トルコの民族舞踊

トルコの踊りは数千曲に及び、その豊富さには驚かされる。タイプも10種類前後に分けられる。ここで、簡単にそれらの踊りを紹介する。
1)Hora&Karsilama(ホラ&カルシュラマ)...
ヨーロッパ側のトルコに多く見られるタイプの踊り。Horaはいわゆるバルカンなどの踊りにあたるもの。Karsilamaは向かい合ったラインで踊られているものが多く、リズムは9拍子である。
2)Zeybek(ゼイベク)
エーゲ地方全域で踊られている踊りで、9拍子のものが多い。連手はぜず、いわゆるソロダンス的な踊り、フリースタイルで踊られる。大きく分けてKirka ZeybegiとAgir Zeybegiに分けられる。Agirは重いという意味があり、ゆっくりと重々しく踊られる。Kirka Zeybegiはリズムは早く、軽々しい感じに踊られる。
3)Kasik(カシュク)...
Kasik(スプーン)を打ち鳴らしながら踊るもので、トルコ特有の踊り。ロシアやブルガリアなどの一部でスプーンを使った踊りがあるが、トルコの影響を受けたものである。スプーンの持ち方は2種類あり、形、デザインなどは地方によって様々である。Kasikの踊りはトルコ特有の踊りであるが、トルコ全土で踊られている訳ではなく、トルコ中央部から西側の地方で踊られている。
4)Teke(テケ)
Zeybekと同じようにフリースタイルで踊られるが、テンポが早くリズムなどにも相違点がある。リズムは9拍子で2種類あり、12−345−67−89と12−34−56−789がある。
5)Horon(ホロン)...
黒海沿岸地方で踊られている踊りのタイプで、Horonとはトウモロコシの干し草を束ねた形が、踊りのスタイルに似ていることからこう呼ばれる。オリジナルはサークルで踊られるが、アンサンブルやお祭りの特別なときはラインで踊られる。踊りは男女とも大変に激しく、地面を踏みしめるステップは力強い。
6)Halay1(ハライ)...
東トルコの南部にはクルド人が多く住んでいるが、この地域で踊られているタイプをHalayと呼んでいる。上下の振動が激しい踊りが多く、特に肩の振動は大変に特徴的である。
7)Halay2(ハライ)
トルコの中部周辺で踊られているタイプのHalayで、クルドのHalayとは少し異なる。クルドに見られる激しい振動は少なく、比較的ゆっくりとした踊りが多い。
8)Bar(バル)
トルコの中部から東部にかけて、昔アルメニア人が多く住んでいたため、彼らの踊りと思われる。足の使い方には大変に特徴があり、連手は小指のことが多い。
9)Azeri(アゼリ)...
Karsには古くからアゼルバイジャン人が多く住んでいたため、アゼルバイジャンの国と同様のものがある。
10)Ciftetelli(チフテテリ)
チフテテリはトルコ全土で踊られているが、特に地方を挙げるとZonguldak,Bartin,Karabukなどがある。

このほか、Semah,Guvende,Uskupなどとも分けることができる。また、トルコ全土で踊られているものとして、Cifteteli、Kasabなどがある。


全キャラクター製作まるちょ
1999/4/4更新

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