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2015.09.09 update
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Chris Becker’s Splash “Night Moves”(LP) |
David T. Walker (LP) |
David T.Walker “On
Love”(LP) |
David Diggs “David Diggs”(LP) |
1曲目の「ブラジリアンエア」のドライブ感がイイ。やや線が細いもののクール&スムースなクリス・ベッカーズのギターもなかなか。80年代初期の欧州系も、シャカタク、メゾ以外皆いなくなっちゃったなぁ。 |
ほとんど歌の無い歌謡曲みたいな感じだけど、彼のギターで聴くとカッコいいんだよなぁ。「Never Can Say Goobye」「What’s
Going On」イイなぁ。 |
左の続編みたいなもの。「ラヴィン・ユー」のカバーがいい。ジャケも「モロ」だけど、この人のギター、セクシーというかHだわ。。。 |
ジャケそのままのような夏向きAORフュージョン。ボブ・カーライルの歌モノが真正AORで特にイイ。リトナー、ブラ・ジョン(懐かしい・・・)E.ワッツ、P.ジャクソン.Jr参加。 |
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Erinie Watts “Musican”(LP) |
Joe Cool “Party Animals”(LP) |
Jorge Dalto “NewYork
Nightline”(LP) |
Jorge Dalto “Rendezvous”(LP) |
これもフィル・ペリーの歌モノがイイAOR系フュージョンの隠れ名作。バックは、N.イースト、J.ジョンソン、ドン・グルーシン、L.リトナー、P.ジャクソン.Jr、JRロビンソン、C.ヴェガなどLAオールスターズ状態。 |
ウィル・リー/ロブ・マウンジー/ジェフ・ミロノフ/クリス・パーカーによるグループ。やや地味な職人系フュージョンサウンド。STAFFでも演ってたクリス作の「You’re The Great Girl」も再演。 |
都会的なフュージョンと熱いラテンの血が絶妙にブレンドされた佳作。恩師のベンソンが2曲参加。 ガッド=ジャクソン=パタートのリズムが激熱の「マンテカ」が最高!。もっと長生きして欲しかったなぁ、残念。 |
左の企画の1作目にあたるもの。こちらもベンソン参加。A.ジャクソン=S.ガッドのリズムもイイ。演奏が熱くなっても、技巧に走らず、常に歌うことを心がけてるようなピアノ/キーボードは素晴らしい。サンボーン参加。 |
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Jun Fukamachi “On The Move”(LP) |
Ralph MacDonald “Surprize!”(LP) |
Ralph MacDonald “Universal Rhythm”(LP) |
Steps Ahead “Magnetics”(LP) |
名盤NYオールスターズライブのスタジオモノといった雰囲気。1曲目のタイトル曲は名曲。いろんな番組のテーマに使われてました。ブレッカー、サンボーン・・・炸裂。 |
「ワインライト」サウンドの最後ともいえる85年作。R.ティー、E.ゲイル、M.ミラーなど「ラルフ組」が顔を揃えたウォーム&ジェントルな歌モノフュージョン。ほとんどの曲が「リン・ドラム」なのが残念。ガッドの生ドラムは一曲のみ。 |
B.ウィザースの歌による「In The Name Of Love」が全米総合チャートで50位前後まで登った。84年作。いい時代でした。バックは勿論「ラルフ組」。 |
なぜがこれだけリ・イシューされない。人気曲「ベイルート」や「トレインズ」収録。マイケルのEWIによる「In A Sentimental Mood」は鳥肌モノ。タイトル曲での、クレイジーなファンキーテナーも最高。 |
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Teruo Nakamura “Super Friends”(LP) |
Mark Gray “Boogie Hotel”(LP) |
Mark Gray “The Silencer”(LP) |
Wilton Felder “Secrets”(LP) |
ベース弾きの彼がプロデュースに徹して当時で最高のNYフュージョンを作った裏名盤。ほとんどの曲のリズムがミラー=ガッド!。ギターソロにはカールトンも。オマケにブレッカー兄弟まで参加。 |
「ストラップハンギン」ブレッカーズのKB奏者。この内容もほとんど「裏ブレッカーズ」状態。マイクの名演も多い。W.リーのファンキーなベースもイイ。 |
中村照夫の人気企画「スーパーフレンズ」モノ。こちらもほとんどの曲がミラー=ガッド。ソリストにはサンボーン、D.ヴァレンティンなど参加。センスのイイ、サウンドメイク。早すぎる死が悔やまれる。 |
実は、フェルダーのソロではこれが一番好き。でも未だに未CD化。ザックリ感のある粘り系グルーヴは、当時のクルセイダースよりそれっぽかった。B.ウーマックの歌も2曲あり。コテコテで濃いけどこれもイイ。 |
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MTUME “Kiss This World Goodbye”(LP) |
Koinonia “Celebration”(LP) (4CD+2DVDの“All
The Best”内で) |
Dave Grusin “Live in Japan”(LP) |
Stanley Turrentine “Tender Togetherness”(LP) |
R.フラック&D.ハザウェイの大ヒット曲「Closer
I Get To You」をセルフカバー。ファンキー&メロウな名作だけどなぜか未だに未CD化。B.フェアリントン=H.キングのタイトなリズム、ルーカスのザックリしたギターもカッコイイ。 |
A.ラボリエル=A.アクーニャのクリスチャン系フュージョングループのライブ盤。LP時代なんでやや収録曲は編集?かコンパクトだけど、それでも巨体が跳ねる彼の熱いパフォーマンスの片鱗を味わうには十分。 |
アリスタGRP時代の古き佳きフュージョンライブ盤。グルーシンの当たり曲「モダージ」「キャプテン・カリブ」も演ってる。M.ミラー=B.ウィリアムス=B.ブルームがリズム。グルーシンは兄弟で参加。 |
EW&Fのブレーンだったラリー・ダン制作のフュージョンモノ。81年作。バックにも、P.ベイリー、F.ホワイトなどEW&F関係者も参加。おまけに当たり曲「After The Love Has Gone」までカバー。グルーヴ感やホーンの雰囲気はEW&F風味。結構カッコいい。 |
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Joe
Farrell “La
Cathedral Y El Toro”(LP) |
Leslie
Smith “Heartache”(LP) |
Sessions U(LP) |
Quincy
Jones “Live
at BUDOKAN”(LP) |
タイトル曲のみスパニッシュ味のCTI風大袈裟モノだけど、他はR.マクドナルド&W.ソールター制作の70年代型NYフュージョン。R.ティー=S.ガッド=E.ゲイル=A.ジャクソンがバックでほとんどSTAFFウィズファレルの展開。1978年作。大仰モノの1曲目のみスタン・クラークもピッコロベースで参加。 |
70年代後半に活躍した黒人白人混成バンド「クラッキン」のリードシンガーの初ソロ作。82年作。現地ではほとんど顧みられること皆無な作品ながら、日本では、「ブラックAOR」の名盤としてカルト的人気を誇るものの、レコード会社と原盤制作者との権利関係がこじれて未だリイシュー出来ず。B.ラッセルの「サムシング」N.ドヒニーの「ラブズ・ア・ハートエイク」など日本人好みの曲もカバー。 |
70年代後期当時、ヤマハの音響機器を購入したユーザへのサービスの非売品ながら、その割りには結構一時、中古盤屋のフュージョンコーナーで見かけた。L.リトナー(g)B.デッケンソン(b)ドン・グルーシン(key)E.ワッツ(sax)A.アクーニャ(ds)S.フォアマン(per)B.チャンプリン(vo)らによる「ジェントルソウツ」な一発録りっぽい作品。 |
Collector’s
Item List★234のレコード版だが、映像版には収録されてない「Staff Like That」を収録。一度CD化されたようだが、それっきり。最高のメンバーによるファンキー&グルーヴィー&ちょっぴりジャジーという素晴らしいライブ。クインシーも参加した面子も音楽家として一番の旬だったということがはっきりと分かる。無編集のコンプバージョンを切望。 |
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Victor
Feldman’s Generation
Band “Soft
Shoulder” (LP) |
Victor
Feldman’s Generation
Band “Call
of The Wild”(LP) |
The
Writers (LP) |
The
Writers “All
in Fun”(LP) |
英国人のベテランピアノ&ヴァイブ&打楽器奏者とドラマーの息子トレヴァーによるフュージョンユニットだが、日本は「LAスーパーリズム」なる安っぽい名前の方が有名か?82年作。T.スコット、E.ワッツ、R.フォード、N.イーストらの素朴なフュージョン演奏が懐かしくもありまた楽しい。特に、LAエキスプレス時代のようなフォードのギターが嬉しい。 |
左のユニットの84年作。フロントラインの中心がT.スコットとR.フォードの二人に整理されてか?まさに雰囲気は「LAエキスプレス」状態。曲によって、ベースをイーストとLA〜のM.ベネット、後にロベンのブルーラインに参加するR.ベックを曲によって使い分け。そうそう、主宰のフェルドマンのセンスのイイ、ピアノ、エレピ、ヴァイヴのソロにも小鼻がふくらむ。 |
R.マクドナルドが中心になって結成した「曲の書けるスタジオミュージシャン達」のユニット。F.フロイドの歌モノとミロノフ、マクラケンのギターをフィーチャーしたフュージョンものの2本立てだが、印象的な曲が少ないので、かなり面子の豪華さの割りには地味な出来。曲自体よりも、A.ジャクソン=H.メイスンのリズムのほうに耳が寄ってゆく。78年作。 |
左の続編。79年作。ジャケットの通りやや明るくポップになった?でも基本的には同じような雰囲気。フュージョン?R&B?ややどっち着かずのサウンドになってるのはやっぱり残念。B面の2曲目のミディアムテンポのAORっぽい歌モノのバックでスラップのベースが聞こえるけど、他にベースのクレジットは無いのでA.ジャクソンなのか?ならは彼のスラップが聴けるレア盤になるんだが。 |
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Bernard
Wright “Mr.Wright” (LP) |
Greg
Phillinganes “Significant
Gain”(LP) |
Ronnie
Foster “Love
Satellite” (LP) |
Bob
Mintzer “Source”
(LP) |
GRPからのデビュー盤やヒップホップ系アイテムとして人気の「ファンキー・ビート」はリイシューされてるが85年のこれは結構長期間放置プレイ?ドラムの音などが「80年代」してるけど、彼の作品では一番カッコいい??歌入りのブラコンとハンコックの「ロック・イット」の影響下?みたいなインストの2本立て。「ドン・シャリ」な機械的サウンドの中、極めて印象的に登場するファンキーでクールなピアノソロはゾクっとくるほどカッコいい。M.ミラーとL.ホワイトの制作で、この音が、「ジャマイカ・ボーイズ」へと進化してゆく。 |
Q.ジョーンズ、M.ジャクソン、N.M.ウォルデン、E.クラプトン・・・超大物たちから真っ先にお声がかかるKB奏者の初リーダー作。少し前にCD化されたんで、これは在庫があれば入手可能?。KB奏者のソロ作というよりも自身の歌入りのAORというかフュージョンっぽいポップブラコンという雰囲気。曲の合間に印象的にフィーチャーされるピアノなどのセンスの良いソロはやっぱりカッコいい。AORにアレンジされたスタンダード「ガール・トーク」にはナベサダがアルトソロで登場は謎??81年作。 |
70年代のS.ワンダーやG.ベンソンのバンドで活躍したKB奏者/プロデューサー。70年代初期のオルガン奏者時代のBN盤はリイシューされたけど、78年の本作周辺は相変らずシカト状態。フォスター自身の歌によるヴォーカルものと、ポップなインストフュージョンが混在。S.ワンダーも1曲インストものでタイコを叩く。ベンソンの「Living Inside Your Love」収録の「Nassau Day」のオリジナル版あり。A.ジョンソン(b)H.メイスンL.チャンスラー(ds)J.ピータース(key)らも参加。 |
ジャコパスのバンド在籍時に作った82年の2nd.。全曲自身の作編曲ながら、制作の中村照夫好みなフュージョン(ミンツァー自身の歌モノも1曲!?ヘタウマだけど渋い声で悪く無い??)とミンツァーらしいコンテンポラリージャズモノが混在してるのは80年代初期という時代からか?ジャコが自らのバンドでも演ってる「Mr.Fone
Bone」のオリジナル版も入ってるが、これは残念ながらジャコのベースではなくT.バーニー。ジャコは2曲参加、演奏はまぁまぁ。故グローニックのピアノとテナーによるバラードの小曲もよい。 |
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David
Spinozza “Here’s
That Rainy Day” (LP) |
Barry
Finnerty “New
York City” (LP) |
Homi & Jarvis “Friend
Of A Friend”(LP) |
Bobby
Broom “Clean
Sweep” (LP) |
NYの激渋ギター職人の2nd。タイトル曲を初めビートルズの「Here There And Everywhere」M.フランクスの「アントニオの唄」「枯葉」「My Funny Valentine」などカヴァー曲が多く、アレンジもシンプルなフュージョン仕立てなので、一歩間違えば「スーパーの店内放送」?しかし、滋味溢れるスピノザのギターや全編にわたり渋くうねるリズムを刻むA.ジャクソン=S.フェローネなど、美味しい聴き所多し。3曲目の女性の唄入りの都会的なAORナンバーでの「タメ」の効いたスピノザのバッキング&ソロがたまらない。 |
70年代後半〜80年代初めまでは、ブレッカーズ〜クルセイダース〜マイルスと有名バンドを渡り歩くも、マイルスとクルの2択を迫られた際、クルを選んで結果的に貧乏クジを引いたギタリストの82年作。ブレッカー兄弟、W.リー、V.カリウタ、M.グレイなどが参加。N.Y?の街のSEをイントロに挿入したブレッカー兄弟大活躍なタイトル曲などはまずまずだが、全体的には印象薄。自身の歌やKBも駆使したポップ作にしたかったようだが、残念ながらそっちの才能は・・・。ギターソロはカッコいいだけに中途半端な音が残念。 |
1985年、ディヴ・グルーシンがその才能にほれ込んで自らプロデュース、当時自己のレコード会社だったGRPからデビューさせたヴォーカルデュオの1st.グルーシンの「Night Lines」と同じようなアプローチによるサウンドで、バックにはM.ミラー、D.サンボーン、J.ベック、L.リトナー、T.シールマンスなど豪華な面子が参加。1曲目の「I‘m In Love Again」はソフト&メロウなAORの名曲。他の曲は残念ながら凡庸で印象薄。すべての曲のドラムが打ち込みで生楽器が豪華な割りに音がチープ。男性の歌がいまいちなのと曲の凡庸さが災いしてか?ほとんど売れずコレっきり。 |
後にロリンズ、ナベサダ、マイルスなどのトップミュージシャンのバンドに参加することになるベンソンフォロワーなGの1981年のデビュー盤。グルーシン=ローゼンが直接プロデュースしたアリスタGRPの「裏名盤」的存在ながら、未CD化。若き日のM.ミラー、B.ライト、O.ハキムなどが参加。スムースでややソウルっぽいフュージョンはなかなか気持ちいい。器用に歌やスキャット&ギターユニゾンをこなすも、ますます、そのキャラがベンソンとかぶりフュージョン路線は封印、純ジャズ路線へ。本作ラストのブルーム=ミラー=ハキムのトリオの「コン・アルマ」でその片鱗も。 |
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Harvie Swartz “Urban
Earth” (LP) |
Bernaby Finch “Digital
Madness” (LP) |
Roland
Bautista “The
Heat Of The Wind” (LP) |
John
Klemmer “Hush”
(LP) |
アグレッシブなNYのジャズを発表し続けていた「グラマビジョン」からの85年作。何と言っても本作の肝は、7曲中(1曲はシュワルツのコントラバスソロ)3曲も参加したD.サンボーン。当時、ファンクフュージョン路線のサンボーンがアコースティックジャズを演ったということで話題になった。ま、ジャズといってものバリバリの4ビートというよりも、フォーキーなアコースティック・フュージョンな雰囲気。サックスの「鳴り」を重視した丁寧な演奏は、後の「アナザーハンド」や近年の演奏と似た風合い。他にM.スターン、B.ミンツァー、V.ルイスら参加。地味だけど、中身の濃いいいサウンドなのに、リイシューされないのは残念。 |
リトナーバンドのレギュラーKB奏者と知られるフィンチの86年作。リリースは今は亡き「ベイクドポテト」レーベル。KBのリーダー作でタイトルを聞けば、打ち込みっぽそう?だが、全く逆。V.カリウタ、N.ステューベンハウス、P.ケリー、D.ボロフらを従えた生リズムに、フィンチが参加したバンドのボスであるリトナー(2曲)とG.ベンソン(1曲)がゲスト参加して軽快でシャープなLAフュージョンを聴かせる好盤。ロック色が強くドラマティックな展開の2曲目ではカリウタのパワフルなドラムソロまでフィーチャー!フィンチのKBやPもD.ベノワをドライにした感じでセンスよく気持ちよし。LAフュージョンファンへの直球。 |
EW&Fやクルセイダースのサポートとして知られるG奏者の78年作。本作は、元クルセイダースのW.ヘンダーソンが制作しているが、バティスタが参加した当時はすでにグループを離れており、クルとしての共演は無かったはず。当時のディスコ的なヴォーカルものと、サンタナを淡白にしたみたいな?ギターやアコギのインストものの2本立て。B面1曲目のボビー・ライルのKBやN.フィリップスのアレンビックによるベースソロがフィーチャーされたジャズフュージョン曲はまずまずだが、特にディスコ的なものは、今聴くと正直「サムい」・・・。EW&Fでもクルでもリズムギターが専門だったが、そっちのほうがリーダー作を作るよりも適任かも。 |
元は強面トレーン派のテナーマン。70年代半ば、突如、ソフト&メロウ路線に転向し人気者に。その路線で81年に発表した作品。L.カールトン、R.リトナー、A.ラボリエル、R.フェランテなどが参加。ムーディーでけだるい雰囲気なトラックでスタートすることからも想像つく通り、アルバム全体もそんなムードで、B級サスペンスドラマのBGM?な印象。そんな中、軽めのAORといった感じの歌モノがイイ。また、カールトンの渋〜いソロも数曲で聴けるがリトナーはリズムのみ。歌やコーラスなどを積極的に取り入れたポップなサウンドは、今の「スムースジャズ」を先取りしたような感じも。しかしその後は、酒かドラッグのため隠居状態。 |
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Passage “Passage”
(LP) |
Ernie
Watts “Sanctuary”
(LP) |
Montreux Summit Vol.2 (2LP) 祝CD化! (Vol.1) |
Chris
Hunter “Chris
Hunter”(LP) |
ジャケ写の一番手前のオッさんは「サンダーサム」ことルイス・ジョンソン??そうです。ブラジョン人気に陰りが出だした81年にルイスが中心となってKBと女性ヴォーカルの3人で結成したバンドというかユニット。ルイスと組むドラムには、JRロビンソンやR.ローソンが参加。音の方はと言えば、ブラジョンのような「ド・ファンク」ではなく、爽やかなAOR系ともいうべきもの。とはいえ、曲の随所にルイスの「ズビズビ」なチョッパーベースのバッキングや少しのソロもフィーチャー。それにしても妙に健康的で爽やかな音?と思ってライナーを見ると、全曲「ジーザス・クライスト」「アーメン」な歌詞の連続。そうなんです、CCM=コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックだったんですね、これは。しかし、ルイスのファンとしては貴重なリーダー作として外せない1枚。 |
86年発表のクエストレーベルでのラストアルバム。前作「ミュージカン」同様、ドン・グルーシンとのコラボによるポップ・フュージョン。ゴスペル風、フィル・ペリーの歌入りAOR、リトナーとのフュージョンスタイル、映画音楽風バラード・・・ワッツのクエスト時代を象徴するような「幕の内弁当」な作風。シンセやエフェクト過多なドラム、キーボードのベースなどが多用されてるため、今の耳で聴くとやや古臭い印象もあり。ドン・グルーシンの近作ライブ盤で演奏されてた「She Feels Good」は本作での録音が最初。リトナー、カルロス・リオス(g)エイブ・ラボリエル、ネイザン・イースト(b)ジョン・ロビンソン、アレックス・アクーニャ(ds)ら参加。 |
77年当時にコロンビアレコード在籍のジャズメンを中心に構成された「CBSオールスターズ」によるモントルージャズフェスの実況録音盤。仕切り役は、ボブ・ジェイムス。G.デューク、B.コブハム、E.ゲイル、A.ジョンソン、S.カーン、H.ロウズらフュージョン勢と、D.ゴードン、B.ゴルソン、S.ゲッツ、W.ショウらメインストリーム勢の2つのセッション。最大の聴き所はズバリ、LPの片面全部を使った約15分のジェイムスのフュージョンヒット「ナイト・クロウラー」に参加してるスタン・ゲッツ。ジェイムスやヒューバート・ロウズ、ボビー・ハンフリー、ゲイルらとともソロスペースをもらってるゲッツだが、慣れない16ビートに跳ねるリズムなんで、とにかく、吹き辛そうで、のたうち回ってる。そこがなんというか「ゲテモノ」的感覚で結構面白い。Vol.1は英国で一度だけCD化されたようだが、本作は未だCD化されず。 |
ギル・エヴァンスの「引き」で渡米し人気プレーヤーになった英国人アルト奏者のファーストメジャー作(通算では2作目)のアトランティック盤。1986年、NJのヴァンゲルダースタジオでの録音で、技師はもちろん、オーナーのルディ・ヴァンゲルダー。またプロデュースは、CTIでお馴染みのドン・セべスキーというパッケージングからも、80年代の作品ながら、70年代のCTI的な雰囲気がうかがえる。ただ、CTIのような大仰な弦などの演出はなく、スティーヴ・ジョーダン(ds)=アンソニー・ジャクソンもしくはダリル・ジョーンズ(b)=リチャード・ティー(p)=ハイラム・ブーロック(g)というソリッドなりズムをバックにした骨太なR&BライクなNYフュージョン。サンボーンに大きな影響を受けたハンターのアルトも、70年代初期〜中期の吹きまくり時代のサンボーンみたいで気持ちいい。リチャード・ティーがバックにソロに大活躍! |
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