悪魔的小説
★ゴンガガ村★
バレット、ティファ、エアリス、レッド、ユフィ、ケットシー、ビンセント、シド、仲間が集まり、別に行かないといけない所もないクラウドとその仲間達はゴンガガエリアをぶらぶらと歩いていた。
すると、周囲を森に囲まれたゴンガガ村を発見した。特にすることもなく、暇だったクラウド達はその村に寄ることにした。
しかし、8人(内いぬ一匹)ものメンバーとゾロゾロと行くのは暑苦しいので、(特にバレットとか・・・)ティファとエアリスを連れて行くことにした。村に行く道でタークスにバッタリ会っちまい、仕方なく戦ってあげた。戦闘には見事勝った!タークスはそそくさと逃げ帰った。
(クラウド)「タークスの奴等、まるで俺達がここに来る事知ってて、待ち伏せしてたみたいじゃなかったか?」
(ティファ)「うん、何か嫌な予感がするわ・・仲間の中にスパイとかいないわよね?私皆を信じたい・・・」
(エアリス)「いいじゃ〜ん、別に。タークスが来ても、勝ちゃいいんだよ、勝てば!」
(クラウド)「まっ!偶然かもしれないから!この事は忘れよう!」
クラウドはあせっていた。一生懸命この場を盛り上げようした。クラウドはティファが拳からもの凄い殺気を発しているのに気ずいたのです。なにせ、ティファとクラウドは幼い頃からの幼馴染なので、普通の人間じゃ察知不可能なティファの殺気をクラウドは察知できるのである。(豆知識)どうやら、ティファの怒りの原因はエアリスらしいたぶんエアリスがさっき
「いいじゃ〜ん、別に・・以後省略」とかふざけた事をぬかしやがったからだろう。(確かにあれには俺もむかついたが、ティファは俺とは比べられないくらい怒ってるぞ、こりゃあ、もうエアリス殺されるな!前に俺が勝手にタンスを開けてティファの下着をこっそり持って帰ろうとしたのがバレた時は半殺しにされたからなーいきなりリミット技炸裂だぜ?その時にティファがファイナルヘブンを覚えたんだよなー・・・っとこんな話は関係ないな!)
(クラウド)「おっ村に着いたぞ!!!セフィロスの事も聞いてみるか!なっ?ティファ。」
セフィロスの名前を聞いてティファが正気に戻った。
(ティファ)「あっそうね、有力な情報が手に入るかもだしね!」
(ほっ)ティファの機嫌がひとまず直りホッと一安心のクラウド。
「コンコン、ガチャ、こんにちは〜」
家には2人の老夫婦がいた。ずっと2人きりで住んでいるようだ。老夫婦はクラウドを見るなりビックリした顔で、
「あんた、ソルジャーさんだろ?私達の息子もソルジャーになっとるはずなんだが、ザックスを知らないかい?」
(クラウド)「ザックス?そんな名前のソルジャーは聞いたことないな。」
(ティファ&エアリス)「ザックス・・・」
そうつぶやき、二人は外に飛び出して行った。ザックスの事を知ってるなら教えてやれよ!と思うが別にどうでもいいので放っておこう。ティファとエアリスが消えた後、知らないと言っているのに、しつこく「ザックスを知ってるんじゃろ?言えよチョコボ頭!!」
と結構気にしてる事を言われ、いい加減プッツンきたクラちゃんは勢いあまってリミット技、超究武神覇斬を発動し、老夫婦をズタズタに斬りきざんじゃいました。ハッと正気に戻ったクラウド、
(クラウド)「ど・・・どうしよう!!!!そうだ、」
クラウドそそくさとマテリアを付け替え、
(クラウド)「ファイガーーーーーーーーーー!!!!!!!」
「ゴーーーメラメラメラ・・・」クラウドがファイガを放ったため老夫婦の家も、もちろん老夫婦の死体も全て灰になりなくなってしまいました。そうなんです、クラちゃんは全て焼き払い見事?に証拠隠滅をやらかしたのだ。てゆーか、レイズで生き返らせばいいじゃん!って思いますが、これもまたファンタジー★
「無事証拠隠滅」を果たしたクラウドは外に飛び出してったティファの所へ駆け出した。
(クラウド)「ティファどうしたんだよ、もしかしてザックスという男を知っているのか?
(ティファ)「ううん、何でもないわ。心配してくれてありがとう
クラウドゥ・・・服凄い血・・・」」クラウドは返り血を浴びていた
(やばい!)「これは、トマトジュースだ!!!」「あっそうなの!」
おもいっきし血の匂いプンプンしてんのに騙されるティファは純粋?だ。(単に馬鹿なだけ)
次にクラウドは仕方なくエアリスの所にも行った。エアリスが目で「どうしたの?」と聞いてくれ〜!と訴えてきたので、
(チッだり〜なぁ・・・)と思いつつ、「どうした?」と聞いた。
(エアリス)「ザックスは私の初恋の人なの。それでね・・・以後省略」エアリスの話は延々一時間にもおよんだ。クラウド的には全然興味のない話で今にも口癖、「興味ないね」と言ってしまいそうだったが、エアリスを怒らせると、子供がするイジメのような仕返しをしてくるので我慢した。(前にレッドに「エアリスって年増だよな〜」て言ったらレッドがエアリスにビーフジャーキーで操られチクりやがった!!次の日靴履いたら中に画鋲が入ってた。あれは絶対エアリスの仕業だ!!!)話が終わり、クラウドが「そっか、ザックスの事好きだったんだ」と言うと、「あっ、クラウドやきもち妬いてるぅ〜ゥゥゥ」 「・・・・・・・・・・・・・・」言葉を失うクラウド、会話を盗み聞きしてたティファ、この瞬間二人は
「いつかブっ殺す」と心に誓ったのでありました★
ゴンガガ村は田舎でつまらないし、クラウド的にバレる前にドロンしちゃいたいので、そそくさとゴンガガ村を後にしたのでした。そうそう、クラちゃんに惨殺された老夫婦と言いますと、クラウドが村人に「あそこにあった家に住んでた老夫婦は実はモンスターで俺がやっつけてやった!」と言いまわってたそうだ。服に着いた返り血はいくら洗っても落ちることはなかった。Оh〜ミステリー★自分達のリーダーが人殺しとも知らずに、クラウドと8人の仲間(内いぬ一匹)は再び旅を始めたのでした。
★ 次の目的地はコスタ・デル・ソル★
★コスタ・デル・ソルに到着★
今は夏、真っ只中。クラウド達も夏の暑さに負けそうになっていた。
先ほどのゴンガガ村でのエアリスの言動にも、ごっつい頭にきているクラちゃん&ティファちゃんは暑さとムカツキで、もう限界の域に達していた。(もう、だめ・・・)皆がバテバテにへばっている中、エアリスだけは元気だった。
(エアリス)「も〜、みんな、だらしないなあ!これぐらいでへばってたら、セフィロスを倒せないよ!!!」
(他メンバー)「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(てゆーか、まじこいつ早く死なないかな・・・。弱いくせにいばってんじゃね〜よ!!!この年増女!!!!)
(エアリス)「何か言った?」
(他メンバー)「なっ何でもないです!!!」
(エアリス)「そうだ、海に行こうよ!泳ぎた〜いゥ」
このエアリスの自己中な発言で、クラウド達は仕方なく海水浴に行くことになりました。・・・・・・・・・次の日・・・・
(クラウド)「つ、着いたぞ・・・」
一晩中かけて目的地、コスタ・デル・ソルに到着した。海を越え山を越え、歩き疲れたクラウド等の体力は1くらいになっていた。
そんな中、やはり元気なエアリス、その側らには体力が0になり死んでいるレッド。そうなんです、このエアリス、移動中ずっとレッドに乗っていたのです。
「こら!ポチ早く歩きなさいよ!!」
「つ、疲れたよ〜エアリスゥ・・・」
「は?何言ってんの?「エ・ア・リ・ス・姫」でしょ!!ったく新羅ビルで私を襲おうとした罪、重いわよ・・・ふふふゥ」 「・・・あれは宝条を油断させる為に・・・」 「何か、言いまして?ポチ?!」 「いえ・・何でもないです(泣)」・・・・と言う会話が繰り広げられていたのを、他のメンバーは知る由もなかった。そしてエアリスがレッドを奴隷にしてる事もね。
(ティファ)「レッド!!大丈夫?それ、レイズ!!!」
ティファのおかげでレッドが息を吹き返した。
(レッド)「あ、ありがとーティファ・・・」
(バレット)「レッド、お前すげー疲れてるみてーだけど、どうしたんだよ。」
バレットにそう言われ、エアリスにされた拷問?の事を言ってしまいそうになった時、背後からもの凄い殺気を感じ、振り向くと首輪とムチ、そしてミスリスロッドを凄いスピードでグルグルと回して立っているエアリスがいた。そしてエアリスは古代種の特殊な力を使い、レッドにテレパシーを送った。
(チクッたら、海のもくずにしてあ・げ・るゥ)
おお恐っ!!たぶんメンバーの中で一番卑劣なのは、エアリスであろう。恐るべしエアリス!恐るべし古代種の力!
(バレット)「おい!どうしたんだよ、真っ青な顔して。」
(レッド)「なっ何でもないよぅ!!オイラの事はほっといてくれーーーー!!!!」
(ティファ)「あっ、レッドーーー!!!」
(クラウド)「どうしたんだ、レッドは。泣いてなかったか?」
(ユフィ)「ホームシックじゃな〜い?レッドはまだ子供だもんね!本人がほっといてって言ってんだしさ!もう私疲れたよークラウド、早く休も!」
(シド)「けっ!テメーもガキじゃねか!」
(ユフィ)「なにぃ!!もういっぺん言ってみろ、このクソじじい!!!いい年こいてロケットだのロマンだのぬかしてんじゃねーーーー!!!いいかげん結婚しろ!」
(シド)「んだとクソガキ!俺の夢を馬鹿にすんじゃねぇーー!」
(クラウド)「また始まった・・・」
ユフィとシドの喧嘩も今や珍しい事じゃないので、クラウドは他のメンバーと先に宿屋に行くことにした。
宿屋での部屋割りは男性陣と女性陣で二手に分かれる事にした。男性陣の部屋は暑苦しいのが目に見えてわかるようだ。部屋の中に広がる汗の臭い、バレットは存在自体が暑苦しいのでクラウドの生命が心配だ。
一方、女性陣の部屋はといいますと、もう既に泳ぐ気満々で水着に着替えてる途中のようだ。特にユフィはティファの超ナイスな体を見て、興奮して鼻血まで出している。(変態?!)
(ユフィ)「凄いね〜ティファ!超発育いいじゃん!どんな物食べればそんな風になるの?!」
(ティファ)「わかんないわよ〜どんな食べ物食べればいいかなんて・・・あっエアリスに聞いてみれば?」
(ユフィ)「え〜エアリスゥ?何かあまりエアリスには関わりたくないんだけど、ナイスバディになる為だしね★」
部屋にエアリスの姿がないので浜辺の方に捜しに行くユフィ。いくら捜しても見当たらないので諦めようと思った時、岩陰から密かに何かを見つめているレッドを発見した。静かにレッドに近ずいくユフィ、レッドもユフィにきずいた。
(ユフィ)「レッド〜何見てんの???」
(レッド)「しーーーーっ!アレ見て、」
レッドが指(?)さす方を見ると、エアリスがゴソゴソと何かをしていた。
(ユフィ)「エアリスじゃん、何してんだろう。エアリス〜何してんの〜?」
ユフィが大声で叫んだ、するとエアリスはビックリした顔をして逃げてしまった。何をしていたんだエアリスーーーーー!!!そして、男性陣も水着に着替えて浜辺にやってきた。
(クラウド)「待たせて悪かったな、」
(ティファ)「ううん、私達も今来た所だから」
(ユフィ)「お〜!クラウド男らしい体してんね〜イヒヒゥ」
やはりユフィは変態のようだ。クラウドのたくましい体にも鼻血を出しながら興奮している。一方クラウドもいつもはクールな態度をとっているが、いつもと違うティファを見て落ち着かない様子だ。シドなんかは、目の保養にとイヤラシイ目でティファを眺めている。ビンセントは日の光が苦手なので部屋にいるらしい。現代でいう「ガクト」だね。エアリスは海に行こうと言った張本人のクセに隅っこに体操座りでポツーンと座っている。エアリスの存在なんて忘れ、皆は夏の海を満喫していた。そんな中ユフィとレッドは喧嘩をしていた。
(レッド)「嫌だって言ってるじゃないか!ユフィの分からず屋!」
(ユフィ)「いいじゃん!シャンプーくらい。だってレッド臭いんだもん!犬臭い!何ならさ、今度からポチって呼んであげよっか?いいね〜ピッタリだよ、ポチゥ」
(レッド)「ポチって呼ぶなーーーーーーーー!!!!」
そう叫び、レッドがユフィに向かって飛びつこうとした、しかし一応忍者のユフィは反射神経が良いので素早くよけた。すると、ユフィの後ろにいたエアリスに当たってしまった。
(レッド)「エアリス!じゃない、エアリス姫ごめんなさい!!」
(ユフィ)「エ、エアリス姫?????」
(エアリス)「痛いなー!!何すんのよっ!!!」
そう叫び、エアリスが凄い形相でレッドをにらんでいる。その瞬間レッドとユフィの目が点になった。エアリスの顔ではない、胸の辺りを見て驚いた、エアリスの胸がないのだ。砂浜にはビッグサイズのパッドが落ちていた。さっきレッドがぶつかった衝撃で落ちたんだろう。エアリスは男だったのだ!・・・てのは冗談で、こいつ、本当はユフィより全然小さいくらいのぺチャパイだったのです。エアリスの無様な姿を冷静に写真に収めるレッド。(あの手でどうやって撮ったんだろう?)
(エアリス)「!!!ちょっと、何すんのよ!!」
(レッド)「よくも今までコキ使ったな!お返しにこの写真を皆の前でバラまいてやるっ!!!」
(エアリス)「やめてっそれだけはご堪忍をーーーーー(泣)」
レッドとユフィの前で土下座しながら泣きじゃくるエアリス、レッドは涙に弱いので仕方なくエアリスを許す事にした。無事終わるかに思えたその時、エアリスが叫んだ。
(エアリス)「出でよ!ナイツオブラウンド!!!!」
その瞬間、ユフィとレッドは13体の騎士に次々に斬られていった。ユフィ的にはとばっちりをくった様なもんなのでとても不愉快な気持ちでポックリいった。あ〜南無阿弥陀仏・・・・・・・このままでは自分が2人を殺ったのがバレてしまうからレイズで、生き返らし、2人は目をさました。目を覚まし、目の前にいるエアリスを見た瞬間、レッドとユフィはダッシュで逃げようとした。しかし、エアリスが古代種の力で2人を動けなくし、妙な呪文を唱え始めた。
(ユフィ)「やーめーてー!!!殺さないで!助けて!!」
(エアリス)「フフ・・大丈夫、殺しはしないわ。ちょっと記憶がなくなる、だ・けゥ」
そう言い残し、エアリスが呪文を唱え終えた。そしてレッドとユフィは再び意識を失った。・・・・・・・・・・・。
「ユフィ!レッド!」名前を呼ばれハッと目を覚ます2人。目の前にはエアリスがいた。
(ユフィ&レッド)「あれ?いつのまにこんな所で寝てちゃったのかな。もう夜だよ〜」
(エアリス)「起こそうかと思ったんだけど、2人とも気持ち良さそうに寝てたから、(二コリ)じゃあ、宿屋に帰ろうか!」
こうしてエアリスは見事ユフィとレッドの記憶を消したのでした。そして、その夜。エアリスはレッドの夢にまたまた古代種の力で侵入し、一言言った、
(あんたは一生私から逃れられない・・・フフフゥ)
嗚呼、可哀想なレッド、この日以来、毎晩エアリスが夢に入ってきて現実でも夢の中でさえも拷問を受けるようになった。本当に恐ろしく、倒さなければいけないのはセフィロスでなく、エアリスなのかもしれない。
★ ウータイ★
コスタ・デル・ソルからどうやってここまで来たのか分かりませんが、クラウド達はウータイという国に到達した。
(ユフィ)「ここウータイは、私の生まれ故郷なんだよ!だから道案内なら私に任せて★」
(クラウド)「そっか、じゃあ、せっかくだからウータイの案内を頼むよ。久しぶりに実家に帰ってみないのか?」
(ユフィ)「後で後でゥ」
意味ありげな笑みを浮かべるユフィ。いったい何を考えているのか気になる所だ。それからダチャオ像など色々な観光名所に案内され、歩きまくり、だいぶ疲れてきたクラウド達。
(全員)「疲れた〜・・・・・・・・」
(ユフィ)「じゃ、私の家で休んでよ!タダだよ、タ〜ダ!」
けっこう金に困っているクラウドは「タダ」という言葉につられて、ユフィの家で休ませてもらう事にした。いつもはケチなユフィも今日は太っ腹だった。
(全員)「お邪魔しま〜す」
ユフィの家はちらかっていた。凄い速さでかたずけるユフィ。メンバー達はユフィらしい汚い部屋だな〜と心の中でつぶやいていた。しかし言葉には出さなかった、だって野宿になるよりマシだから。その時、エアリスがとんでもない事を言ってしまった。
(エアリス)「汚っいなぁ〜!!!一応女の子ならかたずけくらいしなよ、こんな所に寝るなら野宿の方がマシってもんだわ。」
(シーーーーーーーーーーーン・・・)エアリスは言ってはいけない禁断の言葉を言ってしまった。ユフィの事だから、
「んだとーーー!タダにしてあげてんだから文句言うなババア!!野宿したいならしやがれーーーー!!!!!」とか言って怒るんだろうとメンバー全員が思っていた。てゆーか、エアリスが毒舌過ぎなのだ。ピーコのファッションチェックではなく、エアリス姫のファッションチェックがあったら何て恐ろしいんだろう。
エアリス「何その服!だっさ!年を考えなさいよ、あんた生きてる価値なし。サンダガ!!!」となるであろう。エアリスのファッションチェックのターゲットになった人は生きては帰れないので、ご注意を・・・っと話がずれてしまったな。そうそう、エアリスに酷い事を言われたユフィちゃんはと言いますと、
(ユフィ)「・・・そうだね、こんな汚い所じゃ寝れないよね。じゃぁ、私の実家に行こう。親父も快く泊めてくれると思うよ。」
(ティファ)「ユ、ユフィ?????」
今日は何故か、心優しい16歳の女の子なユフィ。皆も最初は不信がっていたが、久しぶりの故郷なので、嬉しいんだな、と思い、気にせずそのままユフィの実家に向かった。
(ユフィ)「親父ーただいま!今日はこの人達をここに泊めてもいいよね?私この人達と旅をしてるんだ。」
(ゴトー)「おぉ、ユフィ!ワシの娘が世話になってる様だな、気軽に何日でも休んで行ってくれ。」
そう言われ、遠慮なく休ませてもらう事にした。ゲームの中ではユフィとゴトーは仲が悪いし、ユフィがマテリアを盗むが、その事は忘れて読んで下さい。小説ってファンタジーゥ
―次の日―
(ユフィ)「出発する前に親父に話さないといけない事があるんだ、あとみんなにも。だから一緒に親父の所に付いて来てよ。」
(クラウド)「あぁ、構わないよ。ユフィの親父さんには礼を言わないといけないしな!」
こうしてクラウド達はゴトーのいる五強の塔へ行った。ドアを開けると、そこにゴトーが立っていた。クラウドがゴトーの方に歩み寄り、お礼を言おうとした時、ユフィが走ってきてクラウドの腕をつかみ部屋中に聞こえるくらいの大きな声で言った。
(ユフィ)「アタシ、この人(クラウド)と結婚する!!」
ゴトーも他のメンバーもしばし呆然として立っていた。
(ティファ)「えーーーーーー!!!!嘘でしょユフィ??!!」
(ユフィ)「嘘でも冗談でもないよ。私とクラウドが結婚して、今や観光名所として落ちぶれてしまったウータイを昔みたいに強い国にするんだよ。クラウドは強いから、きっといい戦力になるしね!」
(クラウド)「いや・・俺は結婚する気はないんだけど・・・」
(ゴトー)「断じて許さん!お前はまだ16なんだぞ!しかもこんな金髪のチャラチャラした男と何か絶対だめだ!」
チャラチャラした男と言われちょっとショックを受けるクラウド。昨日からユフィが異常に大人しかった理由が何となくわかったメンバー達。ティファとエアリスなんかは、ショックで口がポカンと開いたまま全然動かなくなってしまった。ゴトーに反対されてもクラウドの意思を無視して「絶対結婚する!」と言い張るユフィ。
(ゴトー)「ユフィよ、そんなにそのチャラ男と結婚したいなら我ら五強聖に勝てれば考えてもよかろう!!」
(ユフィ)「やってやろーじゃん!絶対勝つもんね〜」
こうしてユフィは五強聖と闘う事になったのだ。そして次々に各階の強聖を倒し、ついに最上階のゴトーの元へたどり着いた。
(ユフィ)「約束は守ってよ親父!!」
そう叫びいきなりリミット技「生者必滅」を炸裂させた。見事クリティカルヒット!だがゴトーすぐ回復するのでいくらダメージを与えてもキリがない。5時間もの闘いの末、2人は同時に倒れ、結果引き分けとなった。そのまま2人は床の上に仰向けになった。
(ゴトー)「ユフィ、強くなったな・・・・」
(ユフィ)「親父こそ、昔より強くなってるよ・・・・」
ちょとした親子の愛を見てみんなが感動して泣いていた。クラウドも泣きながら、結婚しなければいけないのかどうか、ドキドキしていた。
(ゴトー)「クラウド君・・・・娘をよろしく頼むよ・・・。」
(クラウド)「えっ?!」(って事は結婚ОK・・・だよな(泣))
まだ遊んでいたかった・・・と落ち込むクラウド。そして事の重大さに気付き絶望感でいっぱいのティファとエアリス。その時です、(ユフィ)「結婚はやっぱナシ!!!」
(メンバー達)「ええっ?!!!!!」
(ユフィ)「親父程度の奴相手に勝てないなんて、私も落ちぶれたもんだよ。こんなんじゃクラウドとつり合わないね!あと、私まだ若いし、遊びたいし〜!ってことで、婚約解消!」
この言葉を聞いて、泣いて喜ぶクラウド、そしてティファとエアリスも。これで無事、クラウドは結婚しなくて良くなったのだった。
(ゴトー)「ユフィ。お前にこれをやる!」
ユフィはゴトーから「森羅万象」をもらった。これでユフィもリミット技をすべて修得したのです。そして帰り際にゴトーが言った、
ゴトー(旅が終わり次第、必ずクラウド君をウータイに連れて帰れ。そして養子にして結婚をするのだ!!!)
(ユフィ)「親父・・・わかってるよ!!!当たり前じゃん!!!」
(ゴトー)「行け!クラウドハンターユフィ!必ず獲物を仕留めてこいよーーーーーーー!!!!」
こうしてゴトーとも別れ、再び旅を始めるクラウド達。ウータイでの出来事は一生忘れる事はないだろう。そしてこれからも、ユフィはクラウドを狙い続けるのである。クラウドハンターユフィの名にかけて!
★ゴールドソーサー★
そろそろ本題の「セフィロスを追う」に入ることにしたクラウド。まずは、古代種の神殿に入る為に必要な「キーストーン」を入手する為にゴールドソーサーに行ってみた。
(係員)「フリーチケットは30000ギルです。」
(クラウド)「高いな・・・・・。」
(エアリス)「ちょっとー!もっと安くしなさいよ!」
(係員)「無理ですよ〜(困)」
(えありす)「はぁ?!安くしないとブッ殺すわよ!それに、ティファを怒らせたら凄い事になるわよ〜ゥ」
(ティファ)「ちょっと!何で私なのよ!」
(エアリス)「いいじゃん本当のことなんだから。ねっクラウドゥ」
(クラウド)「俺にふるな!!!!!!(怒)」
ちょっとした仲間割れが始まってしまい、その喧嘩を見ていて恐ろしくなった係員は仕方なく、
(係員)「わ、分かりました!じゃあ特別に3000ギルで結構です(泣)」
こうして、クラウド達はゴールドソーサー内に無事入っていった。足りない分の27000ギルは係員が払ったらしい。
(エアリス)「わ〜楽しそ〜クラウド遊ぼゥ」
(クラウド)「エアリス!俺達は遊びに来てるんじゃないんだぞ!よし、ティファ一緒に行こう。」
(ティファ)「えっ、私?」(やったあ〜クラウドが私を選んでくれた〜ゥ)
ティファは悔しそうにしているエアリスを見下し、クラウドとバトルスクウェアに向かって行った。ざま〜みやがれ年増ババア!!!
バトルスクウェアに行く途中、ケット・シーに会い、占いをしてくれると言うのでやってもらった。
「チャラリ〜ピコーン」 占いの結果が出たようだ。
(ケット・シー)「ティファさんの今日の下着の色は黒・・・」
(ティファ)「!!!!何で知ってるのよ?!!!!」
ティファが赤面してケット・シーのむなぐらを掴んでいる。クラウドも赤面している。(黒か・・・・・・・・)
(ケット・シー)「アハハ、冗談やがな〜真に受けんといてやティファさんほな、さいなら〜」
(クラウド)「何だったんだ?」
(ティファ)「まったくだわ!」
そうこうしている内にバトルスクウェアに着いたクラウドとティファ。そこにあるディオの展示場を見ていると、なんとキーストーンが展示してあった。黙って持って行くわけにいかないので、どうすればいいの考えていると園長のディオが現れた。
(クラウド)「キーストーンくれ」
それが人にものを頼む時の態度かよっ!!!と思うが、ディオはそんな事気にしない。
(ディオ)「だめさ〜これは大事な展示品さ〜」
(クラウド)「ちゅらさんかよっ!」(サマ〜ズ風)
見事なボケとツッコミのれんけいプレーだった。この瞬間、2人の間に深い友情が生まれた。
(ディオ)「キーストーン、持って行っていいぞ。」
(クラウド)「悪いな、」
こうしてクラウドはキーストーンを手に入れた。みんなのいる所に行き、そろそろ帰ろうとロープウェイ乗り場に行った。すると先ほどの係員が現れ、
(係員)「あ、あの〜ロープウェイは故障しているんので、ご利用できませんが・・・・」
(エアリス)「えーーーーー!!超最悪!ゴールドソーサーって高い金取る割りにあまり良いところじゃないのね。金返しなさいよ!」
無茶苦茶な事を言い出すエアリス。こうなるとこの係員が可哀想だ。係員も勇気を出しエアリスに反抗する。しかし、次にエアリスは奴隷レッドに命令した。
(エアリス)「ポチ、あの女を噛み砕いちゃいなさい!!!!」
レッドが係員に牙をむく、
(係員)「や、やめて!もう金も全部返すからーーーーーー(泣)」
さっき払った3000ギルも見事取り返したエアリス。普通なら捕まるんだが、クラウドとディオの仲なので特別に許してもらった。
(ケット・シー)「ほな、ホテルにいきましょか!」
ホテルに着いたメンバーはもう疲れたので、各自の部屋で休む事にした。クラウドも部屋に行き、いつのまにか寝てしまっていたようだ。フッと目を覚ました時、 「コンコン」 ドアをノックする音が聞こえた。ドアの小さな穴から覗くと、ドアの前にはエアリスが立っていた。(うわっエアリスだ!嫌な予感するから居留守使うか)そして、クラウドが振り返ると目の前にエアリスが立っていた。
(クラウド)「うわっ!!!どうやって入ったんだよーーー!!」
(エアリス)「テレポートしたのよ。これも古代種の力なの、クラウドが居留守使おうとするから〜酷いなあ!ぷぅ!」
エアリスがブリッコ風にほっぺを膨らませて怒っている
クラウド(きっショーーー!!!!!触覚の生えたフグみてーーーー!!)
クラウドは鳥肌を立て、小刻みに震えている。そりゃそうだ、部屋の外にいたはずの人間が、振り返れば後ろにいて、しかも「ぷぅ!」とかほっぺを膨らませて言っているのだから。
(エアリス)「デートしよゥ前に約束してたよね!」
仕方なく、クラウドはエアリスとデートをすることにした。最初に綺麗な夜景が見えるゴンドラに乗る事にした。
(エアリス)「わ〜綺麗!見てクラウド!!!」
クラウドはシカトした。エアリスとこんな密室に2人きりってのがつらいのだ。とうとう、ゴンドラが終わるまで一言も言葉を交わさず終わった。エアリスはクラウドに告白しようか悩んでいたが、結局はしない事にした。他に告白にいい日を思いついたのでしょう。この後、劇に参加させてもらったが、劇の最中に悪竜王役の人が誤ってエアリスの足を踏んでしまい、怒ったエアリスがファイガを放ち、その場にいた観客もろとも皆殺しにしてしまった。
(クラウド)「やり過ぎだぞ、エアリス。」
(エアリス)「テヘゥ今度から気をつけるね!」
そんな会話をしながらもう部屋に戻ろうとした時、ケット・シ−がタークスのツォンにキーストーンを渡しているのを目撃した。ツォンはヘリで逃げてしまった。
(クラウド)「お前がスパイだったんだな!」
(ケット・シー)「ほんま、悪いと思ってんですよ、まあ、これからも宜しくたのんます〜!こっちはマリンとかいうガキを人質にしてるんやからな。」
(エアリス)「まりん?あ〜バレットの娘ね!馬鹿ね、あんた達。マリンなんか実の子じゃないんだからどーだっていいのよ!私をさらって脅せば、皆があんた達の前にひざまずくわよ、フフフ・・・」
そんな事は絶対ない!!!!!と心の底から思うクラウドとケット・シー。全国のMのみなさん、ここに究極のSがいるんで今ならタダだよ、持ってけドロボー!!!!次の日さっそくツォンを追い古代種の神殿に向かったのでありました。
★古代種の神殿★
前回ケット・シーが実はスパイで、タークスのツォンにキーストーンを奪われてしまったクラウド。急げ、急ぐんだーーーーー!!!
―夜明け―
(ティファ)「ロープウェイ直ったってさ!」
(クラウド)「よしっじゃあ急いで古代種の神殿に向かおう!」
(ビンセント)「・・・・誰を連れて行くんだ?」
ビンセントが久しぶりに口を開いた。
(エアリス)「はい!私絶対行く!てゆーか嫌って言ったら殺すわよ。」
(クラウド)「・・・わかったよ。じゃあもう一人はティファだ。」
(エアリス)「えーーーー嫌嫌嫌嫌嫌嫌!!!!何でティファなのよ女は一人で十分よ!あっそっか、ティファは怪力だし〜女だと思えないもんね〜!(ニヤリ)」
(ティファ)「ムッカー!!超ムカツクあんた!あんたこそ化粧濃いのよ!この年増の海老野郎!!海のもくずになって消えろ!!」
壮絶な女のバトルが始まった。勝つのはどっちだ?!
(クラウド)「いいかげんにしろっ!!!!!」
クラウドが大きな声で言った。あの、いつも冷静なクラウドがキレている。
(クラウド)「くだらない喧嘩はよせ、エアリス、確かにティファは怪力で大雑把だが料理は上手いし女に見えなくもない!ティファ、確かにエアリスは化粧が濃い!雨が降って化粧が落ちた顔を見たことあるが、あれは人間の顔じゃあなかった。しかもあの触覚っぽい物体!あれはまじに海老のようだが、エアリスのたったひとつのチャームポイントなんだ。あの触覚がなくなったらエアリスじゃなくなってしまう!人にはそれぞれいいとこもあれば、悪いとこもあるんだ!!」
(ユフィ)「何か、クラウド凄く酷い事を言ってる気がする・・・」
(ビンセント)「・・・全然フォローになってないぞ。」
確かに。よく考えてみればメチャクチャ酷い事を言ってる。正気に戻ったクラウド。頭に血が上っていたので自分でも何を言ったか覚えていない。
(ティファ)「クラウド・・あんたも私の事を怪力だとおもってたのね。しかもエアリスは大雑把とは言わなかった」
(エアリス)「人間の顔じゃなくて、ごめんねぇ、」
(クラウド)「えっ?何の事??????」
クラウドは2人に袋叩きにされ後、海に沈められそうになったが、バレットが止めに入ったので間一髪で助かった。クラウドをボコっていた時の2人の顔といったら・・・・・。本当にクラウドをゲットする気あんのかこのお2人さん。疑問である。
そしていつの間にやら古代種の神殿に着いた。
(エアリス)「聞こえる・・・古代種の皆の声が・・・・」
(ティファ)「あんた、他人から見ればきっしょいんだろうね。一人で「星の声が聞こえる・・・」とか言ったりしてさ。おかしいんじゃないの〜」
(エアリス)「え?うん?フフフゥそうね。私もこいつ嫌いだわ・・・」(ティファ)「人の話を聞けコラっ!!!!(怒)」
(エアリス)「古代種の皆もあんたの事嫌いだってさ!!」
(ティファ)「別に死人に嫌われようがどーでもいいわ!しかもお前と同じ種族!皆触覚あんの〜?」
(クラウド)「あの・・喧嘩はやめて下さい・・・」
さっきティファとエアリスに袋叩きにされたクラウドはすっかり大人しくなった。また殺されそうになるのは嫌だしね。二人の喧嘩も終わり神殿の中に入るとタークスのツォンが大量血の血を流し倒れていた。
(クラウド)「ツォン!どうしたんだ!誰にやられた!」
(ツォン)「セフィロスが神殿の中にいる・・・」
(エアリス)「まじで?!じゃあ早く行かないと逃げちゃうよ!」
(ツォン)「おぉ、エアリス。久しぶりだな・・・実は俺、前からお前の事がす・・・うぐっ!!!げほっ!!!」
(エアリス)「早くキーストーン出せや、」
ツォンが口からも血を吐いた。何故かというと、ツォンの傷口にエアリスがミスリスロッドを突っ込みグリグリしているからだ。
(ツォン)「エ、エアリスゥ〜ゥ・・・こ、これがキーストーンだ・・」
ツォンはMだった。キーストーンを渡し、ツォンは息絶えた。
(クラウド)「ここに、キーストーンをはめればいいんだな。」
穴にキーストーンをはめるとたちまちクラウド達の体は地面に消えていった。
(ティファ)「すご〜い!一瞬でこんなとこまで来たよ!」
(クラウド)「ここは神殿の外の庭、って感じだな。」
歩いて戦って武器を見つけて、クラウド達は壁画の間の扉の前まで来た。クラウドは釘バット、ティファは軍手、エアリスはプリンセスガードを装備した。
(エアリス)「プリンセスガード・・・私にピッタリの武器ね!」
(ティファ)「むー軍手ださいよー!(泣)」
(エアリス)「あら、とってもお似合いよ〜ゥ」
(ティファ)「あら、それはど〜も、ありがとうっ!!」
(クラウド)「喧嘩してる場合じゃないぞ。よし、行こう!」
クラウドが壁画の間の扉を開けた。セフィロスが座って弁当を食べていた。
(クラウド)「セフィロス!!!!!」
(セフィロス)「久しぶりだなクラウド。相変わらず威勢だけはいいみたいだな。まあ、座れよ。腹減っただろ。」
(クラウド)「いいのか?じゃあ遠慮なく。もぐもぐ・・・旨い!」
(セフィロス)「だろ?朝の6時に起きて作ったんだ。・・・・そこの女。お前らも早く座って食え。感想を聞かせろ。」
(ティファ&エアリス)「あっ、はい。お邪魔します。」
ティファとエアリスもシートに座ってセフィロスの手作り弁当を食べた。この人達一体なんなんだ?
(ティファ)「ん〜玉子焼きはもうちょっとふっくらに焼いた方がいいわ。牛乳を入れて焼いたらふっくらなるわよ。」
(エアリス)「私の好きなえびフライが入ってない!弁当の具といったら「えびフライ」でしょ!英雄セフィロスも料理の腕だけはまだまだのようね。」
(セフィロス)「フムフム、なるほど。玉子焼きにえびフライだな。」
セフィロスはティファとエアリスに言われた事をメモっていた。もはや英雄セフィロスの影も形もない。
(セフィロス)「むっ!やばい歯医者の時間だ!じゃあな、クラウド!ティファ!エアリス!」
(クラウド、ティファ、エアリス)「弁当ありがとー」
セフィロスは歯医者の時間らしく凄い速さで弁当とシートを直し去って行った。
(クラウド)「歯医者間に合うかな?」
(ティファ)「あっ、セフィロスったら水筒忘れて行ってる!」
(エアリス)「えらいデカイはね、この水筒。」
(クラウド)「今度会った時に返すか!」
何か違いぞクラウド!それでいいのかクラウド!どうしちゃったんだ英雄セフィロス!!弁当の匂いを嗅ぎつけレッドドラゴンが現れた。しかし弁当を食べて、力モリモリのクラウド達はレッドドラゴンを瞬殺した。
(ティファ)「凄いわ!セフィロス弁当!!!今度作り方教えてもらおっとゥ」
古代種の神殿から出ようとした時、壁からデモンズゲイトが現れた。これまた瞬殺した。
(ケット・シー)「お疲れさんです!黒マテリアは僕が取ってきます」
(クラウド)「でも黒マテリアを取ったら死んでしまうぞ!」
(ケット・シー)「僕の本体は別の所にあるんで大丈夫なんや!最後に何か占いましょか?
(エアリス)「じゃあ私とクラウドの相性!」
(ティファ)「!!!!!!!!!!!!!!」
(クラウド)「えっ!!!やめてくれよ!!!」
そんな言葉は無視してケット・シーは占いをした。結果がでたようだ。
(ケット・シー)「・・・・・・・・・・・・ふう・・・・」
ケット・シーは何も言わずに壁画の間に消えていった。
(エアリス)「何なのかしら・・・・」
(ティファ)「きっと結果が相性最悪だったんだ。」
(エアリス)「それはテメーだろがっ!いちいちうっせんだよ!」
(クラウド)「はあ・・・」
ケット・シーの活躍で見事「黒マテリア」を手に入れたクラウド。そこへ、歯の治療が終わったセフィロスがやってきた。
(セフィロス)「黒マテリアをくれ!」
(クラウド)「はい。」
クラウドは黒マテリアをセフィロスに渡してしまった。セフィロスは礼を言って去って行った。
(ティファ)「クラウド!何で渡したのよ!」
(クラウド)「だって、セフィロスは弁当を食わしてくれたし。黒マテリアの使い方しらないし。あっ水筒渡すの忘れてた。」
(エアリス)「馬鹿じゃないの?!!」
(クラウド)「んだと!テメー今日こそはブッ殺す!!!!」
(エアリス)「きゃあ!!!!」
クラウドが我を忘れてエアリスを殴っている。だんだんエアリスの顔が変形してきた。そこへティファが駆け付けて来た。
(ティファ)「そいつは私がブッ殺すんだから!!!!!!」
そう叫びクラウドの首を殴り倒した。
(ティファ)「ごめんクラウド。こうするしかなかったのよ・・・・」
それにしてはやり過ぎだぞティファ!こうしてクラウドはセフィロスに黒マテリアを渡してしまったのでした。地球の未来が危ない!
★消えたエアリス★
エアリス「クラウド、クラウド聞こえる?」
クラウド(ん・・・お前誰だ・・?)
エアリス「私よ、エアリスよ。今、眠ったままのあなたの心に話しかけてる。」
クラウド(エアリス?!さっきはごめん!ついカッとなちゃって・・・)
エアリス「フッ別にいいわよ。別に・・・・・。気にすんな!」
クラウド(・・・・本当にごめんな。顔、元に戻ったか?)
エアリス「一応ね。そうそう、今日はあなたの誕生日ね。」
クラウド(ああ、そういえばそうだな!また1つオヤジに近付いてしまった・・・(悲))
エアリス「私、あなたの事好きゥ」
クラウド(俺はお前嫌い)
エアリス「くそっ!!!テメー絶対呪い殺す!!!思わせぶりな態度とりやがって!両想いだと思うじゃねーかよこのうすらトンチキ!!!死ね!!!!!!!!」
クラウド(えぇ!!!逆ギレ?!)
(ティファ)「クラウドーーーーーーーー」
ティファの大声で起きるクラウド。
(クラウド)「ったくうっせーな!!!(怒)ん?・・・ここは・・・?」
(バレット)「ゴンガガ村の宿だ。お前ずっと眠ったままだったんだぞ。一生目覚まさなくてよかったのに。そしたら俺がリーダーになれたのによ!ハハハハハ」
(ティファ)「はぁ?何ぬかしとんじゃワレ!テメーのその顔でリーダーになれる訳がないんじゃボケっ!!!!リーダーはいイケメンとこの業界じゃ決まっとるんじゃ!貴様が一生眠っとれ!」
(バレット)「ごめんなさい・・・・(泣)」
いきなりヤクザ化したティファにびびるクラウドとバレット。一方のティファはストレス解消できてすっきりのご様子。
(クラウド)「ハッ!そういえばエアリスは??????」
(ティファ)「あぁ、あいつなら何処か旅立って行ったわよ。」
(バレット)「何か黒魔術の本を真剣に読んでたぜ。」
顔を青ざめるクラウド。
(くらうど)「・・・バレット、ティファ。俺について来てくれるか?」
(ティファ)「もちろんよ!一生ついて行くわゥ」
(クラウド)「いや、それはマジでうざいから、うん。」
(ティファ)「は?」
ティファが凄い顔で拳をボキボキならしながらクラウドを睨み付けている。クラウドはあせる。そしてとっさに一言。
(クラウド)「ティファ!可愛い顔が、だ・い・な・し・だ・ぞゥ」
(ティファ)「あはゥやっだ〜クラウドったら♪」
大好きなクラちゃんに「可愛い」と言われ上機嫌のティファ。照れながらバレットの背中をポコポコ(ボコボコ?)と叩いている。ティファ的には可愛く叩いてるつもりだが、バレット的にはやばい状態。
(バレット)「ぬあーーーーー!!!!このくそアマ!痛ってーんだよ!乳揉むぞ!!!」
あまりの痛さに耐え切れずキレたバレットが大声で「乳揉むぞ!」と叫びました。
(ティファ)「嫌ぁーーーーー!!!助けてクラウド!!!!」
あまりのキモさに本気で泣き、クラウドの後ろでブルブルと震え怯えるティファ。軽蔑の目でバレットを見つめるクラウド。今まで心に秘めていた思いをとっさに口にしてしまったバレット。
(クラウド)「この変態野郎!どーせマリンが大きくなったらヤラシイ事しようという魂胆なんだろ!!」
(ティファ)「最低!そういえば、死んだアバランチのメンバーのジェシーがバレットにお尻触られたって言ってた!」
(バレット)「知らねぇ、俺ジェシーのケツなんて触ってないぞ!」
(クラウド)「嘘つけーーーーー!!!テメーなんか生きてる価値ねーよ!特に強い訳でもないし、ブサイクだし!テメーのその恐ろしく臭い体臭何とかしろ!死ね!」
クラウドも今まで言いたかった事言えてすっきりんこ。その時、遠くの方から何か、凄い速さで飛んできます。
(バレット)「ぎゃぁーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
謎の物体がバレットの頭に直撃!大量の血を流し倒れるバレット。
(ユフィ)「うわっ!やっば〜!バレットに当たっちった〜」
(ティファ)「ユフィ危ないじゃない、何してるの?当たったのがバレットだから別に良いんだけどさ。」
(ユフィ)「ごめんごめ〜んゥ今他のメンバーと鬼ごっこしてて、レッドをタッチするはずだったんだけど、外れちゃってさ〜!」
バレットの頭に直撃した物体はユフィの武器の巨大な手裏剣であった。考えてみれば凄く恐ろしいぞこの鬼ごっこ!飛び道具使用ОKなのだから、下手すりゃ死にます。FF版バトルロワイヤルである。
(ティファ)「ふ〜ん。それってユフィとビンセントが有利なんじゃない?でも、何かおもしろそうね〜♪」
(ユフィ)「そうだ!クラウドとティファも入ってよ、大勢の方が楽しいじゃ〜ん★」
(クラウド)「ふぅ、仕方ないな・・・。」
(ユフィ)「じゃ、私が今鬼だから、クラウドとティファは逃げてもいいよ〜♪10秒たったらスタートね」
(ティファ)「よ〜し!頑張るわよ〜!」
大張りきりで走り去るティファ。クラウドも生き残るためにあっちゅー間に走り去って行った。バレットはほっとかれた。
(クラウド)「はあ、はあ、ここまで来れば大丈夫だろう。」
一休みしようと思ったつかの間、クラウドの頬を弾丸がかすった。
(ビンセント)「ちっ外したか・・・。」
(クラウド)「ビンセント!まさか、お前が鬼なのか?!」
(ビンセント)「ああ。さっきユフィにやられてな。俺とした事があんな小娘にやられるとはウカツだった・・・。」
そう言いながら銃をクラウドに向けるビンセント。どうやら本気のようだ。
(クラウド)「やめろビンセント、落ち着けよ!」
(ビンセント)「問答無用!」
(クラウド)「ル、ルクレツィアはこんな事望んでないぞーーーー!」
(ビンセント)「くっ・・・ルクレツィア・・・・。」
ビンセントは銃を直した。ホッとするクラウド。
(ビンセント)「行けクラウド。俺にお前は殺れない。」
いや、殺し合いじゃなくて鬼ごっこだってば・・・と思いつつ、クラウドはその場を去った。
(ケット・シー)「あっクラウドはん!」
(クラウド)「ケット・シーか。・・・まさかお前鬼じゃないよな?」
(ケット・シー)「まっさか〜!ちゃいますよ、わいが簡単に捕まる訳あらへん!」
(クラウド)「どうしてだ?お前一番トロイじゃん。」
(ケット・シー)「ひどいな〜クラウドはん!実は、皆の武器に小型探知機付けてますねん。だから誰が何処にいるか全部お見通しや♪」
(クラウド)「あっそっか、お前元スパイだったな!」
(ケット・シー)「でもクラウドはんの武器には付け忘れてましたわ!」
(クラウド)「そうか。」
ほっとするクラウド。誰も近くにいないようなのでしばしケット・シーと一緒に休憩をする事にした。その時、頭上から何かが落ちてきてケット・シーに突き刺さった。まるでグラスランドエリアでセフィロスが倒した後のミドガルズオルムのように頭から串刺しになっている。
(クラウド)「ケット・シー!!!!!」
(ケット・シー)「ク、クラウド、は、ん・・・わい、クラウドはんの事、好きでした・・・・」
ケット・シーは力尽きた。というか壊れた。
(クラウド)「ケット・シー!!!何で、何で皆殺しあうんだーー!」
大声で泣き叫ぶクラウド。今の気分はバトルロワイヤルを演じている藤○竜也。
(クラウド)「くそっ誰だケット・シーを殺したのは!出てこい!」
木の上から誰かが飛び降りてきた。
(シド)「おうクラウド!テメーまだ生きてんのか、相変わらずしぶてー奴だなぁ!はっはっは」
(クラウド)「シド、お前!俺達は仲間だろ?殺さなくたっていいじゃないか!これはただの鬼ごっこだろ?」
(シド)「殺す?あぁ、このデブモーグリ型ロボット死んじまったのか。さすがオレ様!一発で仕留めるたぁね!」
(クラウド)「貴様―――――!ふざけるな!!!」
キレたクラウドがシドの胸倉をつかんだ。二人は至近距離で睨み合っている。
(シド)「ほぅ、このオレ様とやろうってのか?」
(クラウド)「殺ってやる!」
二人は激しく睨み合う、その時、
「チュッゥ」
(クラウド)「ぎゃぁぁぁーーーーーーーー!!!!何すんだーーーーーー!!!!!」
(シド)「お前が「やってやる」っていうから、いいのかな〜と思って。キスなんて何十年ぶりだろうゥ」
目がうっとりしているシド。クラウドはあまりの気持ち悪さに吐きそうになり地面にしゃがみ込んでいる。
(シド)「おいおい、大丈夫か?」
シドが優しくクラウドの背中をさする。
(クラウド)「さっ触るなーーー!!!超究武神覇斬!!!」
(シド)「ぐはっ!」
シドが血まみれになり倒れた。もう息はないようだ。青ざめるクラウド。
(クラウド)「お、俺はなんて事を・・・・・」
シドの返り血を体中に浴び泣きじゃくるクラウド。いつもは青い目も、今日は泣きすぎで真っ赤だ。その時、草むらから物音が、
(クラウド)「誰だ!」
(ティファ)「・・・・私」
(クラウド)「ティファ・・・いつからそこに???」
クラウドがドキドキしながら聞く。
(もしあのシーンを見られていたら終わりだ・・・・・。)
(ティファ)「・・・キスの所から・・・。」
(クラウド)「!!!!!!!!!!」
(ティファ)「クラウド・・・あなたまさか・・・・」
(クラウド)「違うんだティファ!あれはシドが」
(ティファ)「言い訳なんか聞きたくないわ!私の青春を返してよ!クラウドの馬鹿―――――――!!!!」
クラウドの話を聞かず走り去ろうとするティファ。鼻水出しながら大泣きしている。
(クラウド)「テメー人の話聞きやがれ!」
クラウドがそう叫んだ時には既にティファの姿はなかった。
(クラウド)「どうしよう、ティファなら絶対他のメンバーにチクる」
半泣きでトボトボと森の中を歩いていると目の前にティファやユフィ、ビンセント、レッドが血まみれで倒れていた。
(クラウド)「こ、これは・・・誰がやったんだ?」
(エアリス)「皆で殺しあったのよ。何とか止めようと努力したんだけど、駄目だった。ごめんなさいクラウド!」
(クラウド)「エアリス?!」(あれは夢だったのか・・・)
泣きながらクラウドに抱きつくエアリス。ちょっとエアリスが可愛く見える。
(エアリス)「・・・生き残っているのは私とクラウドだけのようね」
(クラウド)「そうみたいだな。何でこんな事になってしまったんだ?ただの鬼ごっこなんじゃなかったのかよ!」
思わずエアリスをきつく抱きしめるクラウド。
(エアリス)「・・・・こうなったのはあなたのせいよクラウド。」
(クラウド)「え???」
(エアリス)「あんたが優柔不断で私の事も忘れて鬼ごっこなんてくだらない事するから!!!」
(クラウド)「エアリス、お前!」
(エアリス)「「愛してるのはお前だけだ」って言ったじゃない!私の青春を返してよ!クラウドの馬鹿―――――!!!!」
(クラウド)「いや言ってないから!しかもどっかで聞いた台詞!!!」
クラウドがそう叫んだ時には既にエアリスの姿はなかった。
何処へ行ったんだエアリスーーーー!そしてクラウドと他メンバーの運命やいかに!
次回「忘らるる都」
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