少年の守るべき運命(さだめ)

 

     私がソラリスを脱出したのは、アヴェのクーデターにより唯一生き残った

    ファティマ家の王太子バルトロメイ殿下と御従妹のマルグレーテ様救出がきっかけとなった。

     クーデターを起こした宰相、シャーカーンによりファティマ家は壊滅した。

    彼はファティマの至宝を手にするために手段を選ばなかった。

     僅かな情報によると“至宝”を聞き出そうとするシャーカーンにより、

    まだ6歳にしかならぬ若君と4歳にしかならぬマルグレーテ様を監禁し拷問にかけていると。

     地上に戻った私はシャーカーンの手により葬り去られた、若の父君、

    エドバルトW世の側近であったメイソン卿とファティマの忠実なる近衛兵達と共にお二人の救助に向かった。

     どうやら、若君とマルグレーテ様は別々の場所に監禁されているとの情報。

    我々は二手にわかれてファティマ城を目指した。

    メイソン卿一向はマルグレーテ様を。そして私は若君の救出へと向かう。

     幸い城には未だに脱出せずにいる、ファティマ家の忠実な近衛兵達が数人警備に当たっており、

    若君の幽閉されている牢屋へは難なく向かえた。

     事前に調査した情報通り若君は囚人を収容する牢屋に監禁されていたのである。

    ファティマ家の王太子が!

     牢屋へと通じる道は湿気が多く黴臭い悪臭を漂わせていた。

    そしてこのコンクリート張りの一角は、夜の砂漠の冷え込みには耐え難いほど骨に染み入るであろう。

     こんな所に若君が…。通路を奥へと進む毎に居たたまれない感情がこみ上げてくる。

     監視の兵士二人を眠らせ、牢屋の鍵を奪って、まっすぐ奥へと突き進んだ。

     牢の向こうで小さな背中を丸めてコンクリートの床に横たわっている少年を見る。

    「若!」

     反応はない…。眠っているのか…。私は手にした鍵で鉄格子の扉を急いで開け、中に入った。

     すると、蹲(うずくま)っていた若君は素早く体を起こし、

    憎悪の瞳で私を見詰めながら、一歩一歩後ずさりをする。

     そうであった。

    私がソラリスに拉致された当時、若君はやっと2歳になられたばかりである。

    無理もない…。私のことを覚えてはいないだろう。

    「若君…バルトロメイ殿下…お助けに参りました! シグルドでございます」

     私は跪き、若君の目線に合わせる。

    「……シ…シグ?……あのシグなの?」

    「よくぞ、覚えていて下さいました。そうです! 若君、ここを脱出しましょう。このシグルド助けに参りました」

     しかし、若君の蒼い瞳には希望の光が見えない。

    そしてまた一歩と後退りをする少年。私の事を信用してないのか!?

      若君は唇を噛み締め、強く頭(こうべ)を左右に振った。

    「マルーをここに置いては行けないよ。マルーを置いていくくらいなら、僕もここに残る!」

     こんなに辛い思いをしながらも従妹のマルグレーテ様を思いやる若君に心を打たれるのは当然であろう?

     私は小さくて儚い少年を抱きしめたかった。

    何故、何故、若君がこんな目に遭わなくてはいけないのか!

    同時に私の中の怒りもふつふつと込み上げる。

    「ご安心下さい。マルグレーテ様はメイソン卿が救出に向かっております。

    あちらは、ここより警護が厳しくないとのこと。今ごろは無事城を脱出しているでしょう」

    「爺が!」

    「そうでございます。ですから若君は何の心配もございません。私と一緒に来て下さいますか?」

     ようやく若君は小さく頷き、私の元へ来る。私は小さな若君を抱きかかえた。

    若君は小刻みに震えている。無理もない。

    あんなに寒々しい牢屋にも関わらず、彼が纏っているものと言えば、なんと夜具であった。

    薄手のシルクのローブ。たったその一枚である。恐怖と寒さにどれほど耐え忍んだのであろう?    

    私は自分の上着で若君を包み、強く抱きしめた。

     ほんの数秒後、やっと私の腕の中で安堵の寝息をたて始めた若君。

     よし、先を急ごう! 今は一刻も早くここを脱出することが先決だ。

 

     よううやくメイソン卿と落ち合う場所、王家の隠し砦に着いた頃には朝日が昇ろうとしていた。

     待機していた者達が用意した部屋へと向かい、簡素なベッドにそっと若君を仰向けに寝かしつける。

    が、眠りからまだ醒めぬ若君は、ピクッと肩を振るわせ背中をこちらに向けて、寝返りを打った。

    「!!」

     な、何と! 私は小さな背中に無数に飛び散る、白いローブの上の赤いものを見てしまった! 

    私は少々手荒な手つきで若君のローブを剥ぐ。

    「あぁ! 何て事を! 何て事を!!」

     どれほどの間、ベッドの脇に跪き、若君のその小さな背中を眺めていたのであろう? 

    拷問? これが拷問だったのか!! こんな幼い子に……!!

     私は鞭の使い手である。

    若君の小さな背中に無数に蔓延る、まだ血を帯びた蚯蚓腫れを見た瞬間、忘我した。

     嘗(かつ)て私はこれほどまでに怒りと憎悪の感情を持ったことがあったのであろうか?  

    何時の間にか鞭を手にし、若君の部屋を後にしていた。

     門を潜って一気にファティマ城のシャーカーンを目指す!

    「シグルド殿、今はここ通すわけには参りませぬ」

    「時を待ちましょう。憎きシャーカーンを倒す日を!」

    「お引取りください!」

    「いけませぬ! シグルド殿!」

     私の行く手を阻む者たち。

     私はこの門を超えようとしているのに、何ゆえに邪魔をする!

    「シグルド殿! いけませんぬ! 

    今、怒りだけで貴方がファティマ城に行った所で無駄に終わります。よくお聞ききなされ!

     今の若君にとって貴方は必要なのです。お願いです、若君の側にいてあげてください」

     若君の側に…? 必要…? 若君……

    「……………メイソン卿……私はどうかしていました。……悔しいが、もう少し時を待ちましょう」

     メイソン卿は静かに頷いて

    「では、若君の傷ついたお心を共に癒しましょう。それが先決です。そうは思いませんか?」

    と穏やかに問う。

     メイソン卿の言う事は理に叶っている。

 

     背中の治療を終えた若君は、初めに牢屋で見つけた姿と変わらず、背中をまるめて眠っていた。

     私は少し落ち着いてからマルグレーテ様の様子を伺いに部屋を訪れた。

     こちらは若とは違い、傷を一つも受けていない様子。

     しかし椅子に座った少女の瞳には不安と恐怖が残っていた。

    「お初にお目にかかります。私は若君付きの近衛兵士官、シグルド・ハーコードと申します。

    本当に酷い目にお遭いになられましたね。

    しかしもうご安心下さい。ここは安全です。ゆっくりとお休み下さい」

     マルグレーテ様は私の瞳を見詰めたまま小さく首を横にふった。

    「ぼ、ボクは……ボクは大丈夫だよ。だって、だって若が守ってくれたもん。……若は、若は…」

     マルグレーテ様は溢れる涙を拭きながら、途切れ途切れに話された。

    「若はボクのぶんまで、痛い思いをしたんだ……。若は、黙って、何も言わなかったんだよ……」

 

    「この生意気なガキめっ! 

    碧玉の秘密を吐かぬばかりか、泣きもせぬ! 可愛げのないヤツ!」

     シャーカーンのもつ鞭の手は更に強まる。

     ビシッ、バシッ!

    「や、やめて! 若が死んじゃうよ!! やめてーーーーーーー!」

 

    「な、なのに…ボクは……若を助けてあげることもできなかったんだ……

    若、きっと痛かったんだよ。でも悲鳴あげずに堪えてたんだよ……

    若が気を失うと乱暴に連れて行かれて…うっ、うっ……ボ、ボク……うっ」

     マルグレーテ様は私の腕の中で泣き疲れて眠るまで泣いた。

     彼女もまた、側で若君の拷問に耐え忍び、酷く心を痛めている。

 

     若君の心の傷は相当なものであった。

    まだあんなに幼いのにここへ来てからも殆ど眠れずにいるようだった。

    悪夢に悩まされ真夜中に悲鳴を上げる若君。

    隣室の私も毎夜、若君の悲鳴を聞きつけては彼の部屋へと掛けつける。

     まだ夜も明けぬ暗い部屋のベッドの上で荒々しい息に小さな胸を上下させ、

    怯えた表情の若君の姿を見るたびに、私自身も心が張り裂けそうであった。

     私が若君の部屋に入って来た事ですら怯える少年。

    悪夢から否応無しに目覚めさせられたが現実に戻っても心に宿る恐怖からは解放されなかった。

     私はまず部屋に小さな明かりをつけて、

    小刻みに震えながらも頑なになっている若君のベッドの横に腰掛ける。

    「もう大丈夫ですよ。私が側におりますから」

     私はそう言って、若君の震えを抑えようと強く抱きしめる。

    若君は言葉を失ったかのように静寂であった。

     かなりの時間を要したが、やがて心情を落ち着つかせた若君は静かな寝息を私の胸の中で立て始める。

     そう、こんな毎日が続いていた。

     若君は殻に閉じ篭り、一切口を開く事はなかった。

     そして眠りにつくと必ず悪夢によってそれを妨害される。

     悪夢に魘(うな)される若君。いったい何ヶ月もの間、そうしていたのであろう? 私は半ば諦めかけていた。

     若君は既にシャーカーンによって悲劇を齎(もたら)され、この悪夢からの解放の兆しは見えないのでは…と。

     しかし、絶望的だった私を救ったのは神なのか…はたまたニサンの教えの如く、

    自身の意志の中の信じるものが通じたのか…。

 

     ある日、いつものように悪夢に魘されていた若君は、

    そしていつものように隣室から掛け付けた私にここへ来て初めて言葉を発した。

     私がいつもそうするように若君の震える体を抱き寄せる。

     暫くして、私の耳に届く思いもかけない若君の弱々しい声。

    「……グ……シ……グ……かったんだ…ボ、ボクは…」

    「若?!」

     驚きを隠せなかった。

    更に若君の声は弱々しいものからほんの少しずつ強まる。

    「……ボ、ボク…僕は……本当はとっても怖かった…。

    ……あ、あの日……僕は眠っていた所を父上が僕のこと、

    そしてファティマ家のことについて僕に伝えにきたんだ。

    大人になっても忘れないように特別な事を僕にしたと思う……。

    そ……そう、それからそのあと、

    父上とマルーの母上はシャーカーンに捕らえられたと母上に聞かされたんだ」

     若君は涙を堪えながらここへ来て初めて語り出した。

    「今の僕には父上の言った事がわからない…。

    それにシャーカーンが聞きたがっていた秘密は僕とマルーが13歳になるまで記憶を封印されているんだ。

    ………それから………父上とマルーの母上はその秘密を守る為に“ジガイ”したって……。

    マルーの父上はひどい“ゴウモン”を受けて死んだって……。

    それを聞いた、ボクの…ハ…、は、母上は……もう……ほとんど……口も聞けなかったんだ」

    「!! な、何と!! それで王妃様は…」

    私は心底震え出していたに違いない。

    「父上と、マルーの母上が“ジガイ”した後、シャーカーンは、僕とマルーを捕らえに僕の寝室へ来たんだ」

 

    「………あなたは何様のつもりなの!! 陛下と大教母様を!」

     王妃は命に変えても息子を守ろうとする強い意思が働き、

    バルトロメイとマルグレーテを捕らえにきたシャーカーンの前に立ちはだかると、一瞬の失語症を克服した。

    「ふん、王妃様には残念ながら用はございませんよ…。

    私に必要なのは、生粋のファティマの血を引くバルトロメイ王太子殿下と、

    ニサンの次期大教母となるマルグレーテ様です」

     シャーカーンは部下に二人の子供を連れて行くよう命じる。

    「お止めなさい!! 二人はまだ、こんなに小さい子供なのです。何も知りはしません。

    私と同様、この子達にもファティマの秘法は知らされおりません! 

    手を離しなさい! この子達を連れていくのは許しません!!」

     だがしかし、シャーカーンの兵士達は王妃が強く握っていた

    バルトロメイとマルグレーテの手からもぎ取るように二人を王妃から引き離した。

    「お願いです! 二人を連れていかないで!! 

    バルトロメイもマルグレーテも何も知らないのです! 二人を返してーーーーーーーーーーー!」

 

    「………そう、それで……そのあと………は、は……母上はショックで死んだんだよ……。

    ねぇ、どうして? どうして父上も母上もマルーの母上も父上も、悪い事してないのに、どうして!! 

    どうして、死ななければいけなかったの? うぅ…」

     若君は堪えきれず嗚咽する。

    「若!!!」

    「………ぼ、僕、本当は怖かったんだ。

    で、でも……でも、僕は男だし、マルーを守らなければいけないんだっ! 

    マルーにはもう僕しかいないんだ。僕にもマルーしかいなかったんだ。

    それに父上がいっつも僕に言っていた、

    どんな事があってもアヴェのために、皆が平和になれる為に、泣いてはダメだ、

    ファティマの“ホコリ”を失うな! って。だから……」

     若君はそこで言葉を失われた。そして私の胸に飛び込むと私の腕を力強く掴まれた。

    「しかし、マルグレーテ様は、若は辛くても何もおっしゃらなかったと」

    「もう、やめてくれっ! って何度も叫んだよ。

    ……でも、でもね、心の中だけで。あんなヤツらの前でそんな事言えないよ。

    僕にはファティマ家の“ホコリ”があるんだ」

     あぁ、何と…何と誇り高い少年だろう? 

    若君…バルトロメイ殿下は生まれながらの王者たる品位を持っておられる! 

    いや、王となるべくしての品位だ。優しさと強さを兼ね備えた若君。

    なのに、何故、若君がこんな目に遭わなければいけないのだっ!!

 

     若君の悪夢を克服させる為にメイソン卿と思案した結果、

    逆療法として“鞭”の扱いを訓練させる事となった。

     私は故国の伝統的な武器であるが故に当然、若君の指南を勤めざるを得ない。

    “鞭”を若君の小さな手に持たせようと試みたが、

    そうすればするほど、ここへ来た時のように頑なに口を閉ざす。

     ある時私は、その“鞭”を若君の部屋へと置き去りにしたのである。

     口を閉ざされた若君だったが、私は一日に一度は若君の部屋を訪れていた。

    そしてある時から私が置き去りにした“鞭”の位置が微妙に変わっているのも見落とさなかった。

     その頃から悪夢に魘されて一晩中眠れなかった頃が嘘のように減ってきたのである。

     ある日、いつもの時刻に若の部屋を訪れる。

    「シャッ! シャッ! トリャーッ! ソーレッ!」

     想像通り私が置き去りにした“鞭”を手にしている若君。

    私が若君の背後に立っていた事すらも気付かぬ熱中ぶりであった。

     無心に掛け声を発し、ベッドの脇を鞭で繰り返し打つ少年。

     その合間に背中の中央辺りまで伸びた見事な黄金色の髪の毛を鬱陶しげに払いのけている。

    「その御髪、束ねた方が良さそうですね」

     若君のそんな直向(ひたむき)な姿を見た瞬間、無意識のうちに声を掛けてしまったのであろう。

    「!?」

    若君は私の姿を捉えた同時にその場に立ち尽くした。

     傷心であった若君に私は怯む事なく近付いていった。

    そして若君の汗で少し湿った長い髪の毛をそっと両手で掴み、それを編み込む。

    「こうして編み込めば邪魔にはなりませんよ、若」

     バックに垂れ下がる若君の長い髪を三つ編みにして差し上げる。

    裾を紐で縛ると、若君は首を左右に振ってみせた。

    「どうですか? 視界の邪魔をしていた御髪…目の前がすっきりしたと思いますが」

     私の問いに素直にコクリと頷く若君である。

    「…シ、シグ…爺に聞いたが、お前は鞭の使い手だそうな…僕に鞭の捌きを指南してくれるか?」

     若君がどんな思いでこの言葉が口をついて出てきたのか私には痛い程わかる…。

    「シグ……………」

    「はっ!」

    「お願いだ…もう二度と僕の側を離れないで…ずっと側にいてくれる?」

    「わ、若…!!」

     憎き拷問器具であった“鞭”を手にした若君は、その小さな手から“鞭”が離れる事はない。

     そして次の瞬間、若君は私の腰に両手を回し、私を強く引き付け嗚咽を堪えた。

    「もう、もう二度と若君の側を離れません、若! 貴方は………貴方は、私の大切な……」

     私は命にかえても少年を護ると誓う。この若君…ファティマの正当な後継者“バルトロメイ殿下”

    …我等の“若”、……そして“私の”…………”、

    私は「貴方を守る! この命にかえても!」

 

     争いで血を流す事を避け、世界中の人々の平和を願うファティマの意志、若君の“家”を取り返すべく。

 


作者あとがき

ゼノをプレイしていて最初から若のファンになった私(若き国王(国王でないが)に弱いらしい)。

普段は明るく陽気な若ですが、マルーがフェイに「若の背中見た事ある?」と言ったその

言葉が印象的で忘れられませんでした。

そして設定資料集を読んで詳しく知ると…。なんてヒドイ! 若の武器である“鞭”には

 そう言った痛々しい過去があったのだったと私は知る。

若の父君とマルーの母君(ファティマの碧玉を正統に継ぐ者)がシャーカーンの 

自白剤で秘法を吐かせようとした・・・その前に秘法(ファティマ)を守る為に

 自害した若の父エドバルトW世とマルーの母、ニサンの大教母。

その他ファティマの血を直接受継いではいないが一族を一瞬にして失ってしまった

 たった6歳にしかならなかった若の身にどれほどの苦痛が

襲ってきたのだろう? そして更にそれだけに止まらずに“鞭”による拷問。

よくぞコレほどの苦痛を耐えてきた若! と言いたいです。(架空のストーリーでも)

これもマルーを救わなければ! 父上の意志を継がねば…という意志が

大変強かったのでしょうね。

本来なら若とてその苦痛に堪えきれず、フェイと同じ

『解離性何たら』(汗)つまり多重人格になってもおかしくなかったと思うのです。

幼少期に受けた虐待は酷くヒトの心に宿るそうですよ。

本当はフェイ(境遇や背負うもの、またそう成らざるを得ないものとの意味に違いがあるにしても)

の幼少期と同じくらいの苦痛や心の傷を負ったにも関わらず、その精神が解離しなかった

若の強さを思うと、尚も若ファンの私としては感動してしまいました、

 のでこんなショーとストーリー一気に書き上げたものでした。

「多重人格」実際にアメリカでは多いようですね。

それの殆どが幼児虐待によるもの。

「24人のビリー・ミリガン」(ダニエル・キイス作)を初めて読んだ時は

本当にこんな人物いるのか? と懐疑的でしたが、本当に

多重人格の方はいるようです、現実に。

幼児に血の繋がりがあろうと、なかろうと、『虐待』をする大人の神経を

疑いたいですし、こんな事は現実でもあってほしくない問題です。

なぁんて、あとがき、長く語ってしまいましたが(苦笑)

2000.2.18 ルイマリー・ヨゼフィーネ・ダイム

 

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