トイレ

身障者用トイレブースは二カ所作りました。写っているのは高齢者対応のTOTO簡易昇降便座(ウオシュレット付き)で、手元のスイッチで便座が持ち上がり立ち上がりをサポートします。またペーパーの斜め下に非常呼び出しボタンがついており赤い玉のついた紐を引っ張っても報知器が作動します。なかなか軽い扉が見つからず、ビルでよく見かける3枚スライドの扉にしました。とにかく開口部は既製の扉では50ミリという寸法差で使えないので断念しましたが、既製品の寸法さえもう少しあればどんなにか助かるのに・・利用者やお値段の方も・・・(苦笑)洗面台は車椅子の方でも利用できるように少し高くし、自動水栓器を付け蛇口をひねらなくても良いようにしました。トイレブースのプランニングに際しては、メーカーからもカタログが出ており大変参考になりました。実際面での使用に際しては便器を斜めに付けた方が車椅子からアプローチ(移乗)がより容易になることもアドバイス頂きました。とにかく、お寺にお参りするのにも排泄という大事な場所がバリアフリー化されていないと、安心して外出出来ないという声もありましたので、トイレに関しては特に気を使い何度か設計変更もしました。

男子用小便器です。ちょっと便器の形状に凝ってしまったので手すりを探すのに苦労しました。(苦笑)商品が少ないので、なかなか思うようなモノに出会うまで苦労します>福祉機器。まだまだ需要がすくないのか?と思ってしまうほど商品は少ないしデザインも無骨なものが多いですね。もっとも機能重視は最優先なのですが、冷たい金属のむき出しは冬の時期には触るのに勇気がいります。だんだんと普及すれば違って来るでしょう。期待しています。>メーカーさん。それから他の設備として、感知フラッシュバルブと非常呼び出しボタン(左上にあるのですが写っていない・・)をつけました。
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