反射板防雪ロープ

 中国地方ではお目にかかる事の無い設備だと思います。
 (広島の山奥、m級の雪が降る場所に有るそうです。 ひでさんより)


 防雪ロープは、自然の力を(風力)利用して板面を「叩く」のです。板面は通常でも雪は付着し難いものと考えられますが、外気温が割と高い状態ですといわゆる「べた雪」と表現する雪が問題です。あらゆる構造物に付着しやすく、例えば送電線に付着するとかなりの荷重になり、最悪鉄塔の連鎖的倒壊をまねきかねません。
 さて、この防雪ロープなるものが板面に付着した雪が「成長」して回線を落とす前にうまく作用しているみたいです。
まるで他人事のような言い方ですが、実際にこの防雪ロープが雪を落としている状態を目で確かめたという人は私の知る限りいません。まあ、厳冬期に登山して調査する気にはなれません。回線レベルの低下などは別ですが・・・・・
 この無給電中継装置は原理上損失は無いとはいいますが。私の知る範囲では雪で回線が落ちたということは無いようです。
 最後になりますが、板面両端にある防雪ロープはロープ長を上手く調整しないと、板の裏側に回りこみその機能をはたせません。

by 札幌 チニタさん

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