To TERU the truth....

Rescued "Teru" Shiraki

僕の忘れたい記憶の話デス。(テル)

ダンボ-ル箱に入れられて、公園の駐車場に。
パパ、ママはどこ?
車が行ったり来たり、こわいこわい思い出。
誰かが、公園の中へ置いてくれた。
ぼくは誰、まだパピィだよ。おなかがすいたよ。
さむいよ。
なにするの、ぼくを箱ごと投げるなんて。いたいよ。
からかったり、いじめたり、やめてよー。
ぼくは、ずっとここにいるのかな。
あのひと、ぼくのママかな、でも4匹もお友達つれてる。
ごはんくれた、おいしいな。

なにかおちてきた。なんだろう。しろくてつめたくて。
まわりがみんなまっしろだ。
なんだかねむたくなってきた。
このまま目をとじて、じっとしていたら、ママにあえるかな。

去年の1月大雪が、降った日です。
公園の近くに住む愛犬家(命の恩人)のご夫妻が、
今晩ほっといたら、死んでしまう。と、真夜中に保護しにいくと
もうぐったりしていたそうです。
犬4匹、猫2匹を家の中で飼っていたので、
これ以上は無理と保護しかねていた、矢先の大雪だったそうです。
2ヶ月ぐらいだったそうです。似てるとは思ったけど、
まさかピュアのビアデットが捨てられるなんてとないと思ったそうですが。
そして5匹目としてかわいがってもらいました。友達に、
犬5匹猫2匹を家の中で飼ってる素敵な人がいると紹介されて、
なんだかその情景を見てみたくなって、遊びにいきました。
そして、テルにあったのです。
玄関に繋がれて、ワンワンと吠えました。(私が吠えられたのは、この時だけです。)
中に入り、他の犬と交えてみんなでおしゃべりしていると、
私のいすの後ろに乗りこんできたのがテルでした。
他に、人は何人もいたのにです。不思議にいとしくて、キュンと胸が痛みました。
テルは。5匹の最下位で、単頭飼いのほうが、いいので
今新しい飼い主を探してるといわれ、
まったくその気はなかったのに、ぐらっときて
家族会議を開きます、といって家にかえってきてしまった私でした。
なんだか、運命の出会いのような気がして。
そして9月7日、テルは、白木テルになったのです。

(白木記子さん=BDN・No.83)