音質の評価について
Bootlegを評価する際,その音質評価は避けて通れないでしょう.が,その評価は意外と難しいと感じます.とくに70年代はじめ頃までの古い録音のものは,間違いなく音質は悪いですから.しかしながら,物理的な音質と個人が感じる音の良し悪しは微妙にずれています.わたしの場合,たとえば,「Mars」はけっこうひどい音質でも良い評価をします,否,音質の悪さも魅力のひとつと感じています.一方,「I
talk to the wind」「In the court of the Crimson King」などは音質の良し悪しがかなり気になり,これらの曲を中心に聴くと辛い評価をしがちです.そこで,Bootlegを物色するような方々は当然聞いているであろうofficial盤に対するわたしの評価を併記することで,そのへんの「ズレ・偏り」を理解していただこうと思います.
ランク | 音質 | official盤の作品例 |
A |
良い |
「Night
Watch」 |
B1 |
悪い |
「epitaph
vol.1-4」 |
B2 |
悪い |
「Collector's Box vol. 1〜live at marquee
club」 一般的なファンが手にするレベルではないが, マニアな君なら大丈夫(笑) 「earthbound」はB1−orB2+か.求む早期CD化. |
C1 |
劣悪 |
さすがに市販品ではこのレベルはなし. |
C2 |
劣悪 |
市販品はおろか,Bootlegでもひどいレベル. |