2011年1月某日
新年最初の写真は、エンケンとまめちゃんです。
年明けはけっこうお休みがが多くとれたので、寝台特急カシオペアで北海道に向かったものの、豪雪で列車が止まり盛岡から新幹線で東京に引き
返してきた・・・というのがエンケンの今年初めての出来事だったそうですよ。
そんなわけで、お正月は自宅でまったり過ごしたそうです。
2011年2月某日
今月も「てっぱん」の撮影とナレーションが主。
この日はNHK「二人の旅路〜日中激動を生きた京劇夫婦」のナレーション収録です。
夫婦の深い愛情を感じるドキュメンタリーです。
2011年2月某日
ドラマ撮影がない間に、いろいろなナレーションの収録をしています。
この日は、TBS系列の「動物の故郷からのメッセージ〜旭山動物園」のナレーション収録。
2011年2月某日
昨年5月に撮影を開始した「てっぱん」の撮影最終日になりました。8ヶ月半、お疲れ様でした。
最終日は尾道の村上家のセット撮影。
ここは長い間エンケンが宿泊していたホテルの部屋です。
デスクには支配人からのメッセージ。
大阪では外出もほとんどせず、セリフを覚えるためにオフの時間もホテルにこもっていたというエンケン。
ルームサービスやランドリーサービスで大変にお世話になったのです。
半分残っているおつまみ類がたくさんあります。
撮影が無事に終了し、ホテルで打ち上げパーティーです。
大阪組、尾道組と分かれて挨拶します。
尾道、村上家のみなさんが登壇して挨拶をしていますが、他のキャストの方に写真掲載の許可をいただく時間がないまま新幹線の時間になってしまったので、
パンダのイラストになってしまいました。ごめんなさい。
2011年2月某日
フジテレビ（関東エリア）のショートドラマ「ショートピース」の衣装合わせ。
役名は「ムッシュ」。どんな紳士!?
2月某日
月刊誌「ビッグトゥモロウ」のインタビューとグラビア撮影。
こちらはスタジオでの表紙用写真の撮影。
インタビューページに載せる写真は屋外で。
2012年2月某日
「ショートピース」のロケ。
ムッシュの出勤の様子を撮影します。
ムッシュは本物の紳士なので、靴にファスナーがついていません。
面倒なひも靴の紐をいちいちご丁寧に緩めて靴を履いたり脱いだり。（そこがこのドラマのキモになるのです）
2011年 写真日記3月その1
3月某日
同じく「ショートピース」のロケ。
こちらはムッシュ役のお話ではなく、マラソンコーチの役です。
マラソンランナー『ワイナイマ』に手を焼くコーチです。ワイナイナではなく、ワイナイマ（笑）
共演は三宅裕司さんと六平直政さんです。みなさん楽しそうに演じていました。
3月某日
NHKドラマ10「下流の宴」の衣装合わせ。
カリスマ塾講師です。
お金は持っているので、身の回りのものはそれなりにお金をかけているんだけど、特にモノやお金に執着がないかんじ、という設定らしいです。
衣装合わせは単にサイズを合わせるためだけではないんですね。その役柄の性格や習性みたいなものに入り込んでいく作業のようです。
全スタッフも集合し、監督や役者さんの意見のすり合わせ会みたいな感じです。
「こういう人にしていこう」と話が盛り上がってくると、役者さんもどんどんノってくるのがわかります。
衣装合わせが終わると、移動してテレビアニメ「境界線上のホライゾン」のPR用のナレーション収録です。
いつものナレーション収録のブースとは違い、声優さんがアフレコを録音するスタジオです。
3月某日
「ショートピース」の撮影。今度はムッシュでもマラソンコーチでもなく、商店街の酒屋さんです。
こちらは後にオンエアされる「ショートピース2」のほうに収められました。
夜になり無事にショートピースを録り終えました。
このショートピースは三宅裕司さんの企画で始まったシュールなショートドラマ集です。
クランクアップの際に三宅さんからさらにお米のプレゼントまで！
「お花もいいけど、やっぱり日本人はお米でしょ」ということで、細やかな心遣いに感謝です。
3月11日
この日は春から始まるNHKのトークバラエティ「土曜マルシェ」の第1回目のゲストの打ち合わせの日でした。
NHKに着く直前、渋谷の路上に停車している時に東日本大震災が起きたのです。
渋谷の街は大混乱。ビルと言うビルから一斉に人が跳び出してきました。
私たちは、一瞬何が起きているのか理解できませんでした。
この地震で被害にあわれたみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。
お亡くなりになられたみなさまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
今でも、仕事仲間が集うと「自分たちには何ができるだろう」という話になります。
エンケンはじめ、われわれスタッフ一同も、長いスタンスで支援を続けていきたいと思っています。
3月某日
未曾有の災害が起こり、今後の撮影もしばらく延期や中止になりました。
見えない何かが大きく変わり、ドラマの現場もいま関わっている作品がどのように復興に役立つのか常に頭の隅で問いかけています。
撮影済みの作品の中には、変更や削除しなくてはならないシーンも出てきました。
オンエアを残していた朝の連続テレビ小説「てっぱん」も、異例のオンエア中止があったりして、他のテレビ番組も随分と変更が続きました。
「てっぱん」は残り分の編集に手を入れることなく、数日遅れでオンエアを開始しました。
最終週のサブタイトルは「かならず朝は来る」。このタイトルは前年には決まっていたものでしたが、このドラマに携わったみんなの願いと祈りが重なり
こみあげるものがありました。