリゴンの描画も前作に比べてダイナミックになっている。ボブスレーのスピード感は恐いぐらいだし、ジャンプはゲーム性は前作の幅跳びと同じなのだが、上手く飛べたときの爽快感は段違いだ。 しかしながら、前作で不満だったことが全く直っていない。ファーストプレイで世界記録が出たりするし、ライバル達との競争も無い。製作チームの誰一人としてこうは言わなかったのだろうか。「あれ、簡単に世界記録が出ちゃうよ。もうちょっと調整しなくちゃ」と。 今作は4人同時プレイができるようになった。機会があったらぜひやってみたい。 |
村越正海の爆釣日本列島 |
B | |
ビクター/ビクターソフト | ― | |
98/6/18 | 5800 | |
「シーバスフィッシング2」の続編に当たる作品。安っぽい題名からは、このソフトが良くできた釣りゲームだということを想像するのは難しい。 日本各地を釣り歩くゲームで、その場所のノルマをこなせば、次の場所に行けるようになっている。もちろんラスボスは村越正海氏。前作に比べて進歩しているところは、対象魚がいろいろいて、バラエティーに富んだ釣りが楽しめるところ。前作ではスズキ以外の魚がかかるとむしろ腹が立ったが、今作では沢山の魚がターゲットで、また対象魚以外が釣れてもポイントがもらえるので、来る者拒まずでおおらかに釣りを楽しむことができる。釣り場所も磯、砂浜、船、川など多様。ありふれてるからか、ブラックバス釣りはない。ブラックバス釣りがあれば・・・爆釣の湖・・・寒ッ。 逆に前作のほうが良かった点と言えば、まず前作は大会ということで、時間制限があり、緊張感があった。また、時間と共に背景が変わっていくのがとても感じが出ていたのだが、今作にはそのような要素は無くなってしまった。また、魚がかかったときに「ヒット〜」という掛け声が入るのだが、ちょっとかっこ悪い。あと風向きが分からなくなってしまったのは減点。 前作に比べると難易度は低めで、時間さえかければ誰でも最後までクリアできるだろう。例えラスボスを倒しても、各地の名人と競争したり、ルアーを集めたり、大物の記録に挑戦したりと、気に入った人なら末永く遊ぶことができるだろう。私はまあ、そこまでやろうとは思わないが。 各地の紹介ムービーを見ていると、本当に日本は美しい海に囲まれた恵まれた国だということが分かる。この自然をいつまでも失わないでいたいものだ。などと良識者ぶってみたり。 |
プロ野球グレイテストナイン’98 サマーアクション |
A | |
セガ | 7.4 | |
98/8/6 | 5800 | |
野球ゲームを買ったのはメガドライブの初期に出たやつ以来だが、その進化に驚いた。フルポリゴンの画面や、本物のような実況、あるいは詳細に蓄積されるデータ等々。実際の野球は見ないので、選手が似ているかどうか分からないが、雑誌等の評価ではよくできているらしい。 バッティング時のロックオンシステムが面白い。次にどのコースに投げてくるのか、読みあいが熱い。昔の野球ゲームはストライクゾーンの中か外か、それぐらいしか投手側の選択はなかったが、今作は駆け引きがとても面白くなっている。 なりきりモードも面白い。自分の番がきたときしか操作しないので、打順がきたときには集中することができる。自分が活躍しても仲間がへぼだと負けてしまったり、その逆もあったりで、1から10まで自分の責任だった従来のゲームと一味違う面白さがある。また一試合が10分とかからないのも魅力。おかげで短気な私も1シーズン通してプレイすることができた。 不満は、なりきりモードで塁に出たときに、フライでも勝手に走ってしまうこと。このために、塁に出たら帰塁ボタンをスタンバって画面を見ておかなくてはならない。それってあんまり面白くない時間だ。盗塁以外はCPUにすべてお任せでもよかったと思う。 あとエンディングがあっさりしすぎている。もっとポリゴンとかムービーとか使って派手にやってほしい。あれではもう一度ペナントレースを始めからやろうという気にはなれない。 |