第二回キノコナイト

    ダメ人間チャンピオンカーニバルat河口湖


 こんにちは。みなさんお元気ですか。99.9/18に開催されたダメ人間界のリオのカーニバル、第二回キノコナイトに行ってきましたよ。っつーか僕が開催しました。一応、結果を報告します。

 当日はあいにくの雨模様。おまけにドタキャン続出。ただでさえ無いやる気が月夜の金玉のようにしぼんでしまいましたが、今さら後戻りはできねーぜ俺達というわけなので、中央高速を飛ばして一路河口湖へ。みんな約束は守ろう。

 pm7:00集合だったんですが、pm6:00の時点で僕入れて3人しかいませんでした。どーしよう。せっかく会場の貸しロッジは広くてきれいでサイコーなのに。最悪ヤロー3人でヤケキノコか。まーそれもまた人生なんて思ってたんですが、ボツボツ集まってくれて何とか総勢10名になりました。でも全部野郎。全日本選抜を勝ち抜いてきたエリートダメ人間ども。

 今回も特製チゲ鍋を作りました。味はちょっとイマイチ。でもキノコ入れて食うだけだしいいか。で、みなさんにキノコを配給しました。サイヤ0.5gです。

幸せ人間たち

 

 あーそうそう、おあつらえ向きというか何というかロッジの玄関にキノコ生えてたんですよ。それも一本食ったら確実に死ぬという猛毒のドクツルタケ。僕は親切なので、あれ食ったら死ぬよと教えてあげました。言っとかないと食いかねない勢いでしたから。写真撮っときゃよかったなー。

       そしてキノコ刑事登場の巻

 毎度のことですがDJなんて気のきいた人はいないです。音は普段店で使ってるコンポひっぺがして持ってきました。あと、僕ん家で使ってるビデオプロジェクターも。そろそろ効いてきたかなーという頃合を見計らって、照明を落としてプロジェクターかけて、音もデカくしました。プロジェクターでは、ディズニーの「ファンタジア」かけてたんですが、アレはどー考えてもシラフで作ってないです。ウォルトディズニーはハードドラッグジャンキーだったという有名な説がありますが、やっぱそうなんでしょうかね。「ファンタジア」の音は消してトランス流してたんですが、もー映像と音が合う合う。単なる気のせいかなー。当然、僕はニヤニヤしながらぶっ倒れてるだけなんで、会の進行に気を使ったりする訳がないんですが、せめて音だけは、誰か仕切る人がいた方がいいと思いましたよ。もう、みんなワガママだからちょっと音が気に食わないとすぐCD変えちゃう。そんで、ボタンの押し方なんてわかんなくなっちゃってますから、しっちゃかめっちゃか。お前は何をしたいんだと聞きたい。聞いたところで本人も何がしたいのかわかんないんでしょうけど。

 小一時間も経ってそろそろかなりイイ感じになってきた頃でしょうか。窓際にスキンヘッドの大男が佇んでいます。菩薩フェイスのナイスガイ、テル君じゃないですか。彼は丁度張り込み中の刑事の様に、カーテンの隙間から外をうかがっていました。必死に笑いをこらえながら。最初はみんな気にかけてなかったんですが、あまりにも楽しそうなんで、何が見えるのかスンゲー気になってきました。「ねえ、何が見えるの?」テル君は「か、か、河口湖ォォォォオオオオ」と叫んで大爆笑。あまりの笑いっぷりにみんなでテル君の場所から外を見てみると、森の隙間から遠くにぼんやり河口湖が見えるのみ。さすがに僕らもそれ見て爆笑するほどクルクルパーになってなかったです。でも少しうらやましかったなチクショウ。テル君はキノコ刑事と命名され、張り込みの続行を指示されました。僕らは元の位置に戻りましたが、テル君はずっと張り込みを続けてました。多分死ぬまで。


張り込み終わってほっと一息。ステキな笑顔。

 テル君のバカっぷりを見せつけられて、みんな悔しくなったらしく、「ちょっとお代わりいっとく?」という意見がどこからともなく。もちろん異存はないです。そうこなくっちゃダメ人間ども。みんなで気持ち一口分ずつくらいブースター注入しました。そしたら一気に調子良くなっちゃってもーみんなノリノリ。ノリノリっつってもノリノリでぶっ倒れてるだけなんですが。そんなこんなでさらに1時間くらい経ったころ、キングさんがみんなで露天風呂へ行こうと言い出しました。僕は瞳孔バリバリ全開のコアラみたいな真っ黒オメメで外へ出るのは乗り気じゃなかったんですが、キングさんが、「泥酔しての入浴はお断りって書いてあったけど、キノコ食っての入浴はお断りって書いてなかったぞ!!」と強硬に主張するのであきらめて行くことにしました。ぶっ倒れてんのもそろそろ飽きてましたしね。そーいう訳で、張り込み続行中のキノコ刑事は放っておいて、みんなで施設内の露天風呂へ向かいました。

 露天風呂は河口湖が正面に見える絶好のロケーションで、朝ならもう最高でしょうね。夜は夜で靄がかかっててかなりイイ感じだったんですが。で、毎度毎度思いますけど、キノコ温泉ってホントいいですよ。つかったら最後、もう出られませんね。ゴツイ男の集団がウツロな目で湯にひたすらつかってる光景は相当異様だったと思うんですが、まーそれはそれ。しばらくすると、別の野郎の集団がなだれこんできまして、完全に全裸野郎のパラダイス。彼らはノゾキをたしなむ集団らしく、「いやー、今、女風呂入ってるの自分らの連れなんっすよ。一緒に覗きません?」と誘われましたが、問題起こしたくないんで丁重にお断りしました。修学旅行で女風呂のぞいたの思い出したなー。

 露天風呂は大ノゾキ大会になってしまい、いたたまれなくなって内風呂に行くと、見覚えのある大男がガラス窓にビッチリ張りついているじゃないですか。キノコ刑事です。いつの間に張り込み場所を男風呂に変更?そんな僕の驚きも知らず、心底嬉しそうな声で「てっててて店長!!こっから女風呂見えますよぉぉぉぉぉおおお」と絶叫。僕は優しいので、露天風呂は大ノゾキ大会になってることを教えてあげました。刑事がノゾキをしていいのか?キノコ刑事!!

 僕らはいい加減のぼせてきたので出る事にしたんですが、キノコ刑事はノゾキチームにすっかり溶け込んでました。後から聞いたところによると、溶け込んでたというよりも、誰が連れなんだか全く区別がつかない状態で、楽しくて仕方なかったみたい。唯一、キングさんだけは周りが大騒ぎしてる中、ひとりで風呂につかり続けてたんですが、目の前に虹色の幾何学模様が果てしなく広がって、あまりの綺麗さに動けなかったということです。どっちもイイなー。

 部屋に戻ると何となく眠くなってきたので、僕は階下で床に寝そべり、音楽聞きながらいつのまにか寝てました。目を覚ますともう朝で、大広間ではみなさん死んだように眠る中、大音響のトランスと、砂嵐を映すプロジェクターが祭りの後って感じでしんみり。みなさんは明け方まで、人生、キノコ、気功についてディープに語り合ってた模様。

 チェックアウトが10時なんで、その前にみんなで後片付けして、残り物のお菓子とか分けて無事解散。最初はどーなるかと思いましたが、無事終了したし、結構楽しかったし、まーいいかな。でもボンベイ的には大赤字です。だって帰りの交通費も無いなんつー奴がザラなんですから。俺はお前らのお父さんじゃないぞ。

特製キノコキングTシャツ

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