PC

  1. 激打
  2. 下級生
  3. 臭作
  4. ホームページ・ビルダー2000
  5. 美しき獲物たちの学園
  6. ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド
  7. スターフォース

激打

SSIトリスター
4800
タイピングソフト。考えうる限りの出来の悪さ。これより良く出来ているフリーソフトなどいくらでもある。
作者は本当にこのソフトでブラインドタッチが出来るようになるとでも思っているのか?
ただ出てくる文字を打つだけで、ゲームとして面白くない。よって練習する気にならない。そして上達しない。全7章からなるが、1〜3章は本当に触り程度の内容。そして4章から本番なのだが、3章と4章のギャップが激しすぎる。3章と4章の間に、時間無制限で間違えずに打つ練習の面があるべきだ。また間違えたときに、どのキーを押すべきところを間違えてどのキーを押したのか、グラフィカルに表示すべきだ。他に面をクリアしたときに、どのキーの間違いが多かったのか、どのキーを押すのに時間がかかったのか、それぐらい表示すべきだろう。
グラフィックはただの一枚絵で手抜き。こんなソフトにびた一文出してはいけない。

下級生

エルフ
9800
エロゲー。内容についてのコメントはサターンのページに書いてあるので、そちらを参照してください。
サターン版との相違点をいくつか。操作性がなぜかサターン版に劣っている。マウスが使えるのだが、バイトに行くときだけなぜか縮小画面から行けないので、マウスでキャラクターを動かさなければならないのがうざい。
パソコン版ということで、Hシーンはばっちり。真歩子ちゃんやみこちゃんが、あんなことやらこんなことまで・・・。で、グラフィックなんだけど、女の子が大股開きなのにその部分には何にも描かれてない。もちろん描かれていたら発禁になってしまうんだろうけど、その部分を描かないでいいようなポーズを工夫するべきだったのでは。見えそで見えないというような、そういった感じで。
ティナというキャラがいるんだけど、設定がめちゃくちゃで雰囲気ぶち壊し。ティナのエンディングを見たらもうプレイする気力が萎えてしまった。というわけであと3キャラほど毒牙にかけずじまい。

臭作

エルフ
1999/12/24 8800
エロゲー。女の子の恥ずかしい写真をネタに、陵辱の限りを尽くすという鬼畜なゲーム。女の子がただのターゲットとしてしか描かれていないので、下級生に比べると女の子の魅力が数段落ちる。
恥ずかしい写真をネタに〜というシチュエーションはすごくそそるんだけど、主人公の臭作があまりにも嫌な奴で、感情移入できないというか萎えてしまうというか。臭作はご立派なものをお持ちのようで、行為のときに女の子が痛そうにするのが萎え萎え。精神的にいたぶるのは一向に構わないが(鬼畜!)、肉体的に苦痛を与えるというのは私にはちょっと。
プレイするたびに履歴が残っていって、スケジュール表が埋まっていくのはいいアイディアだと思う。しかし、臭作の行動如何によって過去のスケジュール通りにキャラクターが動かないことがあり、せっかくのアイディアが台無し。たった一つそういうシーンがあるだけで、苦労して埋められたスケジュール表の価値が無に帰してしまう。そこいら辺製作者には良く考えてほしかった。
全員を堕とすと2週目が始まるのだが、この2週目がものすごくクソなでき。蛇に足を描いたら蛇ではなくなるように、2週目を見てしまうともう2度とこのゲームをやる気がおきない。下級生のティナと張るばかばかしさだ。

ホームページ・ビルダー2000

IBM
7800
このHPを作るのに使用しているソフト。パソコンに古いバージョンのHPBがバンドルされていたので、バージョンアップ版を購入。
金を出しただけあって、使い勝手は良好。ファイル名を変更すると、自動でリンクなどが全て書きかわってくれるのが便利。ただ、HTMLがもともとそういうものなのか、表の配置で変なときが多々あり、表が勝手にくっついたり表間が空いてしまうのがなんとももどかしい。
スタイルシートやJAVAアプレットなどに対応しているが、重くなったり見れない人がいたりするので、まだまだ実用レベルとは言えないだろう。
昔はHTMLを書けないとホームページが出来なかったのだろうが、今は面倒くさいことはソフトに任せて、余った時間をコンテンツを充実させることに使うのが本道だろう。などと偉そうなことを言ってみたり。
お金があって時間がない人には、このソフトをお勧めする。ただ私は元がタダだったのでこのソフトを使い始めたが、そうでない人にはただで付いてるフロントページエクスプレスとフリーのFTPソフトで十分だとも思う。

美しき獲物たちの学園

ミンク
1998/9/5 8800
エロゲー。007「美しき獲物たち」とはまるで関係がない。そう、私は007のゲームかと思って間違えて買ってしまった(ミエミエの嘘)。ストーリーは、超ハイソ学園を牛耳るお嬢様が、気に入らない新入生(主人公)を徹底的に陵辱するというもの。グラフィックはかなり綺麗で、女の子たちが可愛らしく描けている。HCGも汁気満点で、かなりのエロさだ。
ゲームとしては単純なアドベンチャーで、所々3択があり、選択肢によって主人公のSM度が上下する。そして分岐点でM度が高ければMのシナリオへ、S度が高ければSのシナリオへ、と非常に分かりやすいものになっている。パラメータの上下はその場で見て分かるし、フラグによる複雑な分岐はないので、気楽にフィーリングで選択肢を選べる。誰もエロゲーにゲーム性など期待していないだろうから、これで正解だろう。
マウスのボタンを押しっぱなしにしておけば、次の選択肢までギュンギュンスキップしてくれるので、再プレイもなかなか快適。ディスクアクセスがうるさいが。
エロ度は十二分に高いが、ちょっとやりすぎか?SシナリオにしろMシナリオにしろ、被害者はあまりの陵辱のひどさに精神が崩壊してしまい、人間の尊厳などまるでない肉奴隷になってしまう。やっていることはエロいが、女の子に羞恥心がないと今ひとつ萌えるものがない。本番は最後の最後まで取っておいて、現実味がちょっとでもあるようなソフトな羞恥プレイをじっくり見せてほしかったところ。それから、道具を使っての破瓜というのはかなり萎えます。取って付けたような唐突なハッピーエンドもどんなものか。
しかし、エロゲーはなんでこんなに箱がでかいのか?処分しにくいし、隠しておくのも厳しい。マウスパッドやおまけのCDなんていらないから、普通のCDケースサイズにしてほしい。そして背表紙には「バーチャファイター美学版」とでも書いておいてくれれば完璧だ(何が)。

ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド

セガ
2000/12/7 5500
タイピングソフトは数々あれど、世間の評判から言って、このソフトが一番よく出来ているのではないだろうか。題名から分かるように、セガの「ハウスオブデッド2」のパロディー。元ネタにするほどハウスオブデッドがメジャーなのかどうか分からないが、正しいキーを叩いたときに「バンバンバン」と爽快なSEとともにゾンビが肉片になっていくのは気持ちがいい。しかしながら、ゲーム本編のほうは難しすぎてお手上げ。仕事でキーボードを使用している人でもなければ、そうそうクリアは出来ないだろう。
で、このソフトを名作たらしめているのは、ドリルモードの存在。早押し、正確さ、特殊キーなどのカテゴリーに分かれ、それぞれ全く異なったタイピングのゲームが出来る。しかも、キーを押すのにどれぐらいかかったとか、どのキーが誤答率が高いかなどもきちんと表示してくれる。1ゲーム終わったあとに、苦手なキーを中心に練習できるという、まさに至れり尽せり。そしてなによりも、単なる練習モードのくせに、ゲームとして面白いというのが重要。さすがにゲームメーカーSEGAである。ビジネスソフトしか作ったことがない会社がぱっと作ったようなタイピング物とは雲泥の差だ。
私は、中学1年のころからパソコンをやっているので、かれこれ20年にもなる(途中ブランクはあるが)。しかしながら、つい最近までタイプは片手しか使っていなかった。このゲームをやって、20年目にしてやっと両手でキーボードが打てるようになった。セガ様様だ。まあ、文章を考え考えしながら打ったり、左手で資料を持ちながら打ったりするので、実生活にはそれほどメリットはない。しかし、やはり出来ると出来ないでは気分が違う。
ポリゴンを多用しているので、スペックの低いパソコンでは苦しいが(私の古いパソコンでは時々表示がおかしくなる)、一家に一本お勧めしたい優良ゲームだ。

スターフォース

メディアカイト
2000/5/6 1500
1984年発売のテーカン(現テクモ)の名作縦シューティングがパソコンで1500円という低価格で発売。いい時代になったものだ。
20年も前の作品だというのに、今プレイしても、美しく神秘的なグラフィック・軽快なBGM・破壊しまくる爽快感・避けまくる緊張感は少しも衰えることはない。近頃の爽快感を売りにした弾幕&ボムのシューティングに比べて、むしろ本作のほうがシューティングの根源の面白さに満ちていると思う。「最近のゲームは複雑になりすぎて昔のゲームのほうが面白かった」とはよく聞く回顧型の意見で、それを聞くたびに「何言ってんだ、最近のゲームのほうが面白いに決まってる、新しいものを受け入れられない人間は駄目だ」などと私は思っていた。しかし、ことシューティングに関しては確実に「退化」していると思う。高難易度化→パターン化を強制される→爽快感の減少→つまらん、というフローチャートをどのメーカーのゲームも忠実にたどっていないだろうか。
グチはそれくらいにして、本作。上に書いたことの繰り返しになるが、まず目を引くのが宇宙空間の深淵に浮かんだ宇宙要塞の美しさ。神秘的なグラフィックセンスはゼビウスの地上絵、グラディウスのモアイ面やエグゼドエグゼスなどに勝るとも劣らない。金色を基調にした敵のデザインも美しい。そして何よりも本作を象徴するのは破壊の爽快感。ゼビウスと違って地上物でさえもショットでガンガン破壊できる気持ち良さは、本作以降の縦シューの方向性を決定付けたと言っていいだろう。効果音も壮快で、硬い敵に弾を連射したときのキンキンとした金属音なども気持ちいい。またそれまでのシューティングでは「当たったら死ぬから弾を避ける」という程度の意味しかなかった弾避けだったが、「弾を避けること自体が楽しい」ということに気づかせてくれた功績も大きい。
他にも、面の分割が固定されておらず、敵機や地上物をガンガン破壊することでポイントを稼ぐことによって面が進む独特なシステムや、ゼビウスのソルを簡略化したような隠れキャラ、連射と運でワンアップするシステム、100万点ボーナスなど、独特なアイディアが盛り込まれ、見事に完成度良く作りこまれている。
次に移植作としての出来だが、私がプレイした範囲では非常に良く出来ているのでは無いだろうか。そこいらは私よりもっとやり込み派の意見を参照してください。それから、私のPCの17インチCRTでは縦画面シューティングをプレイするには小さいのではないかと心配していたが、結果としては全然問題無い。むしろウインドウを最大化すると大きくてプレイしにくいぐらいだ。ゲームとして唯一残念なのは、ハイスコアがセーブされないこと。ハードディスクという強い見方があるのだから、ランキングを1000位ぐらいまで記憶して欲しいところ。本作のような昔のゲームは詰まるところスコア以外に目標が無いので、スコアがセーブされないだけでもプレイ意欲が大幅に割引されてしまう。
それからこのゲームのせいとは言えないかもしれないが、ずっとパッドでプレイしていてキーボードにもマウスにも触らないでいると、省電力のためにいきなりモニターの電源が落ちてびっくりしたりする。このゲームのためだけにPCの設定を変えるのもなんだしなあ。それからエレコムの変換器を使ってアスキーのプレステ用のパッドでプレイしているが、キーコンフィグがメチャクチャ。本作のようにメインは1ボタンのゲームですら、上手くボタンを配置できない。6ボタンを使った格闘ゲームなどまずプレイできないだろう。アーケード〜コンシューマー〜パソコンのゲームユーザーはかなりかぶっている筈だが(皮じゃないヨ)、それぞれゲームに対する温度差と言うか、例えば周辺機器に対する要求度のようなものが全然違うのが面白いところ。私は正直、本作がコンシューマー出てればなあと思ってしまった。

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