2002年9月。昭和5年より高松の子供達を楽しませてくれた栗林動物園が閉園を迎えます。
財団法人として個人で運営していた動物園なのですが、遂に、その歴史に終止符の時がやってきてしまいました。
突然、入ってきた情報にビックリ!
私の思いでの多い動物園。栗林動物園に遊びに行ってきました。
栗林動物園。狭い敷地に多くの動物が生活をし、鳴き声の煩さと、臭いの凄さが問題ともなっている動物園なんですよね。
でも、この鳴き声が、この臭いが、私の中の動物園であり、今日も、この動物園の臭いが私を出迎えてくれました。
入場券を購入し、一歩中へはいると、鼻を突く動物の臭いで、なんだかドキドキした気持ちになっていました。目の前には、小屋に繋がれたお猿さんが愛嬌ある姿で早速出迎えてくれ、これが私の動物園!
なんだか、懐かしい思いと一緒に、あの頃に戻ったような思いになっていました。
動物たちが増えたこともあり、多少の整備はあるようでしたが、その姿は、当時そのままで、まるで、そこだけ時間が止まっていたかのようにさえ感じられ、忘れかけていた思いを目覚ましてくれそうにさえ感じられ、あの頃のように、一つ一つの動物達と楽しんじゃっていました(^_^)
でも・・・あの頃は、走り回って見ていた園内。久しぶりに訪れ・・・こんなにも狭かったかな?と、ちょっと唖然とした気持にもなり、なんだか別の場所のようにさえも感じられていました。
狭い檻に入れられ可哀想。そんな意見の多かった動物園なのですが、私は、その狭さが結え、目の前で見る、象に、その大きさを知り、ライオン、トラに、その迫力を知ったような気がします。 |
とっても強い印象の残っているところで、シロクマさんのお家・・・だったところです。 いつ行っても、真ん中をうろうろと行ったり来たりばかりしていたシロクマさん。 今は、空っぽになっていたけど、じっと見ていると、私の中で、当時のシロクマさんが、今日も、行ったり来たりして、私に愛らしい姿を見せてくれていました(^_^) |
でも、私の一番の思いではここ!園内にあるプールなんです(^^
近くに従兄弟がいたこともあり、私の夏の定番!ここで泳ぎ遊ぶのが、私の夏休みだったんですよね(^_^)
手前には小さなプールがあり、奥には深く大きなプール。
今は、無くなってしまっていましたが、一番奥には、大きな滑り台があり、順番にドボ〜ン!ドボ〜ン!って飛び込み・・・これが一番のお楽しみo(^_^)o
今のウォータースライダーのように監視員なんていず、並んでいる次の子が安全を確認し「いけ〜!」なんて合図で、ドボ〜ンって飛び込むんです。ちょっと引っ込み思案だった私は、この役を従兄弟がやってくれ私の番。従兄弟の「いけー!」の合図で・・・足が竦み、良く、後から押し出されちゃってたんですよね(^^;
でも、一度楽しさを知ったら、終わることなく・・・何度も、何度も飛び込み楽しんじゃって・・・
疲れたら、おやつを持ってお猿さん。横にある猿山でお猿さんを見ながら休憩なんてしちゃっていました(^^
今は、使われなくなったプールだったのですが、この一角は、当時そのままの姿であり、なんだか懐かしく、嬉しく感じられ、30年たった今日、気がつけば、またあの日のように、プールと猿山の往復をしちゃっていました(^^;
狭く小さな動物園なのですが、「なまけもの」の繁殖にかけては凄く、その記録は、ギネスブックにも載っているほどなんですよ。 なんてったって、ここの園長さんは、凄い動物好き〜 TV等に出てきても、動物の話となると、顔が変わり、まるで子供が、そのまま成長したような雰囲気になり、とても親しみ深い感じの人なんですよね。 この園長さんにとっては、きっと、この動物たち皆が家族なんでしょうね。 そんな園長さんに育てられたからかな? |
お〜い!もっと遊びましょ(^_^) |
はは・・・ここは、八虫舎・・・ ニシキヘビさん達が住んでいるお家なんですよね・・・ ここへ入ったのは、始めて行ったときの一度きり。中へ入ると、大きな大きなニシキヘビさんが蜷局を巻いてお出迎え!蛇嫌いの私は、一目散に逃げ出し・・・ それ以来、ここは恐怖の館と化してしまった所なんです。 久しぶりに行けば、ここも当時のそのまま。 入り口まで行き・・・今回も、とうとう、入ることは出来ませんでした(^^; |
そして、これは人間の・・・ 中は空っぽで・・・ただいま逃走中σ(^-^) じゃないんだよ! |
名称、栗林公園の片隅にある、小さな小さな動物園で、一番の最盛期は、昭和47年頃のようで、この時期に、動物園を楽しむ年齢だった私にとっては、この小さな動物園が、とても大きなものにさえ感じられていました。
遠足で何度も訪れ、個人的にも、何度も楽しみ・・・
最近では、大きな凄い動物園が、たくさん出来ていますが、私にとっては、この小さな小さな動物園が、これからも、一番親しみ深く、大きな動物園であり続けるのでしょうね?
ここの動物たち、これから受け入れ先を探し、引っ越しが始まるようです。
もし、あなたの地域に行ったときは、遊びに行ってあげてくださいね(^_^)
沢山の思い出と、いっぱいの楽しい時間を今までありがとう!
栗林動物園は、これからも、私の動物園として、いつまでも残っていくことでしょう。