記事タイトル:Convention of Thorns 


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お名前: GSOK   
訂正及び追記
もしかすると月を間違えていたかも・・(汗)
今のところ現物が手元にないので確かめられませんが。
8月ではなく10月でしょう。

Haceldema:Aceldamaはエルサレムの南にある三つの
谷の集まるところで、ここにユダは銀貨三十枚で買った畑に
埋葬されたそうです。(彼は後悔して首を吊りましたが、
彼が金を返そうとしたパリサイ人たちは「呪われた金だ。」
といって受け取ろうとせずに、彼をここに埋めたそうです。)
「彼は生まれてこなかったほうが良かったのだ。」
[2001年4月11日 16時29分59秒]

お名前: GSOK   
ソーンズ協定

         

 ユリウス暦1493年8月、イングランド、シルチェスター、
    茨の冠の村にてミトラス公子の認可の元、聖冠修道院にて調印された。



当時、聖冠修道院はサウザンプトンの公子であるサミュエル神父が管理していた。
イングランドはロンドンのミトラス公子が支配しており、(かつてロビン・リー
ランドやパトリシア・ボリングブローク達ブルーハー勢と王権(ジョン欠地王と
リチャード獅子心王)をめぐって争いあったが、この頃はトレメール族の進出に
危機感を募らせていたらしい。)この協定の召集は彼の認可の元に行われた。
心やさしいサミュエル神父はこの協定によって長く続いたアナーク大反乱に
終止符を打つことが出来ると意気ごんでいた。

叛徒勢は異端審問会と長老たちの両面作戦についに窮し、彼らを援助していた
アッサム教団も、「同族喰らい」たちの前に団結した他氏族に本拠地アラムート
を押さえられて協定の席を持たざるを得なくなった。ツィミィーシとアッサム
教団、両者の屈服によって最も利益を得ることになるトレメールがもっとも熱心
にこの協定を歓迎していた。 

  

  重要証人

 タイラー嬢Tyler
 (ロビン・フッドRobin Hood(リーランドLeeland)の子。本名、
ボリングブロークのパトリシアPatricia of Bollingbroke、ブルーハー。
叛徒の首魁。)

 大ハルデシュタット卿Hardestadt Elder
(カマリリャの立役者、ヴェントルー。タイラーの襲撃で死んだと
思われていたが?)

 ラファエル・ド・コラゾン卿Rafael de Corazon
(仮面舞踏会の掟について弁説。美貌の「気取り屋」トレアドール)

 ミカ・ヴィコス卿Myca Vykos
(調印拒否の首魁。ツィミィーシ。交渉決裂後、サスカSaschaと改名。)

 デュルガ・シン嬢Durga Syn
(カマリリャ、サバト双方を非難。ラヴノス)

 ゼリオス卿Zelios
(建築家にして悪魔クパーラをトランシルヴァニアの結界内に封印した。
ノスフェラトゥ) 
 
 カリフ・アル・ヌマイル卿Kalif Al Numail
(ソーンズに現れたアサマイトの代表。彼はトレメールの呪いを拒否して
サバトに加わるほうを選んだ。アサマイト)
   
 ファンチオン夫人Mistress Fanchon
(トレメールの代表。調印が終わり次第アッサム教団の「同族喰らい禁止
の儀式」に取りかかる。トレメール)

 (傍観者:マルシュアスMaltheas)
(最強のアンコニュの一人。ヴェントルー)

8月18日
 エレオノール・ド・ヴァロア(ブルーハー)が開幕を告げる。対アサマイト
儀式の処置とジャスティカーと内陣の設置の提唱。

8月19日
 ミカ・ヴィコスの演説。彼は最初から協定を邪魔するために来た。それに対
する大ハルデシュタットの反論。我々はもうすでに叛徒を討ち負かしていると恫喝。

8月20日
 アサマイト代表、フサイン・アル・ファティンの弁論。トレメール一党の口舌
とツィミィーシ達の応酬。突然、叛徒の代表、タイラーが新式の拳銃を二丁
抜いて宿敵ハルデシュタットに発砲。彼女は遁走し、拳銃の威力が知られていない
ためにいったん議場は静まり返るも、ハルデシュタットは起き上がって
論議は再開される。

8月21日
 マルカヴィアンのウンマダUnmada僧正がカマリリャ樹立に賛意を表する。
(しかし彼の子であるヴァサンタセーナVasantasenaはサバトに参加した。)
ラファエル・ド・コラゾンは「仮面舞踏会の掟」の重要さについて流暢に演説し、
長老たちすら彼の言葉に聞き入った。トレメールのエトリウスはアサマイトの
儀式の準備がほぼ完成していると告げる。

8月22日
 デュルガ・シンの演説。カマリリャ、サバト両方を論難。もし今人間
たちを騙せば、将来人間は騙されてきたことに怒りを爆発させるだろう。
自分の子供たちでさえ支配できない者が何を支配できるというのか。デュ
ルガは人間達から離れることを勧めるが、ほとんど誰も聞かなかった。

8月23日
 条文が読み上げられ、調印がなされる。対アサマイト儀式の完成。 
 


8月24日(結末)
 弱腰の叛徒達と新生カマリリャへのジェスチャーとして、ミカ・ヴィコス
がシルチェスターの焼き討ちを先導。完全に仮面舞踏会の掟を無視した血族
の一団、後のサバトの中核が非人間的な姿を現して攻撃、そして逃走。カマリ
リャは察知するも反応が遅く、シルチェスターは完全に破壊、人間は皆殺しに
され、カマリリャの行方に暗雲を投げかけた。

サミュエル神父は自分のもたらしたものに落胆して血族社会から完全に失跡。
マルシュアスももちろん違う理由でだろうがその後血族社会に姿を現すこと
はなかった。

  Transylvania Chronicle 2 Son of the Dragon: Haceldemaより
                  
                         Finis



                  
[2001年2月3日 20時47分54秒]

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