その他とかいって投げやりなカテゴライズですがご勘弁を。割と遊べるゲームが多いですが、あんまりやり込んではいないです。どうしてもこの手のジャンルは、格闘に疲れたとき、RPGに飽きたときに気晴らしにプレイするので。 |
ピクトフラッシュどんどん |
― | |
教育デザイン研究所/日立製作所 | ― | |
1995/6/18 | 15800 | |
フラッシュカードという、幼児用教育道具がある。それのサターン版。「サターンのゲームは世界一」にも載っていない謎のソフト。 フラッシュカードとはどんなものかというと、カードの表にイラストが描いてあって、裏にはその名前が書いてある。それを次から次へと見せて名前を読んでいくというもの。私の奥さんは実際にカードを使って、娘にたまにやっている。ただし、かなりのスピードで読んでやらなければならないので、結構しんどい(私はやったこと無いが)。そこでコンピューターの出番。 内容は、イラストが表示されて名前を日本語(もしくは英語・中国語)で音読してくれる、それの繰り返し。ゲーム性は全く無い。イラストは動物から日用品から、かなり沢山用意されている。 奥さんと娘のために買ったのだが、サターンに偏見を持つ奥さんはなかなかやらせてくれない。こっそり娘にやらしてみると、かなり喜んでテレビにくぎ付けになる。脳が発達するとかそういった効能うんぬんより以前に、娘が喜んでくれれば私はそれで満足。ただしあえて評価は割愛させてもらった。 定価は15800円ということだが、私はヤフーオークションで1200円で買った。ちゃんとした会社が売っている割には、日によって値段が500円だったり100円だったりとかなりデタラメ。 メニューのスクロールの上下が一般的なイメージと逆だったり、タイトル画面でちょっと待たされたり、あんまり家庭用ゲームをやったことが無い人が作ったんだなという感じがする。 |
ザ・野球拳・スペシャル |
E | |
ソシエッタ代官山 | 6.1 | |
95/7/28 | 6800 | |
題名の通り、ただの野球拳。クソ。ゲーム性のかけらも無い。 5回勝ったら全部脱ぐらしいが、こちらが負けたら最初から。じゃんけんはもろインチキなので、こんなゲームに時間を割くのは時間の浪費以外の何物でもない。脱衣ムービーがキャンセルできないのも腹が立つ。せっかく12人分のモービーを用意したのに、これじゃあ宝の持ち腐れだ。って言うかお宝というほどのものでもないし。 ゲームにヌードが出てくるのは決して悪いことではないと思う。それによってゲームの世界がグッと広がることもあるはずだ。問題なのは、このソフトの様にただ裸が見れるだけといった粗製ソフトが乱発されることだ。セガは単に裸を規制するのではなく、ゲームの質をこそ規制して欲しかった。 このゲームで12人全員脱がせた人間がいたら、賞賛するよりむしろ軽蔑する。そんなエネルギーはもっと生産的なことに使ってくれ。 散々文句を言いつつ、ちゃっかり動画はPCで吸い出して全部見ているのは秘密。 |
サンダーストーム&ロードブラスター |
C | |
エグゼコ・デベロップメント | 7.3 | |
95/10/20 | 6800 | |
LDゲーム。 サンダーストームは自機がヘリのシューティング。ブルーサンダーのパクリか。4方向レバーによる方向指定と、カーソルを合わせて敵を撃墜する2つのアクションがミソ。ゲームとしてはやはり単調だが、ヘリの操縦感がなかなかよく出ていると思う。 ロードブラスターは自機が車のチェイスもの。マッドマックスのパクリ。2方向レバーとアクセル、ブレーキ、体当たりを使い分けて進んでいく。敵と戦いながら街中を爆走したりして、なかなか迫力がある。何人死んだかななどとルパン最終回のようなセリフも吐きたくなるが。 両作ともゲーム性は単純だが、出来ることはそう多くないLDゲームの中で、少しでも特徴のあるアクションを取り入れようとしているところに好感が持てる。しかし、ゲームが面白いかといわれるとちょっと苦しい。判定がやたらシビアで、覚えていながら何度も死ぬシーンがあったり、やっぱりどの面もやることは同じなので、途中で飽きてしまう。両作とも残機を増やして1度クリアしたからもういいや。クレジットが9と多めなのも親切。画面が綺麗だったらもっと誉められるのだが。 |
アメリカ横断ウルトラクイズ |
C | |
ビクターエンタテイメント | 7.7 | |
95/10/27 | 5800 | |
同名の人気クイズ番組のゲーム化。番組の雰囲気をかなりよくゲームに落としており、まるで番組に参加しているかのような気分が味わえる。問題は全てお姉さんが読み上げてくれ、また問題数も十二分に多い。問題は全て過去のウルトラクイズから出題されているので、ジャンルが幅広く、問題の質も高い。 つくりはよく出来ているのだが、クイズゲームとして面白いかと言われると首をひねる。番組をそのまま再現させた為に、最初の○×クイズを突破することすら難しい。機内クイズも、自分の解答が正解かどうか分からないし、成績や通過ノルマが分からないのもストレスの元。最初のステージさえクリアしてしまえば、後はかなりさくさく進む。しかし、準決勝前からセーブが出来なくなり、何度も連想クイズ(簡単だが)をやらされるのも嫌だ。準決勝は3択クイズで、120秒以内に20問程度正解すれば突破。よくあるクイズゲームのようにジャンルセレクトなどないので、自分の全く知らない問題がぼんぼん出てくる。所詮問題数は有限なので、何度も何度も何度も何度もプレイすればいつかはクリアできるようになるとは思うが、そこまで時間をかけたいと思うほど面白いゲームでは無い、というのが正直なところ。 クイズゲームとしては「虹色町の〜」のほうが面白いが、番組に参加したいと思ったことがあるような人なら買いだと言えるだろう。 |
シュトラール 〜秘められし七つの光〜 |
E | |
メディアエンターテイメント | 5.1 | |
95/11/24 | 4800 | |
LDゲームはさすがに今プレイすると単調だが、私は嫌いではない。だがこのゲームはダメだ。 画像はそれなりに見れるし、さまざまなトラップのアイディアも面白いと思う。しかし、1:超連打が要求される。2:やられたら面の始めから。3:コンティニューが3回だけ(フリーコンティニューだとエンディングが無い)。以上の3点によりクソゲー確定。多分製作者は自分が苦労して作ったから、プレイヤーも苦労して攻略してほしかったのだろう。しかし今のご時世では、このようなゲームは気楽にフリープレイができるようにしてほしかった。いやそうすべきだった。例えばノーネクタイ禁止の牛丼屋に誰が好きこのんで入るだろうか?ゲームの格にあった難易度を提供すべきだ。エンディングが48種類もあるそうだが、私は一つも見ていない。 主人公に魅力が感じられないのもつらいところ。ゲーム画面のぽっちゃりしたアニメ絵とコンティニュー画面の原哲夫風劇画キャラのギャップが笑える。 |
爆笑!!オール吉本クイズ王決定戦DX |
C | |
吉本興業 | 5.9 | |
95/12/1 | 5800 | |
吉本のタレントが大挙出演のクイズ物。私は吉本系の笑いはあんまり好きではないし、実際このゲームのギャグもかなりアレだが、とにかく客を楽しませようとする真摯な姿勢とパワーには頭が下がる。 モードはRPG風とクイズ番組風の2通り。RPGのほうは、コンテュニューが無く、HPがなくなったらゲームオーバーなので、ゲームとしての出来は良くない。たとえ体力満タンであっても、苦手なジャンルの4択を出されると手も足も出ずにゲームオーバーになる。特に吉本系の問題はきつい。間違っても正解が表示されないので、同じ問題が出ても何度も間違えてしまう。 クイズ番組のほうは、意外なまでに良く出来ている。クイズとミニゲームを交互に行って順位を決めるものだが、問題はまともでジャンルも多く、ミニゲームも何気に面白い。ミニゲームはゲーム性云々を言えるようなものではないが、吉本ならではのコテコテの味付けは、接客用の一発ギャグとして重宝するだろう。ボタンを連打するとオヤジが巨大化する演出など、一般人には思いつかない着想で笑える。途中でCMが入ったりするのが馬鹿馬鹿しくも面白い。まあ1人プレイでは2回もプレイすれば飽きてしまうが、仲間を呼んで4人対戦などしたら盛り上がりそうだ。ただし、全員が解答する問題はいいが、早押しはちょっとパーティープレイに向かないかも。せめて解答を間違えたときは同じ問題で続行してほしい。できれば正解時にも、問題と解答を再表示してほしい。一言解説でもつけば完璧なのだが、それは欲張りすぎか。 そして何より、アシスタントを務める武内由紀子というタレントさんがめちゃくちゃ可愛い。ショートがこんなに似合うのはゴーストの頃のデミ・ムーアぐらいだろう。紳助とか寛平などいらないから、彼女を主役に据えて活躍させれば、もっと評価を高くしてもいい。まあネットで見た写真や取り説の写真はそれほどでもなかったので、ガビガビのシネパック動画にいい感じで脳内フィルターがかかっているだけかもしれない。 |
DX人生ゲーム |
C | |
タカラ | 7.7 | |
96/3/15 | 5800 | |
人生ゲームのサターン版。ボードゲームの老舗だけあって、各々のイベントも面白く、バランスが破綻することもなく、テンポよくスムーズに進み、CPUと対戦していてもそこそこ楽しい。手動セーブが一瞬で出来るのはさすがサターン。HDD搭載のXBOXでも真似は出来ない芸当だ。 プレイヤーの顔をモンタージュで作成できるのが、意外となかなか楽しい。玩具メーカーだけあってか、天使や悪魔のキャラクターも嫌味がなく親しめる。無駄に切なげなエンディングもいい感じだ。 ルーレットは、ボタンを押してから止まるまでの時間にランダム要素が多く、目押しは出来なくなっている。「先行すれば有利」がはっきりしているゲームなので、大きい数字が出ると嬉しいし、1が出ると腹が立つ。ルーレットの目が1〜8というのは、サイコロに比べると多少バラツキが大きく、運要素が強く感じる(1〜6の標準偏差1.7、1〜8だと2.3)。 キャラクターのパラメータによって職業がレベルアップし、収入が増えていくという要素が面白い。パラメータの増減はイベントだよりなので、もうちょっと戦略的にパラメータを調整できればもっと良かったと思う。その他、恋愛、結婚、株、不動産、あるいはライバルとの蹴落としあいなど、もうちょっと戦略的に出来ても良かったのではないだろうか。ただ、現状のままで、目押しが出来ないルーレットと合わせて、適当にボタンを押して適当にイベントに身を任せるお気楽プレイも悪くは無い。むしろ、ファーストプレイの人が混じる確率の高いパーティーゲームでは、そういったゲーム性こそが求められているのかもしれない。 ただ本作も悪くは無いが、続編のIIは細かい所にかなり手を加えられて完成度はグッとアップしているので、両方売っていたら続編を買えばいいだろう。 |
ブレインバトルQ |
D | |
CLEF | 5.1 | |
96/3/15 | 4800 | |
クイズ。パッケージには「RPGクイズ」などと書いてあるが、頭脳戦艦ガルと同程度にRPGっぽくない。ゲームをクリアしたときの得点で、実際に商品がもらえるというのが売りなんだが、なんだか物で釣っていて邪道な感じ。 肝心のクイズ自体が、問題にひねりが無くてつまらない。ゲームはCPUとの対戦形式をとっている。問題が安直で簡単な上、CPUがそれほど強くないので、難易度は低い。ただやたら設問数が多くて単調だったり、面クリア時に不条理な推理クイズをやらされて、失敗したらゲームオーバーなどと、テンポが悪い。いろいろアイディアを出して工夫はしてみたが、基本が出来ていないというところか。 アメコミっぽい濃い絵柄は人を選ぶと思うが、私は嫌いではない。 |
毎日替わるクイズ番組 クイズ365 |
C | |
OZクラブ/ブイ・アイ・ピー | 5.9 | |
96/3/15 | 6800 | |
クイズ番組しかやらない嫌なテレビ局のディレクターになり、クイズに答えて視聴率を上げようという、なんとも妙なゲーム。で、結局やることはクイズに答えるということ。画面がやたらしょぼく、音声は割れていてメガドライブのゲームのようだ。しかしながら、クイズの問題数は多く、ジャンルも広範囲に渡っていて、またクイズも4択やらモザイククイズ、シャッフルクイズなどバラエティーに富んでいて、クイズゲームとしての出来は秀逸。実在のテレビ番組をパロったゲーム内番組も面白い。 クイズゲームとして高評価を出したいところだが、大きな難点がひとつ。このゲーム、視聴率になぞらえてか、正答率がクリアのハードルになっている。しかも、一つ一つのクイズは、正解数が規定値になるまで終わらない。と言うことは、苦手なジャンルの問題が出たら、そのジャンルを終えるまでにガンガン正答率が下がってしまう。さらには、ゲーム中では4番組が1日となっていて、その間はセーブすることが出来ない。つまり、1日の間に1度でも苦手なジャンルが出てきてしまうと、そこまでの貯金をずるずる使い果たしてゲームオーバー、あるいはしょっぱなに正答率を下げてしまって、クリアできる見込みがないのにやる気のないクイズを消化しなければならない。もし正解率を問題にするのであれば、当たろうが外れようが問題数は固定にすべきだっただろう。あるいはまったく普通のライフ制にすべきだろう。いろいろ工夫はしても、普通が一番というのはよくあることだ。救済目的のミニゲーム(連打もの)の難易度がやたら高いのも考えもの。とにかく、ゲームオーバーなどあまり気にせずに、気楽にプレイできるようにしてほしかった。せっかく良く出来たゲームなのにもったいないことだ。 |
GAME−WARE |
D | |
ゼネラル・エンタテイメント | 7.1 | |
96/4/5 | 1980 | |
ゲームウェアシリーズ第1段。ミニゲームがいくつか入っているが、エジホン以外はプレイするのも苦痛なほどの出来。エジホンはまあ遊べるが、それでも1度通しでプレイしたらもう結構。「ゲーム広告」と銘打った2本のゲームは、本気で作ったの?と聞きたいほどの出来。ピピットボーイは立体版チクタクバンバンで、もはや使い古されたネタ。サウンドノベルはやたらレスポンスが悪く、登場人物にも魅力が無い。パンツァードラグーンの製作者のインタビューは、音が悪くて聞きづらく、字幕も無し。映画やショッピングの情報も、たとえリアルタイムで接していたとしても価値は薄いだろう。ラストグラディエーターの体験版が入っているが、新作ならともかく、1年近く前に発売された旧作の体験版にどれほどの価値があるのだろうか。 メニュー画面等のどこがクリックできるのか分かりにくく、またロード中に表示が出ないためクリックが成立したのかが分かりにくく、インターフェースはかなり悪い。定価は安いが、正直に言って金を払う価値があるとは思えない。1作目がこの出来では、2作目を買おうなどと思う人がいるのだろうか? |
2度あることはサンドア〜ル |
A | |
CRI | 8.2 | |
96/4/5 | 5800 | |
ミニゲーム集。題名はくだらないが、ゲームはとても面白い。パーティーゲームと言われるが、一人でやっても面白い。むしろ協力したり邪魔したりの対戦ならではの面白さがあるわけではないので、一人プレイが本道かもしれない。 ア〜ルシリーズの3作目だが、ポリゴンが使えるようになったことでゲームの幅がぐんと広がった。連打もの、タイミングもの、思考ものなどのバランスが良い。キャラクターもかわいらしいし、演出もユニークだ。「あれモアイこれモアイ」などのゲームの名前も面白い。 ゲームの選択が簡単なルーレットになってるため、得意なゲームばかり選択することができる。そのため最後まで行ってもやってないゲームとかが出てきてしまう。どのゲームも最低1回はプレイするようになっていたほうがいいのではないか? 通してプレイすると、面が結構多くてだれ気味。そこは残念。 |
美少女バラエティーゲーム ラピュラスパニック |
D | |
BMGビクター/翔泳社 | 4.0 | |
96/4/26 | 5300 | |
ミニゲーム集。全部で10のゲームが入っている。 ストーリーモードは、全く訳のわからないストーリーを背景に、ミニゲームで女の子と戦っていくというもの。勝てば女の子の水着姿のCGが見れる。その辺が「美少女バラエティーゲーム」たる所以なのだが、正直言って絵が下手っぴでちっとも美少女じゃない。有名な声優を多数起用しているが、二言三言しゃべるだけなので、あんまり意味がない。裏表紙に「声優ファン要チェックの1本です」なんて書くほどのことではないだろう。 ストーリーモードの第1戦は「ルーレット」。本格的なものでは無くて、駄菓子屋にある10円入れてやるようなやつ。単なる運だけなので、全ゲーム中最もてこずった。これだけで止めてしまった人もいるのでは? せがた三四郎とかミニスカポリスとか、ミニゲーム集って好きなたちなので、私はこのゲームも結構楽しめた。難易度は最初のルーレット以外は低く、ファーストプレイでクリアできてしまうのもいくつかある。もうちょっと難しくてもよかったか。間違い探しや神経衰弱、もぐらたたきなどがなかなか面白い。ただクリアしてしまえばもう2度とやらないだろうし、冷静に考えればこの程度の評価か。 |
宿題がタントア〜ル |
D | |
セガ | 6.8 | |
96/5/24 | 4800 | |
「クイズ 宿題をわすれました!」と「タントア〜ル」のカップリング。 「クイズ〜」のほうは、年齢を入力して子供のころの問題を出題するというもの。意図は悪くはないが、なんとなくベクトルが後ろ向き。問題自体が当時の新聞から引っ張ってきたようなものばかりで、今ひとつ面白みに欠ける。高解像度の画面も、ちらちらしてちょっと見にくい。 「タントア〜ル」はミニゲーム集。一つ一つのミニゲームはよくできていて、なかなか面白いと思う。ただしゲーム全体としてみたとき、ノルマが1なのにやたら簡単だったり、ノルマが7もある上にやたらシビアで、もりもりライフがなくなっていくゲームもあったりと、バランスが悪い。シリーズ1作目なので、まだ洗練されていないということか。個々のミニゲームの題名も、サンドア〜ルほど面白くないし。 両作品ともフリーコンティニューなので、気楽にプレイできるのがよし。 |
一発逆転 ギャンブルキングへの道 |
D | |
BMGビクター/POW | 2.8 | |
96/7/5 | 5800 | |
競馬、競輪、競艇、パチンコ、パチスロの5種類のギャンブルが出来る。出来るが、やる気のないジャケットイラスト同様、ゲームのほうもそれとなく作りこみが浅く、プレイしていて面白くない。ゲームを嫌いな人は「○○をゲームでやって何が面白いの?」などと言ったりする。いやゲームでやるから面白いんだなどと反論したくなるが、ギャンブルに関しては私もゲームでやって面白いのかと思う。競馬やルーレットのように結果を予想するというゲーム性があるものはまだしも、パチンコなんかゲームでやっても、時間の無駄にしかならないような気がしてならない。 一連のギャンブルをこなしていくストーリーモードがあるが、一つ一つのギャンブルに時間がかかるくせに、期間が1年間と長く、とてもじゃないがやってられない。元手の20万円を1億に増やすのが目的という、カイジもびっくりの大風呂敷だ。1週間ほどやってみたが、何のメリハリもなく300万円まで増えた。ばかばかしいったらありゃしない。 |
GAME−WARE Vol.2 |
D | |
ゼネラル・エンタテイメント | 4.7 | |
96/7/5 | 1980 | |
ゲームウェアシリーズ第2弾。クリックできる場所ではカーソルの色が変わるようになり、それだけでかなり操作性が良くなった。この調子で少しずつ改良していけば、Vol.99ぐらいではかなりいいソフトになるだろう。 収録ミニゲームは4本。1本はデザエモンで作ったような超ショボイ横スクロールシューティング。もう1本は三菱とタイアップしたレトロ臭漂うレースもの。方向転換が直感的でなく、かなり操作しにくい。このゲームをプレイして三菱チャレンジャーに好感を持つ人は、まずいないだろう。ピピットボーイは前作と代わり映えしない。サウンドノベルはサイコスリラータッチで前作よりは多少面白い。選択肢をいくつか選ぶが、最後の選択肢以外ほとんど何も変化が無い。 体験版はレイヤーセクションの1面。レイヤーセクション自体は名作だが、1面は地味で面白みに欠ける面で、この体験版で面白そうと思う人がどれだけいるだろうか。 今号からバーチャファイターの漫画が連載開始。漫画を彩色して声を当てるというのは面白い試みだが、いかんせん内容が短すぎ。終わったときは唖然としてしまった。 その他の情報もこれといって興味を引くものは無い。 ゲームだけではなく色々な形態のソフトがあるのは結構なことだが、やはりビジネスにしていくのは難しいと思わざるを得ない。 |
GAME−WARE Vol.3 |
D | |
ゼネラル・エンタテイメント | 6.6 | |
96/10/4 | 1980 | |
ゲームウェアシリーズ第3弾。情報関係のコンテンツはいつも通りで代わり映えが無いので、ミニゲームに限ってレビュー。今回はゲームの体験版は無く、その代わりに月花夢幻譚のデモムービーが見れる。結構いい感じの編集で、もう一度プレイしてみようかなという気にさせられる。 ピピットボーイは落ち物パズルになった。しかしまあ、よくこんなにつまらないゲームが作れたものだ。プレイしていて腹が立った。 バーチャの漫画は相変わらず短すぎ。 エジホンは、もともとアイディア勝負の一発物なので、何度もやらされるのはきつい。グラフィックは相変わらずのとんだセンスだが、肝心の文字の選択や、タイトルの文章に面白みが無くなってしまった。それにどう考えてもヒントが出るのが早すぎ。馬鹿にしてるのか? 「お兄さん」は変な絵柄のシュールなデジコミ。どう考えても一般ウケはしないだろうが、私は結構気にいった。 企業広告のゲームは、ブロック崩し。ブロックが2段になっているが、ほとんど意味は無い。やたらブーメラン(ボール)の動きが遅かったり、肝心なボールの反射角の制御がやりにくい(できないのかも)と、ブロック崩しとしては落第。しかしボス戦はシューティングになって意外に面白い。こちらをメインにすればよかったかも。 |
南の島にブタがいた ルーカスの大冒険 |
D | |
スコラ/ヴァージンインタラクティブ | 2.4 | |
96/10/10 | 5800 | |
ミニゲーム集。ミニゲームの間に、ファミコンレベルのしょぼいアクションシーンがある。 ミニゲームは32種類もあり、大半が思考パズル。一瞬で解けてしまうような思いつきで作ったものと、どこかのパズル本からそのまま持ってきたようなパズルの2種類に大別できる。はっきり言ってかなりイージーな作り。 ゲームのあらゆるところにセンスの無さが感じ取れる。例えば題名、例えばキャラクター、それからあまりにもヘボ過ぎるアクションパート、いくつかのあまりにいいかげんなミニゲーム、それからシステム。純粋に思考型のパズルでは、3回失敗したらロードしてコンティニュー画面、などとする必要はなかった。いやしてはいけなかった。いつでも一手前にアンドゥできるようにする必要もあるし、初期配置に戻せるようにも出来るべき。そういった「ゲームのシステムに対するセンス」が無い人間はゲームなど作るなと言いたい。いくつかのミニゲームでは操作性がやたら悪いのも気になった。 ミニゲームは解けなくても先に進めるのが親切と言えば親切か。思考パズルと言っても結局は総当りに過ぎないので(例えば魔方陣)、面倒なのでいくつかのパズルは飛ばしてしまった。時間をかける価値が無いゲーム(ラクダを数えるやつ、ブロックを組み合わせて四画にするやつなど)はやる必要など無いが、ブタを交互に並べ替えるやつをどうしても解けなかったのだけが心残り。本当に解けるのかなあ。 追記:その後ブタを並べるパズルをクリア。しかし一度パスしてしまうと、後からクリアしても無駄なようだ。本当にこのゲームを作った人間はゲームに対する感覚が鈍いよ。 |
ブレインデッド13 |
C | |
ココナッツジャパンエンターテイメント | ― | |
96/10/10 | 6500 | |
アニメ調のLDゲーム。普通のLDゲームと違い、操作を表す矢印やボタンの表示は一切無い。 ちょっとでも間違えた操作をすると、主人公のランスがひたすら殺されまくる。クビをはねられたり、体を引き裂かれたり、食い殺されたり、ともかく殺しのオンパレード。私はこういうノリ、正直言って大好き。 ただし、ゲームは難しすぎる。矢印が表示されないということではなく、フラグ立てがきつすぎる。4次元っぽいつながりの城の中を苦労して行ったり来たり、一応全部の敵を倒したはずだが、ついにラスボスにはたどり着けなかった。このゲーム、操作を間違えたときにゲームオーバーになるのはかまわないが、間違った操作でも先に進めてしまうことがある。一度進めてしまうと、その操作が「正しい操作」としてプレイヤーにインプットされるので、もう2度と「真の正しい操作」を試すことはなくなってしまう。そこいら辺が私が詰まった理由だろう。 ゲームをやり始めたときは、ムービーも割と綺麗で操作性やテンポもよく、敵のキャラクターや惨殺シーンにもやたら味があって、「これは傑作か?」と思ったのだが、この嫌らしい難易度は非常に残念。製作者に「プレイヤーに楽しんでもらおう」という意識が欠如していたのだろう。まあ洋ゲーにはよくあることだ。 全然ゲームとは関係ないが、「ブレインデッド」というホラー映画はゾンビ物の最高傑作。是非皆さんに観て欲しい。 追加:ネットで仕入れた攻略を頼りにクリア。解けなかった原因は、上で述べた通りだった。答えを見ながら解いたので、達成感は希薄。上述の嫌らしささえなければ、名作に数えても良かったのに。 |
アポなしギャルズ オ・リ・ン・ポ・ス |
C | |
ヒューマン | 6.6 | |
96/12/20 | 5800 | |
変なストーリーモードを進めつつ、合間に敵とのカードバトルをするという、一風変わったゲーム。 ストーリーは最後まで行っても何がなんだかさっぱりわからず、ロストワンやデジタルアンジュと肩を並べる出来。きっとシナリオライターは宇宙から電波を受けているか、クスリでいっちゃってるか、頭部を強打したことがあるか、そのどれかだろう。 ゲームのメインはカードバトル。女の子を召還して戦わせるという口では説明しにくいもので、突然強制的に召還することから「アポなしギャルズ」ということらしい。ちなみに「オ・リ・ン・ポ・ス」とは出てくるキャラがギリシャ神話の神々や怪物だから。製作者は製作会議などで「お、り、ん、ぽ、す(はあと)」とちゃんと発音していただろうか。 バトルは近接攻撃と遠隔攻撃の2種類しかない単純なものだが、女の子を召還する時間によってパラメータが変わってくるので、結構戦略的で面白い。バトル中のデフォルメキャラがなかなか可愛く、クリティカル攻撃で倒すと裸にひん剥けるのでムフフ。 召還できる女の子は20人もいて、ロリ・女子高生・看護婦・サイボーグなどお好み次第。全員にストーリーがあり、エンディングもある。イベントも結構あり、セクシーショットも必ずある。ギャルゲー属性な人には楽しめること請け合い。操作系などもよく、クソゲー度の高いヒューマンにしては、かなり丁寧に作られていると言える。 戦いに勝つごとに女の子はレベルアップしていく。逆に言えば勝たないことには全くステータスアップがないので、弱いキャラはいつまでたっても弱く、強いキャラはますます強くなっていく。結局勝つためには同じキャラばかり召還することになり、ゲームが味気なくなってしまっている。もらえる経験値は自分の残り体力に比例するので、強ければ強いほどますますもらえる経験値が多くなってしまう。普通逆なのでは? つまらない(中盤は面白くなりそうだったのだが・・・)アドベンチャーモードは一発でスキップできるので、繰り返し時プレイは便利。ただし、肝心の召還バトル時のロードが長くテンポが今ひとつで、私は一回やったらもういいや。 |
DX日本特急旅行ゲーム |
D | |
タカラ | 7.4 | |
96/12/20 | 5800 | |
ボードゲーム。いくつかの目的地を回り、獲得したポイントで競うというもの。同じようなゲームに「桃太郎電鉄」シリーズがあるが、それの馬鹿馬鹿しさを削って、かなりあっさり味に仕立てた感じ。 桃鉄と違うところは、各プレイヤーが個々に目的地を複数設定されていて、どういうルートで回るかはプレイヤーの自由だというところ。それはそれで面白いとは思うが、問題はどのプレイヤーが今目的地からどれぐらい離れていて、今誰が一番優位なのかさっぱり分からない点(獲得ポイントでの順位は見ることが出来るが)。だから結局他のプレイヤーのことなど気にせずに、自分のことだけしか見ないプレイになってしまう。それでは1人プレイでも100人プレイでも同じことだ。それから、どのルートを通れば目的地まで最短でいけるのかが非常に分かりにくい。自分でルートを見つけるのもゲーム性のうちということだろうか? このゲーム、イベントなども含めて非常に淡白で面白みの薄いゲームになっている。おそらく、駅名さえ出てくれば楽しいという鉄っちゃん向けゲームなのだろう。そう考えれば最適ルートがわかりにくいのも合点がいく。どうせなら乗る電車も○○系とか××系とかリアルに徹し、運賃も現実のものを取り入れて、シビアな時間の概念も導入し、ついでに時刻表を駆使した殺人トリックまで入れれば完璧だ。もちろんそんなゲームを私は買わないが。 |
廊下にイチダントアール |
D | |
セガ | 7.1 | |
96/12/27 | 4800 | |
「イチダントアール」と「クイズ 廊下に立ってなさい!」のカップリング。 「イチダントアール」のほうは割と面白いのだが、もっとよく出来ているサンドアールが既に発売されているので、ほとんど存在価値が無い。ノルマが5もあったりして、テンポが悪くだらける。一つ一つのミニゲームはアイディアが光っているのだが、ゲームとしてのまとめ方が良くなかったようだ。 「廊下に立ってなさい」はクソ。グラフィックはチープだし、問題はつまらない物ばかりだし、不正解のときに正解が表示されないので非常に不愉快だ。ミニゲームもつまらない。いくらクイズゲームが流行った時期があったからって、よくこんなもの出したものだ。虹色町の奇跡のほうが100倍は面白い。 |
タイムギャル&忍者ハヤテ |
D | |
エクゼコ・デベロップメント | 5.8 | |
97/1/17 | 5800 | |
ジャンル分けに迷ったが、LDゲームということでとりあえず「その他」に。 ともかく古いゲームだ。しかし画面に合わせてボタンを押すだけというのは、ある意味潔くて新鮮でさえある。画質はあんまり良くない。DVDのゲーム機なら完全移植できるのだろう。もっとも誰も移植したりはしないだろうが。オプションが充実しているので、残機を増やせば誰でもエンディングまで行くことができる。 タイムギャルのほうは、設定がSFで、過去から未来まで舞台がバラエティーに富んでいて面白い。しかし今見るとレイカは可愛くないし、しかも喋りまくっててうるさい。 忍者ハヤテはあまりにも地味だ。舞台が城と限定されているので、意外性が無くひたすら淡々と進む。やっぱり見たいのは男のあごの割れ目よりギャルの割れ・・・。 タイムギャルはC、忍者ハヤテはD、平均してD評価。 |
ニタックス ゴールド |
D | |
ヒューマン | 5.2 | |
97/1/17 | 5000 | |
問題がすべて2択というクイズ。 クイズゲームというと、ノルマがあって、ライフを持っていて、誤答をするとライフが減っていくというのがパターン。このゲームではライフ制を廃止し、制限時間内に答えられなければ一気にゲームオーバーという特殊なスタイルをとっている。何度解答を間違ってもゲームオーバーになることはなく、クリアまでの時間を競うという形になっている。ミスをするとペナルティとなり、時間をロスする。しかも単純に時間が10秒足されるとかではなく、くだらない駄洒落を聞かされて実際に時間を無駄にするという、かなり斬新なシステムだ。しかも心底くだらない駄洒落なので、まさしくペナルティである。クイズの合間にミニゲームがあり、どれもくだらないが、これもミスをすると変な話を聞かされた上、寒い。 誰もがクソゲーと言うと思うが、独特のシステムは評価してもいいと思う。ただし、制限時間内に答えさえすればゲームオーバーにならないというのはどんなものか。最後のほうは制限時間が極端に短くなり、問題を読む時間すらないので、レバー連打しつつテレビを見ながらクリアしてしまった。多分そうやってクリアした人が多いのではないだろうか。面クリアに普通に制限時間があって、カウントが減っていく中、くだらないジョークを聞かされてイライラする、という風にしたらどうだったろう。 システムはともかく、キャラやストーリー、駄洒落にミニゲームにヨタばなし、どれもが馬鹿馬鹿しくてくだらない。わざと外してウケを狙ったのだろうが、それがミエミエなだけに逆に腹が立つ。せめてミニゲームぐらいは真面目に作りこんでほしかった。音楽だけ気取っているのがまた腹が立つ。あと、クイズゲームで正解だったのか間違いだったのか、よく分からないのは問題だ。 |
GAME−WARE Vol.4 |
C | |
ゼネラル・エンタテイメント | 7.8 | |
97/3/7 | 2980 | |
ミニゲームやデジタルコミック、ゲームの体験版や新作ゲームの紹介などが入ったゲームウェアシリーズの4作目。本作からCD2枚組みになり、定価が1000円上がった。 私は初めてこのシリーズに触ったが、う〜ん、どうだろう。CDを媒体にした雑誌のようなものを目指しているようで、その心意気は認めるが、果たしてニーズがあるかと言われると・・・。 まずミニゲームが4つほど入っているが、どれもイマイチ。エジホンはゲームセンターでプレイしたときは面白かったのだが、いまやって見るとあんまり面白くない。ユーザーの投稿ネタということで、既にアイディアが出尽くしてしまっていたのだろうか。その他のゲームも一度やったらもういいや程度。 デジコミは「バーチャ」と「お兄さん」というシュールなもの。バーチャはつまらなかったが、お兄さんはまあウケた。他に街で見かけた女の子のムービーとかがあるが、一体何の意味が?ゲームの体験版もちょっとしか出来ず不満(まあ本物を持っているが)。あと占いは期日を過ぎてたので開くことも出来なかった。 何か強烈に面白いゲームが一つでもあればよかったのだが、全体的に中途半端で割高感がある。そもそも雑誌など寝転びながらとか電車の中とかでさらっと読んで、後は捨ててしまうといったものだろう。テレビの前に鎮座してCDをセットして電源を入れ、コントローラを握ってさあやるぞ、というゲームの世界とはやはり味わい方が違う。それでも両者を融合してやろうとしたチャレンジ精神は評価したい。 ところでジャケ裏に誤字発見。「疾走したサラ・・・それを追うジャッキー!」。走ってどうする。 |
QUIZなないろDREAMS 虹色町の奇跡 |
B | |
カプコン | 9.0 | |
97/6/27 | 5800 | |
大昔に流行ったクイズゲームに、当時流行った恋愛要素をミックスしてみました、という安直な出来ではある。問題は易し過ぎず難し過ぎず、キャラの性格付けや、いろいろなイベントもいい感じ。特にゴキブリ。ただし全員クリアしてやろうなどと思うと、やることは同じなのでやっぱり途中で飽きてしまう。キャラは想鐘サキやシャーロットがお気に入り。 なぜかアーケード版と女の子の名字が違う。 |
GAME−WARE Vol.5 |
D | |
ゼネラル・エンタテイメント | 6.6 | |
97/6/27 | 2980 | |
ゲームウェアシリーズ第5弾。前作に続きCD2枚組み。 まずは恒例のミニゲームから。「エジホン」は4回目の収録で、もういいよって感じ。「まったく意味の違う言葉だけど形が似ている」という意外性がエジホンの面白さの核であって、魚偏を出してくるあたりでもうだめだ。「ピピットボーイ」は、アイテムをロックオンしてまとめて釣り上げるという独特のアイディアのゲームになった。悪くは無いが、面が進んでもノルマが上がるだけで代わり映えが無く、ファーストプレイで飽きる。「とるとるまーぶる」は非リアルタイムの完全思考型パズル。一筆書きの要領で全てのアイテムを取ればクリアというものだが、ジャンプが出来るために自由度が高く、製作者の意図していない解法が何通りもありそう。そんなわけで難易度は低めだが、クリアまでに1時間以上は遊ばせてもらった。何気にゲームウェアシリーズで最もプレイ時間が長かったミニゲームかも。「世界征服株式会社」は育成型シミュレーション。非常にシンプル、というか単純な作りで、ファミコンベーシックぐらいでも簡単に出来そう。当然つまらん。「お兄さん」はシュールな内容に磨きがかかったか。ゲームの流れもスムーズで、一回やるだけなら悪くは無い。 体験版は「クォヴァディス2」。これと言って面白いわけでは無いが、こういった内容が分かりにくく、購入意欲がわきにくいゲームは体験版にも意義があると思う。 前作で応募していた「人魚姫のシャーベット」というRPGの募集ネタがいくつか発表されている。本当に応募した人がいたのか・・・。みんなでアイディアを出してRPGを作ろうという企画だが、当然のようにポシャった。イメージボードとか、かなりいい感じのものが揃っているのに。 DISC2は映像関係で、バーチャ3の攻略ビデオの紹介など。「バーチャ3の攻略ビデオ」ではなくて、あくまで「バーチャ3の攻略ビデオの紹介」なので、期待していた私はがっかり。他にサクラ大戦のビデオだとかどうでもいいような女の子の紹介だとか申し訳程度の映画の情報だとか、内容の薄いものばかり。 今回はオマケでサクラ大戦のトレーディングカードが同梱されている。雑誌にオマケは付き物だが、激しく要らない。 ゲームウェアは今作で打ち止めだが、5作も続いたことは評価していいだろう。5作を振り返って見ると、ゲーム機で動く雑誌的な定期刊行物を目指したために、内容が散漫になってしまった感は免れない。買い物とか映画とか女の子などの不必要な情報は省いて、ミニゲーム・体験版に特化したほうが良かったのではないだろうか。それからミニゲームは単品ではまるでやる気が出ないので、全体でまとまってプレイヤーにやる気を起こさせる仕掛けがほしかったところ。 |
DX人生ゲームII |
B | |
タカラ | 8.4 | |
97/7/24 | 5800 | |
日本でもっとも有名なボードゲームのサターン版。通常ボードゲームなど一人でやっても面白くも何とも無いのだが、このゲームは結構一人プレイでも面白い。 とにかくイベントの数が沢山あって、見ていて楽しい。イベントの内容自体もなかなかセンスがあって面白く、ただ馬鹿馬鹿しいだけの「ツアーパーティー」などとは一線を画している。ポリゴンで描かれたボードがなかなか綺麗で、動くオブジェなども良く出来ている。ポリゴンのキャラクターも表情豊かで面白い。CPUのターンがさくさく進むので、「テナントウォーズ」のようにイライラさせられることが少ない。「桃太郎道中記」のキングボンビーのようなバランスの破綻したイベントも無く、誰でも安心してプレイできる。サターンでのボードゲームでは一押し。空いた時間に合わせてターン数を自由に設定できるのも良い。赤ん坊からプレイしてイベントを楽しむもよし、ゲーム性に重要な高校ぐらいから始めるもよし、と自由度が高い。 キャラクターにパラメーターがあって、そのパラメーターによって職業がレベルアップしていくという要素が面白い。ただパラメーターはイベントによって極端にアップしたりダウンしたりして、地道にこつこつ上げていくことが出来ないので、結局運頼りで戦略性が薄くなってしまっている。恋愛や結婚、株に土地、その他さまざまな要素を積み込み過ぎたせいで、結局何をすべきなのか良く分からなく、適当にルーレットを回して適当に選択肢を選ぶだけのゲームになってしまっているのが惜しいところ。ルーレットはぎりぎり目押しが出来そうないい感じのスピードに調整されている。しかし、大きい目が出ればいいというゲームではないので、結局適当に止めることになる。せめて、どの目が出ればどのマスに止まるかということがあらかじめ一目で分かるようにしてあれば、もっと緊張感が出ただろう。 勝敗は所持金で決まるのだが、パラメータやらアイテムやらを換金してから決めるので、ゲーム中は誰が優勢なのか分かりにくい。そのため、最終結果が決まってもなんとなく釈然とせず、1位になってもあんまり嬉しくないし、ビリでもちっとも悔しくない。パラメータやアイテムはゲーム中のイベントのみに影響させた方が分かりやすくて良かったのでは? つまるところ戦略性は無きに等しいので、ゲーマーが4人集まってやるゲームではない。あんまりゲームをやったことの無い人が集まったときに(金でも賭けて)プレイすれば、盛り上がることだろう(多分)。 |
ときめきメモリアルSelection 藤崎詩織 |
D | |
コナミ | 7.8 | |
97/3/27 | 2800 | |
ときめきメモリアルのヒロイン、藤崎詩織のファンディスク。ゆえに彼女のファンでない私はこの程度の評価だが、ファンにとってはどうだろうか。 ミュージッククリップ、デートスペシャル、あっち向いてホイ、ポートレートCollection、ボイスCollectionの5本立て。 ミュージッククリップは2本。2本とも実写とアニメキャラを合成していて、作画は弱いものの、意外と違和感がない。1曲目はアップテンポな曲で、まあどうでもいい感じ。2曲目はかわいらしい曲調の小品で、背景の実写の持つ切なさ(うまい表現が出来ないが)とあわせてなかなかいい感じ。ただし背景と人物の大きさが合ってないところもある。 デートスペシャルは、季節に合わせてデートをシミュレートするもの。選択肢を選んで詩織の機嫌を取ったり怒らせたり。すぐ終わるのでゲーム性はほぼ無い。ファンは嬉しいのか? あっち向いてホイは、そのままあっち向いてホイ。3回勝つとご褒美グラフィックが見れる。10枚まであるようだ。インチキが無いとすれば、3*4*3*10*2=720回ジャンケンをすれば全部見れるだろう。ファンは頑張って。 ポートレート〜は、いろいろな服装の詩織の全身イラストが22枚。ファンは嬉しいのか? ボイス〜は、詩織のセリフ(フルボイス)がかなり沢山。羊を数えるようなものも有り。ファンには嬉しいのか? ファンディスクとしての作り込みは平均点以上か。しかしながら、女の子の好みは人それぞれだが、詩織って魅力があるだろうか?本編では攻略の難しいラスボス的存在意義はあるにしても、ゲーム中一番可愛げが無いような気がする。 |
政界立志伝 〜よい国・よい政治〜 |
D | |
BMGジャパン | 5.9 | |
97/6/27 | 5300 | |
題名だけ見るとコーエーのシミュレーションのようだが、実は政界を題材にしたすごろく。画面は整然として見やすく、ターンもさくさく回ってくるのでテンポはいい。しかしゲームとしての面白さは薄い。最終目標が総理大臣になることなのだが、その道のりはやたら長く、同じことを何度も繰り返さなければならず、いい加減嫌になってくる。さいころを振って出た数だけ進み、止まったマスのイベントに従ってパラメータが上下する、というシステム。結局さいころの目が大きかろうと小さかろうとどうでもよく、止まったマスがいいか悪いかということしか意味をなさない。すごろくなんだから、何よりも先に進むことを目標に据えるべきではないだろうか。そうでなければ、さいころの目が何が出ようがどうでもよく、ひいてはプレイ自体がどうでもよくなってしまう。 他のプレイヤーとのやり取りが無いので、やたら味気ない。お互いに足を引っ張ったり協力したりするような要素があれば、ボードゲームとしてもっと完成度は上がっていただろう。 政治を題材にしたのはなかなか着眼点が面白く、イベントも政治がらみで結構面白い。もうちょっとリファインすれば結構面白くなったかも。とりあえず初期状態の有利・不利が大きいのは何とかしてほしいところ。 |
アルバム倶楽部 胸キュンセントポーリア女学院 |
D | |
ソシエッタ代官山 | 7.9 | |
97/7/11 | 6800 | |
女の子のムービーを見ながら、好きなシーンを写真に収めてコレクションするというゲーム。肝心の女の子はそこそこレベルが高く、ムービーはトゥルーモーションなのでわりと綺麗。過激なエロは無いが、水着やレオタードなどの健康的なお色気はなかなかいいものだ。 女の子の写真を撮るためには、女の子とあっち向いてホイをして勝たなければならない。女の子は7人いて、シチュエーションもそれぞれ豊富にあるので、本気で写真を集めようと思ったら何百回とあっち向いてホイをしなけらばならない。やってられるか。7人分のミニゲームを作るとか、それぐらい工夫をしてくれ。同社の野球拳よりはマシだが・・・いや、どちらも何の戦略性も無いという点では全く同じか。 通常画面では女の子たちはデフォルメアニメ絵で表示される。撮影に入る瞬間、アニメ絵から実写に滑らかにモーフィングするのだが、初めて見たときのインパクトは絶大。 撮った写真をアルバムに編集するモードがある。一枚一枚にフレームを設定できたり手が込んでいるが、手が込んでいる分面倒くさい。アルバムのせいだかどうだか知らないが、セーブに385ブロックも必要。しかもパワーメモリー非対応だというのだからたちが悪い。 こんなゲーム性のかけらも無いような志の低いゲームではなく、この女の子たちを使って実写版「慟哭」でも作ったら良かったのに。まあ「犯行写真」か「天城紫苑」程度になるのは目に見えているが・・・。 |
こちら葛飾区亀有公園前派出所 中川ランド大レース!の巻 |
B | |
バンダイ | 4.8 | |
97/8/29 | 6800 | |
ジャンプ連載の人気漫画を題材にしたすごろく型ボードゲーム。 とにかく先にゴールに到着したものが勝ちという分かりやすいルール。キャラクターは6人から選べ、それぞれ全く違う特性を持っている。みな原作に沿った能力で、キャラクターを上手くゲームに取り込めている。例えばキャラによって全くルーレットが違ったり、両津だったら怒りゲージ満タンで逆転イベントが起こったり、本田はバイクに乗るとパワーアップしたり、などなど。どのキャラクターを選ぶか迷ってしまうほどだ。 ポリゴンで作られたフィールドがなかなか多彩で面白く、高いところから遠くが見渡せたりする。自由に視点が変更できないのが残念。せめて先のマスがどうなっているのか、引いた視点でぱっと見せて欲しかった。 イベントが少なめである点と、いちいちCPUがしゃべるので、1人プレイではテンポが悪くなるのが難点。4回休みとかになって、することが無いときがままある。 原作を知っている人が集まればかなり盛り上がるのではないだろうか。相手を邪魔するイベントが多数あるので、本気で競ったら険悪になるかもしれないが、お気楽に遊ぶ分には問題ないはず。なぜかサタマガでの点数は低いが、私はこのゲームは、キャラゲーとしての作りもパーティーゲームとしてのゲーム性も、かなり良く出来ていると思う。 |
出動!ミニスカポリス |
D | |
Sada Soft | 5.5 | |
97/9/25 | 4800 | |
なんじゃこりゃ。ジャンルが書いてあるべき場所に「パンチラ」と堂々と書いてある。 実態はアイドル?3人の写真集とミニゲーム。写真は特に芸術性が高いわけでも色気があるでもない、ただのスナップ写真。ミニゲームもどれも大して面白くない。ミニゲームをクリアすると、パンチラのムービーが見れるが、だから何といったレベル。全ゲームをクリアしても何のご褒美もなかったのでがっかり。 初回特典として、シングルCDと「(ダミ声で)しゃべる美江ポリス人形」がついてくる。CDの歌は悪くないが、人形は心の底からいらない。 7つのミニゲームはどれもつまらないが、シューティングではボスを倒すたびになぜか女の子の服を剥いでいく。そして最後には女の子が全裸になってしまう。全裸ですよ全裸。スーパーリアル麻雀でも見れなかったシチュエーションがこんなところで見れるとは。 追加:上でいらないといった人形だが、現在1歳半の娘が気に入ったようで、いつも勝手に箱を開けては人形を出している。買った甲斐があったというものだ。 |
新世紀エヴァンゲリオン デジタル・カード・ライブラリ |
B | |
セガ | 8.5 | |
97/9/25 | 4800 | |
ミニゲームをプレイして、その成績によってトレーディングカードをもらえるというミニゲーム集。ただのイラストのカードではなく、1枚1枚がムービーになっているのが次世代機風。ムービーはテレビシリーズを編集しただけのものだが、エヴァを見ていなかった私には資料的価値がある。ムービーの画質も良好で、集めたカードを眺めているだけでも結構楽しい。 ミニゲームは9種類あり、反射神経や記憶力が必要なもの、目押し、15パズル、クイズなどバラエティーに富んでいる。一つ一つのゲームは凄く面白いというわけではないが、どれもそれなりにきちんと作られていて、サターンで出たミニゲーム集の中ではサンドアールの次ぐらいに完成度が高いと思う。また、一つ一つのミニゲームはエヴァ本編からシチュエーションが取られていて、それぞれのパロディ具合も面白く、スタッフのエヴァへの思い入れが感じられる。クイズの問題&解答もムービーで、例えば「アスカは本編中で何回『あんたバカァ?』と言ったでしょう」という問題では、解答が「あんたバカァ?あんたバカァ?バカァ?バカァ?・・・」と本編の台詞を編集したムービーになっている。この解答を編集するには本編を通しで見なければいけないわけで、手間隙かけているということが分かる。 ミニゲームの成績によってカードをもらえる枚数が違うのだが、最低の成績でも必ず1枚はカードがもらえて、1枚は必ずニューカードになっている。クリア失敗→ニューカード1枚、成績良好→ニューカード1枚+既出カード4枚ということも多く、必ずしもミニゲームでいい成績を出す必要があるわけではない。また、9つあるミニゲームを全て満遍なくプレイしたり、ノルマを果たさなければならないわけではないようだ。まったり好きなゲームをやってくださいということだろう。1枚は必ずニューカードがもらえるので、プレイしていけば必ずカードが揃いそうなものだが、なぜか最後の1枚が出ない。どうやら最後だけはランダムになっているようだ。 集めたカードを閲覧するインターフェースも良好で、カードを編集して自分だけのムービーを作ることも出来る。ありものの素材を利用して片手間に作ったミニゲーム集(サクラ対戦、せがた三四郎のような)かと思っていたが、意外にも良く出来ていたので驚かされた。 |
桃太郎道中記 |
B | |
ハドソン | 8.1 | |
97/9/25 | 6800 | |
コンピューターボードゲームのトップブランド、桃電シリーズのサターン版。なぜか江戸時代が背景になっている。もっとも桃太郎だからこれでいいのか。 相変わらず接待ゲームで、みんなでやればそれなりに楽しいし、一人ではやろうとも思わない。それがコンセプトなのでそれはそれでよし。ただ、まったく運任せのゲームで、戦略など無いに等しい。せっかく土地の買占めなどが出来るんだから、もうちょっと高度な内容でもいいと思う。 キャラクターが子供向けで、30にもなろうとしている身にはちょっとつらい。キングボンビーとかも面白いといえば面白い、くだらないといえばくだらない。 ワンゲームにかなり時間がかかるので、つまらない演出など省いて、もっとさくさく進むようにしたほうがいい。操作系はなかなかこなれていて、さすが人気シリーズだ。 |
デザエモン2 |
B | |
アテナ | 8.4 | |
97/10/9 | 5800 | |
縦/横スクロールシューティングを自分で作れるコンストラクションツール。シューティングタイトルが充実しているサターンで、わざわざ自分でシューティングゲームを作ることにどんな意味があるのかよく分からないが、ツールとしての出来は良好。 サンプルでシューティングが5本入っているが、面白いかは別として、どれもきちんと1本のシューティングゲームとして成り立っているところがすごい。下の作ってポンとは雲泥の差だ。それらのゲームをこのソフトで作ったというのだから、このソフトの懐の深さが容易に想像できる。 実際にゲームを作ろうとすると、やはりやたら面倒で、あえなく私は断念。せめてBGMぐらい作ろうと思ったが、今ひとつ使いにくくやはり断念。まあ私ごときに使いこなせるはずが無いことぐらい初めから分かっていたが、それでも手元に良く出来たツールがあるというのはいいものだ。 |
落ちゲーデザイナー 作ってポン! |
D | |
ビクターインタラクティブソフトウェア/パックインソフト | 7.1 | |
97/11/20 | 5800 | |
自分で落ちものパズルが作れる、ツール系ソフト。 このゲームを立ち上げて誰もが最初にやることは、サンプルゲームのプレイだと思う。サンプルゲームは6本入っているのだが、どれもとんでもなくつまらない。お陰でいきなりやる気はミニマム状態。スーパーの試食コーナーで食べた試供品がまずかったら、誰が本商品を買うだろうか? 気を取り直してゲーム作成に取り組んだが、イメージ通りにならなくてあえなく挫折。ツールとしては頑張っているのかもしれないが、そもそも一定の型にはまったゲームを何本作ろうと、それが楽しいのだろうか?私は昔n88BASICで、テトリスとかコラムスとかオリジナルの落ちゲーなどを作ったことがある。出来たゲームが面白かったかは別として、アルゴリズムを組み立てるのは非常に楽しかった。このソフトからは、残念ながらそういった手作りの面白さは感じられなかった。 何かとちょこちょこロードされるのも良くない点。マスコットキャラはプリンセスメーカーの人が原画を描いたと思われるが、ちっとも可愛くないのも難点。しかもセリフがスキップできないし。 |
ネクストキング 恋の千年王国 |
E | |
バンダイ | 8.6 | |
97/11/20 | 6800 | |
いやもう勘弁。こいつはキツイ。 ダイスを振って移動するボードゲーム。女の子と一緒に冒険したり。 いやもうコレはきついワ。やってて全然面白くないと言うかヘド吐きそう。レビュアーとしてはできるだけ論理的に書かなければいけないはずだが、コレはもうパス!とにかく面白くない!と言うか苦痛! 冒険は4ターンしかないので、全然進まないうちにターンオーバー。そんなことを延々と繰り返す。そんなのが面白いのか?しかもそれが1年間も(冒険は1週間に一回)!長い!長すぎるぞ!血ヘドを吐く思いで3ヶ月以上プレイしたが、もう我慢できん。これ以上プレイするぐらいなら、右目をくり抜かれてゲヘナに投げ入れられた方が幾分マシ。このゲーム内容だったら、長くても3週ぐらいが限度じゃないか?1週ならなおOK。 リンダキューブで舛田省治が好きになったが、本作で大嫌いになった。セーブするたびに「セーブしないよね?」とか聞いてくるのは狂ってるのか。ゲームプレイ時に「ガンモ」と名前を入れたら、勝手に「ガンモンバ」に変換された。ふざけんな!お前なんか舛田省治ンバだ!! ジャケットイラストはラングリッサーシリーズのうるし原氏が描いているが、本編には全くタッチしていない。しかし、女の子は可愛らしく描けているし、声優も豪華で、ちょっとヒネッた性格や境遇は悪くない。しかし肝心のゲームがコレでは、女の子がどうこうとか言えるレベルにない。 |
DJウォーズ |
D | |
スパイク | 7.1 | |
97/12/18 | 5800 | |
DJをシミュレートした、ちょっとイメージは違うが音ゲーの一種。 2枚のレコードを切り替えたりピッチを変えたり、スクラッチを入れたりとやることが多いので仕方ないのかもしれないが、操作系が極めて直感的ではなく、慣れるまでかなり時間を要する。 ゲームは、上手く曲をつないだりタイミングよくスクラッチをしたりすることで評価ゲージを上げていき、ゲージが一定以上たまればノルマクリアで次の店に行けるというもの。正直私にはどうやったら評価が上がるのかさっぱり分からない。どのタイミングでSEを入れたらいいのか見た目にはまったく分からないので、下手にSEを入れたりするとガンガン評価が下がっていってしまう。何かをして評価の上がる量と下がる量の絶対値が同じで、確率的に下がる可能性のほうが高いのなら、利口な人なら何もしないよ。練習モードで何度もプレイして評価ポイントを覚えろということなのかもしれないが、そこまでするほど面白いゲームかと言うと、ズバリどこに面白さがあるのかさっぱり。2店舗ほどクリアしたがもう精神的に限界。評価方法をいじるだけでもっとゲーム性が上がったのではないだろうか。 キャラクターデザインはバイパーズ2を担当した今井トゥーンズ。どいつもこいつも目つきが悪くて性格も悪く、プレイしていて不愉快。ストーリーモードでは新キャラが出てくるだけで腹が立つので、全く進める意欲がわかない。 |
じゃんぐリズム |
D | |
アルトロン | 7.2 | |
98/1/15 | 5800 | |
「ぱらっぱらっぱー」のパクリ。最も私は「ぱらっぱ」は1回しかプレイしていないので、細かい差異については分からない。 音楽ゲームをほとんどやっていない私には、やたら難しい。何度プレイしても3面がクリアできる気配がない。よって挫折。キャラや曲がばかばかしいのも、何度もコンティニューすると腹立たしい。コンティニューしなくてもむかつくが。そもそも、タイミングにあわせてボタンを押すだけという内容の、どこが面白いのかさっぱり分からない。「ぱらっぱ」はパンチボタンを押すと「パンチ」、キックボタンを押すと「キック」としゃべり、パンチやキックという言葉で曲を組み立てていくのがまあ面白かったが、今作は正しいボタンを押すと正しい歌詞、間違ったボタンだと適当な言葉が出るようになっている。改良したつもりだろうが、逆にそのせいで面白さが損なわれている。 アドリブモードや必殺技コマンドの存在も疑問。 私が音楽ゲームが嫌いだから低評価だが、「ぱらっぱ」が好きで、まだ「ぱらっぱ」を飽きるまでやっておらず、手元に「ぱらっぱ」が無いという稀有な人にはお勧めかも。 |
セガサターンで発見!!たまごっちパーク |
− | |
バンダイ | 7.4 | |
98/1/29 | 6800 | |
すみません。実はこのゲームまだプレイしてません。多分一生プレイしなさそうなので、先行レビュー。 メモリーの色がピンクでかっこ悪い。以上。 私は中古で買ったけど、ソフトの封が開いてなかった。やっぱり。 たまごっちがヒットしたおかげで、ドリームキャストのメモリーがあんなになってしまったのだろうか。許せん。セガとバンダイが合併していたらどうなっていたのか・・・。あんまり変わらなそう。 追加:2本目購入。パワーメモリー以外は速攻でごみ箱行き。 追加:娘がパッケージを見て「やりたい!」と言ったのでパワーメモリーを挿し変えたが、すべてデータを消してしまっていた。消したのは私が悪いし、メーカーに頼めば対処してくれるらしい。しかしパワーメモリーのデータが無くちゃプレイできないなんて、違法コピー対策だとは思うが、サターンのパワーメモリー認識率のひどさを知っている人間には悪魔の所業としか思えない。 |
テナントウォーズ |
C | |
キッド | 8.2 | |
98/2/11 | 5800 | |
ボードゲーム。店を建ててライバル達から通行料を徴収(商品を押し付ける)するという、モノポリーのようなゲーム(モノポリーをやったことがないので確かではないが)。 ルールが簡略化してあり、誰でもプレイできる。キャラクターがなかなか可愛らしいのもいい。ルールも「店の建設」「買い物」「仕入れ」「買収」「商品の値段」「商品の数」「店舗の拡張」などの要素が上手くまとまっている。しかし頭では「このゲームは面白いはずだ」と思っても、いざプレイしてみると今一つ面白くない。 原因として、プレイが単調なことが上げられる。目的は資産を増やすことなので、最初から最後までやることはずっと同じ。ダイスを振って止まったマスが空いていたら所持金を見て店を建て、ライバルの店だったら一番安い買い物をして、買収出来るようだったら買収し、自分のお店だったら仕入れをする。桃鉄のように、小目標(当面の目的)が設定されていないため、何だかだらだらしたプレイで、資産が増えていっても今一つ実感が無い。ほとんどがサイコロ頼りでプレイヤーが選択する余地が無いため、買っても負けてもふ〜んという感じだ。 ボードゲームには珍しく、一人でも楽しめるようにストーリーモードがあって、何面かクリアするとエンディングというもの(らしい)。ボードゲームという性格上1プレイが割と長くなるのに、それで1位にならなかったらゲームオーバーというのは腹が立つ。そのプレイ時間は全く無駄だったということだ。 CPUのサイコロを振る前のキャラの台詞、サイコロのアニメーション、コマを移動した後のキャラの台詞などがカットできれば、ターンが早くなって1人プレイのプレイアビリティーがぐっと向上しただろう。それさえ改善してくれれば、テンポが良くさくっと気楽にプレイできる好ゲームになっていただろう。おしい。 実在の店舗がゲームに登場するのが売りの一つなのだが、そんなことプレイヤーにとってはどうでもいいことだ。ロイヤリティー払ってるのだろうか?もしかして広告費取ってる? |
すごべんちゃー 〜ドラゴンマスターシルク外伝〜 |
D | |
データム・ポリスター | 8.5 | |
98/2/19 | 5800 | |
ボードゲーム。シルクのキャラ相手にボード上をうろつき回って魔王を倒しつつ恋愛度を上げていくというもの。恋愛、恋愛、恋愛。いい加減にしろっつーの。 キャラが狂っているためかゲームも破綻。とにかくタルいしつまらない。3面クリアでエンディングだが、時間がべらぼうにかかる。運だよりで戦略性は皆無に等しく、キャラクターとのやり取りが心底ウザく、CPUキャラの戦闘やらなにやら飛ばせないのでテンポ激悪。面内の途中セーブも不可。 私が今までにプレイしたサターンのボードゲームの中でもっともクソな出来ではあるが、オープニングが面白かったので+1点。このキャラが好きな人ならどーぞ。でも止めといたほうがいいよ。 |
電波少年的ゲーム |
D | |
ハドソン | ― | |
98/3/5 | 4800 | 借物 |
多人数でミニゲームを競うといったゲーム。ありそうで意外になかったコンセプトで、着眼点はいいと思う。ただその勝敗が「罰ゲーム」という低次元のレベルでまとまってしまっているところがいまいち。罰ゲームをやらせるだけなら、せんだみつおゲームでもやればいい。種目毎に得点でもつけて、総合得点を争う形式にした方が、私にはしっくりくる。一つ一つのゲーム自体は単純だが、決してクソというようなものではない。特に絵を切り抜くゲームは面白いアイディアだと思う。 ただしこのゲーム、1人でやるようにはできていない。一人でやってもつまらないというレベルではなく、1人ではゲームとして成立しないのだ。いくら多人数プレイをターゲットにしたゲームだろうと、一人プレイをおろそかにするなど論外。帯には「1人でやっても、おもしろくもなんともないゲーム」と書いてある。開き直るな。 |
ボンバーマンウォーズ |
C | |
ハドソン | ― | |
98/4/16 | 5800 | |
ボンバーマンのキャラクターを使った完全非リアルタイムの思考型ボードゲーム。見るからにジャリっぽくてつまらなそうなのだが、実は意外と頭を使って面白い。 9*9のフィールド上で5対5で交互にユニットを動かし、爆弾を配置して相手を爆殺するというルールで、ボンバーマンの基本ルールを上手く生かしたボードゲームになっている。プレイすると判るが、爆弾は配置してから5ターンで爆発するというルールが上手い。フィールドが狭くユニットの移動距離も短いため、1歩前進するかどうかが勝敗を決する、詰め将棋のようなゲーム性を持っている。と言ってもCPUはあまり賢くなく、自分から爆弾の前に出てきたりするし、マイキャラはアイテムで強化できるのにCPUはアイテムに無頓着なので、2手も3手も先を読む必要があるほどの難易度ではない。かと言って油断すると意外な手であっさりやられたり、私的には暇つぶしにはちょうどいいぬるさか。面数は全25面と、一日3〜4面プレイして飽きる前に全クリできるちょうどいいボリュームだ。これが全256面とかだったら、3面ぐらいで投げてしまっただろう。 ボンバーマンのキャラクターデザインは、ガキっぽくて30代のオヤジゲーマーにはきついものがあるが、キャラクターごとに移動力や爆弾投擲力・特殊能力などに違いがあり、どのキャラをパーティーに組み込むか考えるのも楽しい。 今のままでも決して悪いゲームではないが、CPUがあんまりお利巧さんではないためか、思考ゲームとして二流な感じは否めない。もっともっとCPUの思考ルーチンの精度を上げ(多分現状ではプレイヤーの手まで読んでいない)、ショップのアイテムやフィールド上のランダムアイテムを無くし、ターン最初からや1ターン戻るなどの試行錯誤時のメニューを充実させたら、かなりいいゲームに仕上がったのではないだろうか。ただあんまり思考時間が長くなっても困るし、全然CPUに勝てなくなってしまっても困り物だが。 |
ゲームで青春 |
D | |
キッド | ― | |
98/4/23 | 5800 | |
みもふたも無い題名のボードゲーム。他のすごろく型ボードゲームと差別化を図るためにいろいろ特徴付けしてはいるが、それがすべて裏目に出ている。 一人プレイと多人数プレイが出来るが、私がプレイしたのは一人プレイのみ。普通こういったすごろくゲームでは、一人でプレイするときはCPUが対戦相手であることが多いが、このゲームではなんと対戦相手がいない。一人で黙々とボード上を動き回るのは非常に味気ない。それからこのゲームではルーレットという概念を排し、進みたい数は自分で任意に選ぶことが出来る(なぜか1マスずつしか進めないことも多いが)。さらに、このゲームのボードにはゴール地点、あるいは前、後ろという概念が無い。特定のパラメータを上げたければ、同じ場所をうろちょろすればいいということだ。まとめると、このゲームは通常のすごろくから、対戦相手との勝負というゲーム性、ルーレットにより止まるマスがランダムになるというゲーム性、ゴール地点を目指して進むというゲーム性、それらを全て取り払ってしまっている。例えるなら、デコレーションケーキから、トッピングとイチゴとクリームを取り去ったようなものだ。それってただのスポンジだよ。 このゲーム、キャラやイベントが多くて作り手の苦労は感じるが、ゲームとしての面白さは全く感じられない。スタッフはやってて面白かったのか? |
ツアーパーティー 卒業旅行へいこう |
D | |
タカラ | 8.1 | |
98/4/23 | 5800 | |
ボードゲーム。盤上をうろうろする女の子(男)の尻を追っかけて、カップルになろうという志の低いゲーム。その志の低さにふさわしく、キャラクターの特徴づけとか、マス上のイベントとか全てがばかばかしく、酔った勢いで作ったんじゃないだろうかとさえ思う。 メッセージウィンドウが白のメッシュで、その上に白や黄色で文字が書いてあり、読みにくいを通り越してまるで読めない。 ボードゲームとしての戦略性は無きに等しく、ありとあらゆるシーンで適当に行動することになる。CPU3人と対戦してみたが、ターン数が少なかったせいか、誰もカップルになれなかった。が、もう一回やる気はさらさら起きないし、たった一度のプレイですら時間の無駄だったとしか思えない。こんなので読者レースが8点とは。末期のサターンユーザーは女の子さえ出てくれば満足だったのだろうか。 |
シャドウズ・オブ・ザ・タスク |
C | |
ハドソン | 8.2 | |
98/5/21 | 6800 | |
ボードゲーム、と言うかカードゲーム、と言うか融合型?デッキを作って5*5マスのフィールドにユニットを配置し、交互にユニットを動かして相手の大将を倒すのが目的。 私はこういったカードゲームの類をやったことが無かったが、結構面白い。特筆すべきは完全にランダム要素を排している点で、攻撃は必ず当たるし、ダメージも必ず決まった値になる。ランダム要素が無いために、勝敗は完全にプレイヤーの戦略によって決まる。思考型ゲームはやはりこうでなくては。 初心者向けのストーリーモードがあるが、結構投げやりで盛り上がりのないまますぐに終わってしまう。剣と魔法の中世ヨーロッパ的な舞台背景だが、未来のタイムパトロールやら金星人やら出てきてストーリーは破綻気味。松下進のデザインした丸みのある肉感的なキャラクター群はなかなかいい感じ。 ストーリーモードをクリアすると、CPUとのランダム対戦を行うことが出来るようになる。そこで勝てば使えるキャラクターが増えていく。そうやってキャラクターを増やしていくのもこういったカードゲームの楽しみだとは思うが、今作の出来は今ひとつ。CPUがあんまり利口ではないので、慣れればまず負けなくなる。それにCPUのキャラはランダムなので、相手のデッキに対応したデッキを練る楽しみが無い。多少CPU側に有利な条件をつけて、面ごとに登場キャラが固定されたチャレンジモードがあったらもっと面白かっただろう。確かに対人戦では戦う前に相手のデッキを知るすべは無いが、1Pモードでは相手のキャラに合わせた柔軟なデッキの組みを学べるようにしたほうが良かったのではないだろうか。それと1回の対戦が短時間でさくっと終わるのは手軽でいいのだが、マップが小さいこととキャラが大抵2回ぐらいの攻撃で死んでしまうので、物足りないと言えば物足りない。 今作はX−BANDを使ったネットでの対人戦にも対応している。対戦が流行ったかどうかは定かではないが、こういった新しいことに果敢に挑戦したハドソン、およびセガを評価したい。 |
王様げーむ |
D | |
ソシエッタ代官山 | 6.8 | |
98/5/28 | 6800 | |
ミニゲームで対戦して、勝てば相手の女の子に罰ゲームをさせるという志の低いゲーム。そもそもそれって王様ゲームと違うよ。 女の子は8人いて、それぞれ罰ゲームの数は結構あるのだが、肝心のミニゲームが3種類しかない。しかもどれもゲーム性が低い。あっち向いてホイなんてゲームと呼べるのか?この程度のゲームなら、30個ぐらい入れて欲しいところ。 ご褒美の罰ゲームは、Tシャツに水をかけて透けさせたり(水着着用)、フランクフルトを咥えさせたり、バニーガールの格好をさせたりと、かなり下品。そのくせ色気はあまり感じられず、素材を活かしきれていない。食い倒れ人形のようなキャラもかなり腹立たしい。テンポも悪く、いいところ無し。 |
せがた三四郎 真剣遊戯 |
D | |
セガ | 7.2 | |
98/10/29 | 4800 | |
ミニゲーム集。10個のミニゲームがあって、それぞれクリアするたびにせがた三四郎のCMが見れる。オールクリアでエンディングもあり。大抵の人にとっては意味が無いかもしれないが、CMを見たことが無かった私には結構役に立った。 しかし、一つ一つのゲームの内容は薄く、そのうえ難易度にかなりのばらつきがある。ファーストプレイでクリアしてしまうものもあれば、連射装置の力を借りてなんとかクリアしたものもある。しかも「クリアした」「クリアしてない」の2つの状態しかないので、クリアしたゲームはまず2度とプレイしないだろう。同じゲームでも初級、中級、上級ぐらいに分けて、それぞれご褒美があればもう少し楽しめたのに。 せがた三四郎って一応セガの看板キャラクターのはず。それを使ったゲームがこの程度の出来でいいのだろうか?マリオが出てきたクソゲーってあまり無いはず(レッキングクルーはつまらなかったが)。本当にセガはキャラクターを育てるのが下手だ。 せがた三四郎、確かにCMは面白いが、このCMを見てソフトを買った人はどれぐらいいるのだろうか。 |
アイドル雀士スーチーパイめちゃ限定版〜発売5周年パッケージ〜 |
C | |
ジャレコ | 8.7 | |
98/11/26 | 7800 | |
スーチーパイSPECIAL/スーチーパイII/スーチーパイアドベンチャーをカップリングしたファン向けアイテム。 2人打ち脱衣麻雀のスーチーパイ/IIの2作は、サターンで既出のものの修正版。どう修正してあるかというと、物議をかもしたアレを18歳以上推奨レーティング用に見えないようにしてある(水着、下着着用)。というわけで、リミックスやIIを持っている人には全く意味が無い。しかし、あっけらかんと見せられるよりは、むしろ見えないほうが想像力が働いてそそられる部分もある。残念ながら、本作は見えないエロスを追及した作りにはなっていない。ジャレコならではの作り込みで、見えそで見えない究極の18推を目指して欲しかったところ。 スーチーパーアドベンチャーは、シナリオは完全に新作。セリフもフル音声の新収録だ。シナリオ自体は短く、少々物足りない。新キャラの摩夜は、言動は面白いが今ひとつ萌えないという、まさしくスーチーワールドのキャラクターに仕上がっている。 その他のおまけコンテンツとして、4人の声優の日記のようなものがある。エステ体験記だったり北欧旅行記だったりと、金の掛かり具合もボリュームもバラバラ。内容はいいとして、手書きフォントが異様に読みにくい。 それから、またもや登場ミユリの部屋。なんと、麻雀パートで見れなかったアレを拝むことができる。子供ならいいのか?ニーズはあるのか? 忘れてはいけないのが、同梱されたスーチーパイイラスト集。26人のイラストレーターがそれぞれ独自のタッチで描いていて、どれも見ごたえがある。 ファンディスクとしてはかなり手間隙のかかった作りで、ジャレコの「スーチーワールドを大切にしよう」という気概が感じられる。スーチーファンならマストアイテムだろう。私は別にファンというわけではないので、それなりに楽しめた程度だったが・・・。 |