1. SHE CAUGHT THE KATY 2. PETER GUNN THEME
3. GIMME SOME LOVIN' 4. SHAKE YOUR TAILFEATHER
5. EVERYBODY NEEDS SOMEBODY TO LOVE
6. THE OLD LANDMARK 7. THINK
8. THEME FROM RAWHIDE 9. MINNIE THE MOOCHER
10. SWEET HOME CHICAGO 11. JAILHOUSE ROCK
本当は１作目のこちらを先にレビューすべきでしょうが，映画のレビューでなく，お気に入りのＣＤという点からみると順番が変わってしまいました．こちらも「BB２０００」同様，ジェームズ・ブラウン，レイ・チャールズをはじめ豪華なゲストが目白押し．ただし，音質面では「２０００」にはるかに及ばないので，O.S.T.としての評価はやや低くなります．近年紙ジャケ・HDCD版が発売されましたが，HDCDデコーダのないCDプレーヤーで聴く限りは，普通のＣＤである「２０００」のほうがずっといいですね．
主演のジョン・ベルーシとダン・エイクロイドは本当にブルースが好きなようで，映画を撮る前からBlues Brothers Band を組み，ライブ盤でデビューしています．このO.S.T.はバンドの２ｎｄアルバムということになります．ブルースには詳しくないんですが，デビュー盤の演奏自体はまあ普通ではないでしょうか．しかしフロントメンの二人が本職のミュージシャンでないことを考慮すれば上出来かもしれません．
O.S.T.はメンバーも強力，選曲もバラエティーに富み，とても楽しいアルバムに仕上がっています．しかし，「Blues Brothers」はやはり映像といっしょに楽しんでこそ！
とくにこのO.S.T.には収録されていませんが，「I can't turn you loose」をバックに繰り広げられるカーチェイスは天下一品．スピード感，カメラワークｅｔｃ．すべてが一体となり，子供のようにワクワクさせられます．まさに映画史上に残るカーチェイス．
あとプログレがらみで面白いのは「２．Peter Gunn Theme」．ＥＬＰも演っているのでプログレ・ファンにも若干馴染みがあるかも．本編の映画では，この曲をＢＧＭにキャリー・フィッシャー（スター・ウォーズのレイア姫）がバズーカ砲をぶっ放します．なかなか笑える場面です．
まだ映画を見たことがない人はぜひ見てください．絶対お奨め．