麻雀悟空 天竺 |
D | |
シャノアール/EAV | 5.5 | |
94/11/22 | 5800 | |
サターン本体同時発売の4人打ち麻雀。題名のとおり、キャラクターは孫悟空や八戒などの西遊記の妖怪たち。しかし、振り込めば脱いでくれるお姉さんと打ちたいと思うことはあっても、こんな強面のクリーチャーどもと卓を囲みたいなどと思う人がいるのだろうか? 麻雀の出来はきわめて普通。インチキはしていないらしい(ジャケット裏にそう書いてある)。何度も同じ面子で麻雀を打って勝ちポイントを稼がなければならないので、すぐ嫌になる。それでなくても対戦相手の顔もリアクションも嫌だというのに。しかも牌がやたら見にくく、目が痛くなってしまう。 |
麻雀アイドル雀士スーチーパイSpecial |
C | |
ジャレコ | 7.3 | |
95/2/24 | 6900 | |
「乳首が無い」ということで物議をかもした脱衣麻雀。サターン脱衣麻雀の1作目ながら、こなれた操作系や見やすい牌、魅力的なキャラクターとその掛け合いなど非常に丁寧なつくりで、数々のクソ麻雀をプレイしてきた私は、今作をプレイするとほっとするものがある。 対戦相手をハコにするか、パネルマッチという神経衰弱をクリアすれば一面クリア。パネルマッチは、上がった飜数によってトライ回数が決まり、成功すればインチキアイテムやエンディングに影響するポイントを得ることが出来る。よってパネルを全部揃えるが最優先なのだが、調子に乗って高い手で上がってしまうとハコ点によってクリアになってしまい、アイテムやポイントが手に入らないのが難。わざと高い手を見逃すのは結構ストレス。 今作の一番の問題は冒頭でも述べた、「乳首が無い」ということだろう。マネキン人形のような裸体はやっぱり気持ち悪い。見せちゃいけないのならポーズを工夫して、見えそうで見えないようにしたら萌え度もアップしただろう。あとキャラクターが多いのは結構なことだが、対戦しないキャラとの会話は必要なかったのでは? 麻雀自体ははなからインチキなので特に言うことも無いのだが、上がり役の大半に三暗刻が絡んでくるのは不自然。そりゃあピンフ系より暗刻系のほうがプログラムは楽だろうが・・・。 ジャレコは昔からあるメーカーだが、「スーチーパイII」「ゲーム天国」などを輩出し、サターンの頃が一番油が乗っていたと思う。PS2以降の最新機種では技術力か資本力か、中小メーカーの淘汰が進んでしまったのは寂しい気がする。 |
麻雀巌流島 |
D | |
アスキー | 5.3 | |
95/3/10 | 6800 | |
地味な4人打ち麻雀。対戦相手が歴史上の人物(知らない人ばかり)だったり、架空の人物だったり、赤塚不二夫や水森亜土だったり、まるでわけの分からない人選だ。 メインは勝ち抜きモードだが、エンディングまで16回半チャンをトップで上がらなければならないという、かなり厳しいルール。しかもCPUはインチキしているようで、満貫や跳満、役満ですら涼しい顔して上がってくる。思考ルーチンはともかく、操作性や画面の見易さなど悪くはないが、キャラのリアクションが全く面白くないので、とても半チャン16回などやってられない。 |
スーパーリアル麻雀PV |
D | |
セタ | 8.7 | |
95/5/26 | 8800 | |
脱衣麻雀。サタマガをして「新たなユーザー層をサターンに呼び込んだ貢献作」と言わしめた1本。みなさんエロがお好きなようで。 確かにキャラクターは3人が3人とも、シリーズ中で一番魅力的だろう。まず顔がかわいいし、変にとんがった特徴付けがなされてない。台詞も色っぽく、あと胸の形とか色とか・・・。 しかしながら、グラフィックは粗めだしスクロールはがくがくしている。そして何より麻雀が面白くない。CPUが強いというかインチキというか、ともかく裏ドラ。もうちょっと他に難易度を調整する方法はなかったのか?持ち点が1000点しかないので、ノーテンでゲームオーバーとか。とてもじゃないが、あがられたら服を着る(デフォルト)ではやってられない。 これで定価8800円はいくらなんでもボリすぎ。現在ゲームセンターでは脱衣麻雀はかなり下火になってきた。たとえおっぱいが見れようがなんだろうが、ゲーム性の低いゲームは廃れていくということだろう。プレーヤーもバカじゃないということだ。 |
麻雀海岸物語〜麻雀狂時代 セクシーアイドル編〜 |
D | |
マイクロネット | 2.5 | |
95/8/4 | 6800 | |
脱衣麻雀。と言っても、水着ぐらいにしかならないようだ。 麻雀のレベルを初級者、上級者の2つから選ぶことが出来るのだが、なんか難しくない?初級者でもなかなか上がれないし、振り込むことも結構多いし。リアル麻雀のようなあからさまなインチキはしてこないが、そこはかとなくインチキっぽい。取り説が圧倒的に説明不足なのではっきりしたことは言えないが、半チャンやって点が低いとゲームオーバー。点が高いとご褒美ムービーが見れる。半チャン3回やって、トータル120点を超えていれば最後のムービーが見れるらしいが、かなりきつい条件だ。しかも、ソフトのせいではないだろうが、頻繁にシークエラーでフリーズしてしまう。そのたびにリセットして、とばせない社名ロゴを見るのは苦痛だ。 マージャン自体はそれほど悪くないと思う。ポリゴンギャルで4人打ちというのも、なかなか雰囲気が出ていていい。ただあまりにもムービーを見る条件がけち臭いので、サタマガでこの低得点なのだろう。アンドールというパン屋さんのような3人組は割と可愛いかも。これにしろセイバーズにしろ犯行写真にしろ、サターンのゲームに出てくるアイドルグループは知らないのばかりだ。うしろ髪とか出してくれればいいのに(古い)。 |
アイドル麻雀 ファイナルロマンス2 |
D | |
アスク講談社 | 6.5 | |
95/8/11 | 7800 | |
アイテムありのインチキ脱衣麻雀。コンピューターのイカサマぶりはたいしたもので、追っかけリーチからほとんど3順程度で上がってきやがる。持ち点が1000点しかないこともあり、後半のCPUにはストレスたまりまくり。 元が古いゲームだからか、画面は古臭いし音声も良くない。ご褒美は口パク(口にパクッてことではない)に1枚絵のスクロール。こんなんでそれなりのインカムを稼いでいた時代もあったのだなあ、などと感慨にふけってしまいそう。操作性も今ひとつだし、女の子はちっとも可愛く無い上にむやみに巨乳だし、正直いいところを探すのは難しい。X指定だというのが唯一のウリか。 |
実戦麻雀 |
D | |
イマジニア | 6.2 | |
95/9/1 | 6800 | |
4人打ち麻雀。操作性や思考ルーチンなど、麻雀としての基本はきちんとしていて、イマジニアにしては珍しくまともな出来。ただしゲーム内容はあまりにも地味。キャラのリアクションがほとんど無いので、誰がメンツでも全然違いが分からない。 視点は2Dと3Dの2つがあるが、2Dだと牌が小さくて見づらく、3Dだと相手の捨て牌が見にくい上、ドラがなんだかも分からない。どちらの視点にしろ、今何局で、誰が親なのかも良く分からないのは問題だ。 メインはチャレンジモードという段位認定モードだが、級が上がるにつれて半チャンが2回〜3回〜4回と増えていき、それに合わせてノルマが上がっていくだけなので、非常に単調。やってることはずっと同じなので、10級から5級ぐらいまでやってもう飽きた。 麻雀ゲームとして決して悪い出来ではないが、あまりにも売りが無さ過ぎる。商業ベースに乗せる以上、このゲームがここが面白いという特徴づけは必須のはず。そこいら辺がイマジニアか。 |
アイドル雀士スーチーパイ リミックス |
C | |
ジャレコ | 8.2 | |
95/9/29 | 6900 | |
いんちき麻雀。ちょっと前に出た作品に乳首をつけただけの安直なゲーム(でも買ってしまったが)。キャラクターは多いが、ゲームは今一つメリハリに欠ける。乳首があったところで、あまりにもあっけらかんとしていて色気がない。トップレスビーチのようなものだ。もっと淫靡さがほしい。 ヘア解禁のスーチーパイRetake、もろだしのスーチーパイPerfectと続くと思ったのだが。 |
魔法の雀士 ぽえぽえポエミィ |
D | |
イマジニア | 4.3 | |
95/9/29 | 7800 | |
脱衣麻雀。お馬鹿なキャラクターやストーリーは意外と面白い。ただし、画像が汚い、下着までしか脱がない、キャラクターの肌が土気色で気持ち悪い、そもそもキャラが幼稚園児のようで色気がない、と脱衣麻雀としては圧倒的マイナス。ルールは三万点持ちで、ハコになるか3回負けるとゲームオーバーなのだが、なんとコンティニューなし。しかもCPUはダブル役満とか上がってくるし。まあ積みこみや1発ツモなどのインチキがあるので、難易度は普通〜やや易ぐらいか。 こんなのを7800円で売ってしまうなど、さすがイマジニアだ。 |
ときめき麻雀パラダイス 〜恋のてんぱいビート〜 |
D | |
ソネット・コンピュータエンタテイメント | 6.9 | |
95/10/20 | 6800 | |
X指定脱衣麻雀。登場する女の子は5人。 いかにも下手糞そうなジャケット絵から想像するよりは、ムービーはフルサイズで画質は良く、作画も悪くない。X指定なんで見せるもの見せているし、シチュエーションも結構そそる。あんまり描き分けされていないものの、一応友達タイプやロリやお嬢様などのラインナップが揃っていて、麻雀の打ち筋も違うようになっている。 麻雀牌も見やすく、操作性やテンポも悪くない。むしろリーチ後のオートツモは早すぎて味気ないくらい。操作系に関しては、小さなことだがチーやポンをキャンセルしたときに、もう一回ボタンを押さなければツモってこないのが少々気になる。 一回上がれば一枚脱ぐ他の脱衣麻雀と違い、相手をハコにしてやっと一段階脱衣が進むシステムになっている。しかもクリアまでに7回もハコ割れさせなければならなく、その上相手の持ち点は6千点から一回勝つごとに2千点ずつ増えていく。それでなくても上がったり上がられたりしていると全くゲームが進まないシステムなのに、さらにプレイ時間が長引く仕様になっている。しかも、相手を残り1000点とかに追い込むと、ほぼ100%早上がりの逆転モードで逆転されて腹が立つ。勝つためには親番のハネマンで一発で撃沈などが重要。逆転モード時にはカン牌が100%(99%ですらない)ドラになったり、なんか麻雀嫌いな人がプログラミングしたんじゃないかとさえ思ってしまう。 1人クリアするとゲームは終了でタイトル画面に戻る。取り説に「このゲームはバックアップ対応していない」と明記されているため、全員クリアしてもオマケが無いことが容易に想像できる。1人クリアしたときに脱衣以外のろくなエンディングが無い上、全員クリアしてもサービスも無しではとても全員クリアしてやろうという気になれない。と言いつつちゃんと5人クリアしてしまったのはゲーマーの意地か、男のサガか。 |
スーパーリアル麻雀グラフィティ |
D | |
セタ | 8.0 | |
95/11/24 | 8800 | |
スーパーリアル麻雀のP2〜4のカップリング。順番にプレイすれば、グラフィックの進歩が良く分かる。P4などは、むしろ先に発売されたP5よりアニメーションは綺麗。先にこっちを発売していれば、P5がもっといい移植になっていただろうに。 麻雀は相変わらずインチキで、プレイしていてストレスがモリモリたまる。デフォルトの「あがったら服を着る」設定で最後まで行くことなど可能なのだろうか?そのあまりのインチキぶりに、一度クリアしたらもう2度とプレイしたくない。ゆえに、3本のカップリングと言えどもコストパフォーマンスは悪い。P4はこのシリーズ唯一パンツまで脱ぐので、一応見所と言えなくもない。 P2や3にエンディングやコンティニューを入れたり、移植に際して改善しようという姿勢は評価できる。しかし、肝心の麻雀部分がこれではねえ。女性の肉体を売り物にした商売は未来永劫尽きることはないと思うが、こと脱衣麻雀に関しては、ゲーム性の軽視によりもはや死に絶えたと言ってもいいのではないか。 |
プロ麻雀 極S |
B | |
アテナ | 7.9 | |
96/1/12 | 5800 | |
なかなか本格的な4人打ち麻雀。脱衣なし。でもやっぱり内部的にはインチキをしている(ようだ)。 本物のプロ雀士の顔が取り込んであるが、さすが玄人、みんな胡散臭そうな顔つきだ。 ノルマをクリアしていくことで面をクリアしていくストーリーモードがあるが、半チャン6回で〜などと時間がかかる(しかも途中セーブ不可)のはマイナス。 捨て牌クイズみたいなものがあって、初心者には役に立つかも。 |
麻雀狂時代 コギャル放課後編 |
C | |
マイクロネット | 4.3 | |
96/1/12 | 8800 | |
マイクロネットの麻雀シリーズの2作目にして、ゲームとしては一番まとも。 プレイヤーが規定点数以上の手で上がると、指定した女の子が脱いでいく。脱衣は5段階あるので、半チャンで5回も上がるのは結構大変。しかしあまり配牌やツモにインチキはしていないようなので、難易度は適度。脱衣は下着まで。取り説の写真はトップレスなのだが(見えはしない)。女の子はまあまあ可愛い。ただし脱衣シーンのカメラアングルに面白みが無い。プロならもっと女の子を魅力的に撮れって。 とにかく上がらなければ脱いでくれないので、大きい手を作る楽しみは少ないし、相手の手を読む必要もほとんど無い。麻雀としてのゲーム性は今ひとつだが、コンピューター麻雀なんてそんなものだろう。ポリゴン嬢の出来はアレだが、まあみんな2D視点でプレイするだろうから関係なし。2Dならテンポも早い。女の子は4人いるが、脱衣シーン以外は個性が無いのがつまらないところ。 難易度設定が上手いため、むきになってプレイし続けてしまった。評価は甘めでCとしておく。 |
麻雀ハイパーリアクションR |
E | |
サミー工業 | 5.2 | |
96/3/8 | 6800 | |
脱衣麻雀。特筆すべきは、CPUの思考の遅さ。まるでペンティアムIII推奨のソフトをZ80で動かしたかのような遅さだ(多少大げさ)。 ともかく遅いのでやっていてイライラする。脱衣麻雀なんてテンポが良くてあたりまえだと思っていたので、この遅さは衝撃的だ。麻雀自体も、配牌やらツモやらメチャクチャにインチキで全然面白くない。しかも肝心の女の子にもさっぱり魅力が感じられない。どこを取ってもいいところの無い、腐った金太郎飴のようなゲームだ。 |
アイドル麻雀 ファイナルロマンスR |
D | |
アスク講談社 | 7.2 | |
96/3/15 | 8800 | |
二人打ちインチキ脱衣麻雀。 麻雀自体はよくあるインチキ麻雀で、可も無く不可も無し。3枚脱がせば一人クリアだが、コンティニューすると1枚目からとなり、同じアニメを何度も見せられる(もちろんスキップできるが)のが面倒と言えば面倒。 肝心のアニメだが、割と汚い。音声も悪い。しかも声優の演技がかなり投げやり。ただし、女の子のポーズや動きはやたらエロティックで、それがこのゲーム最大にして唯一の売り。キャラクターに関しては、完全に個人の好みの問題だが、私にはあまり可愛いとは思えない。マネキンのような肌の質感もマイナス。エセ外人とか本当に一発殴りたくなる。「殴り」なので勘違いの無いように。 クリアするとおまけで「着せ替え」ができるようになるが、こんなの喜ぶ人いるのだろうか?私が買ったバージョンにはドラマCDがついていたが、まるで聞く気がしない。一度クリアしたらもう2度とやりたくないようなゲームで、8800円はボリ過ぎだろう。 |
麻雀天使エンジェルリップス |
D | |
日本システム | 5.6 | |
96/3/29 | 6800 | |
アニメ調の脱衣麻雀。女の子は3人だけだが、すっきりした絵柄でなかなかかわいめ。脱ぐときに恥じらいがあったりしていい感じ。アニメーションは短いものの画質は割と綺麗。操作性やロード時間も悪くない。 ただし麻雀のルーチンは最低。デフォルトの難易度では一人目から2枚剥ぎ取るのも難しい。オプションで難易度を最低にして、CPUに上がられても服を着ない設定にして、やっとゲームになるレベル。それでも役満・3倍満で平気で上がってくるし、2順目にツモられたりする。インチキ麻雀ここに極めり。 よくあるアニメ調のヌードでは、アレがピンク色でちょこんとついているという感じが多いのだが、今作では色も茶色っぽいし割と大きめだったりして、やけにリアル系。そういうのが好きな人には勧められるかも? キスマーク付きハンカチとか秘密のイベントの参加応募件とかがついているが、そんなものを企画した人たちの脳みそを覗いてみたいものだ。 |
麻雀同級生Special |
C | |
メイクソフトウェア | 7.1 | |
96/3/29 | 5800 | |
脱衣麻雀。難易度は割と低めで、CPUが無茶な攻撃をしてこないし、リーチをかければ大抵あがれるようになっていて、スーパーリアル麻雀などよりプレイしていて気持ちがいい。ご褒美のアニメーションは、動きが少ないものの画面は綺麗。ただしあんまり色気を感じない。確かに18禁なのでちゃんと出すもの出してはいるのだが・・・。私が同級生をやっていないので、キャラに魅力を感じないのが原因か。リーチをかけると待ち牌を表示してくれるのが親切。もっともオートツモだからあんまり意味はないか。エロ麻雀バブル時代に5800円で発売したのも評価したい。 CD2枚組みで、1枚はポートレートCDなどと銘打ってはいるが、見れるのはゲーム本編でも見られるCGのみ。意味ねえ。 特定の技であがると隠しキャラが出てくるのは面白いと思う。面倒くさいので全員見ようなどとは思わないが。隠しキャラといっても、特にすごい脱衣をしてくれるわけではないし。 |
アイドル雀士スーチーパイII |
B | |
ジャレコ | 9.2 | |
96/4/26 | 7800 | |
いんちき麻雀II。前作をつまらないと言っておきながら、また買ってしまった。今度はごほうびがアニメになったので、欲情度がアップ。「ブラをむしり取られる」「ブラウスの肩紐がずり落ちる」「電池が切れて服が消える」などと、「意に添わず突然公衆の面前で裸にさせられる」というそそるシチュエーションがてんこ盛り。スーチーパイのヌードも拝める。 前作より漫才が面白くなった。ウサギとの会話は爆笑。 欲を言えばもうちょっと汁っぽいシーンがあっても・・・やっぱりだめか。 「みゆりの部屋」というおまけがあるが、これにはまる人は特殊な嗜好を持った人だけだろう。 |
ときめき麻雀グラフィティ 〜年下の天使たち〜 |
C | |
ソネット・コンピューターエンタテイメント | 8.4 | |
96/5/3 | 5800 | |
脱衣麻雀。ご褒美の脱衣アニメはまあまあ綺麗。操作性やスピードに不満は無く、全体的にこれといってアラが無い手堅い作り。難易度の設定がなかなか上手く出来ていて、ほどほどの手がそこそこに上がれて、スーパーリアル麻雀シリーズのようなアコギな展開が少なく、ストレスを感じることが少ない。デフォルトではイージー設定になっているが、ノーマルに変更してもそれほど難しくならず、ノーマルでちょうどいい難易度だ。自分の持ち点が5000点になっているのも親切。コンティニューしても服を着ることが無いので、数回コンティニューすれば誰でも最後までいけるだろう。そういう意味では、ゲーム寿命は短いかも。何度もプレイさせるつくりにはなっていないのが残念。 大方のプレイヤーが脱衣麻雀に期待するのはゲーム性や操作性より、女の子が可愛いか、そしてエロいかという点だろう。今作に関しては、女の子は3人いるが、顔も胸の色形も同じような女の子ばかりで、バリエーションに欠ける。絵柄も私には可愛いとは思えない。その点はやはり老舗のスーパーリアル麻雀やスーチーパイシリーズには劣る。ダマテンしていると、毎回リーチをかけるか聞いてくるのもウザイところ。 |
スーパーリアル麻雀PVI |
D | |
セタ | 8.0 | |
96/5/17 | 8800 | |
スーパーリアル麻雀シリーズの6作目。毎回画風が変わるこのシリーズだが、女の子が可愛かったPVに比べると、今作はイマイチかイマニといったところ。登場キャラは4人いるが、1人目はどうしようもない貧乳で魅力なし。2人〜4人目は巨乳のお姉さんと言った感じで、かなりかぶっている。ポーズとかしぐさとかセリフとか胸の色形とか、どこを取っても色気が無く、前作にはるかに劣る。 麻雀は相変わらずインチキだが、旧作のようなとんでもないイカサマは見られなくなり、デフォルトで「負けても服を着ない」になっているため、難易度はそれほど高くない。 ご褒美アニメは前作と同様シネパックムービーで、動きがぎこちないし画像も荒い。なぜかコンティニュー画面が一番画質がいい。コンティニュー時の読み込みが微妙に長く、なかなかにいらつかせてくれる。 家庭用付加要素は馬鹿馬鹿しいミニゲームとまるで必要の無い雑誌の広告。はっきり言ってまるで製作者のやる気が感じられない。一度クリアすれば脱衣がいくらでも見れるようになるのは便利かもしれないが、このゲームを何度も立ち上げてムービーだけ見るような奴がいたら、かなり気持ちが悪い。 このシリーズの中で、P6が一番出来が悪いと思われる。ナニを見せてくれないP7のほうがよっぽどよく出来ている。それにしてもこの内容で定価8800円というのはボリ過ぎだろう。 |
井出洋介名人の新実戦麻雀 |
E | |
カプコン | 8.0 | |
96/6/28 | 4800 | |
アイテムや脱衣なしの、普通の4人打ち麻雀。 とにかく遅い。今までプレイしてきたコンピューター麻雀の中で、ダントツの遅さ。開発中のβ版を間違って発売してしまったのか、と思わせる遅さ。1巡するたびにイライラさせられ、とてもじゃないが何度もプレイできるような代物ではない。 テンポが遅くてもプレイヤーにその気にさせる要素があれば救われるが、キャラクターのセンスも外しているし、4人が縦に並ぶ画面表示方式のくせに、牌が小さくて見づらいなど、まるでいいところが無い。 短気を押さえる精神修行をしたい方はどうぞ。それ以外の人は絶対に買ってはいけない。 |
踝兄弟劇場第一巻 麻雀編 |
C | |
ユーメディア(アローマ) | 6.2 | |
96/6/28 | 5800 | |
ハダカ兄弟と読まないように。中身は普通の4人打ち麻雀。牌が見にくいことと、セーブなしで半荘6回もやらなければいけないところが難点。操作性や思考ルーチンは悪くない。 が、このゲームの本質は、奇妙と言うか異様に変なキャラにこそある。受け付けない人はまったく受け付けないだろうが、私は気に入った。オープニングのかわいい歌声もお気に入り。 テレフォンショッキングという変なムービーもあるが、私には理解できなかった。画質はサターン史上最悪の汚さ。 プロデュース、声優、作詞、ボーカルを務める國生由美恵という人はどんな人なのだろう。かなりの才媛と見た。第二巻ってあるのだろうか。 |
麻雀狂時代 セブアイランド’96 |
D | |
マイクロネット | 3.4 | |
96/7/19 | 8800 | |
4人打ち麻雀。上がれば、上がり点に応じて3人の女の子の実写ムービーを見ることができる。最高レベルのムービーでも下着どまり。仕方ないとはいえ、もう一皮むけてほしかったところ。後ろ向きとか、手で隠すとか、リンゴで隠すとかでもいいから・・・。 全く似てないポリゴン女達と麻雀を打つことになる。とても人間とは思えない彼女たちだが、結構「卓を囲む」雰囲気が出てたりする。但し時間がかかるので、設定で飛ばしてしまうのだが。ゲームスピードが5段階あって、それぞれまったく画面構成が違うというのが凝っている。麻雀自体は、非常に地味。配牌やツモに関しては、わざとそうしているんじゃないかと思うぐらいばらばらで、なかなか高い手が組めない。CPUの配牌に関しても同じことが言えるのか、彼女たちは安上がりばかり狙ってくる。役牌1000点とか、リーチドラ1とか。リアルと言えば言えないことも無いが、現実世界でもそんな安上がりばかりしてくる相手3人とは打ちたくない。とにかく安い手でしか上がれないので、高いレベルのムービーを見るのは大変。半チャンが終ったときのウマを合わせて見るのが逃げ道。最高の次のレベルが下着だったので、実は結構期待してしまったのだが・・・。 決してクソゲーと言うつもりはないが、上述のことと、微妙に長いロード、とばせない社名ロゴ、今一つの操作性などの合わせ技でD評価。 結構長いムービーが入ったおまけDISC(エロ無し)があるとはいえ、8800円はいくらなんでも高過ぎだろう。 |
GALJAN |
D | |
童 | 4.7 | |
96/8/9 | 6800 | |
脱衣麻雀。「ロトスコープ」といって、実写映像を元にアニメを書き起こしているのが売り。そのためアニメーションは非常に滑らかで、一見の価値がある。アニメ絵にしなくても実写の裸のほうが・・・とも思うが、実写の女の子が例え不美人でも、いくらでも可愛いキャラが作れるのが利点か。モデル一人分のギャラで何人ものキャラが作れるし。 ゲーム中では半ケツにしかならないが、実際の撮影ではどうだったのだろうか。非常に気になるところ。このゲームにこそ、製作現場のおまけムービーをつけるべきだ。 アニメ絵は、青年誌にあるようなさらっとした絵柄で好感が持てる。ただしアレが単なるピンクの2重丸で、あんまり色気がない。そこにこそドット屋の執念を見せて欲しかったのだが。 脱衣シーンや操作性は合格点だが、肝心の麻雀は良くない。なんて言うか、かなりインチキ。リーチをかければ90%以上の確率で一発ツモ。稲妻リーチ棒標準装備か?実際の麻雀で一発ツモが出たらメチャクチャ嬉しいが、ゲームで連発されると逆にしらけてしまう。そんなわけで、難易度はかなり低い部類。ラスボスは最後の一枚で早上がり攻勢に出てくるが、そのとき私は20万点持っていた。 麻雀部分さえ良く出来ていれば、お勧めのゲームになったのだが。しかし麻雀のゲームで、麻雀さえ出来ていれば、というのも変な話だ。 |
本格プロ麻雀 徹萬スペシャル |
C | |
ナグザット | 7.6 | |
96/8/23 | 5800 | |
題名にある通り、かなり本格的な4人打ち麻雀。ツモのスピードが速く、画面も見やすく、操作系もストレスが無い。また自分のデータが詳細に蓄積されたり、対局のリプレイが出来たり、ワンボタンで捨て牌がツモ切りかどうか分かったりなど、ゲームとしての出来は申し分が無い。 では最高の麻雀ゲームかというと、う〜ん。相手雀士は実写を使っているのだが、これと言ったリアクションが無く、非常に味気ない。それで半チャンを何十回となくやらされるのだから、いいかげん苦痛になってくる。ともかくこなさなければならない試合数が多すぎ。 コンピュータ麻雀は今作のような真面目な麻雀がいいのか、自己中心派のようなキャラクターが面白いものがいいのか、はたまたギャルがおっぱいを見せてくれるインチキ麻雀がいいのか、非常に難しいところだ。しかしこのゲームをみっちりやり込めば、雀力がアップするのは間違いないだろう。 このゲームは多分配牌やツモにインチキはしていないと思うが、それでも一発が続いたりすると疑ってしまう。インチキをしていないのだったら、「このゲームはインチキをしていません」と声高に謳って欲しいものだ。一度インチキだろうと思ってしまうと、どうにもやる気が出なくなってしまう。 |
麻雀四姉妹 若草物語 |
D | |
ナグザット | 3.2 | |
96/9/27 | 8800 | |
サターン最後のX指定脱衣麻雀。業務用からの移植。 若草物語と言っても、オールコットの小説とは全く関係なく、ただ4人姉妹が出てくるだけ。なら麻雀細雪でもいいし、3姉妹だったら麻雀キャッツアイ、7人兄弟だったら麻雀てんとうむしの歌でもOKなのか?4人姉妹で、1人は15歳、もう1人は17歳。実写だったら犯罪だ。若草と言ってもヘア解禁ではない(あたりまえだ)。 二人打ち麻雀で、画面には差し向かいに相手キャラが表示されていて、なかなか新鮮な構図。捨て牌が見にくいものの、手牌は大きくて見やすい。AボタンとCボタンを使う操作系は違和感がある。 麻雀自体はよくあるインチキ麻雀レベル。それほどあからさまな積み込みはしてこないので、ストレスが爆発することは無い(四暗刻字一色なんかも上がられたが・・・ただしダブル役満は無し)。持ち点が1000点しか無いので初回がきついが、総じて難易度は程々な感じ。家庭用のくせに、ツモや捨て牌の制限時間が厳しいのが嫌らしい。ポーズもかけられないので、トイレに行きたくなったときに困る。 リーチをかけるときや上がったときに妙な演出があり、CDを読み込むために流れが止まるのでテンポが悪くなっている。ご褒美の脱衣シーンも、読み込みのために細切れ。一人目の脱衣アニメは凝っているが、二人目からはかなり手抜きレベル。シリコンっぽい巨乳はあんまり色気なし。脱衣アニメがキャンセル出来ない仕様も疑問。 かなり未完成な仕上がりで、サターンのX指定廃止期限内に発売するためにあわてて出した感じ。もう少し練って出す時間があったら、そこそこ遊べるようになったのでは? |
めざせアイドル☆スター 夏色メモリーズ 麻雀編 |
E | |
シャーロック | ― | |
96/9/27 | 6800 | |
クソ麻雀。8人の女の子(実写)がいるが、誰一人として可愛くない。 麻雀のルーチンは最悪。持ち点が1500点しかないのに、後半のCPUは早上がりしてくるので、まったく勝てない。しかも負けるたびに、腹立つ応援ムービーと自己紹介ムービーを見せつけられる。共に飛ばせない。スタッフは脳みそ腐ってるのか?このゲームのスタッフには、一生名刺に「夏色メモリーズの○○」と書くことを命令する。さらにその子供の内申書には「夏色メモリーズのスタッフの息子の○○」と書くことを要請する。 取説のストーリーより。「(略)、アイドル・スターを目指して勝ち残ってきた8人だ(略)、その審査方法は・・・芸能人に絶対必要な「頭の良さ」と「運」をためす、知的格闘技・・・「麻雀」(略)、あなたは誰か一人のマネージャーとなり、彼女の代わりに、この大会で優勝しなければならない」。馬鹿なのか?もし水着審査だったらマネージャーが水着になるのか? ポエミィとかぴょんぴょんキャルルのほうが、このゲームより10倍は面白かった。下には下があるものだ。 |
麻雀大会II Special |
E | |
光栄 | 7.5 | |
96/10/4 | 6800 | |
ポリゴンの麻雀士が相手の4人打ち麻雀。メンツはナポレオンや豊臣秀吉などの歴史上の人物が主だが、なぜかシンデレラや赤ずきんが混じっている。 思考ルーチンがやたら遅く、非常にテンポが悪い。しかも鳴いたりすると、ポリゴンの生首がぬぬぬ〜と出てきて、全く必要の無いことをしゃべるので(と言っても音声は出ない)、ますます流れが悪くなっている。 ともかくテンポが悪くイライラするので、たとえ勝ったら実写やアニメのヌードが拝めるとしても、ちょっとプレイするのはつらいだろう。それがポリゴン生首の嫌味を聞かされるだけだと言うんだから・・・。 |
芸能人対局麻雀 THEわれめDEポン |
D | |
ビデオシステム | 8.2 | |
96/10/10 | 7800 | |
同名番組のゲーム化。4人打ち麻雀だが、割れ目に最初からドラ2枚という超インフレルール。しかもルールだけでなく、一発ツモがバンバン出たり、裏ドラがガンガン乗ったり、かなりルーチンがイカサマで、満貫以下で上がるほうが難しいぐらい。4人スーパーリアル麻雀状態だ。 画面が今ひとつ綺麗ではなく、展開は多少スロー。操作性は悪くは無い。実在の芸能人が小さなウィンドウで一言ほざいたりするが、同じ事ばかり言う上にテンポがそがれてイライラする。もっとも製作者はそれを狙ったのかもしれない。 トーナメントモードがあるが、途中セーブが出来ないのがきつい。たかだか東風戦8局だが、テンポが悪いのでかなり時間がかかる。実際私は延べ3日サターンの電源を入れっぱなしだったが、娘にリセットされた(泣)。まあ家庭の事情は置いておいても、一度始めたらいつ電源を落とせるか分からないゲームなど、そうそう立ち上げる気がしない。 |
ぎゅわんぶらあ自己中心派 |
D | |
ゲームアーツ | 8.4 | |
96/10/18 | 6800 | |
副題に「TOKYO MAHJONGLAND」が付く。 4人打ち麻雀で、メガCDからの移植。並べて比べたわけではないが、私の記憶の限りではほとんどメガCD版そのまま。何らバージョンアップが施されていない。 キャラクターの数が多く、個々のキャラクターのリアクションが面白い。しかし、ゲームとしてのバランスは崩壊。3順目ぐらいでリーチ一発ツモを繰り返す奴などと麻雀を打っていて面白いわけがない。あからさまに「ツキ」がプログラムされていて、上がればツモが良くなっていくし、振り込めばツキは落ちていく。あまりのあからさまぶりに、ゲームをやらされているような不快感を感じる。ストーリーモードもやたら長く、ラスボスのイカサマぶりには辟易する。しかもラスボス戦で敗れるとその前からやり直し。何回半チャンやらせれば気がすむのか。 テンポよくツモ番が回ってくるのはいいが、牌が小さめで見にくいのとロードが意外と長いのが難。 |
出世麻雀 大接待 |
D | |
キングレコード | ― | |
96/12/13 | 5800 | |
接待麻雀をゲーム化。ただ単に上がるだけではなく、誰かをトップにしたり誰かを最下位にしたり、面ごとに違ったノルマをクリアしなければならない。アイディアとしては面白いのだが、実際それで面白いかといえば・・・。「誰かをトップにする」なんて、そいつが上がってくれなければどうしようもないのだが、なんとなく適当にやっていると適当にノルマクリアになって、適当に話が進み適当なエンディングになる。分岐は多そうだが、何度も最初からやるのは勘弁。 キャラクターがかなりしょぼいし、テンポも今ひとつ。あえてこのゲームを選ぶ理由が乏しい。配牌やツモ、CPUにインチキは感じられず、その点は好感が持てる。主人公には顔グラフィックが無く、なんと顔文字。やめてくれ。 |
ぴょんぴょんキャルルのまあじゃん日和 |
D | |
ナツメ | 7.1 | |
96/12/20 | 5800 | |
脱衣の無い2人打ちギャル麻雀にどれほどの存在意義があるのだろうか。ギャルは幼稚園児かと思ってしまうようなロリータ系。しかも全員同じ顔にしか見えない。小次郎と仁義と星矢と翔と鉄兵の区別がつけられるこの私にさえも。 アイテムや無茶な積み込みはないが、やはりインチキしているように思う。どちらかがハコになるまで続くため、取ったり取られたりを繰り返していると、永遠に終わらないような気がしてくる。 しかもステージ間のデモがまったく面白くない。たとえポリアンヌでもこのゲームから良いところを探せないだろう。難易度がほどほどという点が、唯一悪くない点か。 |
雀帝 バトルコスプレイヤー |
B | |
ダイキ | 6.0 | |
97/4/18 | 6800 | |
4人打ち麻雀。近未来を舞台に、コスチュームが金持ちのステータスとなり、麻雀でコスチュームを奪い合うという設定にまずぶっ飛ぶ。しかもメンツは実写だったりアニメキャラだったりで、しかも実写のヒロインがいきなりアニメキャラに変身したりして、思考回路はショート寸前。アイゼンボーグかっ! 4人打ちをして、トップだったら指定した相手のコスチュームを奪え、全員分コスチュームを揃えるとラストステージへ、というルール。コスチュームは金で買うこともできるが、金を貯めるには結局勝たなければならないので、ラストステージに行くためにはかなりの数半チャンを打たなければならない。そうそう、勝てば相手のコスチュームを奪えるのだが、「麻雀のかたに身包み剥がせてもらうぜ。ゲヘヘ」「イヤーんそれだけはお止めになって。あんダメこんな所で」「ビリビリィ」なんてシーンは全然無いので、健全な一市民である私としては物足りない。 設定の支離滅裂さとは別に、麻雀自体はかなり面白い。キャラごとに別の思考ルーチンを持っているようだ。その分、思考が遅くてテンポが悪いのも事実。 アニメにしろ実写にしろ、キャラのリアクションが面白い。安い手であがると嫌味を言われたり、高い手であがると嫌味を言われたり・・・。 ゲームをクリアするとパネルゲームをすることができる。が、これ本当にパネル揃えられるの?本編よりよっぽど時間がかかりそうな気がする。 おまけにメイキングDISCが付いてくる。本編中では負けなければ見れないムービーが多数あるので、結構貴重かも。それから本編で所持金がマイナスになるとアングラに送られ、そこで男達と麻雀を打つことになる。男キャラもちゃんと作り込んであるが、たいてい本編で負けたら即リセットなので、ほとんど意味が無いような気がする。 Hシーンは全く無いが、主役の女の子がかなり可愛いことと、ヒーロー物のようなコスチュームがなかなか色っぽい(露出度5%以下)ので、甘目に見てB評価。 |
日本プロ麻雀連盟公認 道場破り |
B | |
ナグザット | 7.2 | |
97/5/30 | 5800 | |
本格派4人打ち麻雀。「道場破りモード」と「研究モード」がある。 メインの道場破りは、同じメンツで12ヶ月間3〜5回半チャンを打ち、順位点を稼ぐというもの。それと同時に「リーチ率○%以上」「放銃率○%未満」などの条件を満たさなければならない。同じメンツでずっと打つので、しまいには「山崎、やりやがったな」とか「木村にだけは振り込まねえ」などと実戦さながらの心理状態になれる。1ヶ月に半チャン3〜5回、それが12ヶ月、道場は5つあるので4*12*5=240半チャン!しかもノルマを満たせないと、10数時間が「はい残念」という事になり、かなりの喪失感を味わう。全道場制覇するには相当の時間が必要だろう。 もう一つの研究モードは、まず自分で1局を打ち、そのあとプロ雀士が全く同じ条件で打ち、どちらが点数を稼げるか競うというもの。今までになかった興味深いモードではないだろうか。プロ雀士の打ち筋はじっくり眺められるので、これをやり込めばかなり勉強になると思う。とりあえず、プロは好牌先打を遵守していること、降りるときは徹底して降りることなど、いい勉強になった。このモードもきちんとやると相当時間を食う。 スピードが速く操作系も良好、牌も見やすいなど、これといって不満はない。麻雀のルーチンもきちんとしていて、インチキもないようだ(ファーストプレイで人和が出たりしたが・・・)。私は今までにプレイしたサターン用麻雀ゲームの中で、これを1番に推す。ただやたらめったら時間がかかるのが唯一の難点。 |
エルフを狩るモノたち 〜花札編〜 |
D | |
アルトロン | 5.3 | |
97/9/4 | 6800 | |
こいこいや花合わせで勝負をし、買ったら相手の女の子を裸にするという脱衣花札。別ゲームで版権を取ったので、ついでに花札も作ろうといった安直な考えが見て取れる。 花札としての出来は悪くはない。操作性は良好で、画面も見やすい。どの役が可能なのか表示されているのも便利。ただし、役が出来るとキャラクターがいちいち余計なせりふをしゃべるので、うざったいことこの上ない。特に頻繁に役が完成する花合わせでは、テンポがやたら悪い。面間のデモも飛ばせないので、ストレスが溜まる。ストーリーはオリジナルで、原作のやり取りの面白さはまるでないし、エンディングも無きに等しい。まあ脱衣ゲームにそんなものを期待しても野暮と言うものか。で、期待の脱衣シーンだが、止め絵が1〜2枚出るだけ。しかし尻とか股間とか乳首とか何気に描かれていて、結構チャレンジング。まあ絵柄が絵柄なのでそれほど扇情的なものでもないが。 難易度は低めなので初心者にも悪くはないが、どちらかと言えば後発の「本格花札」のほうをプッシュする。 |
クロス・ロマンス 恋と麻雀と花札と |
D | |
日本物産 | 6.5 | |
97/10/9 | 6800 | |
題名の通り、「麻雀と花札」のゲーム。そして題名の「恋と」が曲者。 普通こういうゲームでは、対戦することによって面をクリアしていく勝ち抜きモードがメインになっている。このゲームでは、勝ち抜きモードに入るために、出来の悪いギャルゲー然としたストーリーモードで全ての女の子と出会っておかなければならない。ストーリーモードの開始時に訳の分からぬ心理テストをやらされて、それによって出てくる女の子が変わるらしい。全くやってられない。 私は普通に麻雀や花札がやりたいのだ。ギャルゲーがやりたきゃあ、もっとちゃんとした他のゲームでやる。とにかくギャルにぶち込みたい気持ちは分からなくは無いが、そんな低い志のせいでサターンがギャルゲーマシンと言われるようになってしまった。ギャル「に」じゃなくて「を」か。 そのギャルも、ぱらぱら漫画にするために極限まで線を減らしてみました、というような簡素な絵で、全く魅力が無い。声優は有名どころを起用しているようだ。 一応フリー対戦はデフォルトでも出来るが、キャラはデフォルトキャラ(3人)限定。キャラなんてどうでもいいが、フリー対戦なんぞ勝っても負けてもどうでも良く、まるで白熱しない。麻雀自体の出来は決して悪くは無いが、花札は札が見にくく、サクラ大戦のミニゲームのほうがマシ。全体的にロードや無駄な演出が多く、テンポが悪い。カテゴリーは18歳以上推奨になっているが、進めればエロでもあるのか?この絵柄じゃあ全裸だろうと見る気がしない。それとも残虐描写でも出てくるのだろうか?それならやる気になるが。 |
麻雀学園祭 |
C | |
メイクソフトウェア | 4.4 | |
97/11/6 | 6800 | |
学園祭で展示するために、女の子と麻雀をして勝ったらヌード写真を撮るという、現実感皆無のエロ小説系脱衣麻雀。 操作性は良く、マージャン牌も綺麗で見やすい。脱衣麻雀にありがちなインチキアルゴリズムだが、ほどほどに勝たせてくれるのでストレスは少ない。女の子の作画や演技は良くも悪くも無く、サターンギャルゲー標準レベルか。脱衣といっても18禁ではないので、下着まで。写真に撮って晒し者にするというシチュエーションは結構燃えるので、もう一皮向けてくれたらグッと評価も上がったのだが。 よくある脱衣麻雀と違い、同級生ライクに町をうろつき、出会った女の子と勝負することになる。一見ギャル恋愛物のようだが、特に好感度とか個別のエンディングなどは無さそう。なぜか男に会ったときも強制的に麻雀をさせられるので、結構うざったい。まあ総プレイ時間がそれほど長いわけでも無いので、一応許容レベル。 麻雀は二人打ちで、相手が上がる前にこちらが2回上がれば勝ち。2回の勝ち点の合計によって、脱衣のレベルが変わってくる。とにかく2回しか上がることが出来ないので、露出度を上げるためには高い手を作らなければならず、安い手でとりあえず上がるというわけにはいかない。現状では今ひとつの完成度だが、もっと煮詰めればゲーム性が向上したかもしれない。しかし、どう転んでも下着どまりなので、危険を冒して手作りをする気になりにくい。X指定が残っていればなあ。 |
美少女花札紀行 みちのく秘湯恋物語 Special |
B | |
フォグ | 8.9 | |
97/12/11 | 5800 | |
花札に勝って女の子のヌードを撮るという、それだけだと良くある脱衣ゲームのようだ。 御褒美CGは家庭用にしてはH度満点。中高生ぐらいにはオカズになるか?背景の撮りこみグラフィックが美しく、キャラクターもかわいらしくて魅力的。ストーリーもすごく切ない気分にさせてくれる。ただファーストプレイ時の淡い感動を手垢にまみれさせたくないので、どうしても2回目のプレイができない。声優が下手っぴというのはさておき。 しかし花札をやってもやらなくても先に進めるというゲーム性はどんなものか。 道端でいきなり花札を始めたりして、全然「テーブルゲーム」じゃないが、まあ気にしない。 |
バーチャル麻雀 |
D | |
マイクロネット | 2.8 | |
98/3/5 | 8800 | |
4人打ち脱衣麻雀。業務用からの移植らしい。最初にどの女の子を脱がす決めて、プレイヤーが上がればたとえどの相手から上がろうと、その女の子が脱ぐという変なルール。さらには、プレイヤーには5ポイントが与えられ、振り込んだりするとポイントが減り、ポイントが無くなるとゲームオーバー。そこまではいいのだが、何とギャルAがギャルBに振り込んだだけでも、プレイヤーのポイントが減ってしまう。製作者の人、麻雀のゲーム性理解してますか?まあフリーコンティニューなのでどうでもいいことだが。 麻雀自体は超高速。牌を捨てた次の瞬間には自分の番が回ってくる。それはいいことだが、CPUが鳴いたりするととたんにテンポが激悪になり、かなりイラつかされる。また操作系もABCの3つのボタンを使わなければならず、直感的でなくやりにくい。 肝心のご褒美だが、バーチャルという題名から連想されるように、ギャルはフルポリゴン。サターンだからポリゴンギャルに期待する人はいないだろうが、それで正解。ご褒美シーンは5段階ぐらいあるのだが、2段階ぐらいで下着になって、それから全く発展しないのでつまらない。ボタンで視点を切り替えられるのだが、反応が悪くやたら使い勝手が悪い。これで定価8800円というのだから恐れ入る。 |
アイドル麻雀 ファイナルロマンス4 |
C | |
ビデオシステム | 6.5 | |
98/5/21 | 6800 | |
2人打ち脱衣麻雀。業務用からの移植だが、X指定ではないので下着までしか脱がない。 絵柄が前作までと大幅に変わり、子供向けアニメのようなコミカルなタッチになった。絵柄とレーティングの関係から子供向けのような気もするが、ポーズなどはむしろ逆にエロかったりする。 町の中をうろついて、ショップで買い物をしたり女の子を見つけて対戦したりするシステムになっていて、前作までとは大きく変わっている。町の中では途中でセーブもできるようになっており、とても便利。女の子は10人+αいて、5人堕とすとエンディング。(多分)一番点を奪った女の子のエンディングが見れるので、気に入った人は何度もプレイできるだろう(それほど大したエンディングではないが・・・)。 勝負はよくある形式で、相手をハコにするか3回勝てば一人抜き。特筆すべきなのは、お互いの持ち点が26000点から始まること。よって最初の局でノーテン罰符や早上がり1000点でゲームオーバーということがなく、安心してプレイできる。そのため難易度はかなり低めで、そもそもゲームオーバーというものが存在しない。CPUのルーチンはあからさまにインチキのときもあるが、総じて初心者にもお勧めできる内容だ。残念なのは、多少テンポが悪い点。音声が出るときには必ず読み込みが入るし、ツモがオートツモなのだが、相手が捨て牌してからツモれるまでに0.8秒ぐらいのタイムラグがある。ほんのわずかな時間とは言え、何度も積み重なるとさすがにストレスの元になる。 |
スーパーリアル麻雀P7 |
C | |
セタ | 8.7 | |
98/5/21 | 7800 | |
スーパーリアル麻雀シリーズサターン最終作。レーティングの関係で、下着までしか脱がない。VIまでローマ数字だったが、なぜか今回はP7。 麻雀は相変わらずべらぼうにインチキ。配牌やツモがコンピューターに操作されているのが見え見えで、プレイしていて非常にムカムカする。麻雀自体は踝兄弟のほうが10倍は面白い。 キャラクターは、PVほどではないがなかなか可愛らしく魅力的に描けており、合格点。売りのアニメーションは、かなり綺麗で動きも滑らか。ポーズもなかなかエロっぽく、レーティングの鬱憤を晴らしてくれる。 今回3人(+1)のストーリーを選ぶことが出来る。どれを選んでも脱衣シーンは変わらないが、選んだキャラにはエンディングがあるので、とりあえず全員クリアしたくなる。そのおかげで、脱衣マージャンとしては寿命が長いほう。 今作ではなんと4Mラムに対応している。感動するほどではないが、かなりロード時間が短くなり、快適にプレイできる。脱衣麻雀という古色蒼然のゲームジャンルで、技術的に新しいことを取り入れる姿勢を評価したい。 おまけとして、トレカと「着せ替えセル画」なるものが同梱されている。これ嬉しい人って世界に何人ぐらいいる?おまけの設定資料集やクイズもあんまり力が入っていない。 |
ラブリーポップ2in1 雀じゃん恋しましょ |
C | |
ビスコ | 7.3 | |
98/7/30 | 6800 | |
2人打ち麻雀とこいこいがカップリングされた、業務用からのアレンジ移植。キャラはありがちなアニメ絵で、ムービー自体はフル画面でなかなか綺麗。しかしながら、全年齢対象ということで、脱衣は無し。モザイクがかかって見えないとか下着にしかならないというレベルではなく、全然脱ぐ気無し。脱がないんなら男を誘って麻雀や花札なんかするな!(←理屈は通っていないが、心の声としてはかなり正しい) 麻雀牌は大きく見やすく表示されていて、操作性も悪くない。画面切り替えのロードやCPUの思考時間が多少長く、テンポはあまり良くない。難易度はかなり抑えられていて、サクサク進んで心地よい。 花札は、あまり札のグラフィックが綺麗ではないのが残念。難易度は麻雀以上に低く、ファーストプレイで1コンティニューでクリアできた。花札は、最初の手札に役が揃っていたら、まずそれで確定してしまう。今作では、最初から青札3枚持っているとかザラ。あまりにもあからさまにせず、もうちょっと上手くプレイヤーをだまして優越感を与えることは出来ないだろうか。 麻雀も花札も、可も無く不可も無くといったところ。女の子自体があんまり可愛くないし、何よりお色気が無いのが致命的だが、難易度が低く気軽にプレイできるのを評価してCとする。 |
海辺でリーチ! |
D | |
毎日コミュニケーションズ | 6.6 | |
98/8/20 | 5800 | |
題名は「ビーチでリーチ」と読む。韻が踏んであるわけだ。4人打ちギャル麻雀で、全年齢対象なので脱衣は無し。 ジャケット表紙には、初代ドラクエのスライム族のような色違いの3人組が描かれていて、不安を感じるには十分。しかし本編中では声優の個性によって、一応キャラ分けは出来ている。 基本は麻雀だが、アイテムを貢いで好感度を稼ぐようなギャルゲー要素がある。打ち筋や振込み・ロン上がりによっても好感度が上下するので、それを視野に入れながら卓を囲めば、普通の麻雀とは一味違ったゲーム性が楽しめるだろう。もちろん私はギャルなんてどうでもいいので、普通に打って普通にロン上がりしてバッドエンド。ギャルゲーが好きな人ならそこそこ楽しめるのではないだろうか。かないみかの「ビーナス・ビ・ビ・ビ・ビーナス」という電波的テーマソングは脳奥に刷り込まれそうで怖い。 CPUの思考は割と普通。地和を上がられたりもしたが、他の麻雀ゲームに比べれば強烈なインチキはしていないようだ。CPUの思考が遅めで、テンポが悪いのは難。CPUがちゃんと考えているからなのか、捨て牌までの時間がまちまちで、一巡が一定のリズムになっていないのでやりにくい。また上チャが捨ててからツモれるまで微妙な間があるのがもどかしい。 フリー麻雀では、赤牌や焼き鳥があるのが珍しい。脱がないとは言え、結構扇情的なグラフィックもあり、マージャンのテンポさえ良ければもっと高い評価をつけてもいい。 |
麻雀学園祭DX 〜前日にまつわる奮戦記〜 |
D | |
メイクソフトウェア | 6.3 | |
98/9/23 | 5800 | |
前作「麻雀学園祭」の直接的な続編。主人公は前作で女の子の下着写真を撮ったものの、出来に満足できずにもう一度写真を撮らせろと迫るというストーリー。なんかムカツク。 前作同様、同級生っぽく街をうろついて出会った女の子と麻雀勝負をするのだが、本作はよりギャルゲー要素が強化されて、フラグが立つまではなかなか勝負に乗ってくれないし、時間制限もシビア。しかも移動できる場所が無駄に多く、その割りにイベントが少ないので、移動してもほとんどはスカ。時間の浪費に辟易させられること間違いなし。私は攻略サイトに頼って全員分撮影したが、普通にプレイしたら半分も撮影できないのでは?正直こんなシビアなギャルゲー要素は必要ないのではないだろうか。もっとおおらかに、自由に移動して自由に会話して麻雀して、気ままに楽しめるようにして欲しかったところ。 麻雀自体は、前作同様悪くない。操作性やテンポも良く、小さいことだが、上がり時に方向ボタン上を押すという操作が気にいった。実際に牌を倒すときの爽快感がちょっとだけ味わえる。難易度もそこそこで、普通にプレイする分には問題が無い。しかし、女の子の脱衣ランクが3段階あり、全部の女の子を最後まで脱がそうと思ったら(もちろん全部は脱がないが)、なかなかの苦行が待っている。システムとしてどちらかが2回上がったらそれで終了。女の子の脱衣ランクはこちらの上がり点の合計で決まる。3段階まで脱がすためには、こちらは跳ね満以上2回、相手はイーハン2回でOK、とかなりのハンデがある。相手の上がりを安上がりで阻止することも出来ないので、配牌が悪けりゃどうにもならない。負けてもコンティニューすることはできるのだが、時間を浪費するため、前述のように時間制限がシビアなので、負けたらセーブ地点からやり直さざるを得ない。直前でセーブはできるものの、対戦前の会話シーンをいちいち手動でスキップしなければいけないので、何度もやり直しているといい加減キレる。グッドエンドのためには全員最後まで脱がす必要があるそうで、攻略サイトを頼ったくせに、短気な私にはグッドエンド達成は出来なかった。 無駄にシビアなギャルゲー要素を緩和して、会話を一発スキップできるようにするだけで、ずっとゲームのプレイ感は良くなったと思う。結局脱衣麻雀なんだから、総プレイ時間を引き伸ばしたりする必要は全く無いだろう。あと本当にどうでもいいことだが、「前日にまつわる奮戦記」という副題がどうにも語感が悪い。何がどうまつわっているんだ?「渚にまつわるエトセトラ」(’97)からパクッたのだろうけど、どうにもセンスの無い副題だ。 |
本格花札 |
C | |
アルトロン | ― | |
98/10/29 | 5800 | |
その名の通り、花札。こいこい、花合わせ、おいちょかぶの3種目が入っている。 札は綺麗で見やすく、取れる札のふちが点滅して分かるようになっていたり、成立し得る役が表示されていたりと、基本はきちんと作りこまれている。ストーリーモードの難易度もほどほどで、なかなか楽しめる。主人公の声質も爽やかで感じがいい。 しかしながら、そもそも花札など相手の持っている札はどうあがいても取れないのだから、結局運のみで勝負が決まり、マージャンに比べるとゲーム性がずっと低い。ゆえに、忠実に花札を再現しただけではゲームとして面白みに欠けてしまう。脱衣しろとは言わないが(言いたいが)、何かしらプレイを続けるモチベーションになる付加要素がほしい。今作の場合、日本中を旅して相手と花札をするというストーリーモードがある。あるが、絵がへぼくてキャラにまるで魅力を感じない。背景はどこかの写真集から取ってきた背景写真をレタッチしたようなもので、今ひとつ各地を旅している旅情に欠ける。スタッフが足を使って実際に各地の風景を撮影してほしいところ。その点「みちのく〜」のほうが断然優れている。花札自体はこちらのほうが良く出来ているが。 きちんと花札を覚えたいという初心者には今作をお勧めする。とりあえずキャラが垢抜けていたほうがいいという人にはサクラ大戦を、とにかく裸が見たい人にはみちのく〜をお勧めする。 |
新世紀エヴァンゲリオン エヴァと愉快な仲間たち |
E | |
ガイナックス | 6.6 | |
98/11/5 | 6800 | |
エヴァンゲリオン、ナディア、トップを狙えなどのガイナックスの人気キャラクターが出演する麻雀ゲーム。フリー対戦では4人打ちだが、メインのストーリーモードは2人打ち。 麻雀としての出来は、最悪と言っていい。とにもかくにも全ての面でテンポがとろく、イライラさせられる。画面の切り替わりはもちろん、ツモってから捨て牌の選択が出来るようになるまですら待たされる。信じられます?もしバーチャ4で立ちPの硬直が90フレームあったら誰もが納得できないと思うが、それと同じぐらい私には納得できない。ダマテン時や暗カン可能な場合には毎回ツモ時に聞いてくるうえ、ボタン連打しているとカンしてしまうし、もう激悪な仕上がり。 テンポが悪い麻雀に井出洋介の麻雀があったが、それを上回るテンポの悪さ。私が今までにプレイしたサターン用麻雀ゲームの中で間違いなく最悪。ここまでテンポが悪いと、思考ルーチンがどうだとか、デモシーンがこうだとか、そんなことどうでも良くなってしまう。ナディアさえいればご飯3杯はいけますという人以外は、決して手を出すべきではない。 |
バーチャル麻雀II マイ・フェアー・レディ |
D | |
マイクロネット | ― | |
98/12/10 | 8800 | |
4人打ち麻雀で、自分が上がるとその役に応じてポリゴン女が成長していくといった謎の仕様。 麻雀自体が超高速なのはいいが(と言うか早すぎる)、ツモボタンを押すと勝手に鳴いてしまう操作系はやりにくい。高解像度を使用した麻雀牌は綺麗だが、悲しいかなサターンの性能上ちらつきがあって目が疲れる。 最初に星を三つ持っていて、他家が上がると星が減り、星が無くなるとゲームオーバー(コンティニュー有り)。自分が振り込んだ場合だけでなく、他家のツモはともかく誰かが振り込んだだけでも星が減ってしまう。故にもはや麻雀としての戦略が成り立たない。極論すればゲームとしても成立していない。 肝心のご褒美は、上がるたびにガタガタポリゴン女のコスプレが拝めるというもの。ご褒美と言うか罰ゲームか?これが嬉しい人だったらマネキン人形、いやクロッキー人形にすら欲情できるのではないだろうか。何度もコンティニューを繰り返して何回か上がると、いきなり「プリンセスになれました」とか言っておしまい。唖然。 DISC2枚組みで、1枚は前作の「バーチャル麻雀」がそのまま入っている。こんな露骨な在庫整理もありか? |
よしもと麻雀倶楽部 |
D | |
彩京 | ― | |
98/12/17 | 5800 | |
ポリゴンの吉本の芸人達と麻雀を打つ4人打ち。吉本興業からではなく、なぜか彩京から発売。すでに吉本はサターンから撤退していたのだろう。 ポリゴンは非常に粗く、きわめて不気味。サターン末期で技術も確立した頃にこれはないだろう。麻雀自体は普通の出来。牌は小さ目だが操作性やテンポは良い。まあよく見る麻雀のタイプなので、麻雀部分だけ他のソフトハウスから買ってきたのかもしれない。 取り説にはイカサマ無しと明記してある。嘘つくな。一度上がったキャラは必ず次に早上がりをするし、ツモもかなり操作の匂いがする。リーチをかけるとなかなか振り込まないし、私の腕が下手くそことを差し引いても、十中八九インチキしているだろう。 16のトーナメントに勝ち抜いていくのがゲームの目的だが、前述の通りインチキしているので(断言)、なかなか勝ち進めない。特に食いタン無しルールでは上がることもままならない。困難に立ち向かうのが好きな人はこのゲームを買うのも悪くないが、まあ止めておきなさい。 |
プロ指南麻雀 兵 |
C | |
カルチャーブレーン | ― | |
99/7/8 | 5800 | |
アニメ系ギャル麻雀とは対極に位置する、こわもて実写麻雀。外づらにふさわしく、内容はかなりまとも。題名は「つわもの」と読む。 牌が大きくて見やすく、操作性も良く、麻雀自体のテンポはいい。麻雀ゲームにありがちな積み込みやツモの操作も感じられず、真面目なつくりだ。麻雀自体のテンポはいいのだが、対局前のサイ振りなどにやたら時間がかかり、全体的には流れが悪い部類か。CPU数人と争う大会モードがあるのだが、プレイヤーが関わらない試合もキッチリ行われ、試合が終わるまでプレイヤーがかなりの長時間待っていなければいけない仕様は疑問。そんなのパラメーターに乱数加えてちゃっちゃと終えてくれ。 「プロ指南」の名の通り、プロ雀士が捨て牌をアドバイスしてくれるモードがあり、一応今作のウリになっている。しかしまあ、相手の捨て牌を見て待ちを予想したりするわけでは無いので、ちょっとでも麻雀を知っている人にはほとんど役に立たないだろう。 出来が悪い、と言うわけではないが、3年以上前に出た「極S」に比べて秀でたところが無いというのはなんとも。コレクター以外買う必要は無いだろう。 |