鼻炎・・その3
(エレキ7歳のおわり〜8歳)
いろいろがんばりました。ご苦労であった。


'06年11月某日。手術前日のエレキ。

しつこくセカンドオピニオンでございます(笑)

かかりつけのお医者さんはお二人いらして、先日は新宿に病院を構えていらっしゃるお医者様に聞きにいきました。
で、いつもうちに来てくださる往診専門の女医さん(女ムツゴロウ先生と呼んでいる)と連絡がとれたので、ご報告しました。
ま、報告なのでセカンドオピニオンじゃないけど^^;

で、先生がおっしゃるには
「(今回の手術に関して)それは一番妥当な線だわね。やってみてもいいと思う」とのこと。
同じようなお返事です。
「腫瘍が無い」ということを前提で話をすれば・・・・

●原因がはっきりしないため(この先生は歯根が原因ではないという見解)抜歯&鼻くう消毒しても原因を取り除かないとしばらくしてまた再発する可能性がある。もし歯根が原因でなければ、体質のようなものだと思ったほうがいい。
●膿は重力の関係で犬歯の根元あたりまで流れ落ちてきて歯根のあたりで溜まるので、歯根が原因に見えるが、膿の溜まってない上部に原因があることも考えられる。その場合、洗浄してもまた時間をかけて膿がたまることも考えられる。こんな場合は完治は難しいので、術後は予防を心がける。
●再発したら、体質改善の漢方も試してみる価値はあるかも。
●けれどもたまっている膿は急いで取り除かないといけないと思うので、手術の選択は間違ってないと思う。
●同じような症状で、何度も膿を出す手術をして弱ってきてる子もいるし、一度で治った子もいるし、漢方が効いた子もいるし、効かない子も知ってるよ〜。(なんだってさ〜^^;例が多すぎて、なにを選べば^^;;;)

以上のようなお話でした。
数多くの病気に携わっているお医者様なので、検査をしなくてもだいたいいつも当たっています。

今回は、
何度も全身麻酔をかけるのはかわいそうなので、
今後の病気予防のために虚勢手術も同時に行ってもらうことになりました
エレくんご自慢のぷらぷら揺れるゴールデンボールが無くなってしまいます^^;
バランス崩してちゃんと歩けなくならないかしら(ならないって)。

ここからは大学病院と電話で話したこと。
血液検査は11時から。手術は13〜15時くらい。順調なら麻酔明けは18〜19時くらい。
帰宅できる時間は、麻酔が覚めた時の症状によるらしいです。
麻酔から覚める時がいちばん負担がかかるみたいで
●うまく呼吸ができたらすぐ帰宅。
●呼吸困難になったりしたら酸素吸入(1時間ごとに料金がかかる。ひぇー)を行い回復するまで数時間延長。
●ショックを起こしたら心臓マッサージおよび電気ショック(ちがう呼び名だった)で、順調に戻りしだい入院か帰宅。
●アレルギー性のショックや心停止、呼吸停止などになった場合、飼い主に連絡する余裕がなければ断りなく救命、蘇生処置(開胸や気管切開その他)をおこなう。その場合は数日入院。

「まぁでも、たぶん、すぐ帰れます。」とのこと。たのむよ、すぐ返してくれーーーー。
病院側も説明しないといけないんだろうけど、やはり何度聞いても麻酔科のお話はビビる。

料金はCTとMRIの検査の時ほどはかからないみたい。

今日は半日で仕事を切り上げて、おうちでわんこと過ごしています。
というより、おうちの中がめちゃくちゃで、明日ダンナさんが10日ぶりに帰ってくるのに、
これじゃーやばいっつうくらいになっているので、お掃除もしてみました(まだ終わってない)。

明日は長丁場。まめも連れて車で行く予定です〜


手術当日のエレキ
〜ホルマリン漬けのゴールデンボール’sと共に帰宅〜

大変ご心配をおかけしました。
特に、麻酔のことでは私が凹みすぎて気持ちの整理ついでにここで細かく書きすぎているので、
みなさんにご心配をおかけしているのではないでしょうか。
凹むと、ここでコテコテに書き込むクセがあるようです。
と、反省しているかのように見えて、今後もやらかしてしまうと思いますが^^;;


無事、エレくん帰宅しました。
調子は上々なのですが、やはり年齢のこともあり1泊の入院を勧められました。
1歳の子なら2時間ですっきり覚める麻酔でも、大人になると見た目よりダメージがあるらしく、
やはり麻酔から覚めるのが遅れました。
呼吸も正常に戻るのにほんのちょっと時間がかかったので、心配した先生が入院を勧めて下さったのですが、
今夜そばにいて診てあげられるなら大丈夫ということで一緒に帰宅いたしました。

今日は病院の駐車場で面白い発見がありました。
「患者用」ではなく「患畜用」^^

そんなことはどうでもよく、今日の出来事を記録してみたいと思います。

午前中にエレキの名前が呼ばれ診察室に入りました。
原因の歯のことを数人の先生で検討してみてくれたらしく、
犬歯よりももっと奥の歯が怪しいということになったようです。
そこで、抜く歯が変更になりました。
犬歯よりダメージが少ないのでよかったです(深さが違うし、出血の量が違うそうです)。
膿は完全に取りきれないので、後は抗生物質を飲んで減らすそうです。
鼻の粘膜をもう一度採取し直して、再度病理検査に出すことになりました。

麻酔は若犬と違って覚めるまでに時間がかかるので、、、と言うことで
8時間くらい待つことになるから一度帰ることに。
事務所に戻って少ししたら「無事手術が終わりました」の連絡が入ったので、
やっぱり心配になって病院に戻りました^^;
「麻酔明けの様子によっては入院させたいので、まだ迎えに来ないで後ほど連絡するまで待っててください」
と言われたのに・・・。
病院に着いてもエレキはまだ寝ているので、麻酔が覚めて呼吸器が正常に戻るまで
まめと駅前のカフェで時間を潰します。

(エレくんには会えないの?)
エレキに会える時間がきたので病院に戻り、よたよたとうまく動けないエレキと再会。
先生と話したこと。
●抜いた歯根は腐っていなかったので、歯根が原因ではないことがわかった。他の歯じゃないことは確か。ゆえに、原因は不明のまま。(ええーーーーっ)
●今夜は呼吸が荒いのでできれば入院させたいけど、呼吸の荒さが気にならないなら連れて帰ってもいい。ただし、今夜はずっとそばにいて看ていることが条件。異変があったらすぐ連絡。
●抜いたゴールデンボールのホルマリン漬けや抜いた歯を見たいですか?などなど・・・
・・・とまぁこんなかんじで、ゴールデンボールをしみじみ見ていたら
「処分するものなので、よかったらお持ちください」と言われ、いただいてくることに^^;
欲しそうに見えたのか・・・・・・

エレは帰宅途中もずうっと寝ていました。
いや、寝てると思ったら目は開いているのです。
でも何も見ていないし寝てるような雰囲気でした。

帰宅してとりあえず部屋に置いて、荷物を取りに玄関に行って、
戻ってきてもエレは1歩も動かず同じところで固まっていました。


(・・・・・・・・・)


ソファに上り下りできないので、ベッドを用意して入れてあげたら、今度はそこから動きません。


(エレくん・・・・・)(・・・・・・・・・・・・・)
エリザベスカラーショックなのでしょうか。

そのうち、またうとうとし始めました。まめの避妊手術のときもこんな感じだったなぁ。


半分起きてて、半分寝てるような雰囲気です。
そしてとても静かです。
ちみは誰か?と思うくらいです。

ごはんとお水は明日朝までおあずけ。
ゴールデンボール関係の抜糸は12月8日。それまエリザベスな日々が続きます。


手術翌日のエレキ
〜すべてが順調・・・というワケにはいかぬのいだな〜

エリザベスなエレくんは、とにかく動きません。
何度か動いた際に、あちこちぶつけてしまい、すっかりしょんぼり君になってしまったのです。
トイレにも行きません。
こんなにおしっこをしないと、尿毒症にでもなったら大変!
なので、定期的にトイレに連れて行ってエリザベスを外してあげるのですが・・・
やっぱりおしっこしません。
水分をとってないからかな。でも、点滴で水分を補給したとお医者さんは言っていたし。
おしっこをしないはずがない!
オムツをつけたらするのかと、オムツなエレくんになってもらいましたが、している様子はありません。
尿道を手術したわけではないんだから、おしっこしないのは変だじょー!!

とっても心配なったところで、エレくんいきなり部屋の中央でしゃがみこみました。
いつもなら元気よく足を高々と上げておしっこするのですが、しゃがみこんで目をぎゅっと閉じてふんばっています。
「え?おしっこ?」
しばらくその体制でしゃがみこんでいたエレくんは、ちっちゃい声で「ひん」と鳴いて立ち上がり、
とぼとぼとその場を離れました。
あわててオムツを外すと


大量のおしっこ!
そ、そして茶色い!!
えええーーーー!けつにょうってやつかーーー
なんで血尿?おち○ち○はいじってないはず。ゴールデンボールと尿道はつながっているのか!?
それにエレキのあの痛そうな「ひん」という泣き声。なんでじゃーーーーーー

もう時計は深夜12時をまわっています。
まめのお腹が裂けたときにお世話になった救急病院を思い出しました。
すぐ連絡すると「去勢手術で血尿がでることはありませんから、診たほうがよさそうです」とのこと。
エレをブランケットでぐるぐる巻きにして、タクシーを飛ばしました。
病院に着いて、順番待ちをしているエレキくん↓元気は元気なのですが。


深夜1時くらいですが、他にもう一組先客がおりました。けっこう待ちました〜

カテーテル検査の結果。
潜血反応はトリプル+。とても出血しています
たまたま同時に2つの原因が重なってしまっていたのでした。それは
★ストレスとおしっこの我慢による膀胱炎。(による出血)
★もともとストラバイト結晶が多めの尿だったところに、おしっこの我慢で尿が濃くなって急激に結石ができ、尿道を傷つけた。
ってことでした。
だから、手術が直接の原因ではなくて、引き金になっただけだったのです。

そこでふと思ったのですが、
これを機にストラバイト結晶対策もできるし、エレキのストレスに対しての精神的な弱さも知ることができました。
一見、わるいことのように思える出来事も、
よーく考えてみたら全部良い方向にむけてのメッセージなんだなって気がついて、
なんだかありがたく感じてきました。

エリザベスのストレスが少しでも減るようにと、
以前まめがつかっていた小さくてやわらかいエリザベスに変えてあげました。


やっと安心して落ち着いたようで、熟睡していました。
これからお薬で治していくことになりました。
がんばろーよ、エレくん!


手術から約2週間。
エレ君、回復に向かう!

歯茎、ゴールデンボール摘出跡、そして心の傷(笑)ともろもろの傷が癒えて、
元気に8歳のお誕生日を迎えたエレキ。


くしゃみの回数と、鼻水の量は減りましたが、
原因不明のままなので、やがては元にもどるのかなぁ。

いろんな検査をし、やれることはやってあげたと思います。


2007年4月
発病から約1年、手術から5ヶ月たちました。
鼻水復活〜〜〜〜(泣)

去年の春に発病し、最初は花粉症だと思っていた謎の「鼻水病」。
やはり花粉は若干の影響があるのか、ここのところくしゃみが増えてきました。
時々、薄い緑の鼻も出ます。炎症を起こしているということです。
が、しかし。原因が不明のままなので、むやみやたらと抗生物質を与えることはよくないということになりました。
なぜなら、薬に対して免疫のようなものができ、だんだん薬の利きが悪くなるからです。
そうなると、もっと大変な病気になった際に不便なことになります。
病院では「お手上げ」という状態です。
また、鼻水を逆流させて発作のような咳が出始めました。
こまったよなー。

以前から「次に鼻水が出始めたら今度は漢方の力を借りてみよう」と思っていました。
ですので、お友達に聞いた漢方の病院に行ってみます。


また、結果をお知らせしますね。

ここまで読んで下さって、ありがとうございます。
なーんだ、結局治ってないじゃ〜ん。という〆ですみませぬ。