記事タイトル:MtA & Ars Magica 


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お名前: GSOK   
以下は「壁の掲示板」のMADCAP氏の記事を再録したもの。

The Magical Art
 投稿日 2000年5月12日(金)08時52分 投稿者 MADCAP [] 削除

例によって、どっか間違えてる可能性があります(爆)

年表:
1987年:Jonathan Tweet(注1)とMark Rein*Hagen(注2)を中心
としてLion RampantからArs Magicaが出版される。第二版まで出した後、
同社はWhite Wolf Magazineと合併(注3)
1991年:WWからVampire:the Masquerade第一版が出版される
1992年:WWからArs Magica第三版が出版される。世界観をよりダークに
したため、一部のファンからヒンシュクを買う(注4)
1993年:WWからMage:the Ascension第一版が出版される
1994年:Ars MagicaのライセンスがWizards of the Coastに移る。
すぐ後にJonathan TweetがWotCのRPG部門の担当となる
1995年:WotC「やっぱトレーディングカードの方が儲かるもんね〜」とArs 
Magica(と言うよりRPG部門)を見捨てる
1996年:Ars MagicaのライセンスがAtlas Gamesに移る。同年、Ars Magica
第四版が出版される
2000年:WWからMage:the Ascension改訂版が出版される。
世界観をよりダークにしたため、一部のファンからヒンシュクを買う

注1:他にも陰謀モノOver the EdgeやD&D第三版等に関わっているスゴイ人
注2:言うまでもなく、World of Darknessの生みの親
注3:これが現在のWhite Wolf Game Studioの原形
注4:その一方で新しいファンを開拓していったのも事実なようです

魔術の特徴:
Mage:9つのスフィラ(「現実」を構成する要素)を組み合わせる
Ars Magica:10の「様式(動物,水,風,人間,植物,火,幻影,
精神,地,魔力)」と5つの「技法(創造,知覚,変化,破壊,操作)」
から一つずつ組み合わせる(注5)

注5:ちなみに、新紀元社から1989年に出版された「魔術師の饗宴
(山北篤と怪兵隊著)」の巻末にある魔術の分類表は、これを参考に
したんじゃないかと思うくらい良く似てます

舞台の相違:
・Ars Magicaの舞台は十字軍の時代のヨーロッパが中心
(Mage:the Sorcerers Crusadeはルネサンス紀)となっていて、主役はOrder of Hermes・・・と言うより、他のTradition各派は存在しない
・Mageでは1201年にヴァンパイアとなったトレメア派とオーダーの
間で戦争が起き、100年以上続いた後に痛み分けとなるが、Ars Magica
では早期に発覚し中枢部が粛清されたのみで(注6)、
トレメア派はオーダーに残留している
・Ars MagicaにはもちろんOrder of Reasonは存在しないが、
第三版から「真の理性」という概念が加わり(注7)第四版に引き継がれている

注6:RPGマガジン1990年11月号の紹介を読む限り、
トレメア吸血鬼騒動は第二版では起きていないようです
注7:第二版までは、魔術、教会、妖精、地獄という四大勢力でした

参考HP:
http://www.cae.wisc.edu/~kasab/arm/ArM.html
http://www.trpg.net/user/raoul/
http://www.rpgjapan.com/kagami/
(「鏡の近況」3月16日及びArs Magicaリプレイ&紹介記事のレビュー)
[2001年2月3日 20時52分31秒]

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